患者と社会をつなぐ癒しの懸け橋に～一人ひとりの物語が未来を変える

▼自己紹介

医療ソーシャルワーカーとは、病院やクリニック、介護保健施設などの医療現場で、患者さんやその家族が直面するさまざまな課題をサポートする専門職です。彼らは医療チームの一員として、患者さんの治療やケアプランの実施に欠かせない役割を担っています。医療ソーシャルワーカーは、患者さんやその家族が病気や障害と向き合う過程で生じる心理的、社会的、経済的な困難を軽減するために、情報提供やサービスの調整、時にカウンセリングなどを行います。病気や怪我は、身体だけでなく、心や生活全体に大きな影響を及ぼします。患者さんが最適な治療を受け、回復への道を歩むためには、身体的なケアだけでなく、心のケアや社会的なサポートも非常に重要です。医療ソーシャルワーカーは、このような総合的なサポートを提供することで、患者さんとその家族が抱える問題の解決に貢献し、より良い医療結果を目指します。例えば、重病を患った患者さんが家庭や仕事に戻るための準備をする場合

、医療ソーシャルワーカーは、適切なリハビリテーションサービスや在宅ケアの手配、必要な社会保障制度へのアクセス支援、必要に応じと職場との折衝など、患者さんが安心して日常生活に戻れるようなサポートを行います。また、がん患者さんが治療中に感じる孤独感や不安、家族が抱えるストレスに対しても、心理的なサポートを提供し、家族全員がこの困難な時期を乗り越えられるように助けます。医療ソーシャルワーカーの働きは、患者さん一人ひとりのニーズに寄り添い、その人らしい生活を取り戻すための手助けをすることです。彼らの尽力は、見えにくいかもしれませんが、医療現場においては欠かせない存在であり、患者さんやその家族にとって大きな支えとなっています。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

医療の現場において、医療ソーシャルワーカーたちは見えない橋を架ける存在です。彼らは、患者とその家族が直面する精神的、社会的、経済的な課題を解決するために日々奔走しています。この専門家たちは、病気との戦いがただの身体的な挑戦ではなく、その患者や家族の生活全体に影響を及ぼすことを深く理解しています。彼らの働きは、病院の壁の内側と外側の両方で、患者たちがより良い治療結果を得られるようサポートしています。今回、私たちは医療ソーシャルワーカーの専門知識と献身に光を当て、さらにその力を増幅するために、全国大会を開催する運びとなりました。この大会は、医療ソーシャルワーカーが一堂に会し、実践のノウハウや最新の研究成果を共有する貴重な機会です。また、彼らの日々の努力がどのように患者の生活を変えているのかを広く伝え、医療と福祉

の未来を形作るためのアイデアやプロジェクトを共有する場となります。しかし、この一大イベントを現実のものとするためには、皆様の温かい支援が不可欠です。医療現場でのソーシャルワークの価値を高め、患者とその家族への支援をさらに充実させるため、私たちはクラウドファンディングによる資金調達を行っています。

 

▼プロジェクトの内容

なぜ、全国大会が必要なのか医療環境は常に変化しており、新たな治療法の導入、医療制度の改革、患者さんのニーズの多様化など、医療ソーシャルワーカーが適応しなければならない新しい課題が絶えず生じています。この大会は、最新の知識を共有し、業界内での連携を強化し、医療ソーシャルワークの実践を向上させるためのプラットフォームを提供します。1.知識と技術の共有: 医療ソーシャルワーカーは、患者さんやその家族が直面する複雑な問題を解決するために、幅広い知識と技術を必要とします。全国大会では、最新の研究成果や実践技術が共有され、参加者は自身の専門知識を更新し、サービスの質を向上させることができます。2.連携とネットワーキングの促進: この大会は、医療ソーシャルワーカーが全国各地から集まり、経験やアイデアを交換する絶好の機会を提供します。これにより、参加者は新たな視点を得ることができ、異なる地域や施設での実践に応用する新しいアイデアや解決策を見つけることができます。3.専門職の発展と認識の向上: 医療ソーシャルワーカーの専門性と役割を広く社会に認識してもらうことは、この職業の発展にとって不可欠です。全国大会は、医療ソーシャルワーカーの貢献と重要性を強調し、より多くの支援と資源を獲得するための機会となります。4.質の高い患者ケアへの貢献: 最終的に、この大会は医療ソーシャルワーカーが提供するサービスの質を高めることを目指しています。最新の知識と実践を共有することで、患者さんとその家族が直面するさまざまな問題に対してより効果的に対応できるようになります。このように、全国大会は医療ソーシャルワーカーが専門職として成長し、より広い視野で患者さんへのサポートを行うための重要なステップです。これは、単に専門家が集まる会議ではなく、医療社会福祉の未来を形作るための共同の努力であり、その必要性は計り知れません。

