札幌医科大学|外科手技トレーニング施設の環境整備へご寄付を

札幌医科大学|外科手技トレーニング施設の環境整備へご寄付を

寄付総額

9,710,000

目標金額 7,000,000円

寄付者
245人
募集終了日
2024年7月11日

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プロジェクト本文

札幌医科大学クラウドファンディングプロジェクト

「外科手技トレーニング施設の環境整備へご寄付を」

をご支援いただきました皆様

 

札幌医科大学サージカルトレーニングセンター長を務めます、大崎雄樹と申します。

この度は、皆様からの本当に温かいご寄付のおかげで、本プロジェクトが成立いたしましたこと、こころより御礼申し上げます。

 

245件、本当に多くの方々から、当初目標を大きく超え 971万円のご寄付を賜りまして、深く感謝申し上げますとともに、皆様のご声援に応えるべく身の引き締まる思いでございます。

 

本学では、現役医師のスキルアップだけでなく、若手医師の卒後研修、医学生の教育と、各ステップで、臨床現場でのOn the Job trainingから模型等の模擬トレーニングまで、さまざまな取り組みを一層進めております。

 

その中にあって、篤志のご献体を使わせていただき、実践さながらの手術手技研修を行う「サージカルトレーニング」は、市民の皆様、医師の皆様をはじめ、多くの方々の熱意に支えられ開催されており、年を追うごとに個々の研修の密度も濃くなってきております。

 

今回ご寄付いただいた皆様からのエールを施設整備のために大切に使わせていただき、限りある研修機会の中で参加医師の方々が学習効率を上げられるよう、そしてその成果を市民の皆様の治療現場で活かしてくださるよう、私どももお手伝いを続けてまいります。

 

略儀となりますが、この場をお借りして、あらためまして皆様のご厚情に、深く感謝を申し上げます。

2024年7月12日

札幌医科大学サージカルトレーニングセンター長

解剖学第一講座 教授

大崎 雄樹

 


 

未来の医療を支える若手医師育成のために

 

医師の外科手技習練のためには、手術現場でのトレーニング(on the job training)だけでなく、臓器模型や動物などを用いた手術現場以外でのトレーニング(off the job training)が非常に重要です。特に、生前のご同意を得たご献体を使わせていただき実践さながらの手術トレーニングを行う「サージカルトレーニング」は、近年より高度化した外科治療を支える医師の技術向上に大きく貢献する機会です。

 

札幌医科大学では国内ではいち早く、10年以上にわたり学内外の医師に向けた多数のトレーニング開催を支援してまいりました。 さらに2021年12月には札幌医科大学サージカルトレーニングセンターを立ち上げ、学内の外科系講座、解剖学講座の協力運営のもと、学内外の外科医師の技術研修、外科医を志す医学生・若手医師への卒後教育、新規手術法開発や治療法開発のための研究活動を一層支援しています。

 

より効果的なサージカルトレーニングのためには、実際の手術と同様の環境整備が重要ですが、手術機器は非常に高額であり、消耗品も多数ございます。さらにトレーニング現場で最大限の研修効率を実現するためには、教育・記録用の画像・映像機器の充実が欠かせませんが、長期にわたり安定して、より多くの外科医師に研修機会を提供するためには、資金が不足しております。

 

今回のクラウドファンディングを通じて、ぜひ市民の皆様に、手術関連機器および教育支援機器の購入のための資金援助をいただければ、北海道、さらに全国の医師の技術修練と、外科領域を志望する医学生・若手医師への卒後解剖教育の拠点として札幌医科大学サージカルトレーニングセンターを充実させることができます。その成果をひろく市民の皆様への医療安全向上に還元してまいります。

 

ぜひ温かいご理解とご寄付の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

札幌医科大学 サージカルトレーニングセンター長

札幌医科大学解剖学第一講座
教授 大﨑 雄樹

 

目次

  1. はじめに
  2. サージカルトレーニングの重要性
  3. 資金使途
  4. 私たちが目指す未来
  5. お寄せいただいた応援メッセージ
  6. 税制の優遇措置について

 

はじめに

 

ページをご覧いただきありがとうございます。札幌医科大学サージカルトレーニングセンター長・解剖学第一講座教授の大﨑 雄樹と申します。

 

