このプロジェクトでは継続的な支援を募集しています
食から始まる子どもたちの成長サポート★地域で子ども達を支えてたい
マンスリーサポーター総計
プロジェクト本文
一般社団法人LALASOCIALの長友宮子です。
私たちは、「子どもたちが生まれ育ったこの宮崎で、健康で健やかな成長ができるように見守って支えていきたい」という思いを込めて、平成29年より活動を続けてきています。
「子ども達を取り巻く環境がどんな状況にあっても、ご飯をしっかり食べれるようにしたい」をミッションに掲げ、様々な食支援をしてきました。
1.子ども食堂
2.こども宅食
3.フードバンクみやざきの立ち上げ
〇なぜこの活動を続けているのか
私は児童養護施設で働いていました。
虐待を受けた児童が、施設にいきなり入所するのは稀なケースで、大概は「一時保護」になります。
その後児童養護施設にくる子はわずかで、虐待の可能性がある家庭の多くは、家庭へ戻されます。
施設に入るというのは、とても難しいのが現状です。
そして、支援をしていく中で分かったことは、
親子の絆は誰にも切り離せないということでした。
児童養護施設では乳幼児から高校生までの子ども達が生活をしていました。
施設で生活をする子ども達のほとんどが虐待の経験がありました。
私たちは子供たちが穏やかに生活できるように、成長を見守ってきました。長い間一緒に関わるので、子ども達もなついてくれます。
しかし、子どもにとっては、親の存在がとても大きいんです。
虐待をした親を責めたとしても、こどもから親を引き離したとしても、子どもにとっての親はかけがえのない存在だと、支援をしながらいつも感じていました。
それなら、親から子供を引き離すのではなくて、子供たちを虐待しないようなサポートをしていきたい。
親が子供を虐待する理由は色々とあります。
親自身が悩みを抱えている事も多いのです。
もし、親の困りごとに寄り添う事ができたら、虐待は減るかもしれない。
そこで私は、施設外での虐待防止活動していこうと思い、当時勤めていた児童養護施設を辞め、現在に至るまで約20年ほど児童虐待を防止する活動を続けています。
〇本当に貧困家庭はあるのか
「宮崎市子どもの生活実態状況調査(平成29年度)」によると、約5000世帯がひとり親であり、40%が相対的貧困(平均年収の2分の1)世帯であるとの調査結果が出てきます。
宮崎県では虐待で一番多いのがネグレクト(育児放棄)であり、その背景は貧困問題が潜んでいます。
特に食事は一つの課題でもありました。
私が児童養護施設に勤務をした時は、公園で生活をしている家庭が一時保護をされたケースもありました。
家でご飯が食べれない家庭もあります。
悩みを抱えている家庭の多くは声を出すことができずに、外からはその「困っている」事に気づきにくいということがあります。
よく言われるのが「本当に貧困家庭はあるのか?」という意見。
綺麗な服を着て、スマホを持ち、いい車に乗っている親のどこが貧困なんだ。
という意見はよくぶつけられます。
けれど、「私は困っている」と言える人はなかなかいないんです。
約20年間の活動の中で、貧困状態に陥っている家庭に多く出会いました。
それぞれ理由は違います。困窮に陥っている家庭の場合、本当に色々な悩みを抱えていることが分かります。
問題は、そういった声を出せる場がないということです。
こども宅食という活動をしていると、はじめは「食材が欲しい」という相談から来ることが多いのですが、何度か顔を合わせていると次第に、悩みを話してくれるようになります。
確かに一見、困っていないように見える方が多いのですが、話を聞くと、とても深刻な悩みを抱えている事が分かります。
私たちは子ども食堂を広げる活動を行ってきましたが、同時に「これだけでは本当の困窮家庭には支援が届かない」と思い、同じタイミングで「みやざきこども宅食」をスタートさせました。
こども宅食とは、食材を直接家庭に届ける(渡す)ことで、その家庭を見守っていく支援です。
こども宅食の活動をすると、想像以上に多くの困窮家庭と出会います。
悩みや課題はそれぞれあります。支援を通して見えてきたことは、
1、コロナ禍によって失業、就業時間の短縮を余儀なくされている家庭が増えている
2、元々生活保護を受給している家庭が、何かのきっかけで生活が困難に陥っている
3、DVなどを抱えているひとり親の場合、精神疾患を患っておりそれが理由で、社会参加が難しい
これらのケースは、多くの支援家庭の中でも特に多く出てきている「声」です。
こういう声が、社会の中では気づかれる事なく、なかったことにされています。
そして、このような家庭は誰とも繋がる事ができずに孤立しているという現状もあります。
「今日初めてこんなに話しました」
と言うお母さんもいました。
きっと、心の壁が開かれたときに初めて次の支援を受けてみたいと思うのだと感じています。
〇これまでやってきたこと、支援や助成金によってできたこと
令和2年7月にはREADYFORの新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金に採択頂き、食材を保管するためのスペースや冷蔵庫などの備品の購入をすることができました。
このことにより、県内全域に食材を届けるだけの準備が整い、県内で食支援を行っている団体を通して、ひとり親世帯、350世帯・約1000名以上へ食材をお届けすることができました。
