ボランティアを東北、日本全国へ!高校生100人を送りたい!

ボランティアを東北、日本全国へ!高校生100人を送りたい!

支援総額

1,098,000

目標金額 1,000,000円

支援者
120人
募集終了日
2015年3月31日

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プロジェクト本文

2011年3月11日から今まで、延べ17,000人以上の学生を派遣!!このボランティアの根を絶やしたくない!

 

はじめまして、永田和奈と申します。現在お茶の水女子大学文教育学部の3年生で、4月よりNPO法人Youth for 3.11の代表を務めます。

私たちの団体では、東日本大震災で被害を受けた地域に学生ボランティアの派遣を行い、2011年3月11日から今日まで、延べ17,000人以上の学生を派遣してきました。

 

前回2014年9月にもREADY FOR?にて学生を派遣する交通費を集めるプロジェクトを実施し、無事達成することができました。この場を借りて御礼申し上げます。

 

そして今後も継続してボランティア派遣を行うため、今回は金銭面で余裕のない高校生に焦点をあて、100人分の現地までの交通費を集めるプロジェクトを始めさせていただきました。

 

「力になりたい」と思っている学生は、多くいた。それならば、それを支援する仕組みを作ろう。

ーYouth×遠野まごころネット参加者と運営メンバーの同窓会のようす

 

私たちの団体は、東北における人手不足を解消するため、2011年3月11日に立ちあがりました。創立メンバーは、震災直後、現地の力になりたいと思う学生が多くいたにも関わらず、様々な不安要素がハードルとなり、現地に行けていない状況を目の当たりにしました。体力や時間のある学生が、交通費や宿泊代、食費が出せないために、ボランティアに参加できていなかったのです。 

 

「これらを支援することで、より多くの学生を現地に送ることはできないか」

 

そこで考えたのが、"ボランティア派遣団体" という在り方でした。

学生に対して交通費補助や物品の貸出しなどを行うことで、ハードルの下がったボランティアプログラムを学生に紹介し、1人でも多くの「力になりたい」学生を現地に送っています。

 

 

震災直後の、あるおばあさんの言葉がボランティアに行くきっかけとなった。

—2011年3月12日、震災翌日の新聞 

 

震災当日、私は高校2年生で、授業を受けていました。
帰宅してテレビを付けた瞬間、家ごと津波に流されている映像が。


「・・・え、なにこれ。映画の世界みたい。」

 

津波が容赦なく大切なものを奪っていく光景に、発する言葉もありませんでした。翌日以降も増え続ける死者行方不明者の数、この世の終わりのような原発事故の報道、それをただテレビ越しに見ることしかできない自分・・・

 

テレビのインタビューを受けたあるおばあさんが、こう言いました。


「生きてさえいれば、それだけで何もいらない。」と。

—津波が一瞬にして町を飲み込んだ。

 

家も家族も失ってしまったおばあさんの、なんとかこぼれ落ちたその心の叫びに、胸がぎゅっと締め付けられました。ああ、本当に心からの切実な想いだな、"生きる" って、こんなにも繊細で儚いものだったんだ、と。

同じ日本という国にいて、私は何1つ失っていなくて、家も家族も友達も、何でも持ってる。だから私が助けに行かなくちゃ。そう思いました。

 

 

ボランティアでの経験や出会いが、生き方の選択肢を広げてくれた

 

高校を卒業してすぐ、東北へボランティアに行きました。

震災からちょうど1年後の2012年3月、そこには年下の高校生、はるばる九州からきた同い年の女の子、学校を休み日本一周している先生、青年海外協力隊の人、スウェーデン人、いろんな人が集まっていた。私立の進学校の狭い世界にいた自分にとって、あの場はある種とても異様で、しかし年齢も性別も職業も国籍も超えて、"なんとかしたい" 思いを惜しみなく行動に移す彼らに、憧れのようなものを抱きました。

 

"こうでなくちゃいけない” なんてない、もっと自由に生きていいんだ、と。

—2012年3月、ボランティアの朝礼の様子。

 

