プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました
皆様、ご支援いただきまことにありがとうございます。


3月26日にスタートした、ベヒシュタイン社製グランドピアノ修復のクラウドファンディングは、5月2日に目標の130万円に到達しました。これはひとえに、ご支援いただいた皆様のおかげでございます。改めて感謝申し上げます。


さて、今回のプロジェクトは、グランドピアノの修復を目的としているものの、修復したら終わりと言うことではなく、様々な形で運用し、この貴重なピアノを可能な限り最高の状態で後世に伝えていくため、今後の保守・調律等に係る費用も必要です。また、現状、ピアノを保管している環境は、必ずしもピアノにとってベストな環境という訳ではないため、ピアノを最高の状態で維持していくための環境整備も行いたいと考えており、目標を達成したから終わりというわけではありません。


100年伝わるこの稀少なピアノを大事に活用し、末永く後世に伝えていくためにも、
さらなるご支援を賜れば幸いに存じます。

 

あと8日程となりますが、引き続きよろしくお願いいたします。

 

(2018/5/10 追記)

 


 

太平洋戦争の戦災、進駐軍の接収、

GHQへの返還請求、講堂の火災…。

 

幾度の困難を乗り越え、約100年。
 

横浜国大の移ろいを見守り続けた稀代の名器
ベヒシュタイン社のE型のグランドピアノ。

本来の音色を取り戻すために、皆様のお力をお貸しください。

 

 

 

 

自己紹介

 

ページをご覧いただきましてありがとうございます。横浜国立大学 学長 長谷部勇一です。横浜国立大学は、明治9年に横浜師範学校として発足し、140年の歴史を持つ大学であり神奈川県唯一の国立大学として、横浜を拠点に「実践性」、「先進性」、「開放性」、「国際性」を基本理念に掲げ、21世紀における世界の学術研究と教育に重要な地歩を築くべく、日々努力を重ねております。

 

横浜国立大学 学長 長谷部勇一です


 

横浜国立大学に眠る、稀代の名器 ベヒシュタイン・E型のグランドピアノ

 

長い歴史を持つ本学には、大正時代に購入し、現在に伝わる、ドイツ・ベヒシュタイン社製のグランドピアノがございます。これは、1923~1924年頃にベルリンで製作された、ベヒシュタイン・E型というモデルで、1924年に購入したものです。

 

当時(大正末期~昭和初期)、東京音楽学校(現・東京芸大)と首相官邸にしかなかった希少な名器です。本学は、この名器を約100年の間、折りに触れて大事に大事にその音色を奏でてまいりました。

 

 

 

激動の時を過ごしたこのピアノはこの間、進駐軍による接収や火災など数奇な運命を辿って参りました。


このピアノは、1998年に、一度、卒業生の熱い思いを受けて大がかりな修理・調律を行っております。以降、大学内にある教育文化ホールに大切に記念保存・展示すると共に、その悠久の音色を鑑賞する機会を設けています。

 

しかしながら、その修理からも20年ほどの年月を経過し、都度調律はするものの、本来、このピアノが持つ音色を奏でることができなくなりました。そこで、前述の修理の際にご尽力いただいた専門業者に調査を依頼したところ、全ての部品を解体し、主要部品の交換や補修等を行う必要があることが判明しました。
 

 

国立大学に配分される「運営費交付金」の減少――。

 

近年、国立大学に配分される「運営費交付金」が減額され、本学においても大学として必要な最低限の教育・研究の為の資金を賄うことが精一杯な状況です。そのような状況下において、ピアノの修理・維持費の捻出には思慮せざるを得ない状況です。なんとか最低限の調律等を続け、後世につなげるべく努力をして参りましたが、今回のような大がかりな修理のための多額の費用を捻出することは非常に困難です。

 

しかし、縁あって本学に伝わり、守られてきた、この名器をこのまま廃れさせてしまうわけにはいきません。

 

そこで、この機会に、本学にこのような名器があることを広く皆様に知ってもらい、大学の取り組みを多くの方に認知していただきたく、今回、クラウドファンディングに挑戦するに至りました。

 

広く一般の方からも寄附を募り、皆様にも寄附者として本プロジェクトに参加してもらおうと考えています。悠久の音色の復活を目指すため、大学が一体となって本プロジェクトを始動させます。

 

 

 

横浜国立大学と100年もの間、数奇な運命を共にしてきたグランドピアノ

 

