支援総額
目標金額 15,000,000円
- 支援者
- 316人
- 募集終了日
- 2024年6月28日
子どもの権利サポーター募集|子どもには労働ではなく教育を。
#子ども・教育
- 総計
- 1人
貧困や虐待等で親を頼れない若者が将来を諦めず生きていける伴走支援を
#子ども・教育
- 現在
- 4,935,000円
- 支援者
- 238人
- 残り
- 23日
年末年始に孤立する若者からのSOS|緊急食糧支援2024 冬
#子ども・教育
- 現在
- 4,806,000円
- 寄付者
- 170人
- 残り
- 49日
【緊急支援】レバノンの人道的危機にご支援を
#国際協力
- 現在
- 645,000円
- 寄付者
- 63人
- 残り
- 29日
「いのち」と「こころ」の灯台を守る!ごちゃまるクリニック緊急再建
#子ども・教育
- 現在
- 20,356,000円
- 支援者
- 795人
- 残り
- 4日
プロジェクト本文
\目標金額達成/ありがとうございます!
【支援者人数 1,000人】を目標に挑戦し続けます!
昨夜6月25日に、目標金額の1500万円を達成しました!ご寄付や情報拡散などで応援いただいたみなさん、本当にありがとうございます!!みなさんから託していただいた想いとともに、児童労働のない、子どもの権利が守られる社会を実現するための活動を進めてまいります!
クラウドファンディングはあと2日、最終日の6月28日(金)23時までACEは挑戦を続けます。
25年間活動を続けてきて実感しているのは、自分たちの力だけでは児童労働をなくすことはできない、ということです。
ACEはこれまでも協力してくれるいろいろな方々が持つ力を引き出し、それらをつなげ、シナジーを生み出すことで、よりダイナミックな変化を生み出してきました。すべての子どもの権利を守るための、社会を変えるためのたくさんの仲間が必要です。
そんな想いで今回のクラウドファンディングでは、1,000人の方とつながる(1,000人からご支援をいただく)ことをもう一つの目標に掲げてきました。これを「ネクストゴール」として、6月28日までご支援の輪を広げていきたいと思います!
引き続きご支援や、周りの方へのシェアなどで応援していただけたらとても嬉しいです。最後まで、どうぞよろしくお願いします!
私たちを幸せな気持ちにしてくれる
チョコレートの苦い現実。
カカオ豆の生産量7割を占める
西アフリカでは、
チョコレートを食べたこともなく、
過酷な環境で働く子どもたちがいます。
子ども時代は本来、健康な身体を作り、
将来にわたって生きていくために必要な
知識やスキルを学ぶ大事な時期。
過酷な労働によって
大切な子どもの成長の機会を奪う
「児童労働」という問題に、
私たちACEは長年取り組んできました。
これまでに児童労働から解放した
子どもたちは2,500人以上、
約13,600人が無償で質の高い教育を
受けられるようになりました。
しかし、SDGs(持続可能な開発目標)で
「児童労働を終わらせる」目標が掲げられている
2025年まであと1年を切るも、
世界では1億6,000万人もの子どもたちが
児童労働に就いており*1、達成は困難な状況です。
目標は遠く、途方に暮れるときもあります。
それでも、もがきながら活動し続けたことで
さまざまな人との協力につながり、
世界を変える方法を見出してきました。
たくさんの子どもたちが学校に通い、
夢を語るようになる姿を見てきました。
日々の暮らしに精一杯だった親たちも、
子どもが学校に通うようになると
笑顔になります。
26年間の活動を通じて、
気づきときっかけ、出番があれば
人はものすごい力を出せると確信しました。
その力を合わせれば、世界が変わる。
ほしい未来を、一緒につかみませんか。
ーご支援金の使いみちー
みなさまからのご支援は、ガーナでの児童労働をなくすためのプロジェクトなど、2024年6月から12月までの認定NPO法人ACEの活動資金として、大切に使わせていただきます。
ACEは、ガーナやインドでの児童労働を生まない仕組みづくりのほか、消費国である日本の側、企業の側からビジネスの考え方・仕組みを変えていく取り組みを行っています。
また、2019年に「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」を立ち上げて以降は、日本の子どもの権利を保障するためのさまざまな活動も推進しています。
児童労働の現状
アフリカでは
子どもの4人に1人が児童労働
ガーナのカカオ生産地では、多くの子どもたちが働いています。
貧しい家計を支えるために、小学校に行って学んだり遊んだりすることもなく、刃物を使った危険な作業や、おとなでも大変な運搬作業などをしています。中には、人身取引のような形で親元から引き離されて、子どもの意思に反して働かされているケースもあります。
児童労働とは、義務教育を妨げる労働や法律で禁止されている18歳未満の危険・有害な労働のことを指します。
