１９年間、無実を訴え続ける無期懲役囚に真相解明のチャンスを下さい！

前回の手紙を受け取ってから間もなく、平野さんから再度手紙が届きました。

どうしても皆さんにお伝えしておきたいこと、ということです。

以下、手紙の内容です。

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私は今、どうしても許せないことが２つあります。
ひとつは、この事件で亡くなった方は、非常に自分自身のことを責めていた。思いつめておられた。
そして「目の前から消える」とか
「しんでも君のファンであり続ける」とか
そんなことを日記に綴っていた。
そして、私に知られたくない隠しておきたいことがあるとも書かれていた。
そして又更にはその秘密以外にも
私に対して許されないことをしてしまった。
あやまっても済まされないことをしてしまった。
タブーを犯してしまった。
とも書かれていました。
でも私は今だにそれが何のことなのかわからない。
そのせいで毎日、日々、苦しんでいる。
でも、警察・検察官はそれが「何であるか」を知っていた筈だ！
だって亡くなった人が日記にこんなことを書いている以上、それが何であるか？を徹底的に調べるでしょ？調べない訳がない。
だって一番肝心な部分じゃないですか！？
そして、それを調べるのが、彼らの仕事じゃないですか。
でもそのことをそれが何だったのかということを今だに隠し続けている！
そしてもうひとつ。
それは、それが何だったのか？を
俺はちゃんと聞くべきだった。
彼女の口から。
彼女が何かを隠そうとしていることや
何か思いつめている様子は、俺にも肌で
わかっていたはずだから。
でも、俺はそれをきくことが正直恐くて、恐くて。
彼女に聞くことが出来なかった（聞かないことがやさしさだと…）
彼女の口から聞いて、そして寄り添うことも出来たんじゃないか………
恐さに負けて、そのやさしさを俺はもてなかった。
どうして、もっと強くなれなかったのかと。
これが許せない。
自分に対して。
つい先日、ある映画を見て、その中のセリフにとても気になる言葉がありました。
「ウソは魂を殺す！」と。
たとえ痛みがあったとしても、魂を救ってやるべきでした。
俺ごときが、そんな大それたことは出来なかったかもしれない。
でももっとやさしさは持てたのではないか。
もっとやさしくできたのではないかと…………

でも俺は殺していない！
絶対に、絶対に、殺してない！
だから、身の潔白を証明したい！
そのための力をどうかかして下さい。
お願いします。

そしてすでに力をかして下さっている方々に、
本当に感謝します。
ありがとうございます。

２２・３・２６
平野義幸