経済破綻したスリランカへの医薬品支援にご協力ください。|悠翔会

経済破綻したスリランカへの医薬品支援にご協力ください。|悠翔会

支援総額

5,825,000

目標金額 10,000,000円

支援者
477人
募集終了日
2022年11月25日

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プロジェクト本文

 

 

<本プロジェクトの要旨>

  1. 2022年4月に対外債務不履行に陥ったことで、独立以来最悪ともいえる経済危機に直面しているスリランカ。2022年10月現在、医薬品は月間1億円分程度が不足し続けている状況。(2022年9月時点の各病院提供の不足物資一覧をもとに、医療法人社団悠翔会にて算出)
  2. 緊急対応として、約500万円分の支援を悠翔会より先行支援を実施。
  3. 本クラウドファンディングをもとに、その追加支援として緊急度の高い医薬品に絞り、医療物資支援を行う。

 

 

支援の流れ

 

1支援内容

この度のプロジェクトは、経済破綻をきっかけに、国内のさまざまな物資が不足しているスリランカに対して、医療物資(医薬品)の支援を行うためのプロジェクトです。

 

医薬品の最新の不足状況については、現地のスリランカ国立総合病院、国立レディー・リッジウェイ小児病院より直接連絡を受けます。その中から、集まった支援金額とその時の不足状況を鑑みて優先度の高い医薬品を、悠翔会グループ インド法人 CARE24を通じて、直接各病院へお届けいたします。

 

※寄贈先である「スリランカ国立病院」「国立レディー・リッジウェイ小児病院」より、今回寄贈する医療物資の受け入れとクラウドファンディングのストーリーに公表されることに関しての同意を得ております。

 

2支援の体制/流れ

今回、クラウドファンディング支援者の皆さまからいただいた資金を元に、スリランカ緊急医療物資支援プロジェクトを立ち上げます。医療法人 悠翔会グループ インド法人 CARE24を通じ、支援を迅速に届けていきます。

 

 

 

 

3支援までのスケジュール

支援のスタート時期

すでにプロジェクトチームでは支援の準備をはじめております。支援開始はクラウドファンディングでのご支援総額を鑑みながら、2022年12月下旬頃から順次支援を進めて行く予定です。

 

目標金額の使途内訳

今回の支援は、先に悠翔会より500万円分の支援を届けています。ただし、緊急度の極めて高い医薬品に絞ってもいまだに多くが不足している状況のため、いただいたご支援は、クラウドファンディング手数料を除いて全てそれらの医薬品購入にかかる支援に充てさせていただきます。

 

支援活動費:1,000万円

※もし目標額に届かなった場合においても、集まった分のご支援金の範囲で可能な限りの医療物資を届けてまいります。最終的な費用内訳は終了報告にてお知らせをさせていただきます。

 

 

 

スリランカ視察より

 

改めまして、プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。医療法人社団 悠翔会の佐々木 淳です。9月24日から27日にかけて、スリランカの現状視察を行ってまいりました。

 

27年ぶりのスリランカ。

南アジアの街並みはそのままに、臨海部には超高層ビルが立ち並んでいました。その6割はいままさに建設中、中には工事が止まってしまっているものもあるようです。

 

関連施設含め7000床を擁する国立スリランカ総合病院、1000床を超えるアジア有数の小児病院である国立レディー・リッジウェイ小児病院を見学させていただきました。

 

国立スリランカ総合病院
国立レディー・リッジウェイ小児病院

 

経済破綻に伴い、スリランカの医療現場には大きな課題が生じています。どちらの病院でも医療専門職は情熱的に仕事をしていましたが、現場の努力だけでは対処できないものがあります。

 

医薬品や医療材料の輸入が一部停止しているため、医療現場では必要な手術や処置ができなくなっているとのこと。流通が止まった原因には、スリランカ国内で不服ながらも成立していた汚職を前提とした社会システムの一新が要因になっているなど、現場に行ってお話を聞き、意見を交換しわかったことも多くありました。

 

 

使用頻度の高い薬剤(カテコラミンなど)のない救命救急センター。

 

そんな現場で診療をする自信はありますか?いずれも、薬剤の不足(入手までのタイムラグ)が診療に大きな影響を及ぼしていました。現場の苦悩に同じ医療者として、心が痛みました。