 

 プログラム一覧

OITA-Keynote Speech-１（講演）・小西　遊馬氏　ドキュメンタリー作家/映像ジャーナリスト『他者に思い馳せられる優しい社会を（仮）』ロヒンギャ難民を取材した『The scars of genocide』は、国際平和映像祭2019でグランプリ等の三冠受賞。フィリピンのホームレス親子を追った『Just Love』は、ロンドン映画祭とWe Are One: A Global Film Festivalで入選、Asians on Film Festival 2020で受賞。香港民主化デモを撮影した『Soul of Hong Kong』は香港国家安全維持法が適用され廃業となった“蘋果日報”と“立場新聞”に取り上げられた。また、ロシアによるウクライナ侵攻時には日本のどのメディアに先んじて最前線のキーウに滞在し『2022　03/12-03/29』をＨＰ上に公開。様々なメディアを通して戦地の人々のリアルを届けた。小西氏の目から見た人々が生きる姿を聞く。 

 

OITA-Keynote Speech-２（講演）・ＴＯＹＯＴＡヘルスケア事業部『ＴＯＹＯＴＡが想像（創造）する未来の環境・社会・（仮）』未来に向けてモビリティカンパニーへのフルモデルチェンジを進めているＴＯＹＯＴＡ。ここのキーポイントには、人々の暮らしと健康が視座にある。日本を代表する企業が、多角的な切り口とアイデアで創造する近未来とMSW OITA-Session１（シンポジウム）・片山　俊大　氏　一般社団法人スペースポートジャパン理事・担当者調整中　大分県商工観光労働部先端技術挑戦課『宇宙産業の視点で考える、人間社会とウェルビーイング　～歴史・現在・未来～』大分空港の宇宙港プロジェクトの仕掛け人である一般社団法人スペースポートジャパンの片山氏にご登壇いただき、これから世界で展開されるだろう宇宙産業のビジョンと、そこにある人々の営みとウェルビーイングについて、大分宇宙港構想を交えて講演いただき、ソーシャルワーカーの役割とあらたな可能性にヒントを得る。

 

 OITA-Session2（鼎談）・胡内　敦司　氏　子ども家庭庁支援局家庭福祉課企画調整官　・川村　涼太郎　氏　子ども家庭庁こども家庭審議会児童虐待防止地策部会委員　・井元　哲也　氏　大分県医療ソーシャルワーカー協会元会長　『既存フレームをBreakthrough 近未来のソーシャルワークとは（仮）』次年度新たに創設される子ども家庭ソーシャルワークの資格。子どもの将来を明るいものにするには、ソーシャルワーカーは何を知り、何を考えていくべきなのか。そして、次代のソーシャルワーカーは地域にとってどのような役割を果たせるのかを考える。

 

 OITA-Session3（シンポジウム）・林　充宏　氏　一般財団法人ニューメディア開発協会　新情報技術企画グループ長　『「誰一人取り残されないデジタル共生社会の実現」を目指したICT（アバター、メタバース、デジタルツイン）活用でのヒューマンコミュニケーションのスモールステップアップ（仮）』既に（株）ベネッセと協働で教育現場にメタバース等を使い、難病や不登校で学校にいけない子どもたちと教育をつなぐ取り組みを進めている。ＩＣＴを使ったソーシャルワークを考える、もしくは、ＩＣＴの開発や運用方法の試作にソーシャルワーカーが関わる機会を創造する。

 

 OITA-Session4（シンポジウム）・田中　大悟　氏　株式会社ケア・モンスター　代表取締役　・中川　美幸　氏　西南女学院大学　講師『ソーシャルワーカーが創造する、新たな価値（仮）』ソーシャルワーカーは、常に生活の困りごとを抱えた患者や利用者と向き合っている。その経験と情報が、実は社会的に価値の高いものであることを認識しなおすことで、新たな価値創造やソーシャルワーカーの近未来のあるべき姿や可能性が見えてくる。ここで、その進化を経験する。 

 

