READYFOR
OF THE YEAR 2012

授賞式より

よりよい社会を実現するために

「READYFOR of THE YEAR」は、クラウドファンディング「Readyfor」において実施されたプロジェクトに贈られる賞です。Readyforには2013年7月までで累計約1600の応募があり、Readyforの審査を通過し掲載されたプロジェクトは約370あり、そのうち目標金額に到達したプロジェクトは約200です。2011年度と2012年度にこの難関をクリアした153のプロジェクトが授賞対象となり、そこから1件の大賞、2件の優秀賞(2011年度と2012年度それぞれ)、および10件の部門賞を選びました。本アワードは、「誰もがやりたいことを実現できる世の中にする」というReadyforのミッションのもと、READYFORを使って活動を進めたすばらしいプロジェクトを選定することで、今後の社会における同様の取り組みにとってのよい事例とすること、また、社会におけるクラウドファンディングというプラットフォームのさらなる活用に資することを目的としています。

Readyfor OF THE YEAR 2012
大賞

社会的インパクト、共感、コミュニケーションという観点から、その年の最も優れたプロジェクトに贈られるのが、READYFOR大賞と優秀賞です。Readyforを用いて実施され、特に多くの人々から共感を受け、その活動が社会によりよい影響を与えたプロジェクトを選定し、贈られます。最優秀であったプロジェクトが大賞、それに次いで優秀であった賞が優秀賞となります。
  • 目標金額:
    1,000,000 円
  • 実際に集まった支援金:
    4,759,000 円
  • 支援者数:
    677 人

コアラを守りたい!~東山動植物園コアラ応援プロジェクト~
橋川央 実施

贈賞理由
コアラの飼育するための支援を募集するプロジェクトで、2012年度で支援者人数、支援額ともに最も高く、また多くのメディアに報道され話題になった。多くの支援者から共感を得た背景には、「コアラのウンチペーパーしおり」などユニークなリターンの設定やコミュニケーション方法についてのさまざまな工夫があった。動物園という公共的・文化的な施設に関するプロジェクトであり、社会的意義も高いと同時に、自治体におけるクラウドファンディングの新しい利用の可能性を示した。2012年度を代表するにふさわしいプロジェクトである。

優秀賞

社会的インパクト、共感、コミュニケーションという観点から、その年の最も優れたプロジェクトに贈られるのが、READYFOR大賞と優秀賞です。Readyforを用いて実施され、特に多くの人々から共感を受け、その活動が社会によりよい影響を与えたプロジェクトを選定し、贈られます。最優秀であったプロジェクトが大賞、それに次いで優秀であった賞が優秀賞となります。
  • 目標金額:
    2,000,000 円
  • 実際に集まった支援金:
    3,579,000 円
  • 支援者数:
    272 人

歌舞伎や『寅さん』、大切な日本の文化の宝箱を守る。
須貝弥生 実施

贈賞理由
松竹大谷図書館を運営していくための費用を集めるプロジェクトである。支援者人数、支援額ともに高く、多くのメディアに報道され話題になった。歌舞伎や映画の台本を扱う国内でも珍しい図書館であり、日本の守るべき文化を支援者に訴え、共感を得たプロジェクトであった。支援者の好きな作品の台本カバーに支援者の名前をのせるなど、ユニークなリターンを設定することによって支援者を巻き込む工夫をした点もすばらしい。2012年度の優秀賞としてふさわしいプロジェクトである。
  • 目標金額:
    1,500,000 円
  • 実際に集まった支援金:
    2,145,000 円
  • 支援者数:
    218 人

被災地に出来た子どもの遊び場を残す あそびーばー
鈴木美和子 実施

贈賞理由
被災地にできた子供の遊び場(あそびーばー)を継続して運営していくための資金を集めるプロジェクトである。あそびーばーは、東日本大震災以後、子供達の遊び場として作られ、その後、子供たちにとって、そして大人たちにとってもなくてはならないものになった。その必要性を訴え支援を獲得すると同時に、リターンに気仙沼のブランドの鞄を設定するなど、被災地の産業にも寄与した。現在でも継続して被災地の子供の遊び場として使われており、多くの子供たちの楽しい声が聞こえてくる。2012年度の優秀賞にふさわしいプロジェクトである。

Honorable mention

社会貢献部門賞

Readyforにはさまざまなプロジェクトが掲載されていますが、そのなかには、社会を良くするため、社会に貢献するためのプロジェクトも多数あります。本賞は、Readyforを用いて実施されたプロジェクトで、多くの人から共感を受け、社会的な意義が特に高いものに贈られます。