 

単体で約4000床、関連施設を含め7000床を誇る巨大な国立スリランカ病院。

 

その救命救急部門では、救命処置のための基本的薬剤である強心剤(ノルアドレナリンやドブタミンなど)や利尿剤(フロセミドなど)がない状況での対応を強いられていました。1本のアンプルから複数患者分の薬剤を少しずつ吸い取るなど、文字通り爪に火を点すようなオペレーションでした。

 

救命救急センターにはさまざまな患者が次から次へと運ばれてきます。

 

いまできる処置をしながら、それぞれの専門診療部門(心血管、外傷、熱傷など)に患者を送り出していきます。10床のセンターを24時間高回転で稼働させ続けるのは11人の医師。一部は他のセンターでの業務も兼務し、人的資源もとても十分とは言えません。


 

同じく1000床を超える南アジア有数の小児専門病院、スリランカ国立レディー・リッジウェイ病院は小児のあらゆる疾患・治療に対応しています。

 

ここでは患者の疾患群別に建物が分かれ、それぞれの診療科ごとに緊急対応部門、手術部門、集中管理部門が配置された、いわば専門病院の集合体のような小児病院です。軽症患者には家族支援も含めた外来とデイケアが融合したような機能も提供しています。

 

ここでは救急センターを含む複数の病棟を見学しました。

 

血液内科病棟では重症サラセミアの女の子が骨髄移植を待っていました。ドナーのマッチングができても、移植に必要な薬剤がありません。彼女は免疫不全を合併する特殊なタイプとのことで、退院することもできず院内の閉鎖された空間で半年以上、その時を待っていました。

 

画像は現地視察のうちの1枚です。文章の患者さんとは異なります。

 

循環器の非開胸術後患者を担当する病棟では、術後のケアに必要な衛生材料の調達に苦労しているといいます。解熱鎮痛剤や消化器用剤などは、医療用医薬品の院内調達が難しく、ご家族に薬局で市販薬を購入してもらっているとのことでした。

 

経済破綻の影響で、特に海外から購入していた薬剤の調達に障害が生じています。

 

それは外貨不足や購買力の低下によるものだけではありません。非効率な国立病院への医薬品の調達・配分システムも明らかに関係しています。

 

現地視察、意見交換の様子

 

国立スリランカ病院の外来では、積み上がっていく手書きの大量の診療録を、事務員たちが手作業で、手書きで処理していました。僕の幼少期の日本を見ているようです。

 

しかし、現地の経済関係者たちは、この「非効率」は実は意図的なものだと指摘します。

 

プロセスの一部を非可視化することで、汚職者が不正に資金を抽出できるようにしていたとのこと。そして、病院の医薬品調達システムに留まらない、数多くの意図的に作られた非効率・非可視化から、本来であればこの国の成長の源泉であったはずの膨大な富が吸い取られてきたのかもしれません。

 

 

腐敗した前政権の逃亡後、新政権はこれらの悪しきシステムを清浄化しようと懸命です。

 

薬剤調達のプロセスを担っていた中間搾取者が排除されたことで、その部分が一時的に滞っているという側面もあるようです。

 

スリランカの医療現場は薬剤の不足に直面し、患者へのケアに深刻な影響が生じつつありました。しかし現在、国際機関の支援も受けつつ、経済立て直しへの取り組みが本格的に始まっています。また、各種システムの改善も行われつつあります。早ければ3か月後、半年後くらいには状況は好転している可能性もあると思います。

 

 

しかし、それまでの間、この厳しい状況を乗り切るためには皆さまの支援が必要です。

 

スリランカの国立病院は、その医薬品の多くをインドから調達しています。

 

ご存じの方もおられると思いますが、悠翔会は医療法人 悠翔会グループ インド法人 CARE24とともにインドでも医療・介護事業を行っています。そのチャネルを活用してインドで薬剤を調達しスリランカに送り、機能低下したスリランカ国内の調達ルートを経由せず病院に直接薬剤を送ることができれば、現場の喫緊のニーズに迅速に応えることができます。

 

スリランカで使用されている薬剤の中には日本では調達できないもの(日本では使用されていないもの)が少なくありませんが、これらもインドであれば調達可能であることを確認しました。また調達や輸送のコストも、日本からよりも低く抑えられ、同じ資金でもより多くの薬剤を支援できます。

