ゾウが内緒話する？人間とはゾウ語で交流！彼らの生活や知られざる能力

 

ゾウさんの暮らし〜食事と睡眠〜

市原ぞうの国のゾウたちは、果物、生草、竹たけ、干し草、おから、炊いた白米や玄米などのごはんを1日約約100kg、水は1日約100L飲みます。ゾウ達は起きているほとんどの時間、食べているとも言われています。

 

大人のゾウの睡眠時間の合計は平均2〜3時間で、当園のゾウ達は30～40分横になって寝るのを繰り返していますが必ず大人の1頭は起きていて群れの子達を見守っています。幼い子ゾウたちはよく眠り、夜も早い時間から寝ています。開園時間中に朝寝や昼寝や夕寝をすることも多いです。

 

 

ゾウ同士で “内緒話” をしているかも？

ヒトには聴き取れない声で会話をするゾウたち

一般的にゾウが鳴き声をあげる時は、興奮状態（驚いたり、威嚇したりする）にある場合だとされています。園内でコミュニケーションしていると、悲しい時などにも鳴き声を発しているようです。

 

そして、驚きなのは、実は大人のゾウたちは低周波音(20ヘルツ以下)という人間の耳には聴こえない音で会話をしていることです。大人のゾウは、約30km離れた仲間とも低周波音で会話ができるといわれ、子供は近い距離で低周波音で会話をしている可能性があると言われています。ゾウたちが鼻をからめたり、子どものゾウたちが頭をくっつけたりしている時は、もしかしたら「内緒話」をしている時かもしれません。

当園では、ゾウ達の低周波音の計測をゾウ舎や運動場で約8年続けています。色々なシュチュエーションで計測を続けることによって将来少しでもゾウの会話が解明できたらと考えています。

この他にも、まだまだ知られていないゾウのコミュニケーション能力があるかもしれません。

 

 

人間（ゾウ使い）とゾウのコミュニケーション

人とゾウとのコミュニケーションは、言葉で行います。当園ではタイ王国からきた先祖代々受け継がれている家系のゾウ使いたちにゾウのお世話をして頂いています。伝承されてきたゾウ使いの言葉約50種類の言葉「ゾウ語」でコミュニケーションをしながら共に生きているのです。

 

ゾウ使いが良く使う言葉↓

①・日本語「行こう！」

　　　ゾウ語「パイ！」

②・日本語「止まって！」

　　　ゾウ語「ニン！」

③・日本語「ご挨拶して」

　　　ゾウ語「サワディ」

 

ゾウ使いは、担当になったゾウの事を一番に考えています。

毎朝目を見てその日の機嫌や、体の動かし方や体のケアをしながら体調をみています。また家族や子供の様に愛情をかけながら1日1日を過ごすことによって信頼関係を築いていきます。

 

 

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