OITA-Session5(シンポジウム)・保正　友子　氏　日本福祉大学教授『SWの神髄や価値・倫理を未来に伝承するために（仮）』新人や初任者に対して、SWの神髄や価値・倫理をどのように教育していくか？ 所属機関の業務手順の教育ではなく、SWの本質の伝え方、そこに焦点を当てた教育・育成をテーマにしたシンポジウムを行う。

 

 OITA-workshop１・上白木　悦子　氏　大分大学大学院　教授『これからのターミナル期のアプローチ（仮）』最期を迎える人々にも未来が無いわけではない。“今ここ”で生きていることは、瞬間を重ねて、命を紡いでいる。一瞬先も未来であり、そこにはウェルビーイングもQOLもある。そして、見送られる人、見送る人双方に目を向けたソーシャルワークは、未来志向である。そこにあるソーシャルワークを体感する。

 

OITA-workshop2・日和　恭世　氏　別府大学　准教授　『ソーシャルワーカーの思考過程を表在化しUP-DATEする（仮）』　ソーシャルワークは、これまでの歴史から作り上げてきた、価値や倫理、理論やスキルがある。そこには、専門家としての役割に則った形が存在する。それは、一つの結論としての形である。しかし、ソーシャルワーカー自身の思考過程、いわば結論に至るまでの思索については、あまり焦点化されてこなかった。今回はそこにチャレンジする。

 

 Q州-SPECIAL・九州医療ソーシャルワーカー協議会特別企画『ソーシャルワーカーの未来を考えたことがあるか？何を大事にしながら、何を未来図として描いていくべきなのか？（仮）』史上初の地域枠プログラム。全国でも先進的に県域を越えた協調体制を整えたQ州。Q州のQは、Quest（探求）であり、Quality（質）であり、Question（問い）であり、Qualification（資格）であり、Queen（⼥王）でもある？Q州各県の力を集結して、未来図を描く。             

 

 JASWHS- Keynote Speech-1（講演）・西嶋　康浩　氏　厚生労働省健康・生活衛生局・戸石　輝　氏　厚生労働省健康・生活衛生局・岡村　紀宏　氏　西岡病院（北海道）　日本医療ソーシャルワーカー協会副会長『がん・循環器政策（仮）』国のがん・循環器政策について、最新の情報と共に、今後の行く末を検証する。

 

JASWHS- Keynote Speech-2（講演/ZOOM）・山口　達也　氏　　株式会社山口達也　代表　『アルコール依存症からの回復（仮）』内科の入院を繰り返していた山口さんのアルコール依存症からの回復体験を聴き一般医療機関における依存症支援の重要性について共有する。 JASWHS- project-1（シンポジウム1）・大分県弁護士会『おひとりさまをスタンダードに身元保証問題を考える。』2019年5月に厚生労働省より「身寄りがない人の入院及び入院に係る意思決定が困難なひとへの支援に関するガイドライン」発出されたが、入院入所に身元保証人が求められる状況は続いており、きっかけとなった身元保証等高齢者サポートサービスの数は減らず、現状その監督官庁も決まってはいない。また、身寄りという定義もあいまいな中、身寄りがいても医療同意権の様に本人以外に代理権がないこの状況の中、対象を「身寄りのない人」とするのではなく、すべての個人についての何かが起きた時に誰に代理（意思決定を含む）を頼むのかという視点でこの問題を考えたい。

 

JASWHS- project-2（シンポジウム2）・未定『在宅医療におけるソーシャルワーク（仮）』在宅医療におけるソーシャルワーク（仮）をテーマに、わが国における在宅医療におけるソーシャルワーカーの実態と養成についての報告およびディスカッションを行う。なお、本シンポジウムにおいて、在宅医療助成勇美記念財団「課題解決型実証研究」として実施した「在宅医療を実践する診療所における医療ソーシャルワーカーの資質向上を図るための調査研究」の報告を行う。 JASWHS- workshop -1（ワークショップ）『スーパービジョン　～ケースメソッドを用いて留意点を学ぼう～』・片岡　靖子　氏　久留米大学　教授・名田部　明子　野村病院・中野　彩　河北総合病院・郡　章人　徳島県鳴門病院認定医療ソーシャルワーカーの担保したい力量に「スーパービジョン」が位置づけられている。また認定社会福祉士認証認定機構には、個人及ぶグループスーパービジョンが位置づけられている。スーパービジョンは保健医療分野のソーシャルワーカーの資質向上、人材育成において不可欠なものである。今回、ワークショップを通し、実践現場におけるスーパービジョンの実践上の留意点をケースメソッドを通し学ぶことを目的に、スーパービジョンが実践現場の中で身近に存在していることを受講者と共有したい。

