支援総額
目標金額 3,500,000円
- 支援者
- 182人
- 募集終了日
- 2024年6月22日
プロジェクト本文
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蛙企画「出羽島」プロジェクトとは
「四国の右下」と呼ばれる徳島県の太平洋側、牟岐町の対岸に、ぽっかりと浮かぶ小さな島があります。それは出羽(てば)島。ゾウリムシのようなかたちをした離島です。
島の外周は約3キロ。数年前の台風で島を回る遊歩道の一部が崩れ落ちてしまいましたが、1時間もあれば、島をぐるっと一周できるような小さな島です。
島の大半はこんもりとした小さな丘で、北側に開けた港のまわりに、100軒ほどの木造住居がひしめきあっています。戦前戦後の一時期は、この小さな島に1000人以上の島民が暮らしていました。
【牟岐の沖合に浮かぶ出羽島】
この島は、他の地域と違うところがいろいろとあります。
例えば、島にはクルマが一台もありません。その理由は、島があまりに小さく、クルマが通れるような道路が存在しないから(屎尿処理のための小型バキュームカーが1台だけある)。その代わり、住民が使っているのは「ネコ車」と呼ばれる手押し車。連絡船に乗って買い出しにいった荷物を島民がネコ車で押している光景は日常でした。
【出羽島のネコ車】
集落の景観も独特です。港を囲むように形成された集落には「あわえ」と呼ばれる細い路地があちこちに走っています。その路地に建ち並ぶのは、江戸後期から昭和初期にかけて建てられた町家風の古民家。その建物には、土庇(どびさし)や「ミセ」、出格子、炊事場に続く「通り土間」など、この地域特有の建築様式を見ることができます。
「ミセ」は折りたたみ式の雨戸で、上ミセを上げると庇(ひさし)に、下ミセを下げると縁台になる四国南東部で見られる独自の造り。この縁台で、漁具の手入れをしたり、世間話に花を咲かせたりしていたのでしょう。 江戸後期から明治、大正にかけて形成されたこの町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)にも選ばれています。
【出羽島特有の古民家】
閉じつつある島の歴史と文化
出羽島に人が住み始めたのは江戸時代のこと。その後、大正時代に出羽島の沖合で好漁場が発見されると、出羽島はカツオ漁の拠点として繁栄しました。島の古老によれば、港の周辺にはカツオ節工場が建ち並び、遠く高知から働きに来る人もいたそうです。
【在りし日の出羽島】
【海藻を採る海女士】
そして戦後になると、島の男性はマグロ船に乗り、世界中の海に飛び出して行きました。70歳以上の島の男性に話を聞けば、ハワイ沖で時化にあって死にかけた話、大西洋や地中海、遠く南米まで航海した話がごろごろと出てきます。
その後、200海里水域の設定によって遠洋漁業が衰退すると、島の男性の多くはマグロ船を降り、内航海運やタンカー船の乗務員になるか、出羽島に戻り、沿岸漁業の漁師になりました。島に戻らず、マグロ漁で滞在していた三崎漁港(神奈川県)に腰を落ち着けた人もたくさんいます。
このように、独自の文化と歴史を持つ出羽島ですが、今は静かに朽ちようとしています。
高齢化に伴う人口減少の結果、島民の数は40人を切りました。残っている島民も、その大半が70歳以上です。頼みの漁業は海水温の上昇などの影響で漁獲高が激減。島の生活に憧れて来た移住者も、コロナ禍の中で多くが島を去りました。
重伝建の町並みは櫛の歯が欠けるように空き家になり、所有者の手が入らない建物は崩れ落ちています。既に商店と呼べるものは一つもなく、自動販売機が2台残っているだけです。
【朽ちていく重伝建の町並み】
何げない日常を遺すということ
人口減少社会に突入した日本において、山間僻地や離島の集落は、一部を除き、その多くは衰退し、消えていく運命にあります。出羽島も、そんな離島の集落にすぎませんが、離島の限界集落であっても、そこで暮らす人々の営みがあり、堆積した時間の”地層”があります。