本学の教育文化ホールに保管しているベヒシュタインのグランドピアノは、1923~1924年頃にベルリンで制作されたベヒシュタイン社のE型というモデルであり、横浜国立大学の前身である横浜工業学校が開校してまもない、1924年に当時の鈴木達治校長が、学生の課外活動用に購入したものです。


このベヒシュタインは、当時、東京音楽学校(現・東京芸大)と首相官邸にしかなかった名器であり、戦時中、戦災は逃れたものの、終戦直後、進駐軍に接収されてしまいました。

その後、本学学生たちが必死に所在を調べて回ったところ、東京・丸の内の将校クラブで使われていることが判明、教授を通して連合国運総司令部(GHQ)に返還を求め、1947年、本学に返還されました。

 

しかし、翌年、今度は収納されていた講堂が火災に遭い、講堂は全焼したものの、学生達の必死の努力により無事に救出されるという数奇な運命を辿っています。

 

このような、様々な事象を乗り越え、本学に伝えられている稀少な名器を後世に残し、かけがえのない財産とすべく、悠久の音色を復活させたいのです。

 

■修理するグランドピアノの概要

名 称:ベヒシュタイン(BECHSTEIN)フルコンサート・グランドピアノE型

原籍地:ドイツ

生 年:1923~1924年頃

購入日:大正13年(1924年)11月15日

購入額:7,000円(当時)

 

 

 

 


 

■コラム:不思議なピアノの歴史(村上元教授より)

不思議なピアノ、それは横浜高等工業に関東大震災直後1924年に横浜高等工業の鈴木達治学長が学生の課外活動用に求めたもので、当時では、このような高価なものを購入することは考えも付かないことでした。ヨーロッパの著名なピアニストが、横浜の高等工業の講堂で演奏会を開いたこともありました。

 

また、1945年の終戦後はすぐ米軍が接収、後に保管された日比谷の将校クラブから、横浜国大の先輩たちが粘り強く米軍と交渉し、戦後、未だバラックだった講堂に持ち帰ることとなりました。その後、火災に見舞われるものの、近くの寮生達の活躍により焼失は免れました。しかし、その際に足が折れてしまい、その状態で国大グリークラブの練習などに使っておりました。

 

私は、昭和31年に国大に入りグリークラブに入り、その時、初めてこのピアノにめぐり逢いました。その後、気になりながらも、このピアノとは離れ私は1988年に国大教授に招かれ工学部の教授会会議室で、壊れたピアノに再会しました。教授会が終わり、先生たちが居なくなのるのを見計らい、ピアノのキーに触れてみました。音が出るのを確かめて研究室に帰り友人に電話をし、退官までに甦らせようと決心しました。

 

しかし工学部の備品であるピアノの修理は、簡単な仕事ではありませんでしたが、多くの関係者の協力により、1998年に修理が終わり、横浜みなとみらいの大ホールでグリークラブOB演奏会の時お披露目することができました。

 

今回、この不思議なピアノが奏でる本来の音色を多くの人々に届けることができればと思います。

 
 

コラム寄稿:村上元教授(本学・グリークラブOB)

前回、1998年に修理した際までの逸話より

 

 

ベヒシュタインのピアノを守る横浜国立大学が果たす役割


本学では、理念の一つとして「開放性」を掲げており、教育、研究、運営すべての面で社会に開かれた大学を目指しています。

 

横浜国立大学は広大なグローバル都市・横浜をフィールドに、未来のリーダーたちの育成に努めています。

 

 

このプロジェクトの実施により、本学にこのような貴重な財産があるということを、社会に知っていただきたいと考えております。単に重要な資産を大学内で活用するということだけではなく、開かれた大学として、地域社会にも活用の幅を広げ、横浜という先進的な地域と共にこれからも歩みを進めていきます。

 

購入当時横浜で1台しかなかった貴重なこのピアノを、地域の財産として未来に伝え、地域貢献の一環として運用していくためにも、皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 


 

 

最後に・・・

 

現状出来る限りの調査をした限りでは、修復は可能との専門業者の報告の元、現プロジェクトを実施しております。しかしながら、100年程前の非常に古いものと言うこともあり、分解したところ、完全な修復は不可能と言うことが判明する可能性もございます。

 

その場合においても、出来る限りの修復をした上で、余ったご支援については、この貴重なピアノを可能な限り最高の状態で後世に伝えていくため、今後の保守・調律等の費用に使わせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

