福島原発被災地に未だ残されている猫たちの保護・見守りを！

　

プロジェクトの立ち上げから5日目　

100名以上の方にご支援頂きまして

80％超えの達成にご協力を頂きました。

ご支援頂いた皆様に感謝申し上げます！

 

このプロジェクトは、クラウドファンディング中の現在も

進行中のプロジェクトとなります。

 

プロジェクトメンバーのブログやインスタなどにも

報告はあげていきますので

この新着情報とともにお読みいただけますとありがたいです。

 

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今日は、NPO法人栖の保護猫シェルターのお話をさせてください。

 

自己紹介欄に書いている通り

私　シロタは

2019年春

拠点を福島県富岡町に移し保護猫シェルターの運営を行っています。

 

元スタッフとして働いていた

福島県三春町にあった民間団体から

約60匹の猫を受け入れて活動開始しました。

※最初は任意団体「栖の会」として活動

 

富岡町の避難指示解除区域にシェルターはあります。

色々考えての決断ではありましたが

元団体で保護していた猫たちの事を考えると

この決断をしたことを悔やんだりはしていません。

 

震災後から、沢山の被災猫を保護し

シェルターでお世話をし

里親につなげる活動をしています。

 

今、栖シェルターにいる子は

約半分　被災地の子　約半分は福島県内の相談による　保護の子です。

 

被災地の子には、飼い主さんがいたであろう子もいます。

しかし　未だに　見つからない状況です。

 

2017年辺りまでは、元団体にも

行方不明になった飼い猫を探しに来られる方もいましたが

2018年以降はまったくおられませんでした。

そのころにはあきらめてしまった方がほとんどだったのでしょう。

 

それでも　今でも、元の飼い主さんに

私は　会わせてあげたいと思っています。

 

 

 

現在被災地で　出会う子も

被災猫と言える子はほとんどいなくなって来ているとは感じていますが

 

葛尾村の猫パラと呼んでいる場所に現れる子は

震災後にTNRをしていて震災直後からそこで生き続けている子です。

 

また、浪江町でTNRされている子も同じく

被災後に生まれて増えてしまった子たちを

TNRされているため

被災したことが原因の子もまだ残されています。

 

ただし

 

保護することがすべてとは思っておらず

 

今の環境で暮らす事もありきと思っていて

 

安心して見守りご飯を食べて行く事が出来る場合は

今後も　TNRを優先していくと思います。

 

それでも、環境的に保護したほうが良い場所の子は

保護することを最優先としていくことは絶対であり

 

このプロジェクトにより

みんなと　連携をしていくことで

躊躇することなく　保護してあげられる

と思っています。

 

そんな保護先として、

二番手にあたるシェルターが

当団体のシェルターとなります。

 

 

 

 

栖　シェルター

猫部屋は現在　6部屋　あります。

 

一階のリビングは、保護猫サロンとして

第一種動物取扱業も登録しています。

 

シェルター部分は、第二種動物取扱業を登録しています。

 

 

◇一階◇

 

1A（保護猫サロン）

 

現在合計21匹の保護猫が暮らしています。

浪江や葛尾からだけでなく

大熊町・双葉町・富岡町・楢葉町・飯舘村

ほぼ被災地全域の子たちがいます。

 

和室（1B）

東日本大震災と台風19号被災猫さんのいるお部屋

 

3匹の預かり猫さんのお部屋です。

ダブル被災したこの子たちですが

もしかしたら終生お預かりになってしまうかもしれません(;_;)

 

ボランティアさんのお部屋（1C)

※ユーチューブ配信用にインテリアを工夫しています。

 

サクとジロタンの二匹がボランティアさんと暮らしています。

 

◇二階◇

 

ノンキャリアの療養部屋（2A）

 

現在18匹が暮らしています。

ベランダに出られて外の空気を感じられるようにしました。

ノンキャリアだけど病気がちな子や、人馴れの難しい子や

他の猫さんと上手く行かない子などサロン部屋でない方が

本猫にとって良いと思われる子のお部屋です。

看取りのお部屋でもあり、

治療が必要な子の看病や酸素室完備しお世話にあたっています。

 

 

白血病キャリアのお部屋（2B）

 

現在の白血病の子は二匹

ハープさん（浪江町出身）ともこさん（船引町出身）

ハープさんは腎臓が悪く口内炎があります。

ともこさんはいたって元気です。

 

エイズキャリアのお部屋（2C）

 

エイズキャリア11匹のお部屋です。

昨日ご紹介した　葛尾村の　よひおくんとモリスさんのお部屋です。

エイズを発症し状態の悪い子もいますが、

補液やお薬で何とかみんな頑張っています。

緩和治療でQOLを上げる生活を心掛けて過ごしてもらっています。

 

殆どのお部屋が、南側の明るい日差しの入るので

みんなぽかぽか日光浴をして過ごしています(*^^*)

 

 

隔離（兼　手術専用病院）

 

出張で獣医さんに治療や手術をして頂くために

動物病院登録をしてあります。

 

プレハブの建物ですが二重扉をつけて脱走対策も完璧です。

隔離時期は、ケージはLケージを使います。

人手があれば最大8匹～12匹入れられます。

現在は少ないですが慎重に2匹づつ行っています。

 

写真は　昨年12月に行った葛尾村の猫TNRの様子です。

合計　13匹の手術を行いました。

 

※本当は3月にも一斉手術を予定しておりましたが、

新型コロナウィルス感染症の影響で中止となってしまいました。

 

獣医さんにもボランティアに　参加いただいて、

全頭のワクチン接種を行ったり

治療をして頂いたりもお願いしていました。

 

 

今、保護を進めている場所の子たちは、

 

一旦　赤間さんのところで手術後過ごし

当シェルターの隔離が空きましたら移動をし

うちでの一定期間の隔離と人馴れ訓練が進んだところで

関東圏のボラさん宅へ移動するという流れで行っていきます。

 

隔離の時期は2週間

その間に治療や検査・駆虫などを終えて

シェルター内へ移動します。

 

その後、里親さん探しを始めるといった段取りです。

 

猫にも感染症が猛威をふるい毎年多くの子が命を落としていますので

隔離の時期を

当団体はとても大事にしています。

 

ご支援者の皆様や、ボランティアの皆様のおかげで

これだけのシェルターを作ることが出来ました。

 

 

 

NPO法人栖の活動は　アメブロの活動報告ブログ

栖SUMIKA~人間も動物も共に幸福な社会へ～

栖インスタグラム

をご覧になって頂けますと嬉しいです。

 

日々のシェルターの猫たちの様子や、富岡町の事、被災地域の事など

様々　発信させて頂いています。

 

ブログとインスタが混ざっていますが

インスタに登録していない方ようにアメブロにもシェアして載せています。

ブログの記事には、最初に◇ブログ◇とつきます。

 

また、毎週　木曜日22時～24時まで

YouTube猫部屋の生配信をさせて頂いています。

どうぞご覧ください<(_ _)>

 

 

 

 

ようやく開設してから　一年が経ちました。

まだまだ小さなシェルターですが

 

多くの命をつなげられる場所として

今後の福島でもしっかりと役割を果たしていきたいと思っています。

 

 

また、現在は新型コロナウィルス感染症の影響で

営業を自粛していますが

感染症が落ち着いたら　保護猫サロン栖　を

再OPENさせますので

 

是非　福島県　浜通りに足を運んで頂けますと嬉しいです。

 

 

第一種動物取扱業

動愛相保管第6-52号

動愛相展示第6-14号

 

NPO法人栖　代表　代田岳美