地域資源と人の再生のために交流拠点として古民家を活用したい

地域資源と人の再生のために交流拠点として古民家を活用したい
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は6月30日(日)午後11:00までです。

支援総額

195,000

目標金額 600,000円

32%
支援者
14人
残り
16日
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は6月30日(日)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

▼自己紹介

新潟県新発田市で空き家や資源活用に取り組んでいる

たけまた地域再生プロジェクトの小柳繁と申します。

中世の竹俣氏の城があった地域から「たけまた」という名称を引用して団体名にしています。

プロジェクトの拠点になっているのが上三光という集落です。

上三光集落は新発田市の東方、NINOXスキー場の麓にあり、自然豊かな美しい集落です。

このプロジェクトが取り組んでいるのが、高齢で管理が出来なくなった江戸天保時代の古民家です。

地域資源、そして人を結ぶ場所として古民家を交流拠点にしようというのが今回の取り組みです。

すでに、夏休み期間中に合わせて「夏の自然学校」という企画がスタートしました。

 

 

写真の蕎麦畑は、耕作放棄地だった畑を復原したものです。

 

ここで、今日の活動に至るまでの活動についてお話をさせていただきます。

若い頃に都市生活をしていましたが、自然や人の暮らしの豊かさということを考えるようになり、

30歳の時に故郷にUターンしました。地域資源を活用することが地域の再生に繋がるという想いで活動をしています。

また、里山整備や耕作放棄地解消を進めることで獣害対策にも寄与したこともあり、

2019年には国土管理審議委員会にゲストとして事例発表させていただいたこともあります。

 

大きな転機が訪れたのが2022年の妻の死でした。

彼女ライフワークであった遺作のパッチワークキルトを展示するためにギャラリーの建築を計画、

その際にもクラウドファンディングで多くの人にお世話になりました。

空き家だった作業場兼蔵をリノベーションして、同年9月に「ギャラリー&コミュニティスペース・むくげ」オープンしました。

その時の支援メンバーがギャラリーの運営をサポートしています。

 

ギャラリーはキルトの鑑賞だけで無く、無垢の木造とキルトという非日常的な空間が喜ばれ、

キルト&コンサートとしてほぼ月に1回のペースで開催しています。

新発田駅から約10kmと離れていますが、

自然環境に恵まれていることから小さな旅をするように、

市内外からお客様に来ていただき、出会いと交流の場となっています。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

たけまた地域再生プロジェクトは、2023年に誕生しました。

きっかけとなったのは「空き家対策」です。

 

2022年の暮れに、集落に住む1人暮らしの女性から

「1人で家の管理が出来ないので処分したい」という相談を受けました。

地域再生の活動として耕作放棄地の解消や里山の再生に繋げた経緯があることから、

空き家も地域資源のひとつとして取り組むことにしました。

「空き家ワークショップ」や「空き家見学会」など、

地域の良さを知ってもらうために、資源活用や体験を合わせた取り組みをしました。

 

 

その結果、「移住したいのですが・・・・」

と若いファミリーのマッチングに至ることが出来ました。

(現在、上三光集落に移住しています)

 

そして、空き家対策の取り組みで出会ったのが、もうひとつの空き家です。

それが、今回のプロジェクトの核になる江戸天保時代の古民家です。

この古民家はギャラリー&コミュニティスペース・むくげの向かいにあります。

見学会の時に、「この家も見せていただいてもいいですか?」

と声をかけたことが縁でした。

 

所有者である渋谷さんは、定期的に通ってきては熱心に維持管理をしていました。

しかし、姿を見かけても挨拶する程度で、それ以上の話しをすることはほとんどありませんでした。

 

ちょうど、新潟県立歴史博物館による明治初期の「三光焼」の発掘調査があり、

渋谷さんが当時の事業者の分家筋であったことから話すようになりました。

このことがきっかけで色々と会話をするようになりました。

 

やがて、

「管理するにも身体がきつくなった」

「終の棲み家にしたかったが叶わなかった。そろそろ処分しないと、・・・・」

「出来るなら上三光で生かしてもらうことができれば・・・・・」

と、高齢化で思うようにならない生家の行く末の相談を受けるようになりました。

 