ギフトについて

ご寄付への感謝として、5,000円以上のご寄附をくださった方には、金額に応じてYNUオリジナルグッズをお送りします。

 

また、このプロジェクトで修復したピアノを支援いただいた皆様にも、是非、より深く知ってもらいたいと思い、ご支援をいただきました方をピアノ鑑賞に無料でご招待します。100年伝わる悠久の音色を、見て、触って、聴いてください。

 

【共通】

・お礼のメール

・寄付金領収書

 

【寄付額3千円】

・ 修復したピアノを見て、触って、聴いていただける権利
(集合型、本学ピアノ教育専門教員が1曲演奏します)
 ※実施日は9月~10月頃で、提示した候補日時から選択となります。
 ※本学までの交通費はご負担ください。

 

【寄付額5千円】

・ 修復したピアノを見て、触って、聴いていただける権利
(集合型、本学ピアノ教育専門教員が1曲演奏します)
 ※実施日は9月~10月頃で、提示した候補日時から選択となります。
 ※本学までの交通費はご負担ください。

・YNUグッズ

 A① クリアフォルダ

(白、青、ピンク、透明からどれか1色)

 

 

【寄付額1万円】

・ 修復したピアノを自由に演奏する権利
(単独、10分間)
 ※実施日は9月~10月頃で、提示した候補日時から選択となります。
 ※本学までの交通費はご負担ください。

・YNUグッズ

 B① ポストイット

 B② フェイスタオル

 

 

【寄付額5万円】

・ 修復したピアノを自由に演奏する権利
(単独、30分間、希望者には本学ピアノ教育専門教員が15分ほどの簡単なレッスンを行います。)

 ※実施日は9月~10月頃で、提示した候補日時から選択となります。
 ※本学までの交通費はご負担ください。

・YNUグッズ

 C① きんのしおり

 C② ドクターグリップボールペン、ドクターグリップシャープペンセット(持ち手の色はお任せください)

 

 

【寄付額10万円】

・ 修復したピアノを自由に演奏する権利

(単独、60分間、希望者には本学ピアノ教育専門教員が30分程の簡単なレッスン又は希望曲の演奏を行います。)

 ※実施日は9月~10月頃で、提示した候補日時から選択となります。
 ※本学までの交通費はご負担ください。

 

税制上の優遇措置について

本プロジェクトへのご寄付は、税制上の優遇措置の対象となります。

1.個人所得控除

所得税法上の「寄附金控除」の対象となる特定寄附金(所得税法第78条第2項第2号)の税法上の優遇措置を受けることができます。具体的には、総所得金額等の40%を上限とした寄附金額について、「寄附金額-2,000円」の額が所得から控除されます。

2.個人住民税控除

都道府県・市区町村が条例で本学を指定している場合は、2,000円を超える部分について、次の率を乗じた税額が、翌年の個人住民税額から控除されます。ただし、寄附金の額が総所得金額の30%を上回る場合は、30%を限度とされます。
【控除率】
 ■住所地の都道府県が指定した寄附金・・・4%
 ■住所地の市区町村が指定した寄附金・・・6%
※都道府県・市区町村の双方が指定している場合、10%になります。

本学を寄附金税額控除(県民税・市区町村民税)の対象としているのは、
・都道府県 神奈川県
・市区町村 横浜市、相模原市、平塚市、鎌倉市、藤沢市、小田原市、茅ヶ崎市、逗子市、三浦市、厚木市、海老名市 他
(上記以外の都道府県・市区町村につきましては、お住まいの行政機関にお問い合わせください。)

3.税制優遇を受けるための手続き

確定申告期間中に、本学からお送りする「寄附金領収書」を添えて所轄の税務署へ申告を行ってください。 住民税の寄附金税額控除だけを受けようとする場合は、「寄附金領収書」を添えてお住まいの市区町村に申告してください。
※一般的な所得税の確定申告提出期間は、毎年度、翌年2月16日から3月15日までの1ヵ月間です。なお、この期日が土曜日・日曜日と重なると順次繰り下げ、月曜日までとなります。

 

お問い合わせ

国立大学法人 横浜国立大学 総務企画部学長室

連絡先    〒240-8501 神奈川県横浜市保土ケ谷区常盤台79-1
TEL    045-339-3038
E-mail    crowdfunding@ynu.ac.jp
業務時間    月曜から金曜 8:30~17:15

 


最新の新着情報