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2022年09月15日 15:05

鈍足だった僕が得た箱根駅伝を目指す権利と夢への道(長井隆星)

 

筑波大学だから得られた権利と夢実現への道

 

筑波大学 駅伝主務

3年 長井隆星

日頃より多大なるご支援、ご声援ありがとうございます。筑波大学陸上競技部 選手兼駅伝主務 3年の長井隆星です。継続寄附型の新着情報 第2号として「僕の箱根駅伝」について書きました。最後まで読んでいただけると幸いです。

 

これまで沢山の方々からクラウドファンディングにて ご支援いただいたことで、国立大学である筑波大学は、強豪・私立大学に負けず劣らずの練習を継続することができました。その恩恵を受けるかたちで、僕自身も入学時と比較して、1500mでは 4分9秒 から 3分54秒、5000mでは 16分30秒 から14分46秒と自己記録を大幅に更新することができました。

 

高校時代に全くと言ってよいほど競技実績のなかった僕が、ここまで成長できたのは、筑波大学を応援してくださる皆様の支えがあってこそです。あらためて感謝申し上げます。

 

筑波大入学後に5000mで1分44秒も記録を短縮した長井

 

僕たち3年生の世代が入学した頃が、新型コロナウイルスの猛威の始まりでした。入学式もなくなり、今日に至るまで、目に見えない敵と戦う日々が続きました。箱根駅伝予選会も2年連続で無観客開催となり、皆様と直接お会いできる機会を失うことになったことが残念でなりませんでした。

 

今回「継続寄附型」へと形を変えることで、応援してくださる皆様との繋がりをより密接なものにしていきたいという思いがあります。僕自身も駅伝主務という立場から、このチームの魅力をより多くの方に届けたいという気持ちがあり、TwitterやInstagramを活用して、チームの活動の様子を投稿しています。

 

僕たち選手と応援してくださる皆様がお互いにより身近な存在として、同じ「チームつくば」の一員として、箱根駅伝への道を共に進むことができればと考えております。とくに僕たち3年生世代は、その想いが強いことをお伝えさせていただきます。。

 

入学以来ずっとコロナ禍で活動してきた3年生世代

 

さて、僕の入学時の5000mの記録は、16分30秒です。女子選手よりも遅い記録に驚く方も多いと思います。「そんな選手が箱根駅伝を本気で目指しているの?」「実際に目指せるの?」ということについて、述べていきたいと思います。この記事に触れるかもしれない中学生や高校生の皆さんにとって何か参考になればという想いもあります。

 

高校生で 5000m 16分半という記録は遅く、箱根駅伝を目指している私立大では、入部条件の基準に遠く及ばない記録です。「箱根駅伝を目指すことすら許されない」というのが現実だと思います。それでも僕は、箱根駅伝を目指したいと思っていました。

 

高校時代は5000m 16分半の選手でしかなかった

 

ある時、「箱根駅伝復活プロジェクト」を掲げる筑波大学の記事に出会いました。本気で箱根駅伝に向かっているにもかかわらず、筑波大学には入部条件(制限)がないことを知ったのです。運命の出会いとは言い過ぎかもしれませんが、僕にとっては、自分の運命を委ねる場所が見つかった瞬間でした。

 

そうして僕は、一般入試で筑波大学を受験しました。残念なことに、判定は不合格でした。受験した体育専門学群は実技試験があり、専門種目として1500mを走ったのですが、タイムも順位も悪かったからです。自分の実力不足を改めて痛感させられることになりましたが、もはや後の祭りです。筑波大学も箱根駅伝も諦めるしかないと思いました。

 

高校時代の実績が乏しい長井は、大学入学後に急成長

 

自分の本心とは違う別の進路(大学)を決めなければならなくなったわけですが、僕は「箱根駅伝を走る夢」を諦めきれなかったのです。この夢だけは、どうしても叶えたいと覚悟を決め、両親を説得しました。両親は快諾してくれ、僕の背中を押してくれました。

 

1年間の浪人を経て、晴れて筑波大学に合格し、箱根駅伝を目指す選手の1人になることができました。「箱根駅伝を目指す選手」とは、僕のレベルでは自称に過ぎませんが、箱根駅伝を目指す権利を得たことに僕は喜びました。

 

箱根駅伝を目指して、仲間と切磋琢磨する生活は充実している

 

筑波大学に入学してからは、毎日が学びで溢れています。体育専門学群では自身の競技に直結する専門的知識を学ぶことができるので、常に新たな気付きが生まれます。また、実践の場である部活動では、弘山監督をはじめとしたコーチ陣からの的確なアドバイスや動き改善の指導が受けられ、筑波大学は恵まれた環境そのものであることを、入学して。改めて実感する日々です。

 

