【呼子くんち】を未来へつなげたい！『復興』から『伝統の継承』へ

 

 

 

 

「呼子くんち」とは？

 

ページをお読みいただきありがとうございます。呼子くんち実行委員会です。

 

私たちは、歴史と伝統を未来へとつなぎ、地域を発展させることを目指し、九州佐賀県北端の港町・呼子で「呼子くんち」というお祭りを復活させ、毎年開催するという取り組みを行っています。（「くんち」は九州北部における秋祭りに対する呼称です。）

 

令和4年にクラウドファンディングでご支援を募り、13,215,000円ものご支援をいただいたことで無事に呼子くんちの立ち上げが叶い、これまで2年間、呼子くんちを継続することができています。
ご支援くださった皆様、誠にありがとうございます。

 

 

 

呼子くんち復活のあゆみ

 

呼子町は九州佐賀県北端の港町。古代からの天然の良港として賑わっていました。現在はイカで有名ですが、江戸時代にはじまった捕鯨は、九州でも有数の鯨組とされていました。

 

鯨組三代目が江戸時代にくんちの出し物として「鯨山車」を作ってから、くんちは7年に一度行われてきました。江戸時代に呼子に来た殿様には、鯨の飾り物を海に浮かべ捕鯨の様子を再現させて見せるなど、鯨の出し物はいつの時代も人気を博していました。

 

しかし、戦後は受け継ぐ人が少なくなり、次第にくんちは開催されなくなってしまいました。

 

 

 

それから時がたち平成27年。呼子の人口はどんどん減り、徐々に活気がなくなる中で、唐津出身の進藤幸彦さんが、「国の重要無形民俗文化財「唐津くんち」のような伝統的な行事こそが、郷土に誇りをもつ青少年育成のためになる」と「鯨山車」 を創作し、呼子に寄贈しようという計画を始めました。

 

そんな中、進藤氏はその翌年、思い半ばで病に倒れられました。しかし、その強い遺志はご子息の進藤さわと氏に引き継がれ、受け入れる神社や地元の人々と繰り返し打ち合わせをかさね、暗中模索の中にも多くの皆様の御支援をいただき、2022年にようやく実現に至りました。

 

肝心な鯨山車の製作については、伝統的な和紙の素材技法にこだわり、世界的に有名な京都の和紙作家・堀木エリ子氏に手がけていただきました。

 

このような奉納者の歴史と伝統をふまえ、未来へつなぐ想いを受け止めて地域の再結束を実現させるために「呼子くんち」は復興しました。

 

 

 

今、再びクラウドファンディングに挑戦する理由

 

復興を実現した「呼子くんち」ですが、昨年を経て今年で3回目の開催になります。

2回目の呼子くんちは前年の繰越金も活用しながら開催をして、初年度はスピーカからの音源だったお囃子も太鼓や笛の生演奏となるなど「もっとよい祭りにしていきたい！」と進化を続けています。さらに3回目の本年は開催時期が11月となり風の強さが懸念されることから、海上運行は見送る予定となっていますが、その代わりに地域の小さな神社を周ってより地元住民の方と繋がり、今後も愛される祭りとなるように計画をしています。

 

しかし、今後の継続と発展のためには資金も必要となってまいります。山車は2022年に完成したものを活かしてまいりますが、毎年の祭りの運営には約250万円の費用がかかってまいります。

 

そこで、クラウドファンディングに再度挑戦することを決意いたしました。

 

2022年のクラウドファンディングで「呼子くんち」の復興は実現しました。しかし私たちの願いはこの祭を未来に引き継いでいくこと。今回のクラウドファンディングでご支援者の方とあらめて繋がり、未来の新しい文化の礎をともに築いていただきたいと願っています。

 

 

 

ご支援いただいた先にあるもの

 

おかげさまで、2022年に多くの皆様のご支援をいただき、久しく開かれていなかった山車を曳き、地域の昔話「親子鯨の弁天さん参り」になぞらえた新しい形での「呼子くんち」として復活・開催できました。

 

呼子くんち実行委員会は、祭りを通して郷土呼子の歴史と伝統を未来へとつなぎ、地域を発展させることを目指しています。

 

ここから「呼子くんち」を地域の歴史から生まれた新しい文化として、世代を超えた交流の機会に繋げ、地域の誇り、未来の新しい文化の礎としていきたいと考えています。

 

子どもも大人も参加して、毎年の「呼子くんち」が楽しみになるような文化にしていきます。そして、クラウドファンディングを支援していただいた方々とも継続的な関係性を築きながら、皆さんと一緒に呼子くんちを創っていきたいと思っています。

 