その断面を写真と言葉で記録するため、出羽島部落会の会長を務める田中幸寿さんの協力のもと、2022年9月15日から10月17日までの1カ月間、出羽島に家を借り、島で暮らしながら写真を撮るというプロジェクトを始めました。いわば、出羽島版の「アーティスト・イン・レジデンス」です。
【何げない日常】
写真集の中の風景や紡ぎ出される言葉は、何と言うことのない日々の営みにすぎません。でも、「歴史」と言われるものの大半は、そういったとりとめのない日常の積み重ね。放っておけば消えていくものだからこそ、あえて残す価値があるのではないか──。そう考えてプロジェクトを立ち上げました。
蛙企画による出羽島アーティスト・イン・レジデンス
撮影を担当したのは、「記憶」をテーマに世界で活躍する写真家の木村肇。島民に話を聞き、言葉を紡いだのは、「Journalism×Art」の文脈で幅広く活動している蛙企画の篠原匡。写真集のデザインを担当するのは、ニューヨークのデザイン事務所でグラフィックデザイナーとして活躍していた門馬翔。異なる強みを持つ3人のプロフェッショナルが出羽島に集い、それぞれの感性をぶつけあってプロジェクトを進めました。また、島の映像作品を遺すため、ニューヨーク在住の映像作家、元吉烈も参画しています(サイト内の動画は元吉の作品)。
滞在中には台風の直撃によって島に閉じ込められたり、伊勢エビ漁が始まったりと、島に滞在しなければ味わえないような体験をいろいろしました。
【木村肇が滞在中に書いたスケッチ】
【滞在中に島を襲った台風14号】
今回の出羽島プロジェクトでは、出羽島で暮らす島民の生活、島の歴史や文化、島の未来を写真と言葉を通して記録していきます(海外の方でも読めるよう日本語と英語の2カ国語表記にしています)。既にブックデザインは終わっており、今回のクラウドファンディングで造本費などを集めた後、写真集の印刷に入ります。消えゆく島の記憶の記録──。ぜひクラウドファンディングに協力いただければ幸いです。※このページは、木村肇が撮影した写真と、出羽島の田中幸寿さんに提供いただいた写真で構成しています。
クラウドファンディングについて
今回のクラウドファンディングでは、350万円を目標に資金を集めさせていただきます(期間は2024年5月15日〜6月20日)。ただ、造本費や送料、編集やデザインなど写真集の作成にかかる経費はそれを上回る金額が見込まれるため、第一段階の目標を達成したあかつきには、第二段階の目標、NEXT GOALを設定させていただく予定です。ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
なお、完成した写真集は、配送業務を委託する株式会社ナリッジ・クリエイションから送付する予定です。
出羽島を舞台に選んだ理由
今回、写真集プロジェクトの対象として出羽島を選んだのは、徳島の友人に「面白い島がある」と聞かされたことが直接のきっかけですが、「出羽島」というレンズを通して見えるものがいろいろとあると感じたことも理由です。
【漁師の漁具】
一つは、限界集落と言われるコミュニティの現状を見るのに最適な存在だと思ったこと。
出羽島は高齢化が進む牟岐町の中でも人口が減少している地域。自宅で暮らせなくなった高齢者が施設などに入るため、年々、住民が減っています。事実、出羽島での滞在を終えた後、施設に入るために島を去った人は何人もいます。
今後、出羽島がどうなっていくかは分かりませんが、人口数十人の小さな島。その気になれば、すべての島民に話を聞き、島の歴史や暮らしを記録として残すことは可能です。そこに意味があるのではないかと感じました。
【島で捕れた伊勢エビ】
もう一つは、気候変動が人々の暮らしに与えている影響が見えること。
写真集の中で、島の漁師や島民が口を揃えて語っているように、気候変動に伴う海水温の上昇で島の漁業は壊滅的な打撃を受けています。島での営みを通して地球環境問題というマクロの問題を語れるところに、おもしろさを感じました。
さらに、出羽島は江戸時代から続く重伝建の町並みが残されています。現地を訪れると、管理が疎かになり、荒れるに任せている建物も少なくありませんが、漁師集落の町並みを通して、サステイナブルな暮らしについて考えることもできるかもしれません。