 札幌医科大学では、若手の外科医師の基礎的手技修練やベテラン外科医師の高難度技術習得のために、手術現場での技術指導(on the job training)だけでなく手術現場以外でのトレーニング(off the job training)を臓器模型や動物などを用いて行っております。

 

 

その中でも、ご献体を使わせていただき実践手術さながらに技術修練を行う 「サージカルトレーニング」は、今日外科医師の技術習得や新治療法開発を行うために大変重要な機会となっています。札幌医科大学では2021年12月より「サージカルトレーニングセンター」を立ち上げ、学内の外科系講座、解剖学講座の協力運営のもと、学内外の外科医師の技術研修、外科医を志す医学生・若手医師への卒後教育、新規手術法開発や治療法開発のための研究活動を支援しています。

 

 

 

未来の医療安全に貢献するために
サージカルトレーニングの重要性

 

医師の外科的手技上達のためには臓器模型や動物などを用いた手術現場以外でのトレーニング(off the job training)が非常に重要ですが、実際の人体の組織とは異なる点も多くあり限界がありました。さらに近年、腹腔鏡、内視鏡、関節鏡などを用いた手術の発展が目覚ましく、患者様の身体への負担を低減するとともに従来手が届きにくかった場所へのアプローチも可能になってきました。また内科領域においても新しい機器を用いた低侵襲手技治療が重要となってきています。こうした新しい手術支援機器の操作習熟には特に、実際の手術の前に、ご献体を用いた修練が非常に有効です。

 

 

サージカルトレーニングでは、実際の手術現場に近い環境を整備する必要がありますが、医療機器はどれも非常に高額であり、消耗品も多数消費します。また、一度のトレーニング現場で最大限の研修効率を実現するためには、教育・記録用の画像・映像機器の充実が欠かせません。本学では大学からの援助、厚生労働省などの施設整備助成金、トレーニング参加者からの参加費などでサージカルトレーニングセンターを運営していますが、長期にわたり安定して、より多くの外科医師に研修機会を提供するためには、資金が不足しております。

 

現状、国からの助成金は数年に一度申請するチャンスはありますが、定期的な収入源としては見込めません。

 

今回のクラウドファンディングを通じて、手術関連機器および教育支援機器の購入のための資金援助をいただければ、北海道、さらに全国の医師の技術修練と、外科領域を志望する医学生・若手医師への卒後解剖教育の拠点として札幌医科大学サージカルトレーニングセンターを充実させることができます。その成果をひろく市民の皆様への医療安全向上に還元してまいります。

 

■医師から見たサージカルトレーニングの重要性 PART1


本クラウドファンディングプロジェクト推進メンバーより

 

奥谷 浩一 様
札幌医科大学 消化器・総合、乳腺・内分泌外科学講座・講師

私たちの診療科では2016年から消化器外科領域のサージカルトレーニングを行っています。基本的な手術手技から高度な技術を習得するために大変有用なトレーニングであることを実感していますが、環境の維持するためには資金が必要です。北海道における次世代の医療を支える重要な一歩となることが期待されますのでご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 

神谷 智昭 様

札幌医科大学 整形外科学講座・講師

過去も現在も多くの整形外科医は海外のキャダバーラボに行って、手術トレーニングを受けています。シンガポールや台湾、タイなどに、高額の旅費・参加費を払って1泊2日もしくは1日限りのトレーニングをしているのが現状です。海外に行く必要があったのが札幌でできるようになったことは非常に重要だと考えています。整形外科のセミナーでは若手に手術をしてもらった後に解剖し、実際に上手くできているのか確認しています。そして「この向きに針を進めたら血管・神経を刺す」という手技を、神経・血管を出した状態で実施します。これは手術成績の向上と合併症の軽減、安心・安全な手術手技の確立に役立っていると考えています。若手医師がサージカルトレーニングセミナーを経験することで、安心・安全な手術手技を学ぶことができています。

 

松浦 基樹 様

札幌医科大学 産婦人科学講座・講師

札幌医科大学産婦人科学講座では、毎年全国から多くの方に参加して頂きCSTを開催しています。骨盤の解剖を理解せずに安全な手術を行うことは不可能です。このCSTを通じて、我々は多くのことを学び、骨盤解剖の理解を深めることで、より安全で、より高度な手術を患者様に提供することができております。今後もCSTを通じて、札幌医科大学産婦人科だけではなく、全国の産婦人科医の手術教育を行っていきたいと考えています。ぜひ皆様のご協力を頂けますと幸いです。