いろんな人種が交わるボランティアの場が純粋に面白いと思ったし、行くだけで変わる人ってたくさんいるんじゃないかと思いました。

正直なところ、私は今まで東北に何の縁もなかったのです。それでも、同じ人間として、日本人として、何かしら自分にできることをしたい、そういう思いで2012年11月、Youth for 3.11へ加入しました。


それから幾度か東北に足を運んでいくうちに、それは "被災地にボランティアに行く" "困っている人を助ける" から "○○さんに会いに行く" "あの景色が見たい" という感覚へと変わっていきました。


ただの他人事ではなくなったのです。

 

 

"よそ者"としての学生、"当たり前"に気付かせてくれる現地

—漁師さんと一緒に作業をする学生

 

学生ボランティアを現地へ派遣することは、現地と学生、両者にとってメリットがあります。私たちがボランティアを派遣している地域のほとんどは、"若者が少ない" という課題を抱えています。そのような地域に時間や体力などに余裕のある学生を派遣することで、被災地の人手不足を補うだけでなく、現地の風通しを良くし、現場を明るくすることに繋がります。

 

確かに、1人の学生を派遣したからといって、現地や学生にすぐに大きな変化が表れるわけではありません。

 

「外から人が入ってくることによって、少しずつ地域の姿が

 地味なスピードで変わってきているということがあると思うんです。」  

ーYouth×イマ、ココ 山元崇央さん(写真中央)のインタビューより

 

単純作業になりがちな日々に新しい人が入ることで仕事に余裕ができ、その結果、他のことに手が出せるようになる。

「せっかく来ているんだから、みんなで飲もうか」みたいな会話ができて、そこにいろんな人たちが集まってきて、コミュニケーションができる。

潤滑油のような、風通しをよくできる存在。若者だからこそ成せる役目です。

 

一方、ボランティアに参加する学生には、日常生活に何かしらモヤモヤを抱えている人が多かったりします。

 

「いつ、日常を奪われないとも限りません。明日、地震が襲ってくるかもしれません。東北という地で、私はそんな "当たり前" のありがたさを実感しました。いま、自分が生きている。家族やまわりの人々が生きている。決して明日への保障などないこの命は、他の何にもかえられない、宝物だと思いました。」      —Youth×遠野まごころネット70期参加者のレポートより

 

日常から抜け出し、"非日常" に身を置くことで、普段は意識することの無い "当たり前" に気付かされます。その体験が社会問題に関わる第一歩となります。

 

震災から4年目、ボランティアの数は格段に減った。金銭的に余裕のない高校生に交通費補助をすることで、来年度も継続的にボランティアを派遣したい。

—学生ボランティアの農作業の様子

 

私たちはこれまで、交通費補助をすることで学生がボランティアに行くハードルを下げてきました。しかし今年度は震災4年目に突入し、ボランティアを志望する数も格段に減ったのも事実で、時間の経過による、いわゆる "風化" というものを身にしみて感じています。
しかし、現地にとって "風化" ほど悲しいものはなく、逆に言えば現地に行くこと自体が「忘れられていない」という勇気を与えることができます。

 

そこで来年度、継続的に学生ボランティアの派遣をするために、私たちは高校生という存在に注目しました。割合的にはまだまだ少ないですが、年々増えている高校生からの応募。一般的に大学生よりも金銭的余裕の無い高校生に交通費補助をすることで、気持ちはあっても行動に移せていない高校生という層を積極的に現地に送りたいと考えております。

 

思春期という多感な時期にある高校生がボランティア活動をする意義は大きいと考えます。私のときもそうだったように、様々な年齢層の人々や様々価値観に高校生のうちに触れることで、その後の人生の選択肢の幅を広げてくれることに繋がります。

 

復興のためだけのボランティアで終わらせたくない。地域と学生のつながりを沢山作り、どこかで災害が起こったとき、無関心でいることをなくしたい。

—人と人との "つながり" の大切さを感じた参加者

 

私たちは、ただボランティアを派遣して終わりにはしたくありません。
実際、今年度からは東北以外の地域へもボランティア派遣も始めました。というのも、震災によって浮き彫りになった社会問題 ー後継者不足や若者流出などー は、実は日本全国の地域も同じように抱えている問題であるということに気がついたからです。

