終了報告とご支援への謝辞。そして今後の支援活動について。
皆さま、この度は、当クラウドファンディング「世界最長のロックダウンに苦しむフィリピンのスラム火災の被災者支援」へのご支援・ご協力、ありがとうございました。
おかげさまで、本文に記載されているように、6月30日に、避難所の小学校にて、支援物資の配給と炊き出しのイベントを実施することができました。
支援活動は、火災が起きた直後の5月初めから、炊き出しや、生きていくために緊急に必要な物資の配給をずっと行ってきたのですが、今回のイベントは、今までよりもまとまった支援物資の配給を行うことができました。
生活必需品や食器や調理器具、医薬品、食糧等の配給と炊き出しに、皆さまの貴重な支援を利用させて頂きました。
本当にありがとうございました。
被災地であるフィリピンは、その形は変えてはいるものの、未だに世界最長のロックダウンが続いており、経済活動は停滞し、仕事を失ったスラムの貧困層の生活は困窮し、飢えに苦しんでいます。
そのような状態の中で、大きな火災がスラムを襲い、途方に暮れていた被災者にとって、皆さまのご支援は本当に励みとなり、生きる希望を与えてくれました。
皆さまからのあたたかいお気持ちのおかげで、避難所や焼け跡で、みんな、今もなんとか日々の命をつなぎ、これからの生活を築いていこうとがんばっています。
現状報告としましては、
いくらかの家族は、焼け跡に戻り、柱をビニールシート等で囲っただけの、風雨もしのげないような家を作り、そこで暮らし始めています。
例え今はそんな粗末な家でも、そこから少しずつ未来へと歩みだしていこうとしています。
また、残りの家族は、未だ避難所にて、先の見えない苦しい日々を送っています。
このように、未だ被災地は厳しい状況下におかれており、避難生活や焼け跡での生活の立て直しは、まだ長期化すると思われます。
復興への道のりはまだ長く険しいですが、今も、そして今後も、できるかぎり、NGOの支援活動は継続して行っています。
被災者は今もまだ、暗闇の中、手探りで、これからの生きる希望を探しながらもがいています。
ウィルスへの感染、火事の恐怖へのトラウマ、今後の生活への不安、、被災者は日々、様々な困難に襲われながら、苦しい避難生活を送っています。
火災により、家も、服も、家具も、思い出の品も、一生懸命お金を貯めて買った大切なものが、みんな燃えてしまいました。
政府からの支援もありません。もともと貧困に苦しむ生活だったため、今後の人生の再建のためのお金の目途もたたず、ふとすると、みんな、目の前に広がる闇に、途方に暮れてしまいます。
このまま避難生活は長期化するでしょう。復興への道のりは、長く険しいものになります。
それでも、NGOでは、いつかくる復興の日を信じて、現地の人々と協力して、人々が、いつかまた安心した日々を送れるよう、家族一緒に、我が家に笑顔があふれる日々を取り戻せるよう、被災者の方々のために、今できるせいいっぱいの支援を続けていきます。
このような、長期化する避難生活への支援と、復興支援活動の継続に伴い、今後も、支援金の募集を、HP等により、継続しておりますので、もしよろしければ、ご支援・ご協力お願い致します。(下記リンクより、詳細をご案内しております。)
【 コロナ渦のスラムを襲った大火災被害による被災者救済活動 】
NGOでは、現時点、またこれからも支援活動は継続していますが、ここで、今回のクラウドファンディングにおける皆さまからのご支援についての、収支報告を致します。
計画当初との為替(両替レート)や物価の差異、また、ネクストゴールのご支援により、本文と内容が変更している箇所がございますので、ご了承お願い致します。
【収支報告】
《支出》
①食糧(米、缶詰、飲料水、ミルク等):218000円
②鍋、食器、生活必需品(洗剤、石けん等):313000円
③医薬品、生理用品:61000円
④炊き出し・子どもへのお菓子:75000円
⑤READYFORへの手数料(12%)・リターンの費用:60000円
計727000円
《収益》
①当クラウドファンディングにより支援:306000円
②NGO会員・支援者よりの寄付:60000円
③NGOの自己資金:50000円
④NGOスタッフによる出資:311000円
計727000円
【リターンについて】
リターンにつきましては、当初の予定通り発送予定です。
ただ、現地の状況が未だに改善しないため(現在もロックダウンにより様々な流通が不自由になっています)、万が一、リターンの期日までのご用意に不都合が生じそうな場合は、個別にご連絡致します。
以上、現時点における収支報告、また皆さまの尊いご支援への感謝の気持ちとしてのリターンについての報告です。
よろしくお願い致します。
また、支援活動は今後も続いていきますので、被災地、避難所、被災者の状況や、資金状況(今後の支援は、基本的にNGOスタッフの個人的な支出という形になり、しょうじきもう既にだいぶ厳しい状態ですが)を鑑みながら、できる限りの支援活動を実施していく予定です。
皆さまのあたたかいお気持ちのこもったご支援により、スラムの火災の被災地への復興支援活動を継続することができ、たくさんの命が救われています。
本当に、本当に、ありがとうございました。
新型コロナウィルスによるロックダウンで貧困と飢えに苦しむスラムの人々を襲った今回の大火災、、
被災者の方々の、そのかけがえのない命と、これからの生活を支えるため、そして、子どもたちの未来への希望と、純真な笑顔を守るため、もしよろしければ、今後とも、ご支援・ご協力お願い致します。
【 コロナ渦のスラムを襲った大火災被害による被災者救済活動 】
(NGOのHPにて、支援金の募集を継続しています。よろしくお願い致します。)
国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス代表・松沼裕二
【HP】国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」
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