長年の思いが、こうした寄付金のおかげにより実現へと向かい始めている事に感謝しています。
私たちの主な活動拠点である宮崎市内では、こども宅食・アウトリーチ・見守り・伴走支援を通じて、経済的な理由で支援をする必要があるひとり親世帯50世帯・約150名への直接の食支援を行うことができました。
このように、この1年間で食支援の仕組みづくりができたと考えています。ありがとうございます。
〇親の支援だけでは間に合わない。子ども達に支援が行き届かないという現実。
20年間の活動を通して感じている危機感は、
「親の支援だけでは間に合わない」ということです。
相談内容と言うのは、親本人からだけではなく、民生委員やスクールソーシャルワーカーからも来ます。
第3者からの相談の場合、両親からの訴えはあまりありません。どこで信号をキャッチするかというと、子どもたちの顔色や学校での様子を通して気付くというケースも多い。
実際、親御さんが「我が家はちゃんとやっているから支援はいりません」と支援を断ってこられた方もいました。
こういう場合、子どもをサポートする手立てが減ってしまいます。
犯罪に手を染めている子にも出会いました。
青少年の時期から警察に関わっている子どもたちも実際にいました。
犯罪を犯した子ども達が悪いのかというと、やはり家庭環境が背景にある場合もたくさんあります。
もしかしたら、子どもは何度もSOSを出していたのかもしれません。
そして、子どもたちが困っている事さえ、私たちは気付かないままに過ごしています。
また、こども宅食を通して親からの悩みが具体的に分かるようになってきました。
一番多いのが、子どもの不登校問題や進学準備でした。
こういう問題に直面する中で、親自身が精神的に追い詰められて体を壊すパターンも多くいることを知りました。
こうなると、親に食材を提供するだけでは支援が間に合わないのです。
体調を崩して通常の生活が維持できない場合の、サポート体制を早急に作る必要があると思いました。
〇これからのやりたいこと・取り組んでいきたい事
これまでは、虐待や困窮の可能性がある家庭にリーチ(繋がっていく)仕組みを作ろうと活動をしてきたのですが、いざ、その目的を達成した時に、新たな課題にぶつかりました。
「繋がった後にサポートできるところがない」
という事です。
私はこの1年間、様々な支援者たちに相談をしてきました。自分自身も含めて「家庭を長く伴走していき、必要な支援に繋がれるような支援」が出来る人が、いそうでいないんです。
また、親の同意を得ずに直接食事を食べれる場所が必要だと切実に思いました。
支援を拒否した家庭の中には、子どもが食事を摂れずに痩せているというところもあったのです。
他にもまだまだあります。
サードプレイス(第3の居場所)と言えるような、ホッとできる空間が必要だと思いました。
親でも学校でもない「居場所」を作って行かないと、子どもたちの行き場がないと感じる家庭もありました。
〇継続型寄付にしたいと思った理由
継続型寄付のプロジェクトにしようと思ったのは、
1.食支援から見えてくる様々な家庭の困りごとに寄り添っていきたい
2.今、必要な支援を直ぐ作れるだけの資金が欲しい
この2つの理由からです。
今、早急にやりたい支援を、資金を気にせずにスタートさせたい。
資金調達の難しさが原因で、必要な支援づくりをストップさせたくない!
毎回そう思いながら活動を続けています。
コロナの影響で、これまで見えてこなかった「貧困」「虐待」「DV」の現実が一気に噴き出しました。20年近く活動してきて、このような状況に出会うのは初めての事です。
これまで「なかったことにされてきた貧困」が、急に表面化した今、それに対応できるだけの支援体制が全くできていないことに愕然としました。
これまでも多くの支援を生み出してきましたが、ここまでスピード感を求められる状況になったのも初めての事です。
今までのように、助成金の申請をして採択されるまでの数か月を待っていたり、助成金すらもらえない状況に陥った時に、支援が止まらないために継続的な寄付のご協力を頂きながら、しっかりとサポートできる事業を作って行きたいと思っています。
みやざきの子どもたちのために何卒ご協力よろしくお願いいたします。
〇寄付金の使途
●拠点の運営費
・食材 50,000円×12月=600,000円
・拠点の家賃代 月@50,000×12か月=60,000円
・食材調達の人件費(1名分) @800×8時間×20日×12月=1,5036,000円 ※その他の人件費は自主運営費から捻出。
・消耗品費 50,000円・水道光熱費 10,000円×12か月=120,000円・郵送代 20,000円×12月=240,000円
・子ども達の学習支援用のパソコン @100,000円×5台=500,000円
<留意事項>
・ご支援にあたり、利用可能な決済手段はこちらをご覧ください。(リンク)
・本プロジェクトでは、お1人様1コースへの支援となります。複数コースへのご支援は出来兼ねますのでご了承ください。
・本プロジェクトでは、毎月の継続的なご支援を募集しています。初回ご支援時に1回目の決済が行われ、翌月以降は毎月10日に決済が行われます。ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。(リンク)
