地域を繋ぎ自然との融合で癒しを発信する「恩方夕焼けロード」を!!

▼自己紹介

　私たちは、東京都八王子市で、広く一般市民を対象に、人々の係りを通して互助精神や調和がとれた環境社会作りを目的に活動しているNPO法人「21世紀自然環境循環研究所」です。

　今年(2022年)からは定款も変更し、特に障がい者にとっても希望や夢を創出できる新たな就労の場を地域一体となり実現することに力を注ぎ、既成概念に捉われず様々な挑戦をしています。

　その活動例は、法人HP(NPO法人21世紀自然環境循環研究所-活動紹介-)にも載せていますが、簡単に紹介すると、10月からは八王子FM/Tokyo Star Radio77.5MHz「ダンプおやじBOYのやっつけラジオ♡ナイトメア♡」のスポンサーとなり高校生たちの夢を後押しする活動を開始し、11月12日(土)には八王子にある「夕やけ小やけふれあいの里」で障がい者やシニア/学生／法人/アーティストなど様々な分野/様々な方々に出演者としても参加いただき、その参加者たちで手作りした「夕焼け小焼け音楽祭」を開催しました。その結果、イベント慣れしたアーティストからも、「課題はあったもののお客さん含め、みんなで作り上げた今までに経験がない音楽祭だった」との評価も頂きました。また12月25日(日)には八王子市役所庁舎前の河川敷にて、交流

が狭くなりがちな方々に積極的に参加いただく「クリスマス音楽祭」、来年の１月からは、2019年に世界一を獲得した「特定非営利活動法人 打鼓音(打鼓音受賞歴)からの稽古を誰でもが体験できる「和太鼓教室」を開始します。

　このように私たちは、地域の誰でもが何気なく普通にふれあえる機会/場所を作り、そのふれあいの機会あるいは場所に、障がい者にも希望や夢を感じ取れる新たな就労を創出すべく取り組んでいるNPO法人、名前は少し長くて覚えにくいNPO法人「21世紀自然環境循環研究所」です。

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

　私たちが11月12日(土)に「夕焼け小焼け音楽祭」を開催した「夕やけ小やけふれあいの里」は「自然体験型リクリエーション施設」で、童謡「夕焼け小焼け」のモデルとして知られ、春は色とりどりの花、夏は清流遊びやバーベキュー、秋は紅葉、冬は雪の里山風景と一年を通して楽しめます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　八王子市 夕やけ小やけふれあいの里(観光・文化) より

　そして「夕やけ小やけふれあいの里」の向かい側正面にある階段を上っていくと、童謡「夕焼小焼」の石碑が立ち、その作詞家「中村雨紅」さんが生まれた宮尾神社の立派な姿が現れます。

　また、その他周辺には、ブルーベリーやキウイ、野菜畑、マス釣り場などもあり、このような恩方エリアは、甲州街道の裏街道にあたる陣馬街道が延び、懐かしい里山風景が広がるのどかさ一杯の場所として紹介され、癒しのひと時を過ごすのに最適です。

　八王子観光コンベンション協会 より　　　　　　　北浅川恩方ます釣り場 より

　一方、それぞれの施設は一体感なく点在し、その価値を十分に引き出せていないばかりか、地域の中でも次第に個々の存在感が薄れ、勿体なさすら感じます。そこで地域の方々と連携し、このような状況を何とか打開し、無意識なまま自然と交流を広げ、地域内外の人が生き生きと往来できるような地域活性化を図りたいと考えたのが、今回のプロジェクトの第一歩です。

　話は変わりますが、私たちは2022年4月、「夕やけ小やけふれあいの里」の管理事務所近くにある「夕焼けの絵」を描いた坂田喜作さんにお会いし、ご自宅に保管されている原画、約80作品を拝見させていただきました。坂田喜作さんは1940年(昭和15年)生まれ、東京都八王子市出身の染色デザイナー・メルヘン画家で、「♪童謡『夕焼小焼』の里 八王子♬」をテーマに、僅かな間に消えてしまう真っ赤に染まる夕焼けを童謡の世界にイメージし、修正が利かないカッター・エアブラシを駆使して、子供たちが優しい心になるように夕焼けを描き続けて来られた方で、その一枚一枚の作品からは、言葉にならない心地よさを覚えるとともに、その作品の良さを多くの方に伝えたいとの感情が沸き上がってきたことを思い出します。

　なお、坂田喜作さんご本人には、私たちNPO法人の活動にご賛同頂き、ご本人が保管されていた約80作品について独占的利用許諾(名称掲載の許諾含む)を頂いており、今回のプロジェクトはその独占的利用許可の下、その魅力的な作品の力をお借りし、活力ある地域づくりを現実のもにしたいと考えたことも大きな理由となっています。

　また八王子未来デザイン2040のまちづくりの基本理念では「人とひと、人と自然が響き合い、みんなで幸せを紡ぐまち八王子」を掲げていますが、このプロジェクトはその趣旨とも合致し、その意味でも多くの方々のご理解や支援、応援を得ながら確実に成し遂げたいものと、改めて受け止め直しています。

▼プロジェクトの内容

　「地域を繋ぎ自然との融合で癒しを発信する『恩方夕焼けロード』を!!」

　陣馬街道が延びる恩方エリアの風景は、メルヘン画家の坂田喜作さんが愛し、夕焼けメルヘン画として描いたように、誰もが心癒されほっとする、あるいは優しい気持ちにさせる力を持ち、今の時代もその姿は変わりなく、数多く残っています。

　その素晴らしさ、その価値を改めて地域住民の方々が認識し、その記憶から薄れさせることなく将来に引き継ぐための仕掛けとして、「恩方夕焼けロード」と称し、その地域に馴染みのある坂田喜作さんのメルヘン画(レプリカ)を地域を繋げるように街道沿いに多数展示し、現実の素晴らしい自然風景と、心の奥底から共鳴するメルヘン画の魅力とが融合する世界を作ります。具体的な候補としては、恩方と小津を繋ぐ峠道と、陣馬街道沿い、および陣馬山山頂への展示を計画しています。

　このように、坂田喜作さんのメルヘン画で恩方エリアを繋ぐことで、地元地域の方々にも改めて連帯感を持った愛着心を形成し、地元地域の魅力を発信する機会として活用いただきます。

▼プロジェクトの展望・ビジョン

　今回のプロジェクトは、メルヘン画家 坂田喜作さんのメルヘン画を街道沿いに展示し、改めt地元地域の方々の連帯感と愛着心を形成する点に重きを置きますが、「恩方夕焼けロード」の話題性とともに地域の特性を生かし、地域内外の人々が生き生きと往来する地域活性化に繋げる。具体的には、周辺地域で生産している果樹や野菜の収穫体験など、既存施設も活かした触れ合いの場を形成し、温かみを醸し出す地域参加型の仕組みととして発展させていきます。

　また、冒頭の自己紹介で触れましたが、私たちは東京都八王子市で、広く一般市民を対象に、人々の係りを通して互助精神や調和のとれた環境社会作りを目的に、特に障がい者にとっても希望や夢を創出できる新たな場を地域と一体となり実現することに注力し、既成概念に捉われず様々な挑戦をしている法人です。

　今回のプロジェクトに対し、支援/応援して頂ける皆様方のお力をお借りし、さらに今後のプロジェクトに発展させていくことが展望であり、ビジョンです。

　ご支援、ご協力お願いいたします。