長野で3000人が障がい等を越えて感じあえるイベントを開催

『躁鬱ですね』

今から５、６年前、私は一人で
精神科の前を行ったり来たりしていました。

離婚して数年が過ぎ、頑張ることに
ほとほと疲れはてていましたが、誰にも相談できず、バイト中 涙が出て止まらなくなったり 体がだるくて起き上がれなかったり…頭の中では、いつも自分を責める声がしました。

しばらく薬も飲みましたが、ある日こんなんじゃダメだと薬をゴミ箱に捨てました。

そこから、這い上がるまでが、地獄の日々（笑）

私の最大の相談相手は、その頃 働きだした施設のお年寄りでした。認知症のお年寄りが、私の日々の気持ちの変化に気付き、毎日声をかけてくれました。

視線が合う度に『がんばれ！あんたなら大丈夫！』と勇気付けてくれました。

声にならない沢山の『言葉』が、私を支えてくれました。

私が今している事は、今まで出逢って来た方達への恩返しだとも思っています。お世話になったのに、大したお返しすらできずお別れをした皆さんへの想いも込めて活動しています。

私達ハピスポは「感じ合うこと」にこだわり続けます！

なぜならば、人と人とのコミュニケーションで大切なことは、並べられた言葉よりも心の声に耳を傾けることだと、信じているからです。

心の声は感じ合うことでしか届け合うことができないからです。

何かのために、誰かの為に生きる、互いを支え合う。わかっていながらも、実際に目の前に広がる世界では、そんな当たり前の事が出来ていないからこそ、私達のイベントに沢山の方達が共感してくださっているのだと思います。

わかって下さる方達が、信じてくださる方達が、必要としてくださる方達がいるかぎり

『もう一歩！もう一歩！』と進む自分でありたいと思っています。

もう一歩前へ！

高山さや佳