世界には1億6,000万人、子どもの10人に1人が児童労働をしているといわれており、その50%以上が5~11歳で、増加傾向にあります*1。特にアフリカでは子どもの4人に1人が児童労働に従事しています。
「今」と「未来」を奪う児童労働から
子どもを守りたい
成長途中の未熟な身体で重労働を課せられることによって健康を損ねてしまいやすく、また教育を受けられないために読み書き、計算もできません。将来おとなになった時に、貧困から抜け出したり、自分で未来を選んだりすることが難しくなってしまうのです。
児童労働は、その子の「子ども時代」や「教育を受ける権利」を奪うだけでなく、子どもの「未来」を、ひいては、その家族の、その村の「未来」をも奪うことにつながります。
だからこそ、児童労働はSDGsの目標8でも取り上げられ、早期に解決することが目標としてかかげられているのです。
まるで強制労働のようでした。
しかし、ぼくには家族を支えるために仕事をする以外に他に選択肢がなかったのです。
病気になっても、疲れたとか休みたいと思っても、それを口に出すことさえできませんでした。ほかの子どもたちが学校へ通っているのに、自分は働かなければならないことを、とても悲しく思っていました。
*1 「児童労働:2020年の世界推計~傾向と今後の課題~」国際労働機関(ILO)・国連児童基金(UNICEF)/2021年6月10日発表
カカオの不作で、収入減に苦しむ農家
カカオ不作の背景
さらに今、カカオ農家、そして世界中のチョコレート企業がカカオの不作に悩まされています。
カカオが手に入りづらい状況を受け、国際的な取引価格は大幅に高騰しているものの、農民に支払われるカカオの代金は低いままで、そのうえ収穫量が下がっているため、もともと低かったカカオ農家の収入がさらに下がってしまっているのです。
カカオの収穫量が減少している背景には、気候変動に伴う天候不順や金鉱山開発によるカカオ農園の減少などさまざまな要因がありますが、特にガーナでは物価高騰により、農家が栽培に欠かせない肥料や農薬を入手できず、収穫量を上げるための手当てができていないことも一因です。
今年3月にACEがガーナを訪れた際には、加工工場にカカオ豆の在庫がほとんどない状況を目の当たりにしたほか、農家の人たちの嘆きの声もたくさん聞きました。
子どもたちへの影響もますます懸念
子どもの学用品が買えないという家庭もすでに増えてきており、今後、学校に行っていた子どもたちが退学してしまう、収入を上げるために子どもを働かせてしまうといった影響が危惧されます。
このような懸念がある中、ACEでは、これまで以上に多くのステークホルダーと連携し、チョコレート産業を取り巻く課題を根本解決に向かわせる取り組みを加速させながら、生活が苦しいカカオ農家への緊急支援の必要性についても検討していきます。
カカオ農家への農業資材の提供や、学用品を支援する子ども(家庭)の拡充など、現地のニーズを聞き取りながら決めていきたいと思います。
世界を変える方法
村での活動から、国家プロジェクトへ
地域の人たちの力を活かして
児童労働のない村づくりを進めています
ACEは2009年から、ガーナのカカオ生産地で「スマイル・ガーナ プロジェクト」を実施しています。
プロジェクトでは、以下のような活動を行っています。
|地域の見回り活動と貧困家庭の支援
住民と連携して、地域の見回り・家庭訪問を行います。児童労働をしている多くの家庭は貧困状態にあります。そういった家庭に寄り添い、課題を解決するための方法を一緒に考え、直接的に支援を行ったり(学用品支給・収入向上支援等)、行政の支援に結びつけることで状況を改善していきます。
|啓発活動
「子どもは働いてあたりまえ」「貧しいからしかたのないこと」といった考えも、児童労働がなくならない要因の一つです。そのため、児童労働が子どもの成長を妨げることや、子どもたちには教育を受ける権利があることを家族や子どもたち自身に伝えていくことも大切にしています。
|学校環境の改善
教室・教員不足も日常茶飯事です。地域の住民や行政とも連携しながら、給食の支援や教員トレーニングなどをおこなうことで、学びに集中できる学校づくりをしています。
3〜4年のプロジェクトを経て、地域の子どもみんなが学校に通うことができ、おとなが児童労働に頼らず生活していけるという状態になると、その村はプロジェクトを「卒業」し、自分たちで児童労働のない村を守っていくようになります。
以前は学校に行かず、カカオ農園で働いたり一人で勉強したりしていて、悲しかったです。
プロジェクトからもらった学用品は、毎日学校に行くためのモチベーションになっています。学用品を受け取れて、本当に嬉しいです。毎日学校に行くようになって友達とも一層仲良くなりました。
学校では社会科、特に環境について学ぶのが好きです。将来は医者になりたいので、勉強を続けたいです。
子どもが守られる仕組みを国全体に!