また、大学トップレベルの選手たちと戦うチームメイト(先輩や同級生、後輩)の姿に憧れ、自分と同じように競技実績の乏しい学生が大幅に自己記録を更新する姿に刺激をもらっています。弘山監督がよく口にする「オールカマーなチームだからこそ、ダイバーシティな活動が可能なんだ」という意味が理解できるほど、僕は生き生きと活動しています。相応しい表現かどうかわかりませんが、入学して以来、足が遅いからといって、僕が負い目を感じたことはありません。

 

インカレ入賞の13分台ランナーと練習で競り合うことが目標

 

そのような充実した日々の中で、僕は、確実に成長していきました。1年次に初めて50000mに出場した時、初の15分台どころではない、15分34秒という記録で走破できたのです。1年目で56秒も自己記録を短縮できたことに、自分でも驚きました。

 

その後、冬季トレーニングで徹底的に基礎固めをし、2年に進級した春頃には、動き改善の成果が表れ始めました。そして、7月の記録会で、14分46秒という高校時代には「夢のまた夢のような記録」としか思っていなかった『14分台』をマークすることができたのです。

 

昨年の7月に夢の14分台をマークできた

 

順調であるかのように書いていますが、1年の冬季トレーニングで怪我(スポーツ障害)を発症しています。実は、ここが僕自身ターニングポイントになったと感じています。怪我で走る練習ができなかった冬の期間と春になって練習を再開したスピード養成期間で、自分の課題を考え、動き改善に取り組みました。この課題解決が、僕の走りの限界値を大きく引き上げてくれたと感じています。

 

筑波大学では箱根駅伝を目指すにあたり、ランニングエコノミーの改善を重要テーマにして、それぞれの学生が課題解決に取り組んでいます。これは、実績の少ない選手が多い筑波大学が私立の強豪校と戦うための手段であり、その知識に長けているチームの武器でもあります。それらの取り組みは「ランニングのスキルを高めようとする熱量」を持っている学生が筑波大学に集まっているからこそ可能になっていると思います。

 

筑波大学は基礎トレーニングを徹底するチーム

 

僕のような自己記録の低い選手の大半は、走り方や身体の使い方に問題があるので、動きが噛み合ってくることによって、同じペースであれば、少ない力で走れるようになってきます。こういった知識を学び、まずは頭で理解すること。そして、練習を繰り返すことです。やがて、自分の意思で正しい動きを再現できるようになり、頭と身体の両方で理解した時に初めて、記録更新に繋がっていくことを知りました。

 

僕が大きく成長することができた要因が、もう一つあります。それは、箱根駅伝に対する危機感のような気持ちです。僕のような県大会にすら出場できなかった選手が、皆と同じ取り組みをしているだけでは、絶対に辿り着くことができない舞台。箱根駅伝とは、そういうものだとわかったからです。

 

上を目指している仲間とトレーニングすることで気付くことは多い

 

結果が残せていないということは、それ相応の理由と内包する課題があります。それを解決していくために、いつの間にか芽生えていた「僕だって箱根駅伝を目指せる」というプライドを捨てることにしました。自分の未熟さを自覚し、走りを一から作り直すつもりで、動きの改善にこだわるようにしました。

 

練習の苦しい場面においても「ここで頑張れない俺が、箱根駅伝を走ることはない!」と自分自身を鼓舞することで、練習の消化率と達成度を高めるようにしました。「夢」を叶えたいという少しフワッとした気持ちから「筑波大学で箱根駅伝を走るんだ」というハッキリとした覚悟に改め、心の燃料を満タンにして前に進み続けたことが、大幅な記録更新に結びついたのだと思っています。

 

充実した気持ちで箱根駅伝を目指すことができている

 

僕は現在、3年生で駅伝主務という役割も務めていますが、筑波大学陸上競技部にはマネージャーに専念する制度がないため、選手と兼任しながら主務としての役割も果たしていくことになります。そんな中途半端な立場なので、他大学の主務の方々と比べると自分の仕事量は劣っているかもしれません。

 

それでも、チームが活動し続けることができているのは、部員の一人一人が、互いに助け合いながら活動しているからだと思います。全員が選手であり、何らかの役割を持っている兼任制度が筑波大学の強みの一つだと思っています。今後は、そういった選手たちの走りだけではない部分についても、伝えていくことができればと考えています。

 

チームでは一人一役以上を担い支え合って活動している

 

僕が駅伝主務に立候補した理由は2つあります。

 

1つ目は先ほどもお伝えした通り、このチームの魅力をより多くの方に知っていただくためです。僕自身が筑波大学で箱根駅伝を目指したいと考えたキッカケが、筑波大学箱根駅伝復活プロジェクトの情報との出会いにあります。様々なバックグラウンドを持つ選手たちの熱い思いが記された記事を読んで、筑波大学はとても素敵なチームだと思いました。

 