 

永石 歓和 様

札幌医科大学 解剖学第二講座・教授

篤志献体を用いたサージカルトレーニングは、より多くの医師が実践的な解剖学的知識を深める教育的効果と、高度な医療技術を身につけて将来的に患者さんへ安心・安全なより良い医療を還元する効果の双方の実現のために、大変貴重な機会となっています。外科系診療科の手術手技のみならず、消化器系・呼吸器系・循環器系等の各内科領域においても高度に進化した医療機器を駆使し、精緻な内視鏡手技やカテーテル手技を習得し実践することで、臓器切除を伴わない低侵襲な治療が急速に普及しています。

このプロジェクトによって、高い専門性と技術力を備えた医師を育成するための環境が構築され、若手医師たちが自信をもって最前線で活躍できるよう、皆様の温かいご支援を心からお待ちしております。

 


若手医師からのコメント

 

和田 渚 様

帯広協会病院 産婦人科・医師

カダバー・サージカル・トレーニングでは、机上の勉強では理解しきれない人体解剖や手術の実践的な勉強ができ、若手医師の大きな学びとなると感じております。トレーニングでの経験を臨床に活かせるよう学習を積んでいきたいです。

 

 

上田 那奈美 様

札幌医科大学 整形外科学講座・医師

サージカルトレーニングは教科書では学べない技術や感覚を学べる大事な場所であり、私たちが次のステップに羽ばたける手助けとなっています。ぜひ多くの方のご協力を、宜しくお願い致します。

 

原田 二郎 様

札幌医科大学 形成外科講座・医師
CTSでは、教科書ではカバーできない3次元的な解剖の把握や、新しい手技や経験したことのない手術のトレーニングを行うことが可能です。実際に私は、CTSでの経験を活かし、実臨床で安全に手術を行うことができました。実際の手術とほぼ同様の経験ができるCTSの有用性は極めて高いと感じました。

 

上田 直弘 様

札幌医科大学 形成外科講座・医師
いつの時代も若手医師は"初めての手術"を経験しています。
どんなに事前に教科書で勉強したとしても「本当にできるのか...」という不安が残ります。
サージカルトレーニングでは、より実践的なトレーニングが行われ、若手医師の不安を解消し、手術技術を向上させます。また患者さんにより良い医療を提供する助けとなります。この活動に賛同いただくとともに、あたたかいご支援をよろしくお願いいたします


北田 文華 様

札幌医科大学 形成外科講座・助教
当科では平成30年より年1回のサージカルトレーニングを開始し、手術手技の向上や新規術式の開発、若手医師の教育に取り組んでいます。実際の解剖を確認しながらの手技トレーニングは他に替わるものがなく、非常に有用な機会となっております。これらは、厳密な倫理審査を経て、本学白菊会の皆様の崇高な意志とサージカルトレーニングセンターの協力により成り立っており、このような機会を与えていただけることに感謝し、さらなるトレーニング内容の充実に努めていきたいと思います。しかし、必要な手術機器の導入にはまだ壁があるのが現状です。安全で高度な医療技術の提供にむけ、ぜひご支援をいただけると幸いです。

 


■医師から見たサージカルトレーニングの重要性 PART2はこちら

いただいた資金の使い道

 

今回は ①手術関連機器の充実 ②教育・記録用の画像・映像機器の充実 の2点を中心に、いただいた寄付金を活用してまいります。

 

クラウドファンディング概要

 

■第一目標金額:700万円

■資金使途:

①手術関連機器の充実

 ・複数の外科領域で共通して高頻度で使用する機器の優先的購入により、多くのトレーニング参加者に利益還元を目指します。

 ・備品を充実させ、将来的にはセンターから参加者に安価で器具・消耗品を貸与する体制を目指します。

②教育・記録用の画像・映像機器の充実

 ・腹腔鏡、内視鏡、関節鏡などの手術ではどうしてもモニター越しの動作の学習となりますので、教育用の画像映像システムや大型モニター等を充実させ、講師の先生の技術教育を一度に多くの受講者が現場で学習できるようにしたり、後日のフォローアップ研修に役立てたりすることで、より広い層の医師に技術学習の機会を提供したいと思います。