「児童労働フリーゾーン」制度とは?
2018年からは、これまでのプロジェクトの経験を踏まえ、ガーナ政府が児童労働撤廃に向けた国家計画の一環として進めている 「児童労働フリーゾーン ( Child Labour Free Zone )」認定制度の構築に協力しています。
「児童労働フリーゾーン」とは、児童労働の予防と解決のための仕組みが構築されている地域を指します。
子どもの保護に関する規則が制定されている、子どもが学ぶための適切な環境が整備されているなどの「要件(全25項目)」が定められており、それらの要件をクリアした地域を「児童労働フリーゾーン」として国が認定するという制度です。
この「児童労働フリーゾーン」を増やし広げていくことで、子どもの学びや健全な成長を支える地域の仕組みがガーナ全国に構築され、ガーナが児童労働フリーの国になっていくことを目指しています。
ガーナ政府は、「児童労働フリーゾーン」の認定要件を定めた「児童労働フリーゾーン構築のためのガイドライン」(以下、CLFZガイドライン)を2020年3月に発行し、2023年8月に改訂しました。ACEは、スマイル・ガーナプロジェクトでの知見を活かして、このガイドラインの策定にも協力してきました。
2020~2022年には、日本の政府開発援助(ODA)の実施機関である国際協力機構(JICA)の調査事業をACEが受託。
CLFZガイドラインの実効性や改善点を把握する活動の一環として、ガーナの2つの郡でパイロット活動を行いました。その結果、児童労働をなくしていくために必要な要件が標準化されていることの意義や、コミュニティ単位で児童労働のモニタリングを実施することの有効性、自治体による行政サービス普及の重要性などを検証しました。
「地域」全体で取り組みを進める
エリアベース・アプローチ
ACEの「スマイル・ガーナ プロジェクト」もガーナで進める「児童労働フリーゾーン」も、「エリアベース・アプローチ」を採用しています。
「エリアベース・アプローチ(Area-based approach)」とは、「地域」全体であらゆる関係者を巻き込みながら取り組みを進める方法です。
企業の場合は、カカオなどの特定のサプライチェーンごとに取り組みを進めるアプローチが多いのですが、仮に子どもたちがカカオ農園で働くのをやめたとしても、代わりに同じ地域にある金鉱山で働くことになったとしたら、児童労働が解決されたとはいえません。
そのため、子どもの家庭、地域の学校や産業、行政や政府と連携してして、地域ぐるみで取り組むことが不可欠なのです。
地域のみんなの力を活かしながら、子どもを児童労働から守り、教育を受けられるように学習環境を充実させ、児童労働をせざるを得ない状況の家庭に寄り添いながら、行政の支援や外部介入支援に結びつけ、子どもの権利が守られる「地域」をつくっていく、それが「エリアベース・アプローチ」です。
ガーナでの取り組みを、
児童労働解決のモデルケースに
「児童労働フリーゾーン」制度は、児童労働の解決に対するひとつのモデルとなり、世界を大きく変える可能性を秘めています。また、国連児童基金(ユニセフ)や国際労働機関(ILO)、世界銀行などの国際機関から注目や期待が寄せられています。
ガーナがお手本となって国の制度として児童労働への取り組みを推進し、解決していくことは可能だと示していければ、世界各国でも児童労働が重要な問題として取り扱われ、その手法が取り入れられるようになるはずです。
学生5人で設立し、厳しい状況にある子どもたちのために「何かしたい」という思いで走り続けてきたACEの活動が今、国レベルで新たな仕組みを作ることにまでにつながっていることは、これまでACEの活動をご支援いただいた多くの方々のおかげです。
「世界中のあらゆる児童労働を終わらせる」という大きな目標を、一日でも早く、みなさんと一緒に達成したいと思います。
より多くの子どもたちのために、
「国の制度」をつくる壮大な挑戦
特定非営利活動法人ACE
副代表 白木 朋子
ガーナで児童労働フリーゾーンの制度づくりに取り組み始めてから、丸5年が経ちました。ACEとしてもそれまでやったことがない試みで、何から始めたらよいのかもわからないながらも、たくさんの方の力を借りながら、なんとかここまでたどり着きました。
児童労働フリーゾーンの話をすると、不思議と賛同してくれる人がほとんどで、それだけ「必要とされているもの」なんだということを感じます。
