こんにちは、達成サポートチームのうすいよしきです。
READYFORでは、毎月たくさんのプロジェクトがリリースされています。その中でもプロジェクト数が多いのが、国際協力に関するプロジェクトです。
そのため、過去に同様のプロジェクトに支援したことがある方や、過去に国際協力のプロジェクトに挑戦された実行者が多くいらっしゃいます。
ただ、国際協力といっても、世界の貧困飢餓を救う、医療環境を整える、教育機会を提供する、文化交流を促すなど、その内容は多岐にわたるため、プロジェクトの意義をより具体的に伝えることがとても重要です。
そこで、プロジェクトページを制作する上で、意識してほしいポイントをまとめさせていただきました。ぜひプロジェクトページ作りのお役に立てていただければ幸いです。
プロジェクトページを作る上で
押さえておくべき7つのポイント
ポイント1:関与する国名や何をするかを
タイトルに明記しよう。
国際協力に関するのプロジェクトのタイトルには、関与する国名や何をするのかを明記するのがオススメです。
プロジェクトに支援を行う方の特徴として、自分が関わってきた国や関心が深いジャンルに積極的に支援を行う傾向があります。
そのため、タイトルでその2点を伝えることが重要です。
「スーダンのハルツーム村に診療所を建設し、300人の子供たちの命を救いたい」
「カンボジアの子どもの命を守る、災害対策を備えた小学校を造りたい」
など、国名と何をするのかを明記したタイトルを意識しましょう。
ポイント2:実行メンバーの顔が見えるようにしよう!
こちらはほとんどのプロジェクトに言えることですが、実行者やメンバーの顔が見えていることは非常に重要です。
プロジェクトを行う実行者自身やメンバーの顔が見えていると、プロジェクトを見た方も安心して支援を行うことができます。
プロジェクトに信頼感や安心感を感じてもらうために、日々の活動など写真から顔が見える写真を複数入れるようにしましょう。また、プロフィール画像にもあなた自身やメンバーの顔が見える写真を設定しましょう。
ポイント3:自分たちだけのストーリーを伝えよう。
前述の通り、READYFORで掲載されるプロジェクトの中で、国際協力に関するプロジェクトの割合は大きくなっています。そのため、自分たちのプロジェクトをより具体的に伝え、そして共感を引き出すことができるかがポイントになります。
例えば、以下の2つの文章を読み比べた時に、どちらを支援したくなりますか?
(A)僕たちは以前、カンボジアの首都から離れた小さな村を訪れました。そこには学校に通えない子供たちが大勢いました。彼らに教育を届けるために、僕たちはカンボジアに学校を作りたいんです。
(B)以前カンボジアに渡航した時に、首都から離れた小さな村でダイ君という子供と知り合いました。ダイくんは、将来学校の先生になって、村の子供達に勉強を教えることが夢だと教えてくれました。
しかし、この村の近くに学校は無く、このままではダイくんの夢は叶いません。ダイくんやこの村で暮らす子どもたちのために、僕たちは学校を作りたいんです。
たとえ、学校建設や国際支援などの大きなジャンルでも、あなたが経験したことや目にした光景は、誰かと全く同じになることはありません。ありきたりな文章ではなく、自分たちのプロジェクトの特徴や想いをストーリーにして文章で伝えていきましょう。
ポイント4:目標金額の使い方をしっかりと明記しよう。
日本人が寄付や支援を行う際に何を考えているのでしょうか?
多くの方が、寄付金の使い方が明確であることと回答しています。
実は支援を行う際に、重視されていることが「寄付白書」という書籍にまとめられています。
データを見ると、支援の際に一番重視されることは「寄付金の使い道が明確で、有効に使ってもらえること」とあります。
このように資金の使い道を明確にすることはとても重要です。興味を持たれた方が疑問を抱かないような資金使途をプロジェクトページ内に明記するようにしましょう。
ポイント5:現場の様子が伝わる写真を入れよう。
プロジェクトを魅力的に見せ、支援の必要性を伝えるためには、文章だけでなく写真を使うとより効果的です。現地の様子や現状などを表す写真を、プロジェクトページにも入れてみましょう。
目安として、500字ほどの文章に対して1枚の写真を入れられると、読みやすいプロジェクトページになります。プロジェクトページには4枚〜5枚のお写真があると理想的なプロジェクトページになります。
※肖像権や著作権には注意を払って写真を正しく使用しましょう。
ポイント6:プロジェクトが及ぼす影響を
具体的な数値で表そう!