そこで、どのような活用があるのか、まずはお試し体験をさせていただくことにしました。

むくげコンサートの待合や打ち上げ、季節の食事会や懇親会、蕎麦打ち体験など、

地域資源の活用と交流の場として使わせていただきました。

 

「ここで集まると、みんな兄弟みたいだね」と、誰かの一言が印象的でした。

人が集い、語らい、交流する、・・・・とても心地の良い空間でした。

 

使う度に古民家と私たちの距離が縮まっていきました。

やがて、ギャラリー&コミュニティスペース・むくげと一緒に、

江戸天保時代という歴史的な古民家を交流拠点としたいという思いが強くなっていきました。

 

そして、多くの人に関心を持っていただこうとワークショップを開催、

持ち主である渋谷さんから家の歴史や想いについて語っていただきました。

家を継ぐこと、家を守ること、満州から帰国し、今日に至るまで、家と人の関係について話しを聞くことができました。

また、昭和38年の豪雪の際、初めてディーゼル除雪機の設計に取り組んだことにより、

技術者として仕事に明け暮れるようになり住むことは叶わなかったとも。

それゆえ、生家への想いは人一倍強くこころの中にあったそうです。

 

高齢のご主人に代わって有志で蔵の片付けもしました。

長い年月に渡って大切に守られて来たことを肌で感じました。

古文書などから地域の歴史を知ることも出来ました。

 

 古民家の佇まいは上三光の自然とぴったりと調和しています。

現代住宅とは異なり、どことなく風情と趣があり癒やされます。

 

どのように活用すべきか手探りの状態でしたが、

「集落の役に立てば・・・・」という家主の思いを汲み購入を決意しました。

そして、家の初代の名前をお借りして「蔵のある古民家・雅蔵」と名称を付けました。

これが、古民家を拠点とした取り組みに繋がりました。

 

 交流拠点が出来たことで活動が加速しました。

10月から約1ヶ月間、新潟県立博物館の移動展示会として、調査発掘した「三光石とやきもの展」を雅蔵で開催しました。

そして、最終日の11月12日には、集落資源を活用した「上三光を楽しもう!」というイベントを開催、

イベントの中核拠点として活用しました。

「集落というものを初めて体験した」という若者や

「集落が懐かしい」という高齢者まで多くの人が訪れ、

地域交流の場として活用することができました。 

 

古民家雅蔵は、地域活動のフィールドを広げてくれる役割を果たしました。

交流拠点が出来たことで集落内外の人を呼び込むことが出来るようになりました。

 

▼プロジェクトの内容

たけまた地域再生プロジェクトは、人と地域を元気にするプロジェクトです。

 

 人と資源を繋ぐ拠点として地域の活性化に役立てたい。

都市と農村、人と自然が交流する拠点として活用することで、人も地域も元気にしたい。

 

しかし、古民家雅蔵を快適に活用するためには、設備の改修が必要で、

トイレの改修とエアコンの設置が不可欠です。

 

古民家雅蔵は、元の家主の管理が行き届いていますが、十分ではありません。

夏に涼しい古民家ですが、温暖化のためにエアコンの設置が不可欠です。

トイレも改修し下水道に繋ぐ必要があります。

古民家の良さを失わせることなく、

誰もが気持ちよく利用していただくためには避けて通れません。

 

そこで、クラウドファンディングを実行することにしました。

具体的な内容は以下の通りです。

(1)くみ取り式トイレを水洗にして下水道に繋ぐこと

(2)最低でも一台のエアコンを設置すること

改修費としては約135万円が必要です。

そこで、改修費の半分程度をクラウドファンディングでご協力を頂きたいと思います。

いただいた支援金は、交流拠点として古民家雅蔵の整備費に使わせていただきます。 

この他にもキッチンの整備費や雨樋の修繕なども予定されていますが、

まずは、「快適に使える環境」実現のために取り組みます。

 

皆さまにクラウドファンディングをお願いすることについては、以下のように考えています。

(1)古民家を活動拠点にするために、改修費の支援をして欲しい

(2)クラウドファンディングを通して広く活動ネットワークを構築したい

(3)古民家の活用のチャンスを広げたい

何卒、ご理解の上ご協力をお願いします。

 