 

「ボランティアを通して日本全国につながりを作ること」は、災害大国である日本には必要であると感じています。ボランティアの場で社会問題の一部に実際に触れることで、自分の中にある何かが動き出し、それが社会へ交わる第一歩へとなります。まずは考えるきっかけを持つことが、今後の日本社会を担う私たち若者にとって重要であると考えています。

 

私たちYouth for 3.11だからこそできること、それは継続的なボランティア派遣であり、1人でも多くの学生を送り、地域とのつながりを作ることです。

 

10,000円あれば、学生1人の力が現地に届けられます。

 

これまでは、東日本大震災への支援目的で発行された多くの助成金をいただきながら、ボランティアプログラムを実施してきました。しかし、時間の経過と共にそうした助成金の数は激減しているのも事実です。来年度は新たに高校生100人を現地に送るため、その派遣費用が必要です。
本プロジェクトに共感していただける皆さまと共に、東北およびその他地域と未来の日本社会を担う学生とのつながりを多く作っていきたいと思っております。ご支援ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

<使途内訳について>

なお、目標支援総額は全額、学生ボランティアの派遣費用およびリワードの送付費用の支払いに充てられます。

・交通費     700,000円
・宿泊費     100,000円
・印刷費       50,000円
・リワード費   150,000円

 

 

以下に主なボランティア派遣先と、リワードのご紹介をさせていただきます。

 

<主なボランティア派遣先>

 

---東北への派遣--------------


Youth×遠野まごころネット プログラム
活動場所:岩手県遠野市ほか

活動内容:農業支援、就労支援センター作業補助、コミュニティスペースづくりなど

Youth×イマ、ココプロジェクト
活動場所:宮城県石巻市

活動内容:漁師さん宅にホームステイをしながら人手不足の深刻な漁業の支援。

Youth×奨学米 プログラム
活動場所:福島県只見町ほか

活動内容:米農家の支援(奨学金のように農家さんが学生に無償で食生活をサポートする活動:奨学米についてはこちら

 

---東北以外への派遣------------

 

Youth×農継者 プログラム
活動場所:山梨県上曽根町

活動内容:2014年2月に雪害を受けたフルーツ農家さんの再建支援。

Youth×小野田農園プログラム
活動場所:山梨県北杜市白州町

活動内容:震災後の風評被害により福島から移住したことで人手不足が深刻な農家さんの支援。

 

その他、要望に応じて多数のボランティアプログラムを実施しております。

 

<引換券について —リワードのご紹介—>

 

年次報告書

2014年度の活動報告を詳細に記載した年次報告書を郵送します。膨大な数の学生を派遣したからこそ分かるボランティア数の変遷や、各ボランティアプログラムごとの派遣データ、学生の声など、すべての情報を盛り込んだ30ページ前後の報告書です。こちらは、希望される方には、2014年度以降も継続的にお送りします。

 —2013年度の表紙イメージ

 

ポストカード

Youth for 3.11のボランティアに参加した学生が現地で撮影してきたものを、ポストカードにしてお送りします。現地へ行った学生が心に残った風景や、実際に目にしたものをお伝えできればと思っております。

 

サンクスレター

運営メンバーが直筆でお礼のお手紙を書きます。普段どういった思いで活動しているのか等を、感謝の気持ちと共にお伝えします。

 

学生ボランティアも生産のお手伝いをした農作物、加工品

 

(A)お米・・・以下の3種類の中からランダムで1種類お送りします。

<Youth×遠野まごころネット産>

震災後、津波でどこかから流れ着き、大槌町安渡の住宅跡で人知れず芽吹き、実った3株の米から成ったもので「安渡産大槌復興米」と名付けられた奇跡のお米です。

 

<Youth×小野田農園産>

山梨県北杜市白州町産。震災以降山梨県に移住されており、学生からも親しまれている小野田さんの作るお米の味は、格別です。

<Youth×奨学米産>

派遣先の福島県や新潟県産。学生が農家のお手伝いをする代わりに、お米が支給される、素敵な仕組みのプログラム産のお米です。

 