共感を集めるためのポイント。6つ目はプロジェクトが及ぼす具体的な数字の有無です。
「このプロジェクトが実行できれば、たくさんの子供達に教育機会を届けることができます。」という文章よりも、「このプロジェクトが実行できれば、村に住む100人の子供たちに教育を届けることができます。」という具体的な数値が入った文章のほうが、印象に残りやすく支援されやすい傾向があります。
多いや大きいなどの形容詞は、できるだけ具体的な数字や表現に変換していきましょう。
ポイント7:プロジェクトへの実績を明記しよう
最後のポイントは、本当にこのプロジェクトを行うことができるのか?という点です。
前述の『自分たちだけのストーリー』に近いですが、共感度を上げることが目的ではなく、「この人・この団体なら任せれれる」という安心感を与えることが重要です。
海外で活動する厳しさなどを文章に盛り込みつつ、安全に確実にプロジェクトができる団体であることを理解してもらえるようにしましょう。
継続した支援を行う団体であれば、支援を積み重ねてきた実績を伝えることが有効です。
たとえ実績がなくても、実際に渡航したときの様子などを細かく伝えることで、支援に対する安心感を与えることができます。
現地に足を運んだ経験や、積み上げてきた実績を支援者にも伝わるようにプロジェクトページに記入していきましょう。
国際協力を志すプロジェクトで
オススメのリターン
国際協力に関するのプロジェクトを考える時、どのようなリターンを設定をすればよいか悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。
実際にアドバイスを求められるケースが多かったのが、このリターンについてです。
価値の高いものをリターンに設定すれば、実際に使用できる資金も少なくなります。逆に対価性が少なければ、支援されるか不安になってきますよね。
そこで、これまで成功を収めてきたプロジェクトの中から、支援の多かったリターンを4つのジャンルに分けてご用意させていただきました。
プロジェクトや予算にマッチするようなリターンを設定していきましょう。
国際協力プロジェクト オススメリターン集
プロジェクト貢献系
→・サンクスメール、レター・活動報告書・現地の子供達からの手紙や写真
プロジェクト体験系
→・現地案内ツアー・帰国時のイベントに招待・限定のボランティア体験に招待
限定アイテム系
→・現地限定アイテム・現地の子供たちの手作りグッズ・現地の食べられるお土産
メンバーシップ系
→・HPにあなたの名前を入れる・現地に支援者として名前を残す・オーナー権
共感を集めた
プロジェクトページから学ぼう!
最後に、数ある国際協力のプロジェクトの中でも、ぜひ見本にしたいプロジェクトページをいくつかピックアップさせていただきました。あなたの目指すプロジェクトに近いものを選んで、プロジェクト製作の参考にしてみましょう。
・50万円前後の目標金額で、貧困問題の解決に取り組む方にオススメのプロジェクト
「学生団体SPWがラオスの子どもたちに運動着と運動靴を届けます!」
・100万円前後の目標金額で、子供たちの教育のサポートを目指す方にオススメのプロジェクト
「パラグアイの子どもに教育を!横浜の学生を中心とした学校建設!」
・100万円前後の目標金額で、村などの活動をサポートを目指す方にオススメのプロジェクト
「バナナペーパーでカンボジアのゴミ山で働く100人に働ける場所を」
・200万円以上の目標金額に挑戦する方にオススメのプロジェクト
いかがでしたか?
良い部分は学びながら、自分たちのプロジェクトにしか出せない個性や魅力を出して、素敵なプロジェクトページを仕上げていきましょう!