リンカントオーケストラ　初回公演クラウドファンディング！

▼自己紹介

皆様、初めまして。

私達は『L’incanto Orchestra（リンカント オーケストラ）』と言います。

”L’incanto（リンカント）”とは、魔法にかけられたような、うっとりする魅力、驚き、感嘆の意味を持つイタリア語です。また、”歌っている”という意味も持ち合わせています。私たちがこの名を選んだのは、音楽家も聴衆も同じ空間で音楽を共有する人々が、リンカントな気持ちを体験できる、そんな楽団でありたいと考えているからです。

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

L’incanto Orchestraプロジェクトは、音楽への情熱と友情を共有する5人のプロミュージシャンのアイディアから生まれました。私たちは、日常のプロの音楽活動に物足りなさを感じており、機械的に技術を磨き続けるのではなく、私たちの音を通じて聴衆の五感へメッセージを届ける様々な可能性を探求するために、このプロジェクトを始動しました。私たちは、オーケストラの中で、指示に従って受動的に演奏するのではなく、すべてのミュージシャンがアイディアを提供し、その場で他のメンバーと調和し共有する美しさと精神的な高揚感を生み出す能力を培うことが大切だと思っております。人間性や音楽的価値観を共有し、単なるパフォーマンスではなく芸術的な結果を達成するために協力したいという同士で結成しました。

▼プロジェクトの内容

まず、オーケストラの伝統的な枠組みを超えた音楽の思考と演奏の卓越性に基づいた"革新的な"オーケストラを形成することです。そこで 私たちはイタリアの音楽に目をつけました。日本では、イタリア音楽は非常に人気がありますが、傑作といわれるオペラを繰り返し上演しているだけで、他のイタリア音楽のレパートリーを増やそうとするグループはいません。そこで、このプロジェクトでは、イタリア出身の演奏家、作曲家にご協力いただき"直輸入"で音楽を聴衆にお届けしたいと思っております。

人々の心を動かす現代の作曲家による音楽を紹介することも、この新しいプロジェクトの目的でもあります。これらすべての目標を達成するために、私たちは「音楽を作ることは活気に満ち溢れ、人々の生活を変えるものである」という同じ考えを共有する関西地域の優れた音楽家を集結させます。それは単に音楽家自身を見せびらかすようなものや、美術館における傑作のような、作品をただ展示するようなものではありません。私たちのパフォーマンスでは、作品の新しい側面を明らかにし、作品に命を吹き込み、作曲家のオリジナルのメッセージを明らかにするために、音楽の解釈を行うことを目指します。 さらに、私たちのアイデアやプロジェクトに賛同し、サポートしてくれる国際的な音楽家もおられます。

私たちのプロジェクトのもう一つの目的は、関西の優れたプロの演奏家をサポートし、地域の生活に貢献することです。音楽大学で学ぶ若い演奏家を巻き込んで、彼らに音楽的、文化的、専門的な成長の機会を与え、高齢者や子供向けの出張コンサートを開催します。音楽の演奏は単なる娯楽ではなく、道徳的、精神的、知的、文化的な成長の機会であり、人々が意見や生活を共有できる社交の場でもあると信じています。

▼プロジェクトの展望・ビジョン

私たちの最初の目標は2023 年から 2024 年の間に最初のコンサートシーズンを開催することです。オーケストラ公演と、これらのメインイベントのほかに、他のアンサンブルの公演を行おうと考えています。

第1回目のコンサートは、2023年11月24日に神戸市東灘区のうはらホールで開催します。イタリアの作曲家、ロッシーニ、サリエリ、ウゴレッティやメンデルスゾーンの交響曲「イタリア」をお届けする予定です。

ウゴレッティ氏は現在も現役で活躍中の作曲家で、今回はリンカントオーケストラによって世界初演の曲目を演奏します。

指揮は「フルヴィオ・カプラ」ソリストはピアニスト「ジュゼッペ・マリオッティ」で二人ともイタリア出身です。

▼リンカントオーケストラ　デビューコンサート概要

公演名：リンカントオーケストラ　デビューコンサート

日時：2023年11月24日（金）19時開演　18:15開場

会場：神戸市立東灘区文化センター　うはらホール

曲目：

・G.ロッシーニ：『セビリアの理髪師』より序曲　

　　G.Rossini : “Il Barbiere di Siviglia” Overture

・A.サリエリ：ピアノ協奏曲ハ長調　

　　A.Salieri : Concerto for Piano and Orchestra in C Major

・P.ウゴレッティ：ショパンのプレリュードによる変奏曲（世界初演）

　　P.Ugoletti：Variazioni su un preludio di Chopin (World Premiere)