【これは…?】
そして、島のコミュニティが残るかどうか、その瀬戸際にあることもプロジェクトとしての意味を感じた部分です。
この10年、出羽島の人々は島の賑わいを取り戻そうと、アートイベントなどの取り組みを進めました。それが奏功し、移住者が増えた時期もありましたが、その後のコロナ禍によって活動が止まってしまいました。イベントで走り回った島民も70代、80代になり、これまでと同じように動くことはできないでしょう。
このまま人口が減り、コミュニティが消えてしまうのか。それとも新たな移住者や元島民が来て蘇るのか──。写真集プロジェクトを立ち上げたのは、その転換点を記録することができるかもしれないと思ったこともあります。
写真集に込めた想い
今回、写真家の木村は島の風景や島民を白と黒のモノクロームで撮影しました。それは出羽島での暮らしが始まってからの時間の流れと厚みを表現したいがゆえ。人々の肌の質感や潮に洗われた家々の表情は、白黒のほうがうまく表現できると感じたそうです。
しかも、島民の顔はあえて写しませんでした。出羽島で起きていることは日本全体で起きていることであり、世界でこれから起きるであろうこと。具体的な顔や名前を捨象することで、出羽島の風景を自分に置き換えることができるかもしれない──。そう考えたからです。
独自の世界観と表現に対する飽くなき追求で高い評価を得ている木村と、その哲学的な「絵」を一つのメッセージにまとめ上げる門馬の日本人離れしたセンスも今回の写真集の見どころの一つです。
ほかにも、世界で活躍する日本を代表する建築家の隈研吾さん、NFTとLocal DAOを組み合わせたまちづくりで注目を集めるNext Commons Labの林篤志さん、地方創生や森の再生で縦横無尽に駆け巡る株式会社あわえの吉田基晴さんという錚々たる面々の寄稿も写真集に収録しました。出羽島という題材をフックに、高齢化や人口減少、コミュニティの再生や未来について、さまざまな角度から論じているので、ぜひご期待ください!
写真家・木村肇
欧州のギャラリーで個展を開く一方、海外のアーティスト・イン・レジデンスに参加するなど国内外で活躍している木村肇。そんな彼が「記憶」をテーマに写真を撮り始めたのは、父親の死がきっかけでした。
父親が亡くなった後、飼っていた犬を散歩していると、父親の散歩仲間が話しかけてきたそうです。その時に自分が知っている父親と、散歩仲間が語る父親とのギャップに気づき、犬を通して父親の足跡をたどるプロジェクトを始めました。それが木村の代表作「Snowflakes Dog Man」です。
さらに、木村は2022年に、1991年のトヨタカップに来日した旧ユーゴスラビアのレッドスター・ベオグラードのホペイロ(用具係)を追った「Mišo Bukumirović」を発表します。この作品は、9歳の時にトヨタカップの映像を見た木村の記憶にうっすらと残っていたホペイロを探し、本人に会いに行くまでを写真で表現するというプロジェクト。かすかな記憶の痕跡をもとに、その人に会いに行くまでを写真で表現する──。極めて木村らしい作品です。
このほかにも、新潟県のマタギ集落で暮らし、彼らの日常を撮影した「Matagi」、競走馬として活躍し引退した馬がその後、どのような形で最期を迎えるのかを追った「Tracks」などの作品もあります。現在は、東京の中に眠る東京大空襲の記憶を蘇らせるべく、空襲の痕跡を精力的に撮影しています。
今回のアーティスト・イン・プロジェクトに、木村ほどふさわしい写真家はいないと考えた私(篠原)と門馬が木村に撮影を依頼。木村が快諾してくれたため、今回のプロジェクトは立ち上がりました。木村が出羽島の何を撮影し、何を感じ取ったのか。それも、写真集の見どころの一つです。
【木村肇】
また、木村は「手製本」のプロとしても知られています。木村にとっては写真を撮るだけでなく、かたちとして遺すまでがアート活動。今回、クラウドファンディングのリターンには木村による出羽島写真集の手製本も入れています。アーティスト自らが丹精込めて作り上げる手製本は世界に同じものが一つとしてありません。木村自身が製本した出羽島写真集。ぜひお手にとってください。