 ・センターのホームページ開設により、皆様のご支援が本学においてどのような領域の医師の技術研修に貢献したのかを公開いたします。

 

■購入予定の備品:

手術関連機器(令和6年度〜7年度)

・各種手術の体位を支える手術台周辺器具:約300万円

・手術照明:約100万円

・吸引装置、手術器具、消耗品:約100万円

画像・映像撮影設備(令和6年度〜7年度)

・ビデオカメラ、モニター、無線マイクなど:約150万円  

情報公開(令和6年度)

・センターホームページ開設費用:約50万円

 

■購入備品を用いたトレーニング実施予定:

・年間 約20件、合計約500人の学内外医師が参加予定。

・整形外科領域、消化器外科領域、産婦人科領域、麻酔科領域、形成外科領域、口腔外科領域、脳神経外科領域、耳鼻咽喉科領域のトレーニング開催予定。

・さらに他の外科領域、内科領域医師のトレーニング実施拡大を推進します。

 

日本外科学会・日本解剖学会合同で制定された「臨床医学の教育及び研究における死体解剖のガイドライン」および札幌医科大学内規則「献体の利用に関する指針」に従い、医学応用へのお身体の利用に生前同意をいただいたご献体を使わせていただき、臨床講座・サージカルトレーニングセンター・解剖学講座の協力のもとトレーニングセミナーを行います。札幌医科大学倫理委員会ならびにサージカルトレーニングセンター委員会により倫理的・医学教育的観点から審査・承認を受けたセミナーのみを実施いたします。

各トレーニングセミナー開催日には参加者に対して倫理・法令の講習を十分に行い、熟練医師の指導のもとトレーニングを実施し、参加者からのアンケート等をもとに次回以降の手技修練をより効果的に行えるよう努めます。

 

 

 

 

私たちがめざす未来

 

札幌医科大学サージカルトレーニングセンターではこれまでに、消化器外科、整形外科、産婦人科、麻酔科、形成外科、口腔外科、脳外科、耳鼻咽喉科など様々な臨床講座が主催し、年間約20件のトレーニングセミナー(学外の医師の参加も含む)あるいは若手医師のための卒後教育研修が行われています。

 

さらにサージカルトレーニングセンター、解剖学講座の協力により、整形外科領域、理学療法学領域、麻酔科学領域を中心とした臨床解剖研究や、医師以外の医療従事者向けの解剖学セミナーなども長年開催支援しております。

 

実践さながらの手術トレーニングのためには、実際の手術室と同様の環境作りが不可欠ですが、医療機器は高額であり、本学センターでは今後数年をかけて、手術室レベルの設備(手術台、照明器具、モニター設備、腹腔鏡など)を整備したいと考えております。今回のファンディングにおいて皆様の温かい

ご寄付をいただければ、まず様々な部位の手術トレーニングに対応した手術台周辺機器を整備させていただき、国の助成金等の獲得を併せて残りの設備をさらに充実させたいと考えております。

 

手術台周辺機器の整備イメージ

 

また現在は、サージカルトレーニングセンターの備品・消耗品備蓄が不足しているため、外科系各臨床講座が主催する外科手技トレーニングを行う場合は、それぞれの臨床講座が自前の器具を用意したり、多額の費用を出して毎回業者に手術機器や消耗品をレンタルしています。サージカルトレーニングセンターの備品充実が進みますと、主催する講座の負担軽減もさることながら、これまで自前の備品不足やノウハウの不足によりご献体を用いたトレーニングを行なっていない手術領域の医師の皆さんのトレーニングセミナー開催を手助けすることができると考えます。

 

ご寄付により購入する機器は、人体各部の手術を担当する外科系だけでなく、今日、外科系と同様の低侵襲手技を多く行う内科系医師の技術修練や新たな術式の開発、さらには筋肉や関節の構造・機能などを研究して新たな治療法開発を目指す医学研究者の活動にも利用させていただきたいと考えております。

 

ぜひ本取り組みの趣旨をご理解いただき、ご寄付、応援をいただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。

 

 

お寄せいただいた応援のメッセージ

 

神戸大学大学院 整形外科・教授
国際がん医療・研究センター(ICCRC)長
黒田 良祐 様

現在、私は日本膝関節学会理事長を拝命しております。膝関節には様々な疾患があり、その中には手術が必要となる疾患も数多くあります。患者様に安全で正確な手術を提供するためには、医師の術前の十分な技術習得が極めて重要であり、このサージカルトレーニングが不可欠です。皆さんでクラウドファンディングを成功させましょう!どうぞよろしくお願いいたします。