まだ世界のどこにも存在しない国の制度を、持続可能なものとして確立することは、とても壮大なチャレンジで、責任の重さとプレッシャーに今にも押しつぶされそうというのが正直なところですが、今まで出会った子どもたちひとりひとりの顔を思い浮かべながら、日々取り組んでいます。
より多くの子どもたちが必要な支援を受けられるように、そしてそれが国の仕組みとしてガーナ全体に広がっていくように、今私たちにできることをひとつひとつ積み上げていきます。
そのために、どうかみなさまのご支援、応援をよろしくお願いします!
協働のモデルをつくり、
チョコレートビジネスを変える
日本の私たちと
児童労働の問題はつながっている
日本は、年間約27万トンのチョコレートを消費する世界第3位のチョコレート消費国です。
国内で使用するカカオ豆の70〜80%はガーナから輸入されており*2、知らず知らずのうちに、児童労働によって作られた商品を消費しているかもしれないという現状があります。
そのためACEは、ガーナでの支援活動だけではなく、日本での取り組みにも力を入れてきました。生産地だけでは変えられない現実を、消費国の側、企業の側から変えていく、ビジネスの考え方・仕組みを変えていく、そうしたチャレンジを長年続けてきました。
児童労働に関する企業の責任を問い始めた当初、私たちは見向きもされない存在でした。でも、企業を攻撃するのではなく、協働することで一緒に問題解決していくことを目指し、発信し続けたことでご縁がつながっていきました。
企業との関わりは今では、売り上げによる寄付を通じた支援に留まらず、児童労働を含むサステイナビリティに配慮した原料調達の助言や、サプライチェーンの児童労働対策の仕組みづくりなど多岐にわたり、メーカーから小売りまでさまざまな企業とのパートナーシップが生まれています。
企業、政府と、ACEのようなNGOが協働し、課題解決を図る動きは、世界的な潮流となっています。
2020年1月には日本でも、企業、政府、NGOなどが垣根を越えてカカオに関する課題解決に取り組む「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」が立ち上がりました。ACEも運営委員として全体の運営に積極的に参画するほか、「児童労働分科会」での活動をリードしています。
このように、ACEの存在価値は、本質的な課題解決に向けて社会構造を変えていくことへとシフトしつつあります。
私たちは、児童労働を生む構造に関わるあらゆる関係者の力をどれだけ発揮させられるか、という視点を持って今後も取り組みを続けます。
森永製菓「1チョコ for 1スマイル」
ACEは森永製菓「1チョコ for1スマイル」の支援パートナー団体のひとつとして、2011年から支援いただいています。年間を通して⾏う寄付に加えて、毎年「特別月間」(キャンペーン)では、森永チョコレートなどの対象商品1個の売り上げにつき1円を寄付していただいています。
有楽製菓 ブラックサンダー
2022年9月に主力商品であるブラックサンダーに使用しているカカオがすべて、児童労働撤廃に配慮したものに切り替えられたことがメディアでも話題となりました。こうした取り組みを進めるきっかけにACEがあったことが、同社のホームページでも紹介されています。また、ACEの法人会員として活動をご支援いただいているほか、「チョコ募金」を通じてガーナでの活動を支援いただいています。
江崎グリコ 児童労働フリーゾーン認定要件に準じた仕組みづくり
同社のホームページで公開されている「持続可能な調達に関するコミットメント」の中で、カカオ豆の調達取り組みの一つとして、 「2026年末までに、Assin Fosu地区でGlicoがカカオ豆を調達している村において、児童労働フリーゾーン(CLFZ)認定要件に準じた児童労働予防・改善の仕組みを構築する」ことが掲げられており、ACEが委託を受けて、2022年10月から現地の活動を実施しています。
寄付つき商品を通じた連携
フェリシモ「幸福のチョコレート(c)」の「LOVE & THANKS基金」、ファンケルの「ショコラ プー・ラ・ボーテ ピスターシュ」、セブン&アイグループの「セブンプレミアム」チョコレートシリーズをはじめ、さまざまな寄付つきチョコレートを通じてご支援をいただいています。
市民への啓発活動と
政策提言
消費者、子どもたちへの啓発活動
一般市民や子どもたちに向けた啓発活動として、講演活動やオリジナルワークショップ教材の販売、本の執筆、ACE設立15周年記念映画「バレンタイン一揆」の上映、イベント開催などを行っています。