呼子くんちという「伝統」を継続・発展させるために、どうか皆様の御支援をお願いいたします。

 

 

 

今年の呼子くんちの詳細

 

開催場所：佐賀県唐津市呼子町呼子

開催日時：2024年11月9日(土) ～11月10日（日）

【11月9日(土) 】

・鯨山車巡行

・花火打ち上げ

【11月10日（日）】

・鯨山車巡行

 

いただいたご支援の使い道

・2024年の呼子くんちの実施経費、打ち上げ花火のための資金、手数料として

 

 

実行委員会メンバーより

 

進藤 さわと
SAWATO SHINDO
 

「豊かな地域文化の創造のために、呼子に曳山を寄贈したい」亡き父の遺志を継いで5年、緑で繋がった方々のご協力のもと、曳山を寄贈し2022年に呼子くんちを復興する運びとさせてもらえました。

まだ生まれたばかりのお祭りですが、2023年の2回目においては初年度は音源スピーカーだった笛太鼓や囃子が生の演奏に変わっていたり進化を感じました。そして2024年の今年度も、地域の小さな神社を周ってより地元住民の方と繋がる方向性も模索するとのことで、心強く思っております。

この祭りで表現されている呼子に残る民話「親子鯨の弁天さん参り」には普遍的な生命や情愛の価値が込められていると感じます。世界が戦争や分断に乱される中、呼子のみならず世界へ向けて鎮魂を祈る、呼子くんちの意義はますます高まっているとも感じます。

 

是非、皆様の祭りの継続のために応援のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

応援の声をいただきました

 

 

 

中尾吉臣（中尾家第14代当主）

YOSHIOMI NAKAO
 

私たちの先祖、中尾甚六は江戸時代から明治初期にかけて、呼子を拠点に捕鯨業を営んでおりました。その邸宅は現在、佐賀県の重要文化財に指定され、開館13周年を迎えることができました。

 

呼子はかつて、鯨漁とその文化で栄えた町。しかし、時の流れとともにその輝きを失いつつありました。そんな中、二年前に「呼子くんち」を復興するプロジェクトが始動しました。先人たちの魂が息づくこの町を再び活気づけるため、そして未来の世代に伝統を繋ぐためです。

 

皆様のご支援のおかげで、二年前見事に呼子くんちが復興し町は少しだけ元気を取り戻しました。ライトアップされた親子鯨が湾内を泳ぐ姿は、まるで夢の世界のようで、多くの人々の心に深い感動を与えました。しかし、私たちの挑戦はまだ終わっていません。今年11月再び「呼子くんち」を開催し、更なる地域の絆と発展を目指します。この伝統行事を通じて、失われつつある世代間の交流を促進し、町全体が一つとなって新たな時代を迎えることを目指します。

 

呼子の町が再び元気を取り戻し、新たな時代の幕開けとなることを心から願っています。私たちの歴史と誇りを未来に繋ぐため、皆様の温かいご支援を再度お願い申し上げます。

 

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古賀 幹一良 （有限会社河太郎 代表）

KANICHIRO KOGA

有限会社河太郎の代表をしております古賀です。

今でこそ呼子はイカで有名な港町ですが、ルーツをたどれば江戸時代から続いた捕鯨の町。捕鯨による潤いをきっかけにして様々な漁業や朝市を発展させてきました。

 

しかしながら、町の過疎化や二年以上に及ぶコロナウイルスの影響で町はかつての活気を無くしてしまいました。本来であればいか活造りのお店として、ここまで育てて頂いた河太郎が旗振り役となって再び呼子を活気づかせなければならないところ、唐津をルーツとされる進藤さんにより【呼子くんち】は復活し、再び勢いを取り戻そうとしています。

 

河太郎としても進藤さんからのお話をきっかけにして朝市内でクラフトビールのブルワリーを始めました。呼子の町もインバウンドのお客様が増え、少しずつ時代の流れを感じるようになりました。今こそかつてみんなで捕鯨を行い、手に手を取り鯨を捌いた時のように、新しい時代へと共に船を進める時だと思います。

 

親子の鯨をモチーフとした鯨の山車が町を練り歩き海を渡る【呼子くんち】はその象徴ではないでしょうか。

再び勢いよく奔り出した船。一人の漕ぎ手として河太郎も精一杯協力させて頂きたいと思います。

 

 

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ご注意事項

●目標金額達成後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

●祭などの開催について社会情勢の変化により、延期・内容の変更等が生じる可能性がございます。その場合もご支援金は翌年以降の開催費用に充てさせていただき、返金は行わない形とさせていただきますので、あらかじめご了承ください。

●リターンにおける体験の実施にかかる交通費等のその他費用は支援者のご負担となりますのでご了承ください。