 

がん研有明病院 婦人科・部長
金尾 祐之 様

「ラーニングカーブ」とは手術関連の発表でよく出てくる単語です。手術時間や出血量、手術関連合併症などが安定するためにはある一定数の手術の経験が必要といった意味です。最近になり、がんの治療成績にさえ関連しているといった議論もあります。

あたかもごく一般的に使われている言葉ですが裏を返せば、手術手技になれていないうちは手術時間が長くなり、出血量や手術関連合併症が増加し、治療成績の低下を招く手術が行われている可能性があるということでもあります。この事態を解決するために過去7年にわたり札幌医科大学にてCSTを行ってきました。その効果については今更言及するまでもなく、海外も含め日本全国から参加者が殺到している点を見ても非常に貴重な臨床に直結したトレーニングであるとわかります。

実臨床において適応拡大を行い、いままで手術不可能とされてきた症例においても手術を検討し、治療成績の改善を目指すためには今後さらにCSTの質を向上する必要があることは間違いありません。

今回のクラウドファンディングによりその一部が実現することを切に願っております。

 

札幌医科大学 医学部長
産婦人科学講座・教授
齋藤 豪 様

「若手医師の技術向上のための支援をよろしくお願いいたします」


産婦人科領域においても、内視鏡やロボットと、今後ますます手術手技や使用する機
械は多様化し練度も求められるようになります。この時代に対応するために、我々は若手育成のためのサージカルトレーニングセンターを立ち上げました。
そしてここでトレーニングをうけた若手医師がより地域や派遣先の病院で活躍できるように、皆様の支援をてこに、これからも若手医師を育成してゆきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。

 

サージカルトレーニングセンター・副センター長 
形成外科学講座・教授 
四ツ柳 高敏 様

形成外科学教室では、毎年サージカルトレーニングに参加させていただいております。若手医師は手術手技を習得、また熟練した医師は、新しい術式の開発など、多くの有用な技術の獲得に寄与していることを実感しております。これまでご協力くださってきた方々にはこの場をお借りして心より感謝申し上げます。患者に直接還元できるこのような経験を、今後も継続して行えるためにも、サージカルトレーニングセンターの一層の充実を切望しております。

 

整形外科学講座・教授
寺本 篤史 様

札幌医科大学整形外科教授の寺本篤史です。
整形外科が担当する運動器(骨、関節、神経、筋肉など)の疾患は手術治療が必要になることがあります。若手医師の手術技術向上にはサージカルトレーニングが欠かせません。サージカルトレーニングは手術室に限りなく近い環境で実施されることによって成果が得られます。 皆さんでクラウドファンディングを成功させ、未来の外科医を育てましょう

 

 

脳外科学講座・教授
三國 信啓 様
教室員ご一同様

札幌医科大学「サージカルトレーニング」は脳神経外科も毎年利用しています。
脳神経外科手術は高難度のものが多く、特に頭蓋底手術や内視鏡手術では解剖の知識が必要となります。
安全かつ効率的な手術を若手教育して、これからも高い技術を持った脳神経外科医師を輩出できるように、本施設の一層の充実を期待しております

 

耳鼻咽喉科学講座・教授
高野 賢一 様

近年、外科手術は確実かつ低侵襲となってきている一方で、手術手技はより高度な技術が要求されるようになってきています。以前は、先輩医師の手術”見て学ぶ”、または動物や模型などを用いて学ぶことが主流でしたが、経験豊富な外科医ですら、最先端の手術手技を習得したり、技術を維持することが困難となりつつあります。
手術手技を学ぶには実践と経験が何より重要になりますが、より実際の手術に近い環境で学ぶことができるのが、「ご献体」での医療技術トレーニング(Cadaver Surgical Training:CST)になります。日本でも法律改正により、CSTが行えるようになり、われわれ外科系医師にとって高度な手術手技を習得するのに欠かせないトレーニングとなっています。CSTは素晴らしいトレーニング法ですが、使用する手術器械や関連機器の維持・管理などに多額の費用を必要とします。
多くの方に安全で高度な医療技術を提供するために、ぜひお力をお貸しください。