2007年からこれまでに、講演を通じて約9万人の方々に子どもの権利や児童労働について伝え、行動変容を促してきました。
政策提言(アドボカシー)
カカオ産業での児童労働の解決のためには、日本国内のステークホルダーとの連携に加え、グローバルレベルの重要なアクターを動かしていくことが重要です。
そのためACEは、持続可能なカカオ産業の実現をめざす団体で構成されるグローバルなネットワーク「Voice network」の一員として、カカオのサステナビリティに関するレポート作成などに携わったり、「カカオ産業の児童労働撤廃に向けた調整グループ(CLCCG)*3」が開催する国際会議に参加したりするなど、情報収集や知見の共有、報告書の作成・発信などを行っています。
また、ACEは児童労働に取組む市民社会組織の国際的ネットワークである「児童労働に反対するグローバルマーチ」の理事として、グローバルレベルのアドボカシー活動も行っています。
*3 コートジボワールとガーナの政府、米国労働省、チョコレート業界を代表する立場としての世界カカオ財団(チョコレート、カカオに関わる業界組織)により構成されるグループ
ACEの活動予定
(2024年6月~12月)
ACEの活動は、みなさまからのご支援によって支えられています。ご支援という形で、ACEと一緒に児童労働をなくすアクションをよろしくお願いいたします。
活動の中心は、ガーナやインドの児童労働の撤廃のためのプロジェクトが中心ですが、2019年「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」を立ち上げて以降は、日本の子どもの権利を保障するためのさまざまな活動も行っています。
いただいたご支援は、ACEが2024年6月から12月までの下記活動を進めるために、大切に使わせていただきます。
なお、昨年行ったプロジェクトの実績については、報告ページをご覧ください。
【ガーナにおける活動】
<スマイル・ガーナ プロジェクト>
地域の見回り活動と貧困家庭の支援、啓発活動、学校環境の改善をおこなうほか、以下の活動に取り組みます。
✓生活が苦しいカカオ農家への緊急支援(検討中)
カカオ価格高騰の影響で収入が減り、生活が厳しくなったカカオ農家に対して、農業資材の提供や、学用品を支援する子ども(家庭)の拡充など、現地のニーズを聞き取りながら決めていきます。
✓「コミュニティ活動計画」の作成と実施支援
コミュニティ活動計画とは、村(コミュニティ)で児童労働を解決するために必要と思われる活動と、その実施計画を記載したもの。住民たち自身が議論やワークショップを重ね、現状の分析や改善策の検討をすることで、住民がエンパワーされ 、児童労働に関する課題に対応できる状態になることを目指します。
<児童労働フリーゾーン>
国際協力機構(JICA)の委託事業「児童労働フリーゾーンを通じた子どもの保護主流化プロジェクト」の実施を中心に、「児童労働フリーゾーン構築のためのガイドライン」を持続的に運用できる制度とするためにガーナ政府と協働して取り組みを進めます。
また、ガーナでの取り組みがお手本となって世界各国の取り組みが促進されるよう、国際会議等を通じて国際社会や市民社会ネットワークに発信していきます。
【インドにおける活動】
<ピース・インド プロジェクトのフォローアップ(2024年8月終了予定)>
2023年8月まで実施してきた「ピース・インド プロジェクト」活動地および周辺地域において、エンパワーされた住民が自立的に「児童労働のない村」を維持できるよう、フォローアップ活動を行います。
【日本国内での子どもの権利普及のための活動】
日本国内でも子どもの権利が守られるように、「子ども・若者」「家庭」「学校」「コミュニティ」「国」それぞれに働きかけを行っています。
<「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」を通じた活動>
セミナー・イベントの開催、自治体への講師派遣、子どもの権利条約フォーラム(2024年11月東京開催)の開催などを通じて、キャンペーンの参加団体とともに子どもの権利を啓発・普及します。また、子どもの権利を保障するための具体的な政策が実施されるために、子どもと共に政策提言活動を行っていきます。
<沖縄うまんちゅ子どもの権利推進プロジェクト>
沖縄うるま市や那覇市を中心に、子どもやおとなを対象にしたNVC(共感的コミュニケーション)研修や子どもの権利ワークショップを実施し、地域単位で子どもの権利が守られる仕組みが強化されることを目指します。