・F.メンデルスゾーン：交響曲第4番『イタリア』

　　F.Mendelssohn: Symphony No.4 in A Major, Op. 90 “Italian”

▼出演者＆作曲者プロフィール

CAPRA FULVIO（カプラ　フルヴィオ）

リンカントオーケストラ指揮者

1992年イタリア、ブレーシャに生まれる。2010年にルカ・マレンツィオ音楽院を、”特に秀でた芸術性”を評され最優秀の成績で卒業。スイス・ジュネーヴ州立高等音楽院にてロマン・ギュイオに師事し、2014年に音楽修士課程を修了。その後、英国王立音楽院にてマーク・ヴァン・デ・ヴィルに師事、2015年に音楽演奏修士を取得。これまでにイタリアとヨーロッパの各国において数々のコンクールで入賞を果たす。2015年にヤマハ音楽振興財団ヨーロッパ奨学金コンクールで優秀賞を受賞し、特別ソリストとして、モーツァルト・クラリネット協奏曲を、ダミアン・イオリオ指揮による英国ミルトン・キーンズ・シティオーケストラと共演した。オーケストラ奏者としては、オルケストラ・ジョバニーレ・イタリアーナ(イタリア国立ユースオーケストラ)および、オリンピコ劇場オーケストラ(ヴィチェンツァ)にて主席クラリネット奏者を務め、ロイヤル・ノーザン・シンフォニア、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、ボーンマス交響楽団、マントヴァ室内管弦楽団、ルイージ・ケルビーニ管弦楽団、マーラー・アカデミー・オーケストラの各団において、主席クラリネット奏者として客演。これまでに共演した主な指揮者は、ウラディーミル・ユロフスキ、マリン・オルソップ、ジョン・アクセルロッド、ウンベルト・ベネデッティ・ミケランジェリ、ジェームズ・コンロン、ユライ・ヴァルチュハなど。2019年から2023年まで佐渡裕氏率いる兵庫芸術文化センター管弦楽団、共同主席クラリネット奏者を務める。室内楽における活動では、ヴァチカン・ラジオでのプーランク/クラリネットソナタの録音や、ジュネス・ムジカル・インターナショナル・ミラノでのメシアン/世の終わりのための四重奏曲をはじめとして、様々な演奏会で室内楽曲を演奏。アンドレア・ルッケジーニ、マッシミリアーノ・モッテルレ、エンリコ・ポンピーリなどのピアニストらとも共演を果たし、高評価を得ている。2020年には、HPACリサイタルシリーズに選抜され、ブラームスのクラリネット五重奏を演奏し好評を得る。2023年夏に開催予定のAffinis夏の音楽祭へ参加予定。ソリストとしては、16歳の時に、ウェーバーのクラリネット協奏曲第1番をブレーシャ音楽院管弦楽団と共演しデビューを飾った。その後、モーツァルトクラリネット協奏曲をブレーシャ室内管弦楽団、およびミルトン・キーンズ・シティオーケストラと共演し、ファッキネッティのクラリネット協奏曲をバッツィーニ・コンソルト管弦楽団と好演。 2020年より、指揮者としての活動も開始。新創設のリンカントオーケストラの指揮者として、2023年11月24日の初回記念公演にて指揮する。2023年4月より、くらしき作陽大学クラリネット講師。