人も資源も出会うことで再生していきます。

ぜひ、このプロジェクトを一緒に盛り上げてください。

6月29日には音楽ユニット・カタソビによる地域資源とコラボした音楽イベント「燈あそび」も予定されています。

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

地域資源は集落の魅力

 

まちから離れた集落は不便なところすが、

人のこころや身体は利便性のみでは捉えられない面があります。

人も自然の一部である以上、自然のリズムやエネルギーと無縁ではありません。

集落はもともと生業をするための共同体で、廻りには多くの資源があります。

季節の食材にも囲まれ、豊かさを感じる環境が揃っています。         

 

体験を通して学ぶことは少なくない

都市化が進んで自然と遠くなってしまった今、 人として見失っていることも少なくありません。

特に子どもの成長期には自然や歴史から学ぶ機会が大切です。

多くの自然環境を有する集落には人を再生する力が潜在していると思います。

人と自然が共生できる環境は優しさも満ちています。

このような集落の魅力を伝えていく交流拠点として「古民家・雅蔵」を位置づけていきたいと思います。  

 

子ども達の体験交流の広場として「夏の学校」を企画 

「子育て支援」×「地域資源の活用」をコンセプトに、

子ども達の体験や居場所づくりとして2024年の7月から「夏の学校」を開催することにしました。

夏休みは学校から離れ未知の体験をする季節です。

幸い雅蔵の近くには、水辺のオアシスやトトロの森など自然があること、

趣の異なる住環境でコミュニティの場として貴重な体験ができるところだと思っています。

元学校の先生や地域の農家、NPO法人加治川ネット21のメンバーも一緒に活動します。  

 

空気や水が大切に思える幸せ

川遊びや昆虫を探したりすること以外にも、日常とひと味違う空間で 、

宿題をしたり、お弁当を食べたり、昼寝をしたりして楽しんでいただければと思います。

活動にあっては環境学習に実績のあるNPO法人加治川ネット21とも一緒になって取り組んでいきます。

ここでは誰もが先生で、誰もが生徒です。

 

つくること、出会うこと、見つけることの楽しさ

体験の場として、蕎麦打ち体験、柿酢つくり体験や一重菊@花嫁や山菜などの季節の食材を使った

ワークショップなども企画、地域資源の活用を通して豊かな暮らしを楽しみながら、

持続可能な農村に貢献しようと思います。   

 

※掲載している名称及び画像についてはそれぞれ許諾を得て掲載しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
小柳繁(たけまた地域再生プロジェクト)
プロジェクト実施完了日:
2024年11月25日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

古民家雅蔵の改修費の内訳です。 トイレ改修費1,155,000円 エアコン設置費 200.800円

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額との差額は自己資金で賄います。

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プロフィール

新潟県新発田市に在住。1990年より鼓童公演の実行委員会の代表として新発田公演の企画運営、2000年に聖籠太鼓・響sato-otoを立ち上げる。1997年よりNPO法人加治川ネット21の理事として新発田地域の環境保全や文化活動を行う。2014年より上三光清流の会の代表として集落再生や地域の活性化に取り組む。2014年より花嫁プロジェクトの代表として在来の食用菊「花嫁」を広める活動を始める。2016年より耕作放棄地対策としてワラビ園を運営。2020年に農水省よりディスカバー農山漁村の宝・個人部門の選定を受ける。2021年より遊休農地と自然資源の活用のために、交流する農園「ブレーメン農園」を企画運営している。2022年より活動拠点として、ギャラリー&コミュニティスペース・むくげの企画運営を始める。空き家×地域資源の取り組みから、2023年9月から古民家雅蔵・交流拠点プロジェクトを始める。

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リターン

5,000+システム利用料


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雅蔵応援5000円コース

お礼状のみで応援します。

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年7月

10,000+システム利用料


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雅蔵応援10000円コース

お礼状のみで応援します。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年7月

10,000+システム利用料


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一緒に蔵や古民家を活用する10000円コース

出来る範囲で蔵の活用や古民家の運営に参加しましょう。
(有効期限1年)

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

10,000+システム利用料


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雅蔵お試し利用体験コース

どんな活用をしたら楽しいか、1日雅蔵をお試しでモニター体験をしていただくコースです。期間は2024年7月から2025年6月まで1年以内。但し、イベントの時は除外させていただきますので、事前ご相談させてください。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年7月