<支援者向け研修>
子ども食堂など子どもに関わる組織・人に対して、子どもの権利とセーフガーディングを普及するための研修の実施や、ガイドブックの作成などを行います。
<子どもの権利を伝えるワークショップの開発>
子ども自身が子どもの権利を理解し、実践に活かすための「わたしらしさを大切にする子どもの権利ワークショップ」を開発・実施し、講師派遣のプログラムとして確立することを目指します。
【国際社会・政府への働きかけ】
世界の児童労働撤廃の動きを強めるため、国連未来サミット(9月)、またG7、G20など主要国の会議において、児童労働撤廃のコミットメント強化を求める提言活動を行います。また、児童労働に反対するグローバルマーチや、児童労働ネットワーク等を通じ国内外の団体と連携した提言、啓発活動を行います。
児童労働は企業のサプライチェーンにも存在するため、「ビジネスと人権指導原則」に基づいた、人権を尊重する(児童労働に加担しない)企業行動を促進するため、政府に法整備(人権デューディリジェンスの義務化、公共調達での組み込みなど)を求めます。さらに、日本が子どもの権利を含む人権を尊重するための取組・体制の強化を求めていきます。
【持続可能な事業の推進に向けた企業・経営者への働きかけと連携】
ビジネスセクターとの対話、研修機会の提供、協働促進を進めるほか、特に「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」(JICA)での取り組みに注力します。企業、政府、NGOなどが組織の垣根を越えて課題解決に取り組むことで、大きなインパクトを出せるよう、対話・協働を促進していきます。
【啓発活動】
講演、イベント、6/12児童労働反対世界デーを中心としたキャンペーン、オリジナルワークショップ教材などを通じて、日本の子どもや一般市民に児童労働や子どもの権利について伝えていきます。また、日本にも存在する児童労働についても、リーフレット配布などを通じて啓発活動を行います。
税制優遇について
ACEは東京都から「認定NPO法人」として認定されています。
・個人としての寄付:
「税額控除」か「所得控除」のうち、有利な方を選択できます。一部の住民税についても寄付金控除の対象となる場合があります。
・法人からのご寄付:
「寄付金特別損金算入限度額」の枠が適用されます。
詳細については、ACEのウェブサイトもご参照ください。
|ご留意事項
・ご支援コース(リターン)のうち、【寄付金控除対象】コースは税制上の優遇措置の対象となりますが、【寄付金控除対象外】と記載のあるコースは税制上の優遇措置の対象外です。
・寄付受領書の名義・発送先は、原則としてご支援時に入力したお届け先の宛名と住所となります。送付は、2024年10月を予定しております。
・寄付受領書に記載の日付は、READYFORからACEに入金のある2024年8月9日となります。
ACEについて
新パーパス「世界の力を解き放つ」
認定NPO法人ACEは、日本生まれのNGOです。
ACE(エース)とは、Action against Child Exploitation の略で、「子どもの搾取に反対する行動」という意味です。1997年、現在の代表、副代表、事務局長を含む学生5人で始まった活動は、児童労働の撤廃、子どもの権利の保障を目指し、多くの方々のご協力、ご寄付に支えられながら26年間続いてきました。
私たちのパーパス(存在目的)は、
「世界の力を解き放つ -子どもたちに自由の力を。すべての人に変革の力を-」です。
子どもたちが生まれながら持っている無限の可能性「自由の力」、誰の中にもある未来をより良い方向へ変えていくエネルギー「変革の力」。
ACEが得意とする関係者の力を引き出すことで、個人・企業・政府含めてあらゆる関係者の行動が変容し、子どもたちの自由と尊厳が輝く未来への扉を開いていきます。
SDGs達成への取り組み
児童労働を解決する活動は、多くのSDGsのゴール達成にも寄与しています。教育を受けられることは、どのような国、家庭に産まれても、国が保障すべき子どもの権利です。
目標1 貧困をなくそう
農閑期でも安定した収入を実現し、
必要な社会保護へのアクセスを確保。
目標2 飢餓をゼロに
小規模農家を支援し、
企業との連携で地域の農業の在り方を変える。
目標4 質の高い教育をみんなに
地域のチカラを推進し、
無償で質の高い教育を実現。