 

JASWHS- workshop -2（ワークショップ）・西岡　大輔　氏　大阪医科薬科大学　医師・西出　真悟　氏　オレンジホームケアクリニック・原田　とも子　氏　社会医療研究所　日本医療ソーシャルワーカー協会副会長『データ活用セミナー（仮）』会員データベース事業への会員の入力協力が必要な状況であり、①データ活用が難しい状況にある、あるいはこれから学びたいソーシャルワーカーを対象に、データ活用（学会発表の方法も含む）を学ぶミニレクチャーと②会員データベース事業のプレゼンを行い、会場でのデータ入力や相談に対応する場も設ける。　　　　　

 

JASWHS- workshop -3（ワークショップ）・未定『リカバリー・カフェ』これまでMSW協会が実施してきた依存症支援研修に参加された方々との交流の場を提供する。目的：依存症支援の実践について分かち合い、実践力を高め合うプラットホームとなることを企図する。方法：「ケア・カフェ®」に依拠する。　リラックスした空間で、4，5人のグループに分かれてテーマにそったダイアログを楽しみ、インスピレーショントークに耳を傾けながら、参加者みんなで「見ようとしないと見えない課題（片岡氏）」から目をそらさず、顔の見える関係づくりと日頃のケアの相談場所を提供することを目指します。

 

JASWHS- project-3（体験ブース）『アルコール体質判定体験ブース』アルコール退室判定テストを無料で実施し、依存症を身近な問題として経験することを通し、依存症支援の重要性を共有する。方法：会場の一角にブースを設け、アルコール退室判定テストを希望者に実施しその結果を共有する。 JASWHS- project-4（オンデマンド1）・ハンセン回復者回復者家族・支援者（ハート相談センター等）・弁護士『ハンセン病回復者の方の今（仮）』療養所を退所され地域に暮らす回復者の方々の平均年齢も80歳を超え、ADLの低下から療養所への再入所を考える人が増えている。また、家族訴訟の勝訴後も申請者の数は増えていない現実もある。当事者や家族の声を聞かせて頂き、改めてソーシャルワーカーに何ができるかを考える機会にしたい。

 

JASWHS- project-5（オンデマンド2）・未定『ソーシャルウエルビーイングと医療基本法-ソーシャルワーカーが患者の権利擁護に関与することの意味-（仮称）』医療基本法の制定に向けて患者の権利法をつくる会が活動をしています。日本医療ソーシャルワーカー会および全国都道府県MSW協会の大多数が賛同団体となっています。全国大会では、医療基本法にかかわる様々な団体の方々の声を聴く機会として、オンデマンド配信を行います。この機会に、ぜひ医療基本法のことを知り、患者の権利擁護に関与するMSWとしての役割や使命を意識する機会となることを目的に企画します。

 

JASWHS- project-6（オンデマンド3）・篠原　純史　文京学院大学人間学部人間福祉学科　准教授（救急認定ソーシャルワーカー認定機構 副代表理事）『救急認定ソーシャルワーカーのつどい（仮）』当協会が協力団体として参画している救急認定ソーシャルワーカー認定機構では、救急認定ソーシャルワーカーの養成を行っている。本企画では、救急認定ソーシャルワーカーのつどい（オンデマンド）を開催し、救急認定ソーシャルワーカー認定制度の概要紹介、救急認定ソーシャルワーカーによる実践報告等を行う。 

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

この大会を成功させることにより、医療ソーシャルワーカーたちがさらに多くの患者さんとその家族に寄り添えるよう後押しします。この大会を通じて、私たちは医療ソーシャルワーカー同士の絆を深め、彼らが日々直面する課題に立ち向かう力を強化したいと思っています。あなたの支援は、彼らがこの貴重な機会を最大限に活用し、医療現場での役割をより効果的に果たせるようにするための、重要な一歩です。あなたのご支援が、医療ソーシャルワーカーたちの専門性を高め、患者とその家族が直面する困難を乗り越えるための力となります。心からのご支援をお願いいたします。あなたの一つ一つの寄付が、医療現場での患者サポートを変革し、より明るい未来を築くことになります。

プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情（緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む）によりイベントが開催できなかった場合、返金致します。