ハイチ人医師を日本の医療教育で育成し、結核患者を救いたい!
大類隼人 実施

医療環境が十分でない環境のハイチの医師を日本で教育するプロジェクトであり、発展途上国を支援する新しい試みである。ハイチ人医師が来日した様子はメディアで多数取り上げられ、多くの人に社会的意義を伝える結果となった。Readyforでの資金と実行者の熱意によりプロジェクトが大きく進展し、すでに現地で診療が開始されるまでに活動が展開している。その実績からも今後の可能性からも、社会貢献部門賞にふさわしいプロジェクトである。
プロジェクトページへ

巨大刑務所!?封鎖都市ガザ版ドラゴン桜
税所篤快 実施

ガザという政治情勢が不安定な環境で、教育が十分に受けられない若者にE-learningを提供することでチャンスを与えるプロジェクトである。実行者はReadyforにおいて4度、資金調達に成功しており、クラウドファンディングを継続的に用いることで、自らの活動の継続的な発展につなげる模範例となっている。言うまでもなく途上国の教育は、国際的にみても社会的意義の高い問題であり、クラウドファンディングを活用して取り組んだ本プロジェクトの社会貢献は国際的にも誇れるものである。
プロジェクトページへ

クリエイティブ部門賞

Readyforは、支援者と実行者の関係を築く新しいプラットフォームです。多くのプロジェクトが、さまざまな工夫を凝らし、支援者の獲得とよりよいコミュニケーションに努めています。本賞は、Readyforを用いて、プロジェクトの新しい表現や、支援者との新しいコミュニケーションのありかたを開拓し、クラウドファンディングの可能性を大きく広げたプロジェクトに贈られます。

誰もが自由に研究をする新しい学会ニコニコ学会βプロジェクト
江渡浩一郎 実施

古くからある学会という仕組みにクラウドファンディングを取り入れたプロジェクトである。ニコニコ学会という新しい学会の形を模索する試みに対して、クラウドファンディングを取り入れ、発表する人と見る人、支援する人と活動する人が次々と入れ替わるような新しい世界観を創りだしている。イベントの際に、スクリーンに支援者の名前を表示するなどの工夫もされ、今後の発展も楽しみである。2012年度のクリエイティブ賞にふさわしいプロジェクトである。
プロジェクトページへ

福井の人々との出会いを楽しむ 旅のガイドブック~福井人~
高野翔 実施

支援者人数は、2012年度の全プロジェクトを通じて2番目に多く、多くの人々から小額の資金を得るクラウドファンディングとして理想的な形でプロジェクトが行われた。福井という地域の魅力を伝えるという目的に対し、ソーシャルメディアを使って、支援者にお金を支援してもらうだけでなく、広報要員として動いてもらうなど、クリエイティブな方法で共感を受ける人を増やした。製作した本は多くのメディアで特集され、結果として福井でのベストセラーになり、支援者の満足にもつながった。クリエイティブ賞にふさわしいプロジェクトである。
プロジェクトページへ

READYFOR Lady賞

Readyforは、女性の挑戦と、女性の働きやすい社会作りを応援します。本賞は、Readyforを用いて実施され、多くの人から共感を受けたプロジェクトで、特に女性が実施し、あるいは女性のために実施され、今後の社会における女性の活躍に大きく寄与するプロジェクトに贈られます。

ナプキンをフィリピン農村部の女性に届けるプロジェクト
本村拓人 実施

フィリピンではナプキンの使用率が低く、それによって女性の生きる自由の一部が失われているという課題設定に対して、インド人の発明家が開発した機械を用いてナプキンを製造するというソリューションを提案するプロジェクトである。途上国の女性の課題は日本人には当事者意識を持ちにくいが、女性の支援者向けイベントを積極的に行い、見事に目標金額に到達した。グラスルーツイノベーションという概念がさらに広がっていくことが期待できる。男性の実行者であるが、女性の社会進出に貢献するものであり、READYFOR Lady賞にふさわしい。
プロジェクトページへ

ネパールで売春宿から保護された女性達にメイクアップ職業訓練を
向田麻衣 実施

ネパールにおいて売春は大きな社会問題である。売春宿から女性を救出し保護したとしても、職を手につけ生活する力をつけることは容易ではない。本プロジェクトでは、美しくあることは女性の権利であると考え、メイクアップの技術を習得させることで、自信を失った女性達に自信と尊厳、そして働く力を取り戻してもらおうというものである。Readyfor上での支援募集では、残り24時間をきった時点から目標金額の3/4を超える支援が集まり、大逆転で目標金額を達成したことも印象的である。女性ならでは視点でのプロジェクトであり、READYFOR Lady賞にふさわしい。
プロジェクトページへ