 

 

サージカルトレーニングセンタースタッフ

樋口 泰弘 様

医療事故を防止できる。そう信じて、サージカルトレーニング業務に日々従事しています。
若い医師はもちろんベテランの先生までもが、真摯にトレーニングされている姿を拝見し、サージカルトレーニングの必要性、重要性を深く深く感じています。このシステムを継続すること充実することは、医者だけでは無く、患者になるかも知れない我々一般市民の為でもあることを強く感じています。そこをご理解の上、是非ともご協力をお願いします。

 

▼2024/05/20追加

札幌医科大学運動器抗加齢医学・教授
射場 浩介 様

 

私は整形外科医で手外科と肘関節外科を専門としています。上肢は狭い範囲で複雑な組織構造をとっていて、手術を行う上で正確な解剖の知識が必要となります。また、手術は狭い範囲での細かな操作が必要となることから、良好な手術成績を獲得するためにはある程度の経験が必要となります。手外科医や肘関節外科医をめざす若手医師にとって、ご献体を使用させて頂き手術手技の習練を行うサージカルトレーニングはとても貴重な機会となります。このサージカルトレーニングを長年ご支援し続けている札幌医科大学サージカルトレーニングセンター関係者の皆様にはこの場をかりて深謝いたします。
さて、このたびセンター長の大崎雄樹教授をはじめとした関係者の皆様が中心となり、クラウドファンディングを開始されました。サージカルトレーニングの際に実際の手術現場に近い環境を整備するための種々の医療関係機器の購入を目的としたものです。大変すばらしいお考えとご努力に敬意を払うとともに、是非とも応援をさせて頂きます。また、多くの皆様がこのクラウドファンディングの意義をご理解頂き、ご支援いただけますことを心から希望致します。

 

▼2024/06/03 追加 NEW!

札幌医科大学・名誉教授(解剖学第二講座・前教授)
札幌医科大学サージカルトレーニングセンター・初代センター長
ルネクリニック東京院・院長

藤宮峯子様 

 

札幌医科大学サージカルトレーニングセンターのクラウドファンディングに賛同し、応援のメッセージを寄稿させて頂きます。

 

2008年に札幌医科大学解剖学第2講座教授に着任した当時、献体を用いたサージカルトレーニングは献体法に違反する行為として国内では禁止されており、若手医師は海外で遺体を用いた技術研修をしたり、動物を使って手術の練習をしていました。

 

そんな中、札幌医大篤志献体の会である白菊会会長、故、浅黄谷登志さんが元解剖学第2講座教授の村上弦先生と全国篤志献体の会で献体を使ったサージカルトレーニングの必要性を熱心に説いて回っておられたのです。私は、浅黄谷さん始め白菊会会員の方々が「自分達が献体した遺体を使って若い外科系医師達が手術手技を上達させ、医療事故のない世の中になって欲しい」という熱い想いに背中を押され、サージカルトレーニングセンターの基礎を作りました。

 

現在では多くの医科大学で、献体を用いた手術手技トレーニングは当たり前のように行われていますが、札幌医大が全国の先駆けであったという事実は間違いがないと自負しております。このように全国の医科大学をリード出来たのは、元学長 島本和明先生、元学長 塚本泰司先生、元解剖学第1講座教授 辰巳治之先生、現白菊会会長 渡辺博之氏など、多くの方々のご尽力の賜物と考えています。

 

高度な医療技術をより安全に患者様に届ける為に、欠かすことの出来ないサージカルトレーニングセンターをより一層発展させる為に、広く皆様方のご協力を頂けたら大変ありがたいと考えています。
 

 

 

税制優遇についてのご案内

 

ご寄附に際しての留意事項・税制上の優遇措置について
札幌医科大学へのご寄附については、税制上の優遇措置が受けられます。
寄附金受領証明書はREADYFOR株式会社を通じて寄附金が札幌医科大学に入金された日付で発行いたします。
札幌医科大学への入金は募集終了の翌々月になりますので、税制上の優遇措置の対象となる年にご注意ください。
※日本の納税者のみ対象となり、海外の方は優遇を受けることはできません。
※寄附金受領証明書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。

 