MARIOTTI GIUSEPPE（マリオッティ・ジュゼッペ）

ピアニスト

1963年生まれ。幼少よりコンサート活動をはじめ、イタリアのピアチェンツァ音楽院にてピアノ、オルガン、作曲を学ぶ。1982年ウィーン国立音楽大学在籍以来、来日までの21年間をウィーンに居する。ウィーン国立音楽大学には6年間在籍し、ピアノをハンス・グラーフ教授に師事。現在はヨハン・セバスチャン・バッハの作品から現代作曲家の作品までの幅広いレパートリーをこなす卓越した演奏家として知られ、ベーゼンドルファー社専属の特別ピアニストとして活躍している異色で多彩な芸術家。ハロルド・ショーンバーグ(ニューヨーク・タイムズ)、ウィルヘルム・シンコヴィッチ(ディ・プレッセ・ウィーン)を始め、多数の著名な音楽評論家は彼のコンサートやレコーディングについて、「平静と情熱、熟練と天性、通性と非凡性とを併せ持つ豊かな才能だ」と絶賛している。厳格な完全主義者としても知られ、難易度の高い演奏テクニックを必要とする作曲家、フェルッチョ・ブゾーニの音楽理論に関心を持つ。イタリアの“フェネ”レーベルにて録音されたブゾーニのピアノ曲全曲は権威ある音楽出版物でも高い評価を得ている。また、ウィーンの古典音楽に特別な愛着を持ち、自身が所有する古楽器でも積極的に演奏する。ソリスト、室内楽奏者、そして、声楽の伴奏者として、ヨーロッパ、アメリカ、ロシア連邦、イスラエルで演奏活動を精力的に行うと同時に、ラジオ・テレビにも数多く出演。近年では徳島音楽コンクールの芸術監督を始め国際コンクールの審査員を務めたり、“ピアノの本” （ヤマハ）での連載を含む音楽出版物へ定期的に執筆するなど、ますますその活動の幅を広げている。1999 年より、オーストリアの最も歴史ある名高い教会の一つ、ウィーンのミノリッテン教会の音楽監督を務めており、名声を博した才能ある作曲家、アントニオ・サリエーリの名前から、「アンサンブル・サリエーリ・ウィーン」と名付けた室内楽オーケストラを立ち上げる。2003年よりウィーン国立音楽大学と学術交流協定を結んでいる徳島文理大学音楽学部へ客員教授として来日、2007年4 月以降現在に至るまで、同校にて常任教授・音楽学部長として学生の指導にあたっている。2008 年4月より2年間、神戸女学院大学客員教授。2009 年 以降毎年夏にウィーン国立音楽大学で行われる夏期講習会に招かれマスタークラスを担当。

PAOLO UGOLETTI（パオロ・ウゴレッティ）

作曲家

パオロ・ウゴレッティは1956年6月7日にイタリアのブレシアで生まれ。 彼は母親の指導のもとでピアノに触れ、1973年にブレシア音楽院でジャンカルロ・ファッキネッティとジョヴァンニ・ウゴリーニの指導のもとで作曲の勉強を始める。1979年にはシエナのキジャーナ音楽アカデミーでフランコ・ドナトーニの講座、ミラノ音楽院でジャコモ・マンゾーニの講座を受講。その後、ピサロ、ボローニャ、パルマの音楽院で作曲の教師としてのキャリアを築いていく。1987年にはカリフォルニア州のサンタクルーズ大学で作曲家としての滞在経験を持ち、ルー・ハリソン、アルヴォ・ペルト、ジョン・アダムス、キース・ジャレットといった音楽に触れ影響を受ける。1989年よりブレシアの「ルカ・マレンツィオ」音楽院で作曲科教授を務める。同時に、「サグラ・ムジカーレ・ウンブラ」との協力関係を築き、グローリア（Missa Solemnis Resurrectionis）、無伴奏合唱のマニフィカト、そして2002年にはモーツァルトのレクイエムの「ラクリモーサ」と「アーメン」の完成など、数多くの作品を作曲。1998年から1999年にかけて、彼はフェニックス・レコードから発売されたピアニストのエリザベッタ・マルコリーニによる演奏のための2つの広範なピアノ前奏曲集、「Terra di confini」と「la Fonte nascosta」を制作。2006年から現在まで、彼の作品を収録した数多くのCDがリリースされており、その中には「Cantate」、「Viola Legends」、「Two Pianos & C」（ドメニコ・クラパッソンとの共演）などが含まれる。一方、「Lieder」は1980年代の声楽とピアノのための作品のアンソロジーで、Lin-Bonomettiデュオによって演奏された。彼はBrilliantレーベルと共に、ソリストとオーケストラのためのコンサートのモノグラフCDを3枚発表しました（サックスフォンのジャンニ・アルベルティ、ピアノのヨゼフ・オルメニによるダブル協奏曲、バイオリンのマルコ・コモンコ、トロンボーンのセルヒー・カツァバル、そしてアコーディオンとギターのためのダブル協奏曲、ジーノ・ザンベッリとギターのためのコンサート、ジュリオ・タンパリーニ）。彼は多くのギター音楽を制作し、Piero BonaguriとEsteban ColucciというソリストたちのCDに収録されている。最近では、Natalija MartynovaとAnna Ivanchukによる2台のピアノのための作品集CD、そしてFulvio Capraをソリストとするクラリネットとオーケストラのための新しい協奏曲がEMA Vinciからリリース。彼は200以上の作品を手がけており、その中には多くの協奏曲、交響曲、声楽のサイクル、そしてピアノの作品集が含まれている。

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