被災地部門賞

Readyforは、そのオープン直前に東日本大震災が発生したこともあり、当初から多くの被災地支援のプロジェクトが実施されました。本賞は、Readyforを用いて実施されたプロジェクトで、多くの人から共感を受け、被災地の復興や発展に大きく寄与するプロジェクトに贈られます。

被災地にとびきり美味しいご飯と、集まれる場を。
鹿島美織 実施

石巻のレストランを運営するプロジェクトである。実行者は、石巻で震災前から料理店を営んでいる「お母さん」たちと一緒にレストランを作り、多くの人が集まれる場所にし、また、お母さんたちの生き甲斐を取り戻した。このレストランを継続的に運営していくための支援をReadyforで募集し、多くの支援者が集まった。現在もレストランは継続しており、地域の人においしい食事を提供している。被災地への想いの感じられるプロジェクトであり、被災地部門賞にふさわしい。
プロジェクトページへ

ごしごし福島基金~郡山市の幼稚園プール開きのための除染活動~
並河進 実施

2012年の夏に福島の幼稚園のプールの除染活動を行ったプロジェクトである。小学校や中学校のプールの除染は自治体によって行われるが、幼稚園のプールは2012年に除染が行われる予定がなく、なんとか自分たちで除染活動をということで進められた。一般の人が親しみやすい「ごしごし」というかわいいキーワードやキャラクターを使うことで、多くの人が参加と支援をしやすくした。被災地と支援者をクラウドファンディングでつないだ事例であり、被災地部門賞にふさわしいプロジェクトである。
プロジェクトページへ

子供未来賞

Readyforは、誰もがやりたいことを実現できる未来を目指します。本賞は、Readyforを用いて実施され、多くの人から共感を受けたプロジェクトで、特に未来を担うこどもたちを育てる、あるいは社会の明るい未来を創りだすプロジェクトに贈られます。

子どもと真剣に向き合う先生を支え抜き、教育に変革を起こすWEBサービス「SENSEI NOTE」
浅谷治希 実施

SENSEI NOTEというウェブサービスを作るプロジェクトで、教育現場において教師が持つノウハウをウェブ上で共有し、教育の質の向上につなげることを目指している。サービスの運営開発費の支援をReadyforで募集し、募集期間中には多くの教師や教師経験者がその課題に賛同している様子がソーシャルメディア上で見受けられた。社会課題を解決するスタートアップとしての成功事例になることを期待しており、その取り組みは子供未来賞としてふさわしい。
プロジェクトページへ

多くの子に奨学金を!世界中の子どもが軽井沢でリーダーシップを学ぶ「ISAKサマースクール」
小林りん 実施

軽井沢にインターナショナルスクールを作り、日本国内のみならず海外から優秀な子供を集め、国際的な力をつける環境を提供するために、2013年の夏に実施されるサマースクールの奨学金を募るためのプロジェクトである。グローバルに活躍できる子供を育てることは、今後の20年、30年といった未来を考えたときには重要な課題であり、その課題解決に真正面から取り組んでいる。子供の未来を創りだすという意味でも、また日本にとっての明るい未来を創るという意味でも意義の高いプロジェクトであり、子供未来賞にふさわしい。
プロジェクトページへ

授賞式

2013年7月30日(火)「READYFOR of the Year 2011及び2012」の授賞式を行いました。 表彰式には、大賞、優秀賞、各部門賞の実行者を始め、現在までにプロジェクトを実施し、 成功した60名以上の実行者ならびに、メディアの皆様にお集りいただきました。 同時開催の「READYFOR rethinking our community-実行者の集まる対話の場」では、 成功者ならではの成功話や、秘訣、苦労話等をシェアし、それぞれの活動だけでなく 社会をよりよくするためのコラボレーションについて話し合う場を作る事が出来ました。

Readyfor はあなたを待っています

READY FOR?でうまれたプロジェクトは、その一つ一つが実行者の熱意や情熱、夢から発現したかけがえのないものです。
そして、その多くは日常のふとした気づきや社会を少しだけよくしたいという小さなアイディアから生まれています。みんなでより良い社会をつくるために、誰かの背中を押してくれるアイディアの”種”は、すでにあなたの側にもあるのかもしれません プロジェクトを始めるページへ
Readyforへ戻る