(B)石巻産の高級海苔

Youth×イマココプロジェクト産。親潮と黒潮がぶつかる三陸の栄養豊な海で育った海苔2パックをお送りします。

 

(C)長野県産の日本ミツバチはちみつ
Youth×中川村産。中央アルプスと南アルプスに囲まれた自然豊かな土地、長野県中川村の、貴重な日本在来種である日本ミツバチから出来たはちみつです。

 

活動報告会

皆様に感謝の気持ちを伝える場として、Youth for 3.11の活動報告会を開催します。今回のプロジェクトを通してつながることができた皆様と、対面で交流できればと思っております。

開催場所は、三陸海岸の美味しい食材を使った浜焼きバルTregion。主に東北の三陸海岸の復興支援を目的として一昨年の11月にオープンしました。ここは、東北に携わる学生や社会人をはじめ多くの人に愛され、行く度に新しいつながりが生まれる、温かい場所です。

 

- - - 概要 - - - - - - - - - - - - - - 

日時:5/16(土)18:00〜20:00

   5/31(日)18:00〜20:00(※いずれかを選択、時間は変動の可能性あり)

場所:浜焼きバルTregion(東京・赤坂見附駅より徒歩3分)

 

※未定ですが、提携先の海産物を仕入れた料理も予定しております。

※詳細については別途個別でご連絡致します。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 

 

出張講演会

ご希望に沿って、Youth for 3.11運営メンバーで講演会を開催致します。内容や場所などは応相談です。

 

 

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プロフィール

お茶の水女子大学3年生。4月よりNPO法人Youth for 3.11代表。2012年3月に初めてボランティアをし、同年11月に運営へ加入。

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リターン

3,000


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・活動報告書
・ポストカード(学生ボランティアが現地で撮影したもの、コメント付き)

支援者
47人
在庫数
制限なし

5,000


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3,000円の引換券に加え、

・ポストカード2枚
・運営メンバー手書きのサンクスレター

支援者
15人
在庫数
制限なし

10,000


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5,000円の引換券に加え、

・活動報告会に参加する権利
(東北の新鮮な海産物を使った浜焼きバルTregionにて5月開催予定)
・お米詰め合わせ・・・(A)
(Youth×奨学米、Youth×遠野まごころネット、Youth×小野田農園いずれかに参加した学生ボランティアも生産のお手伝いをしました)

※報告会に出席不可の場合、当日のレポートを後日お送りするとともに、(A)を増量します。

支援者
28人
在庫数
制限なし

10,000


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5,000円の引換券に加え、

・活動報告会に参加する権利
(東北の新鮮な海産物を使った浜焼きバルTregionにて5月開催予定)
・石巻産の高級海苔・・・(B)
(Youth×イマココプロジェクト参加の学生ボランティアも生産のお手伝いをしました)

※報告会に出席不可の場合、当日のレポートを後日お送りするとともに、(B)を増量します。

支援者
22人
在庫数
制限なし

10,000


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5,000円の引換券に加え、
・活動報告会に参加する権利
(東北の新鮮な海産物を使った浜焼きバルTregionにて5月開催予定)
・長野県産の日本ミツバチはちみつ・・・(C)
(Youth×中川村参加の学生ボランティアも生産のお手伝いをしました)

※報告会に出席不可の場合、当日のレポートを後日お送りするとともに、(C)を増量します。

支援者
9人
在庫数
制限なし

20,000


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5,000円の引換券に加え、

・活動報告会に無料でご招待
(東北の新鮮な海産物を使った浜焼きバルTregionにて5月開催予定)
・(A),(B)から1つ選択

※報告会に出席不可の場合、当日のレポートを後日お送りするとともに、(A)(B)をお送りします。

支援者
4人
在庫数
制限なし

50,000


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20,000円の引換券に加え、
・東北の地酒

支援者
3人
在庫数
12

100,000


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50,000円の引換券に加え、
・出張講演会
(※日時、場所などは応相談。交通費別。)

支援者
0人
在庫数
5

プロフィール

お茶の水女子大学3年生。4月よりNPO法人Youth for 3.11代表。2012年3月に初めてボランティアをし、同年11月に運営へ加入。

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