以下は木村による過去の作品です。
ギャラリーでの写真展
蛙企画による出羽島アーティスト・イン・レジデンスは、写真集の出版だけでは終わりません。写真集の出版後、7月25日から8月4日のスケジュールで、出羽島と木村肇の写真展を開催します。ギャラリーは、東京・尾久にあるOGUMAG。木村が撮影した出羽島を、木村がどう再構築するのか、どうぞ期待していてください。
また、写真家の木村やプロジェクトを立ち上げた篠原、さらに出羽島の関係者や写真集に寄稿いただいた林篤志さん、吉田基晴さんなどを招いたトークセッションも開催する予定です。詳細は追ってご連絡します。
【開催概要】
場所:OGUMAG(東京都荒川区東尾久4-24-7)
日時 :7月25日~8月4日(開催日は木曜から日曜)
写真集の主なコンテンツ
木村が撮影した出羽島の写真のほか、島の人々の言葉や識者による寄稿などを掲載する予定です(以下の表紙イメージは変わる可能性があります)。
01:プロローグ
02:島の人々
03:島の日常
04:島の未来
05:エピローグ
コラム1:日本の伝統建築に見る地域の多様性(建築家・隈研吾)
コラム2:NFTを用いた関係人口の増大(Next Commons Lab・林篤志)
コラム3:「集落を閉じる」が意味すること(あわえ・吉田基晴)
【表紙イメージ】
【出羽島特製ロングTシャツのイメージ】
蛙プロジェクトについて
「消えゆくものに意味を与え、形あるものとして遺していく」をキーコンセプトに活動しているクリエイティブ集団です。これまでに、大阪・飛田新地に佇む元遊廓「満すみ」の写真集『House of Desires ある遊廓の記憶』、青森県に実在する女性霊媒師イタコにフォーカスした『TALKING TO THE DEAD イタコのいる風景』などの作品を上梓してきました。
『House of Desire』の舞台となった「満すみ」は、一見すれば普通の古民家で、「千と千尋の神隠し」に登場する「油屋」や同じ飛田新地にある「鯛よし百番」のような建物ではなく、放っておけば、そのうち取り壊されるような存在でした。
もっとも、内部に足を踏み入れれば、至るところに戦前・戦後の遊廓や赤線時代の痕跡が残されており、そのまま潰すにはあまりに惜しい。そこで、クラウドファンディングの支援者を募り、写真集を制作することにしました。
◎朽ちつつある遊廓跡を後世に残したい! 写真集制作プロジェクト(Readyfor)
イタコ写真集『TALKING TO THE DEAD』も背景は同じです。
今でこそイタコと言えば「死者の口寄せ」が有名ですが、もともとは集落のカウンセラーのような存在でした。 嫁姑関係や夫婦関係の相談に始まり、健康、揉め事、引っ越しなど身の回りの相談事があれば、専門家のところに行く前にイタコに相談しました。何かあった時に集落の人がイタコを頼ったのは、イタコに神仏の姿を重ねていたからです。
ただ、高齢化が加速した今では、歴史的伝統的イタコは数人にすぎません。しかも、盲目のイタコは90歳を超えた中村タケさんただ一人。そこで、中村タケさんを軸に、イタコの歴史や、イタコを成立させている日本人の霊魂観などを浮き彫りに刷る写真集を制作しました。
これからもJournalism×Artの力で、歴史の地層に埋もれていくものを遺していきたいと思います。
◎失われていくイタコ文化を後世に遺したい!写真集製作プロジェクト(Readyfor)
プロジェクトメンバー
篠原匡(しのはら・ただし) 編集者・ジャーナリスト
1975年生まれ。1999年慶応大学商学部卒業、日経BPに入社。日経ビジネス記者や日経ビジネスオンライン記者、日経ビジネスクロスメディア編集長、日経ビジネスニューヨーク支局長、日経ビジネス副編集長などを経て、2020年4月にジャーナリスト兼編集者として独立。