20,000+システム利用料


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雅蔵応援20000円コース

お礼状のみで応援します。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年7月

20,000+システム利用料


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一緒に蔵や古民家を活用する20000円コース

出来る範囲で蔵の活用や古民家の運営に参加ましょう。(有効期限1年)

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

20,000+システム利用料


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柿酢つくりチャレンジコース

柿酢は自分で作れます。地域にある柿を使って自分だけの酢をつくってみましょう。11月10日(日)から11月24日(日)の都合の良い時にお手伝いします。地域にある柿を一緒に採って、ビンの提供と作り方の講座を行います。果実酒をつくるようにご自身でチャレンジして下さい。

支援者
0人
在庫数
5
発送完了予定月
2024年11月

25,000+システム利用料


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三光米5kgコース

地元上三光のコシヒカリ(特別栽培米)をお送りします。新米ですので、お送りする時期は10月になります。

支援者
1人
在庫数
9
発送完了予定月
2024年11月

30,000+システム利用料


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全力支援30000円コース

お礼状のみで応援します。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年7月

30,000+システム利用料


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一緒に蔵や古民家を活用する30000円コース

出来る範囲で蔵の活用や古民家の運営に参加ましょう。(有効期限1年)

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

30,000+システム利用料


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ギャラリーむくげのコンサートを楽しむコース

9月29日(日)にギャラリー&コミュニティスペース・むくげ(古民家雅蔵の向かいにあるパッチワークキルトギャラリー)で開催される川崎祥子さん(ピアノ)と渡辺百枝さん(篠笛)のジャズライブにご招待します。

支援者
1人
在庫数
4
発送完了予定月
2024年10月

30,000+システム利用料


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雅蔵1日貸し切りコース

自由にまる一日ご利用ください。必要なことがあれば出来る範囲で対応します。期間は2024年7月から2025年6月まで1年以内。但し、イベントの時は除外させていただきますので、事前ご相談させてください。

支援者
0人
在庫数
10
発送完了予定月
2024年11月

30,000+システム利用料


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古民家でインド音楽を楽しむコース

7月27日(土)に古民家雅蔵で行われるでぃがでぃなエチゴ(シタール&タブラ)の公演にご招待します。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年7月

40,000+システム利用料


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コンサートと旬の山菜パーティを楽しむコース

2025年4月26日(土)に行われる阿部真由美さんのピアノ、池田知華子さんのピアノのコンサート(向かいのギャラリーむくげで開催)、終了してから旬の山菜を楽しむ会にご招待します。

支援者
0人
在庫数
3
発送完了予定月
2025年4月

50,000+システム利用料


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全力支援50000円コース

お礼状のみで応援します。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年7月

70,000+システム利用料


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全力支援70000円コース

お礼状のみで応援します。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年7月

100,000+システム利用料


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雅蔵・年間パスポートコース

季節に合わせて雅蔵をご利用ください。人数は10人程度、回数は10回まで。基本的にいつでもOKですが、イベントなどで利用している日は除外させていただきます。事前に利用日をご確認ください。
期間は、クラウドファンディングが終了した後、2024年の7月から2025年の6月まで、1年間有効です。

支援者
0人
在庫数
2
発送完了予定月
2024年12月

プロフィール

新潟県新発田市に在住。1990年より鼓童公演の実行委員会の代表として新発田公演の企画運営、2000年に聖籠太鼓・響sato-otoを立ち上げる。1997年よりNPO法人加治川ネット21の理事として新発田地域の環境保全や文化活動を行う。2014年より上三光清流の会の代表として集落再生や地域の活性化に取り組む。2014年より花嫁プロジェクトの代表として在来の食用菊「花嫁」を広める活動を始める。2016年より耕作放棄地対策としてワラビ園を運営。2020年に農水省よりディスカバー農山漁村の宝・個人部門の選定を受ける。2021年より遊休農地と自然資源の活用のために、交流する農園「ブレーメン農園」を企画運営している。2022年より活動拠点として、ギャラリー&コミュニティスペース・むくげの企画運営を始める。空き家×地域資源の取り組みから、2023年9月から古民家雅蔵・交流拠点プロジェクトを始める。

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