この記事では、「共感を集める、プロジェクトページの書き方講座」として、プロジェクトページを書く際に抑えておきたい5つのポイントについてお伝えします。
目次
1.読み手を捉えて「伝わる」文章を心がける
2.推しポイントを定めて構成を組む
3.冒頭が支援を左右する。文章はなるべくコンパクトに
4.タイトルとトップ写真はページの顔
5.「見出し1~2行+本文2~3段落+写真」を繰り返す
まず、プロジェクトページの作成において大事なのが「伝える」文章を書くのではなく「伝わる」文章にすることを心がけてページを書くということです。
難しいと思う方もいるかもしれませんが、そのヒントになるのがどういう方々に支援していただく想定なのかを考える。つまり、読み手を捉えることです。
以下はその読み手となる方々の想定例です。
最初に支援をしてくださる可能性の高い方々(読み手①)に対してはページの内容に関わらず支援いただける可能性は高いですが、ページで支援有無を決める可能性の高い方々(読み手②)に対して、どう書いたら伝わるかを考えながら作成することが大事になってきます。
次に、ページを読んだ人に一番伝えたいことやプロジェクト最大の推しポイントは何かを定めましょう。
それにより以下3パターンの構成におおよそ分けることができるので、各構成に沿うことで内容が書きやすくなります。
Webページ全般に言えることですが、読み手は冒頭の約500字部分で読み進めるかを判断します。
これは、クラウドファンディングにおけるプロジェクトページも同様です。
冒頭で何をするか伝わらなかったり、文章が長いとその時点で離脱してしまう可能性が高いため、冒頭で心を掴みなるべく読み進めてもらえる内容にすることが大事です。
プロジェクトの要約やプロジェクト発案のきっかけ、実現したいことを端的に「伝わる」文章にしていきましょう。
なお、文章全体も長過ぎずおおよそ2,000字〜2,500字程度までに収めることをオススメします。
プロジェクトページを読む手前で必ず目に入るのはタイトルとトップ写真です。
これは、他のプロジェクトページと並んだ際に顔となる部分であり、ページのクリック率に影響する部分です。
READYFORのプロジェクトページのタイトルは33文字以内と決まっているので、その字数以内で何をするプロジェクトなのか分かるように読み手の関心や興味を引くようなタイトル作りを心がけましょう。
また、トップ写真は以下の点を抑えて選んでみてください。
✔️画質が良く、色合いが鮮明である
写真の画質が悪かったりするとプロジェクト自体の印象を下げてしまう可能性があり、せっかく作り上げたページまで読み進めてもらう可能性も低くなります。
✔️なるべく被写体が少ないのを選ぶ(1〜3名推奨)
集合写真などはごちゃついた印象を受けることが多いのであまりオススメしません。しかし、プロジェクトによっては集合写真の方がマッチする場合もありますので、例えば訴訟系のプロジェクトなど一致団結を訴えた方が良い場合は以下のように文字を入れてみることで見た目が緩和されるので少し工夫してみましょう。
✔️プロジェクトの内容が想像できる
動物愛護系のプロジェクトであれば動物の写真、生活支援系のプロジェクトであればその対象となる方々の写真など、実行者単体のプライベートの写真などプロジェクトとの結びつきが想像しづらいような写真は使わないようにしましょう。
✔️フリー素材はなるべく使わない
どうしても写真がない場合は仕方がないですが、特に第三者から見た時に実行者(個人・団体)の信憑性に繋がる可能性もありますので、オリジナルの写真を用いることをオススメします。
見た目が綺麗で読みやすいプロジェクトページを目指すために、「見出し1~2行+本文2~3段落+写真」といった流れを構成に合わせて作ることをオススメします。
以下にバランス良く書かれているプロジェクトページをいくつかご紹介しますので、参考にしてみてください。
・君がいるから頑張れる。病気と闘う子供達にファシリティドッグを
・旅人の無事を祈り421年 広重が描いた茅葺きを今の時代に残したい
・18トリソミー児の家族の想いがつまった写真集を出版したい!
クラウドファンディングにおけるプロジェクトページの目的は、プロジェクトの内容を正しく理解していただき、共感され、支援に繋げていくことです。
プロジェクトページに同じものはないので、このサプリを参考にいただきつつも素敵なページが増えていくことを祈っております。