主な著書に『誰も断らない 神奈川県座間市生活援護課』(朝日新聞出版、2022年)、『神山 地域再生の教科書』(ダイヤモンド、2023年)、『人生は選べる ハッシャダイソーシャルの1500日』(朝日新聞出版、2024年)などがある。『誰も断らない 神奈川県座間市生活援護課』で生協総研賞、『神山 地域再生の教科書』で不動産協会賞を受賞。テレビ東京・テレ東BIZ「ニッポン辺境ビジネス図鑑」のナビゲーターを務めるほか、蛙企画として『House of Desires ある遊廓の記憶』(蛙企画、2021年)、『TALKING TO THE DEAD イタコのいる風景』(蛙企画、2022年)などの写真集も出版している。
木村肇(きむら・はじめ) 写真家
1982年千葉県生まれ。芝浦工業大学工学部建築学科卒業。人間の記憶、歴史の痕跡を主なテーマにした作品を制作し、国内外の主要メディアやギャラリーなどで発表している。受賞歴としては上野彦馬九州産業大学賞、バッテンフォール国際写真賞など、主な作品には「Matagi」「Tracks」「Snowflakes Dog Man」などがある。
2016年から18年まで文化庁海外研修員、ポーラ財団海外研修員としてドイツ在住。現在は日本で、東京大空襲に関するプロジェクトを2020年より取り組んでいる。これまで発表された作品は、写真集にまとめられ、イタリア、フランス、ドイツ、日本から出版されている。
門馬翔(もんま・しょう) アートディレクター・グラフィックデザイナー
高校卒業後に渡米。ニューヨークのFIT(ファッション工科大学)にてデザインを学ぶ。2008年に卒業後、ニューヨークのデザイン事務所で、ガゴシアンギャラリーをはじめとした、国内外の著名なアーティストやギャラリー、ミュージアムの展示会のブランディングやカタログの制作に携わり、2018年後半に独立。
Vice mediaやスワロフスキー、Garage Magazineとのコラボレーションや、J. PRESS USAのキャンペーンのAD・デザインを担当。現在はデザインスタジオTRAP Studiosを主催。アート、ファッション、カルチャーを中心に、ニューヨークと東京をベースに活動中。
元𠮷烈(もとよし・れつ) 映像作家・フォトグラファー
日本の大学を卒業後、渡米。ニューヨークの美術大学で映画制作を学んだ後にドキュメンタリー映画の編集アシスタントを経て独立。主にドキュメンタリーの分野で監督、撮影、編集など幅広く活動する。主なクライアントにAvex、キャノン、VICE、PBS、ノースフェイス、日経、国連、WOWOWなど。ドキュメンタリー作品に日経ビジネス日経ビジネス「アメリカのリアル」「アメリカ国境のリアル」シリーズ、VICE「Outliers」がある。監督した短編映画は各国の映画祭で上映されている他、撮影した写真集がInternational Photography Awardで写真集部門の佳作と審査員賞を受賞している。
- プロジェクト実行責任者:
- 篠原匡(株式会社蛙企画)
- プロジェクト実施完了日:
- 2024年8月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
蛙企画が版元になり、徳島県の離島・出羽島(てばじま)に関する写真集を出版します。出羽島は高齢化と人口流出によって限界集落化しており、コミュニティの存続が危ぶまれています。そこで、出羽島における島民の日々の暮らしや文化、島の歴史などを後世に残すため、蛙企画は2022年9月から10月までの1カ月間、出羽島に家を借り、写真家に滞在してもらうというアーティスト・イン・レジデンスプロジェクトを実施しました。写真家は世界で活躍する木村肇、島民へのインタビューは蛙企画の代表を務めるジャーナリストの篠原匡が務めました。ここで撮影・インタビューした素材を用いた写真集の出版プロジェクトです。集めた資金は写真集の制作や出版にかかるコスト、英語への翻訳代(写真集の文面で日本語と英語の併記するため)、写真展の開催費用に充てる予定です。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 必要金額と目標金額の差額は自己資金で対応します。目標金額を達成した場合はネクストゴールを設定し、実際に必要な金額に近づけたいと思っています。
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プロフィール