目標5 ジェンダー平等を実現しよう
女子差別と児童婚を防ぎ、
職業訓練を通じ女の子をエンパワーする。
目標8 働きがいも、経済成長も
児童労働をさせない、
見守る体制を、コミュニティに作る。
目標12 つくる責任 つかう責任
企業も消費者も、
児童労働撤廃に貢献できる
ビジネスの在り方へ転換。
目標16 平和と公正をすべての人に
子どもに対する暴力の撤廃、
そして子どもの権利を保障するために。
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
20を超えるネットワーク組織に加盟。
企業/政府等と協働
|プロジェクトに関するご留意事項
・支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
・リターンにつきましては、プロジェクト達成後は、既にご支援いただいたコースから別のコースに変更することはできませんので、ご了承ください。
・ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。
・ページ上の写真は全て掲載許諾を得られています。
- プロジェクト実行責任者:
- 特定非営利活動法人ACE
- プロジェクト実施完了日:
- 2024年12月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
【プロジェクトの概要】 世界から児童労働をなくし、すべての子どもの権利を守るための活動: ガーナやインドでの児童労働を生まない仕組みづくり、消費国である日本の側・企業の側からビジネスの仕組みを変えていく取り組み、日本政府や国際社会に向けた政策提言、日本の子どもの権利を守る活動など。 【資金の使途】 2024年6月から12月までに特定非営利活動法人ACEが上記プロジェクトを実施するための活動費一式。
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プロフィール
ACE(エース:Action against Child Exploitation=子どもの搾取に対する行動)は、児童労働のない、子どもの権利が守られた世界を実現するために活動するNGOです。世界の子どもの10人に1人(1億6000万人)が、働くために学校に行けず、けがや病気の危険にさらされています。子どもの権利を奪うこの児童労働問題に対し、ガーナのカカオ生産地で子どもや家族、コミュニティへの支援を行いながら、児童労働を生まない社会構造をめざして企業・政府とも協働しています。これまでの取り組みが評価され、2023年には第6回ジャパンSDGsアワードにてSDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞を受賞しました。近年は日本での子どもの権利の普及にも取り組んでいます。
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リターン
12,000円+システム利用料
6/21追加!ガーナ出張のお土産付き応援コース|フェアトレード巾着セット【寄付金控除対象外】
●ACEのガーナ出張でのお土産の定番、ガーナのアクラにあるフェアトレードショップ Global Mamasから、赤坂・岩附セレクトの商品がついたコースです。
アフリカの女性たちが伝統的な手法を用いて手作りした商品を販売しているフェアトレード団体Global Mamasより、小麦が入っていた袋をアップサイクルし、バティックで染めた巾着です。
※大1枚、小1枚の2枚セットでお届けします。
※サイズ:大(タテ約37cm×ヨコ約25cm)/小(タテ約24cm×ヨコ約19.5cm)
※色・組み合わせはお任せになります
●感謝のメールをお送りします
●活動報告をメールでお送りします
※本コースは税制優遇の対象外となります。寄付金受領証明書の発行はできかねますのでご了承ください。
- 申込数
- 11
- 在庫数
- 10
- 発送完了予定月
- 2024年11月
30,000円+システム利用料
トークセッション「カカオ危機とチョコレートの未来」対面参加&アニダソチョコレートのお土産付き【寄付金控除対象外】
●トークセッション「カカオ危機とチョコレートの未来」にご招待します
カカオ専門商社である立花商店取締役の生田渉さん、チョコレートジャーナリストの市川歩美さん、ACE副代表の白木朋子によるセッション。
