知的障がいのある方の自立のためのコインケース開発

支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 371人
- 募集終了日
- 2022年1月14日
うちの子はお金を使えないとあきらめていませんか?
障がいを持ったお子さんや身近の方が自身で買い物ができないと、あきらめていませんか。
私は、重度知的障がいを持った子供(25歳:男子)の父であり、職場では障がいを持った社員の方と農業に励み、プライベートではNPO法人ユメソダテの活動をおこなっております升岡圭治と申します。
本日は、私が経験した感動の体験を親の目線、支援者の目線でお伝えさせていただければと思います。(息子がお金の概念を理解した感動の動画はクラウドファンディングのプロジェクト概要ページからご覧頂けます)
<始まりは息子や社員がお金を使えないこと>
ある時NPO法人ユメソダテの活動のなかで、障がいを持った方の自立や夢の実現を阻害するものについて議論になりました。その際に私が最初に思いついたのはお金が使えないことでした。
自分の息子は、お金が使えないため大好きなオレンジジュースやアイスクリームも支援者無しでは買うことができません。うちの社員の方には休憩時間に大好きなコーヒーを自販機で買えなかったり、大好きな旅行や外出の時、電車のチケットが買えないため外出の際はいつもお父さんが一緒の方がいます。
私も息子も幼少のころから、算数やお金に関する知育は行ってきましたし、今回のコインケースの取り組みをする直前でも簡単な算数ドリルはしていましたが(今思えば形骸化していました)お金は使うことができませんでした。
<電子マネーは解決策でしょうか?>
お金を使えない当事者の親御さん(自身も含め)の多くは、おそらく、お金を使うことができなくても電子マネーを使えば何とか買い物くらいはできるだろうと考えていると思います。ただ私はそういった電子マネーを使ったとしても電子マネーの残高管理などは結局親や支援者に頼らなければならず、根本的な解決にはなっていないのではないかとも考えていました。
また、電子マネーという単なる数字(魔法)で買い物をするよりも、現金という“物”を扱うことによってお金の価値や大切さ、買い物をすることの喜びも実感でき、さらなる自立につながるのではとの思いもありました。
<直観!これはいける・・・>
そんななか、NPO法人ユメソダテで共に活動をしております「よむかくはじく」の外山先生がホワイトボードを使ったお金の学習法を提案してくださいました。方法は簡単で学習法の概念やルールを理解すれば簡単に実践できる内容で、息子の現在の“数字”“お金”に関する理解レベルでもなんとか使える!と直感的に感じました。
ちなみに当時の息子の理解レベルは下記のようでした。
・数字は3桁までの数字は読むことはできる。
・2桁の数字(おそらく20~30)までは文字としての数字ではなく個数としての概念がある。
・お金の金種は硬貨ならぼんやり理解している。
<そして・・・感動!>
直観的にいけると感じたお金の学習法、早速息子に試してみました。
息子も最初はキョトンとして「おやじ何するんだ?」的な反応でしたがスタート。
ホワイトボード上で硬貨を枚数として数字に置き換えるルールを繰り返し、つまずきながらも数回でクリア。
次にゼロの概念もあっさりクリア。
そしてランダムに置いた硬貨を数字(金額)に置き換えるトレーニングを、最初はヒントを出しながら進め、数回実施したところで、とうとうヒント無しで何百何十何円と、自信をもって息子が答えるまでに。正直ここまでの時間は10分程度でした。
明らかにお金の概念を理解した興奮気味の息子の声、そしてそれを目の当たりにした父親と母親の感動と興奮。(正直こんな素晴らしい方法もっと早く知りたかったとの悔しさもありました)
そして最後、息子に金額を書いたホワイトボードに硬貨を置かせ、何も言わないのに息子が「160円!」と大声で金額を読み上げました。(クラウドファンディングのプロジェクト概要ページに貼ってございます動画を是非ご覧ください)
<その後>
息子とこの感動体験を経験してから約1年、息子も今では自販機やコンビニでの買い物であれば必要な硬貨を財布から取り出し買うことができるようになりました。
また1年たった現在でもホワイトボードでの学習は続けています。
まず、5円、50円、500円を含んだお金の使い方や千円札を含んだ千円以上のお金の使い方などを現在クリアし、次のステップとしてちょうどの金額を支払うのでなく多めの金額を支払ってお釣りをもらうことを学習し始めています。
ただ以前に比べホワイトボードを使う学習法を使えば息子が着実に理解することへの自信はついており、余暇活動としても日々息子と楽しみながら学習をしております。
<コインケースの意味>
さてこうやって我が家の取り組みを見ていただくと、今回クラウドファンディングを行っているコインケースは必要なのかと疑問がわいてくるかもしれません。
私もコインケースが無い中、息子とこの学習法を進めてきましたが、今回のコインケースがあったらなと思うシーンがいくつかありました。
◆金種がわかりやすく区分されていれば取り出しやすいだろう。
(財布の小銭入れは暗闇の中)
・コンビニなどでは焦らなくて素早く出せる。
・コインケースであればレジ台に置いて両手でお金を取り出すことができる。
・硬貨(金種)の理解が明確でない方が学習する場面でも金種が分かれているので理解しやすい。
◆学習と買い物の場面で同じコインケースを使うことで落ち着いて対応できる。(先生や支援者にとっては教室での学びを実生活に繋ぎやすい)
◆10円硬貨×10枚=100円、50円硬貨×2枚=100円の概念ができたときこのコインケースであれば簡単に取り出すことができる。
前川さんから、今回のクラウドファンディングがスタートしてからも、こういったコインケースの利便性以外に、違った利便性や活用方法を支援者の方々からご提案頂いていると聞いています。
また最後になりますが、障がいを持った息子の父親として、一人の支援者として、私はこのコインケースとホワイトボードを使った学習法がこのクラウドファンディングを通じて広がることで、お金を使えない方が一人でも多く使えるようになり、またそのことがその人たちのさらなる自立に繋がり、より価値のある人生をおくってもらいたいとの切なる願いをもって締めくくらせていただきます。
クラウドファンディングへのご支援宜しくお願い致します。
リターン
3,000円

1つ使ってみたい
感謝の気持ちを込めてメッセージをお送り致します
進行報告
完成したコインケースx1個(ご自宅にご送付します)
- 申込数
- 195
- 在庫数
- 9
- 発送完了予定月
- 2022年4月
5,000円

全力応援コース1
感謝の気持ちを込めてメッセージをお送りします
進行報告
- 申込数
- 57
- 在庫数
- 24
- 発送完了予定月
- 2022年1月
3,000円

1つ使ってみたい
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完成したコインケースx1個(ご自宅にご送付します)
- 申込数
- 195
- 在庫数
- 9
- 発送完了予定月
- 2022年4月
5,000円

全力応援コース1
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