編集者・ジャーナリストの篠原匡が設立した会社で、ルポルタージュやドキュメンタリーの制作、編集支援、広報戦略支援などを気の向くままに手がけています。 篠原は、1999年に日経BPに入社した後、日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長、日経ビジネスニューヨーク支局長、日経ビジネス副編集長を経て、2020年4月に編集者兼ジャーナリストとして独立しました。人物を通して社会、経済、政治の交点を描くのがモットー。著書に『腹八分の資本主義』(新潮新書)、『おまんのモノサシ持ちや!』(日経新聞出版社)、『神山プロジェクト』(日経BP)、『ヤフーとその仲間たちのすごい研修』(日経BP)、『グローバル資本主義vsアメリカ人』(日経BP)、『誰も断らない 神奈川県座間市生活援護課』(朝日新聞出版)、『神山 地域創生の教科書』(ダイヤモンド)、『人生は選べる』(朝日新聞出版)などがあります。
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リターン
5,000円+システム利用料
A:写真集『TEBAJIMA』
・写真集1冊
※国内在住の方限定。海外の方は「B:海外在住者向け」をお選びください。
- 申込数
- 81
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年8月
8,000円+システム利用料
B:写真集『TEBAJIMA』(海外在住者向け)
・写真集1冊
※以下を参考にご登録ください。
郵便番号:000 0000
都道府県:その他
市区町村:国や州、番地、マンション名など
電話番号:10桁か11桁の番号
※住所登録の際、郵便番号欄には海外のZipコードは打ち込めません。上記のように「000 0000」と打ち込んでください。また、大変お手数ですが、Zipコードは実行者宛のメッセージでいただければ幸いです。
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年8月
5,000円+システム利用料
A:写真集『TEBAJIMA』
・写真集1冊
※国内在住の方限定。海外の方は「B:海外在住者向け」をお選びください。
- 申込数
- 81
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年8月
8,000円+システム利用料
B:写真集『TEBAJIMA』(海外在住者向け)
・写真集1冊
※以下を参考にご登録ください。
郵便番号:000 0000
都道府県:その他
市区町村:国や州、番地、マンション名など
電話番号:10桁か11桁の番号
※住所登録の際、郵便番号欄には海外のZipコードは打ち込めません。上記のように「000 0000」と打ち込んでください。また、大変お手数ですが、Zipコードは実行者宛のメッセージでいただければ幸いです。
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年8月
プロフィール
編集者・ジャーナリストの篠原匡が設立した会社で、ルポルタージュやドキュメンタリーの制作、編集支援、広報戦略支援などを気の向くままに手がけています。 篠原は、1999年に日経BPに入社した後、日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長、日経ビジネスニューヨーク支局長、日経ビジネス副編集長を経て、2020年4月に編集者兼ジャーナリストとして独立しました。人物を通して社会、経済、政治の交点を描くのがモットー。著書に『腹八分の資本主義』(新潮新書)、『おまんのモノサシ持ちや!』(日経新聞出版社)、『神山プロジェクト』(日経BP)、『ヤフーとその仲間たちのすごい研修』(日経BP)、『グローバル資本主義vsアメリカ人』(日経BP)、『誰も断らない 神奈川県座間市生活援護課』(朝日新聞出版)、『神山 地域創生の教科書』(ダイヤモンド)、『人生は選べる』(朝日新聞出版)などがあります。