昨今のカカオの価格高騰などカカオやチョコレートに関しての最新情報について、約1時間のトークセッションを行います。カカオやチョコレートについての専門性を高めたい方、チョコレートが大好き!な方におすすめです。
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・実施場所:東京都港区虎ノ門の会場
・実施日:2024年7月9日(火)19:00-20:00
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※対面参加とオンライン視聴のハイブリッド開催。本リターンは【対面参加権】です。
※ACE支援地産カカオを使用した「アニダソチョコレート」1枚付き。(オンライン視聴の場合は付きません)
●感謝のメールをお送りします
●活動報告をメールでお送りします
※本コースは寄付金控除の対象外となります。寄付金受領証明書の発行はできかねますのでご了承ください。
- 申込数
- 3
- 在庫数
- 7
- 発送完了予定月
- 2024年10月
12,000円+システム利用料
6/21追加!ガーナ出張のお土産付き応援コース|フェアトレード巾着セット【寄付金控除対象外】
●ACEのガーナ出張でのお土産の定番、ガーナのアクラにあるフェアトレードショップ Global Mamasから、赤坂・岩附セレクトの商品がついたコースです。
アフリカの女性たちが伝統的な手法を用いて手作りした商品を販売しているフェアトレード団体Global Mamasより、小麦が入っていた袋をアップサイクルし、バティックで染めた巾着です。
※大1枚、小1枚の2枚セットでお届けします。
※サイズ:大(タテ約37cm×ヨコ約25cm)/小(タテ約24cm×ヨコ約19.5cm)
※色・組み合わせはお任せになります
●感謝のメールをお送りします
●活動報告をメールでお送りします
※本コースは税制優遇の対象外となります。寄付金受領証明書の発行はできかねますのでご了承ください。
- 申込数
- 11
- 在庫数
- 10
- 発送完了予定月
- 2024年11月
30,000円+システム利用料
トークセッション「カカオ危機とチョコレートの未来」対面参加&アニダソチョコレートのお土産付き【寄付金控除対象外】
●トークセッション「カカオ危機とチョコレートの未来」にご招待します
カカオ専門商社である立花商店取締役の生田渉さん、チョコレートジャーナリストの市川歩美さん、ACE副代表の白木朋子によるセッション。
昨今のカカオの価格高騰などカカオやチョコレートに関しての最新情報について、約1時間のトークセッションを行います。カカオやチョコレートについての専門性を高めたい方、チョコレートが大好き!な方におすすめです。
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・実施場所:東京都港区虎ノ門の会場
・実施日:2024年7月9日(火)19:00-20:00
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※対面参加とオンライン視聴のハイブリッド開催。本リターンは【対面参加権】です。
※ACE支援地産カカオを使用した「アニダソチョコレート」1枚付き。(オンライン視聴の場合は付きません)
●感謝のメールをお送りします
●活動報告をメールでお送りします
※本コースは寄付金控除の対象外となります。寄付金受領証明書の発行はできかねますのでご了承ください。
- 申込数
- 3
- 在庫数
- 7
- 発送完了予定月
- 2024年10月
プロフィール
ACE(エース:Action against Child Exploitation=子どもの搾取に対する行動)は、児童労働のない、子どもの権利が守られた世界を実現するために活動するNGOです。世界の子どもの10人に1人(1億6000万人)が、働くために学校に行けず、けがや病気の危険にさらされています。子どもの権利を奪うこの児童労働問題に対し、ガーナのカカオ生産地で子どもや家族、コミュニティへの支援を行いながら、児童労働を生まない社会構造をめざして企業・政府とも協働しています。これまでの取り組みが評価され、2023年には第6回ジャパンSDGsアワードにてSDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞を受賞しました。近年は日本での子どもの権利の普及にも取り組んでいます。