■個人の場合
○所得税の優遇措置(所得税法第78条第2項第2号)
 寄附金額が年間2,000円を超える分について、所得控除を受けることができます。
 寄附金額 - 2,000円 = 所得控除額
(控除対象となる寄附金の上限額は、当該年分の総所得金額の40%を限度とします。)
○個人住民税(県民税・市町村税)の優遇措置
札幌医科大学を寄附金控除の対象法人として条例で指定している都道府県・市区町村にお住いの方は、翌年の個人住民税が軽減されます。都道府県・市町村により取扱いが異なりますので、お住まいの都道府県・市町村にお問合せください。


■法人の場合(法人税法第37条第3項第2号)
寄附金の全額を損金算入することができます。
詳細については、国税庁ホームページ等でご確認ください。


●寄附金受領証明書の発行について
ご寄附いただいた方には、後日「寄附金受領証明書」を送付します。
※寄附金受領証明書の宛先は、ギフト送付先に登録いただいたご住所・お名前となります。
確定申告の際は、氏名と現住所(住民票に記載のご住所)、法人様の場合は登記簿上の名称とご住所での領収証明書が必要となりますので、ご注意ください。


税制上の優遇措置についてのご質問、寄附をご希望される方で当サイトによる操作が困難な場合は、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。

札幌医科大学事務局研究支援課(寄附金)
Email:kihukin[アットマーク]sapmed.ac.jp
*[アットマーク]を@に変えてご連絡ください。
TEL:011-611-2111(内線22280)

 

 

 


●ご留意事項
・ご寄附の前に、利用規約(https://legal.readyfor.jp/guidelines/others/terms_of_service/)を必ずご一読ください。
・ご寄附確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
・ご寄附完了後のお届け先の変更はできません。お間違いのないようご注意ください。
・ご寄附完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。
・本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、READYFOR利用規約の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」の項目をご確認ください。
・ご寄附の累計金額に応じて、大学の取扱に則り、同年度内に10万円以上ご寄附をいただいたご希望者には感謝状の贈呈、同年度内に個人で30万円、法人で100万円をご寄附いただいた希望者には寄附者銘板へお名前を掲載させていただきます。
詳しくはこちら(https://web.sapmed.ac.jp/jp/section/contribution/honoring/index.html)をご覧ください。
・プロジェクトにおいて、想定したとおりの結果が得られない場合があります。
・プロジェクトがスケジュールどおりに進行できない場合があります。
・やむを得ない事情により、プロジェクト内容を途中で変更する、もしくはプロジェクトを開始せず中止又は途中で中止する場合があります。
・プロジェクトが完了してもなお余剰金が発生した場合、プロジェクトに関連する研究または事業に使用させていただきます。

 

 


第二目標金額達成の御礼と今後につきまして

 

2024年5月13日からスタートした本クラウドファンディングですが、皆様のあたたかいご支援をいただき、2024年7月6日に第二目標金額を達成することができました!これもひとえに、応援していただいた皆様のおかげであり、プロジェクトメンバーを代表して厚く御礼申し上げます。

 

終了日である7月11日23時まで、本クラウドファンディングは続きますので、引き続き温かいご支援を頂けますと幸いです。

 

現在まで220人以上という大変多くの方々からのご寄付をいただきました。サージカルトレーニングセンターに関わるメンバーだけでなく、今後トレーニングを受ける方々にとっても、力強い声援をいただけたものと、感激しております。

 

また同時に、本学は今後も、手術関連機器や教育支援機器をしっかりと充実させていくことで、学内だけでなく、道内・道外の若手医師の外科手技研修拠点、医学生・医療従事者を目指す学生の卒前・卒後教育拠点として進化し続けたいと考えております。

 

これからも、実際に外科手技研修を行う医師の方々の声を聞きながら、参加者が貴重な研修機会で最大限の学習効果を得られるよう、施設整備を続けてまいります。

 

2024年7月8日追記

大崎雄樹

札幌医科大学サージカルトレーニングセンター長

解剖学第一講座 教授

 

プロジェクト実行責任者:
大崎 雄樹(札幌医科大学 サージカルトレーニングセンター センター長)
プロジェクト実施完了日:
2026年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