とくに、現コーチアシスタントの上迫先輩(現・大学院)の手記で、プレイングマネージャーの存在を知り、「マネジメントの面でチームを支えながら、チームの箱根駅伝出場に貢献し、選手としても箱根駅伝を目指す」という、とてもやりがいのある取り組みに興味を持ち、チームを支えながら選手としても箱根駅伝を目指す道を選びました。
 

プレイングマネージャーを務めてチームを箱根に導いた上迫先輩のようになりたい

 

もう1つの理由は、箱根駅伝のチームエントリー時に行なわれる記者会見で、選手兼駅伝主務として、あの場に立ちたいという「夢」があるためです。僕は、小学校と中学校で児童会長と生徒会長をそれぞれ務めました。高校では競技に専念したい思いから、生徒会長には立候補しませんでした。高校を卒業した時に、なぜか、中学での競技活動の方が充実していたようにも感じる自分がいました。

 

何らか役職について責任ある立場に身を置き、忙しい中で両立するように頑張る方が結果を残せるのではないかと、自分の理想像を描くようになっていました。そういった考えを持つようになった僕は、箱根駅伝のチームエントリー記者会見の場で、チームの抱負などを語る主務の姿に憧れを持つようになりました。

 

箱根駅伝を走る選手でありながら、駅伝主務としてあの場所で「筑波大学というチームを世に知らしめてやりたい!」と思いから、駅伝主務に立候補しました。駅伝主務という立場で、応援して下さる皆様に少しでも多くこのチームの魅力をお伝えすることができればと考えています。

 

選手権駅伝主務として箱根駅伝出場を狙う長井

 

ここから、チームの近況と箱根駅伝予選会に向けて、僕が感じていることを書きたいと思います。

 

駅伝主務という立場から見ても、選手の立場から感じても、今のチームは、とても良い雰囲気で練習ができていると思います。7月の終わりから始まった強化期間も、いよいよ終盤となり、チームは例年通り長野県菅平高原での最後の強化合宿に臨んでいます。

 

今年のチームは予選突破を経験している4年生、昨年の予選会経験者が多くいて勢いのある3年生、新戦力として台頭しつつある2年生、長い距離にも対応しポテンシャルの高さを見せ始めている1年生、それぞれの学年の色を出しながら、昨年とはまた違ったチームの彩りを見せるようになってきています。高校まで何の実績もない僕が、チームの戦力に加わることができたら、また違った色になるような気がしています。

 

各世代にそれぞれの色があって面白いチーム

 

高校時代 5000mの記録が16分台だった僕が、昨年、初めてとなるチーム上位グループの選抜合宿を経験し、予選会を選手として走るまでに成長することができました。しかし、予選会のレースでは、それまでに養った実力を十分に発揮することができず、大舞台での経験と心身の準備が不足していたことを痛感しました。「予選会を絶対に突破する」という覚悟よりも「失敗は許されない」という不安(自信の無さ)が上回ってしまったように感じ、情けなくなりました。

 

同時に、夢である箱根駅伝が、手が届くかわからない「憧れ」の舞台では駄目なことに気付かされ、自分の手で掴み取る「目標」だということを悟りました。予選会を走ったからこそ、自分で勝ちとれなかった経験をしたからこそ、箱根駅伝は「僕たちの目の前にあるもの」として捉えることができました。

 

箱根駅伝予選会で力走するも力及ばずの結果に(写真:月刊陸上競技)

 

これまでの競技人生で、人に言えるような実績がなかった僕にとって、予選で敗退したとはいえ、予選会に出場したことは、とても大きな財産となりました。予選会が終わった11月からの半年間は、疲労骨折などの怪我で苦しい時期もありましたが、今は、昨年よりも一回り成長することができていると感じています。

 

僕と同じように、高校時代に実績のないチームメイトは、急激な練習量の増加で怪我に苦しむケースが見られます。しかし、寄附金でリースできている超音波治療器や自作したアイシング環境を活用して怪我の治癒や予防に努めることができ、また、同じく寄附金で購入したワットバイクを駆使して、怪我をしている期間でも持久系トレーニングを継続することができるようになっています。このように怪我をするギリギリのところまで練習できるのも、筑波大学を応援し、支えてくださっている皆様がいるからであり、感謝の気持ちで一杯です。

 

怪我するギリギリのところで努力を続けるしか箱根駅伝は掴み獲れない

 

昨年までは、先輩や同期の背中を追うだけでしたが、今年は、自分もチームの主力の一人だという自覚を持ち、「予選会を絶対に突破するんだ」という強い気持ちができ上がっています。2023年1月2日、3日、桐の葉を胸に伝統のタスキを掛け、箱根路を駆け抜ける僕たちを皆様に応援していただけるよう、まずは、予選会突破を果たしたいと思います。

 

「チームつくば」全員で予選突破の歓喜の瞬間を分かち合い、そして、全員で箱根に向かうことができるよう、死力を尽くして頑張ります!今後とも筑波大学をよろしくお願いいたします!

 

皆で力を合わせて!

 

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