・ご支援確定後の返金は、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。翌月以降のキャンセル(解約)については、こちらをご覧ください。(リンク)
・コースを途中で変更することはできません。お手数をおかけしますが、一度支援を解約していただき、ご希望のコースに改めてご支援ください。支援の解約方法は、こちらをご覧ください。(リンク)
・ ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
- 寄付金が充てられる事業活動の責任者:
- 長友宮子(LALASOCIAL)
- 団体の活動開始年月日:
- 2017年4月1日
- 団体の法人設立年月日:
- 2021年6月22日
- 団体の役職員数:
- 10〜29人
活動実績の概要
社会課題を仕組化する 社会的なニーズが急激に変化をしていく中で、寄り添った支援をしていく為には、スピード感を持った仕組構築のサポート体制が必要となります。 私たちは、これまでの市民団体やプロジェクトの立ち上げのノウハウを生かし、ニーズに沿った支援ができる為のサポートやスタートアップを行っていきます。 採択事業 2021年8月 1.フードバンク立ち上げ及び食によるアウトリーチ支援(新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金事業 READYFOR) 2021年11月 2.こども宅食から広がる、見守り支援体制の仕組構築(新型コロナウイルス対応緊急支援助成こども宅食
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プロフィール
子どもの為の活動を中心に、様々な支援を作っています。 ・子ども食堂 ・こども宅食 ・フードバンクみやざき ・Under the sky(高校生と中学生のボランティアサークルの支援) 等。 子ども達が、どんな時でも幸せで安心な生活を送れるような社会を目指して様々な活動を行っています。
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コース
500円 / 月
ありがとうコース
活動の為の運営費に使わせて頂きます。ありがとうございます!
・感謝のメッセージをお送りいたします。
1,000円 / 月
感謝しますコース
活動の為の運営費に使わせて頂きます。ありがとうございます!
・感謝のメッセージをお送りいたします。
2,000円 / 月
4回のお食事ができます
1人当たり、1か月に4回のお食事が可能になります。
ありがとうございます!
・感謝のメッセージをお送りいたします。
3,000円 / 月
1回の学習支援ができます
1人当たり2回の学習支援ができます。ありがとうございます!
・感謝のメッセージをお送りいたします。
5,000円 / 月
4回のお食事と学習支援が2回できます
1人当たり4回のお食事と2回の学習支援ができます。ありがとうございます!
・感謝のメッセージをお送りいたします。
8,000円 / 月
4回のお食事と4回の学習支援ができます
1人当たり4回のお食事と4回の学習支援ができます。ありがとうございます!
・感謝のメッセージをお送りいたします。
10,000円 / 月
食事や学習支援以外の色々な支援ができます
食事や学習支援だけでなく、ほっとできる居場所の確保や、相談できるお兄ちゃんお姉ちゃん等の存在等、もっともっと必要な支援があります。
毎月、支援を頂けるとそういった色々な支援をスタートすることができます。
20,000円 / 月
さらに食事や学習支援以外の色々な支援ができます
食事や学習支援だけでなく、ほっとできる居場所の確保や、相談できるお兄ちゃんお姉ちゃん等の存在等、もっともっと必要な支援があります。
毎月、支援を頂けるとそういった色々な支援をスタートすることができます。
30,000円 / 月
もっともっと食事や学習支援以外の色々な支援ができます
食事や学習支援だけでなく、ほっとできる居場所の確保や、相談できるお兄ちゃんお姉ちゃん等の存在等、もっともっと必要な支援があります。
毎月、支援を頂けるとそういった色々な支援をスタートすることができます。
プロフィール
子どもの為の活動を中心に、様々な支援を作っています。 ・子ども食堂 ・こども宅食 ・フードバンクみやざき ・Under the sky(高校生と中学生のボランティアサークルの支援) 等。 子ども達が、どんな時でも幸せで安心な生活を送れるような社会を目指して様々な活動を行っています。
生活に困窮しているひとり親家庭の子どもたちに毎日お弁当を届けたい!
#まちづくり
- 総計
- 9人
ももやまサポーター募集ー地域「みんなの」ももやま子ども食堂に!
#まちづくり
- 総計
- 49人
「移動子ども食堂ぽかぽかキッチン号」マンスリーサポーター募集!
#子ども・教育
- 総計
- 13人
【サポーター募集】鹿児島県に民間DVシェルターを継続的に運用する
#まちづくり
- 総計
- 33人
子どもの今と未来を支える!包括的子ども支援のマンスリーサポーター
#子ども・教育
- 総計
- 12人
自然豊かな環境で子供たちがのびのびと成長できる環境づくり
#地域文化
- 総計
- 10人
食を通して人が繋がる居場所「えんくる」を応援してください
#まちづくり
- 総計
- 10人