 

現場の専門職の苦悩を目にすると、そして患者さんと目と目が合ってしまうと、もう無関係ではいられません。

 

2つの病院を視察した後、在スリランカ日本大使館を訪問しました。医療現場で見てきた現状と支援の必要性を水越特命全権大使にお伝えするとともに、支援にあたり具体的なアドバイスをいただきました。

 

 

同行したCARE24のメンバーと現地視察に同行してくれた市橋先生とも、今後の具体的な支援計画を進めていくことになりました。さらに悠翔会の理事会は、スリランカの医薬品支援に当座、500万円を支出することとしました。国立スリランカ総合病院の救命救急部門と国立レディー・リッジウェイ小児病院へ、緊急性の高い薬剤から、まずは支援を開始します。

 

厳しい状況にあっても、スリランカの人たちの笑顔と心配りは本当に素敵で、わずか36時間の滞在でしたが、この国がもっと好きになりました。薬が足りないことで、命を救うことができない、そんな状況を改善するために少しでもお手伝いができればと思います。

 

 

また、戦争や災害など、いま世界ではさまざまな問題が発生しています。どれも支援を必要としてますが、このスリランカの厳しい現状は、もう半年以上続いているにも関わらず、あまり世界に知られていません。

 

歴史に詳しい方はきっとご存じだと思いますが、実は日本はスリランカにとても大きな恩があります。
そして、実は悠翔会グループとも少しご縁のある国です。かかわったすべての人を幸せに。そんな理念を掲げる法人として、支援の具体的相談を受け、見て見ぬふりはできませんでした。
 

なじみの薄い国かもしれません。だけど、みなさんにもこの美しい国に、少しでも関心を持ってもらえるとうれしいです。

 

 

【参考公的支援等のこれまでの動き等について

現在、スリランカは外貨不足によって深刻な経済危機に陥っています。

 

日本の貿易パートナーとしても重要な国として位置しており、スリランカの2016年の総貿易の3.8%、総輸出額の1.9%を占めています。(駐日スリランカ大使館ホームページより)

 

その経済危機および社会の混乱により、スリランカ国立病院の医薬品・医療材料の確保が困難になっており、スリランカ政府(保健省)は、海外からの資金援助・医薬品や医療材料の援助を呼び掛けている状況です。


日本はこれまでのスリランカとの関係を重要なものと位置づけ、2022年8月18日に「スリランカに対する保健医療サービスの質及び医療アクセスの改善のための支援(無償資金協力)」として、供与額5億円の、保健医療サービスの質及び医療アクセスの改善のための、無償資金協力(「経済社会開発計画」)に関する書簡の交換を行うなど積極的に問題解決を行うために動いています。(外務省ホームページより)

 

応援者ご紹介

今回のプロジェクト起案にあたり、多くの方々も一緒に現地視察や、プロジェクトのご準備にご協力いただいております。

 

 

ご留意事項

・本プロジェクトへの寄付は、寄付金控除の対象ではございません。

 

・返礼品選択時にご回答いただく質問項目への回答は支援確定後、一切変更できませんのでご注意ください。


・支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの新着情報やSNS等における発信などに利用させていただく場合があります。

 

・ 本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。(掲載希望のお名前によっては掲載を見合わせさせていただく可能性があります。)


・その他ご支援方法に関するご質問は、こちらをご覧ください。

 

問い合わせ先

【問い合わせ先】 医療法人社団 悠翔会 スリランカ支援クラウドファンディング担当宛て

【メールアドレス】 pr@yushoukai.jp

※お電話でのお問い合わせは、混雑する可能性があるためお控えいただきますようよろしくお願いいたします。

※いただいたお問い合わせについて、極力お答えできるよういたしますが、状況に応じて個別の回答が難しい場合がございます。その際は、新着情報でQ&Aの掲載などを行い対応する場合がございますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。

 

プロジェクト実行責任者:
佐々木淳(医療法人社団悠翔会 理事長・診療部長)
プロジェクト実施完了日:
2022年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

スリランカ緊急医療物資支援プロジェクトを立ち上げ、医療法人 悠翔会グループ インド法人 CARE24を通じ、緊急度の高い医薬品の医療物資支援を行います。

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リターン

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