札幌医科大学 サージカルトレーニングセンターが、国内の医療安全に貢献するため、医師の外科手技トレーニングセンター設備充実に向けた支援を募ります。 札幌医科大学では、医師が実際の手術の前に外科手技をトレーニングできる教育設備の充実に努めています。その一環として、医学発展のために自身のお身体を提供してくださった方々のご献体をもとに、学内外の医師が基本的な手技や高難度手術のトレーニングを実際の治療現場と同様に行う機会を支援する、サージカルトレーニングセンターを有しています。今日ますます医療技術が高度化する中で、模型や動物などを用いた修練に加えて、医師が実際の人の身体での技術研鑽を行えることは、市民の皆様の健康福祉に大きく貢献すると考えております。実践さながらの手術トレーニングのためには、実際の手術室と同様の環境作りが不可欠ですが、医療機器は高額であり、本学センターでは今後数年をかけて、様々な部位の手術トレーニングに対応した手術室レベルの設備を整備したいと考えております。今回のファンディングにおいて皆様の暖かいご支援を是非いただければ、手術台、照明器具、モニター設備、腹腔鏡といった機器の一部をまず整備させていただき、国の助成金等の獲得を併せて残りの設備をさらに充実させたいと考えております。

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ギフト

5,000+システム利用料


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【個人向け】5千円

・寄附金受領証明書
・お礼のメール

上記に加え、札幌医科大学の顕彰制度
・芳名録(札幌医科大学HP)への氏名掲出(希望者のみ)
・感謝状(同年度内に支援額10万円以上・希望者のみ)
・寄附者銘板(累計支援額30万円以上・希望者のみ)

※寄附金受領証明書はREADYFOR株式会社を通じて寄附金が札幌医科大学に入金された日付で発行いたします。札幌医科大学への入金は募集終了の翌々月になりますので、税制上の優遇措置の対象となる年にご注意ください。
※寄附金受領証明書のお名前は、ギフトお届け先にご登録いただいたお名前となります。
※日本の納税者のみ対象となり、海外の方は優遇を受けることはできません。

申込数
20
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

10,000+システム利用料


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【個人向け】1万円

・寄附金受領証明書
・お礼のメール
・活動報告書(PDF)

上記に加え、札幌医科大学の顕彰制度
・芳名録(札幌医科大学HP)への氏名掲出(希望者のみ)
・感謝状(同年度内に支援額10万円以上・希望者のみ)
・寄附者銘板(累計支援額30万円以上・希望者のみ)

※寄附金受領証明書はREADYFOR株式会社を通じて寄附金が札幌医科大学に入金された日付で発行いたします。札幌医科大学への入金は募集終了の翌々月になりますので、税制上の優遇措置の対象となる年にご注意ください。
※寄附金受領証明書のお名前は、ギフトお届け先にご登録いただいたお名前となります。
※日本の納税者のみ対象となり、海外の方は優遇を受けることはできません。

申込数
137
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

5,000+システム利用料


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【個人向け】5千円

・寄附金受領証明書
・お礼のメール

上記に加え、札幌医科大学の顕彰制度
・芳名録(札幌医科大学HP)への氏名掲出(希望者のみ)
・感謝状(同年度内に支援額10万円以上・希望者のみ)
・寄附者銘板(累計支援額30万円以上・希望者のみ)

※寄附金受領証明書はREADYFOR株式会社を通じて寄附金が札幌医科大学に入金された日付で発行いたします。札幌医科大学への入金は募集終了の翌々月になりますので、税制上の優遇措置の対象となる年にご注意ください。
※寄附金受領証明書のお名前は、ギフトお届け先にご登録いただいたお名前となります。
※日本の納税者のみ対象となり、海外の方は優遇を受けることはできません。

申込数
20
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

10,000+システム利用料


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【個人向け】1万円

・寄附金受領証明書
・お礼のメール
・活動報告書(PDF)

上記に加え、札幌医科大学の顕彰制度
・芳名録(札幌医科大学HP)への氏名掲出(希望者のみ)
・感謝状(同年度内に支援額10万円以上・希望者のみ)
・寄附者銘板(累計支援額30万円以上・希望者のみ)

※寄附金受領証明書はREADYFOR株式会社を通じて寄附金が札幌医科大学に入金された日付で発行いたします。札幌医科大学への入金は募集終了の翌々月になりますので、税制上の優遇措置の対象となる年にご注意ください。
※寄附金受領証明書のお名前は、ギフトお届け先にご登録いただいたお名前となります。
※日本の納税者のみ対象となり、海外の方は優遇を受けることはできません。

申込数
137
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月
1 ~ 1/ 15

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