2013年9月に実施したピースキャンプの参加者が書き残してくれた感想文を載せます。私たち日本人の多くにとって、日々の暮らしの中で宗教を意識する事はごく稀ではないでしょうか。しかし、インドネシアでは18歳になると、身分証明書(IDカード)に自分がどの宗教(6つの公認宗教の中から)を信仰するかを記載しなければなりません。これは正にアイデンティティーの問題です。

 

 

 

感想文はここから・・・

「異なる宗教の調和について」
 私たちはこのキャンプの中で、今回のキャンプの趣旨にもある、「宗教のボーダー」ということに対してのHarmony(調和)について、考える機会がたくさんありました。
 私たちが最も印象に残っているのは、ホームステイで訪れたタネン村やセロレージョ村でのディスカッションの時間のことです。私はタネン村に滞在したのですが、そのタネン村では、3つの宗教(キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教)の人たちがとても仲良く助け合って生活していました。私はそれが特にすごいことなのだという実感がほとんどないままタネン村を訪れたのですが、ホームステイ初日に、村の有力者の方々とお話しする機会をもった際に、お話を聞いて、それがとてもすごいことなのだということに気付きました。
 例えば、タネン村では、村の誰かが病気になったときには、宗教は関係なく、すぐに看病に駆けつけるそうです。また、異なる宗教の子どもたちが一緒に遊ぶことも、親はタブーを犯してしまわないかということが心配な気持ちはあるそうですが、村の人々を強く信頼しているからこそ、許すことができているとのことでした。宗教が違うということは、タネン村の人々にとっては、あまり関係がないことなのかなと感じました。宗教が違うということよりも、同じ村に住む仲間なのだという意識の方が勝るほど、村に住む人のことを信頼できているというのは、とても素敵なことだと思いました。
 よく考えてみると、ピースキャンプの仲間たちの中でも様々な宗教の人たちがいました。もっと言えば、日本人もいるし、インドネシア人もいるという状況です。それぞれ違った人たちがいる、そんな中でも仲良くなれたのは、やはり共同生活を行っていく中で、互いの大切にしていることを尊重していたからだと思います。自分とは違うのだと壁をつくってしまうのではなくて、互いのことを認めた上で、そのことに興味をもったり尊重したりすることで、本当に仲良くなるということができるのだと思いました。
                                  参加者K.I

 

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