離島の現代アートイベントを入場無料にして誰もが楽しめる芸術体験に!

支援総額

2,111,000

目標金額 2,000,000円

支援者
103人
募集終了日
2023年2月10日

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プロジェクト本文

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目標達成のお礼と今後について

 

こんにちは、アートベース百島です。
皆様のご協力・ご支援のおかげで、目標金額である200万円を達成することができました。
ご支援をいただいた皆様に心からお礼申し上げます。
 
2023年5月4日・5日の2日間行われる10周年記念映像祭「ART CAMP IN MOMOSHIMA」の1日目を入場料無料(要予約)で行うことができます。チケットは公式HPより3月からご予約いただけます。
 
なお、クラウドファンディングは2月10日の23時まで募集は継続しますので、目標金額を超えたご寄付につきましては、DAY2のチケットの価格を再検討、またはイベント内容のアップグレードに使用させていただきます。
 
最後になりますが、10年間アートベース百島を支え続けてくださった、島民の皆様、アーティストの皆様、スタッフの皆様、ご協力いただいた全ての皆様に感謝申し上げます。現在まで紡いできた意思を、来年再来年と繋いでいけるように精進いたしますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

2023.2.10
アートベース百島 一同

 

過疎化する離島「百島」をアートで再生 

 

 

NPO法人ART BASE百島で広報を担当している池永朱里です。私たちの活動に関心をお持ちいただき、ありがとうございます。

 

 NPO法人 ART BASE百島は、広島県尾道市の離島「百島(ももしま)」にあるアートセンターです。2010年に現代美術作家の柳幸典が、閉校したまま残されていた旧百島中学校舎を協働者達と共に改修工事を始め、2012年に美術館としてオープンしました。

 

以降は、国際的なアーティストによる展覧会やトークイベント、空き家や遊休施設を再活用するアートハウス・プロジェクトなど継続的な活動を行うことで、地域社会と恊働しながら芸術文化の力で地域再生に取り組んでいます。

 

 

アートベースは、この活動のために移住した20〜30代の若手スタッフと、施設管理やカフェを担当する地域住民で構成されています。全員、百島を生活の拠点とし、島民として島の行事や清掃活動にも参加しています。移住当初は、住民の方から「百島には何もないのに、どうしてここに来たの?」と聞かれることも。

 

たしかに、いわゆる観光地や文化施設が、百島にはありませんでした。しかし、私たちの活動はモノゴトに新たな価値や側面を見出していくことができる「アート」で、新たな「秘密基地」をつくること。「何もない」ことが百島の魅力に繋がると信じていました。

 

そして、単にアートの力を利用して町おこしをするのではなく、真剣に芸術について考えるために人々が集まり、離島から日本全体、さらに世界を俯瞰して見渡せるような場所づくりを私たちは目指しています。

 

 

 

百島とは

 

 

歴史的情緒豊かな尾道水道と鞆の浦との中間に位置する尾道市の離島「百島」。信号機やコンビニもなく、美しい海と自然、原風景が残る島の周囲は約12km。橋はかかっておらず、住民や来島者は、一日10往復と限られた定期船を利用して生活しています。

 

まさに離島=不便な場所 ・・・とはいえ、この船の定期航路は、日本遺産に選ばれた街並みを持つ尾道、そして高級リゾートホテルのある福山・常石に繋がっており、観光の拠点としてのポテンシャルは十分にあります。

 

フェリー「百風」

 

ただ、この小さな島も過疎化と高齢化の問題に直面しています。1950年に3,000人近かった人口は、現在では400人以下まで減少し、その多くは70代以上の高齢者です

※「住民基本台帳人口 令和3年~令和4年」、「1950年の人口は百島ふるさと文化史研究会の資料」より引用致しました。

島を支える人材は不足し、過疎化による定期船の減便や学校の休校にも迫られ、空き家や耕作放棄地は荒れ果てています。人間とは反対に増加している野生動物は、その数が島の限界を超えたようで、近年では民家へ侵入するイノシシの被害が全国ニュースになるほど。住民が日常生活を送る上で山積みの問題は、「百島の交流人口や移住者が増える」ことでしか解決されないと考えています。

 

民家に侵入するイノシシ

 

 

尾道市ホームページ内の統計情報よりグラフ化  

 

 

アートベースの活動 

 

アート × 空き家・遊休施設の活用

 

2012年の開館記念展から10年間、毎年秋に大規模な展覧会や、関連するトークイベントなどを開催し、離島ながら、最多で年間1,000人を超える方にお越しいただいております。

 

さらに継続活動として、百島周辺地域の空き家や歴史的な建物をギャラリーやゲストハウスとして改修して活用する「アートハウス・プロジェクト」を進め、交流人口の増加や移住者促進に繋げています。

 

■空き家/遊休施設の再生・活用事例

 

 

アートベース

1999年に閉校した旧百島中学校舎を1年間かけてアートセンターとして再生。

現在はNPO法人の運営拠点として活用しています。

 

 

 

乙1731-GOEMON HOUSE

1957年に建造され、50年近く空き家となっていた民家を改修した、

刺激的なアート作品と特大五右衛門風呂が楽しめる一棟貸しの宿泊施設

 

 

 

旧支所

1954年に沼隈郡百島村の村役場として建造された

木造2階建を活用したゲストハウス&イベントスペース。

2022年には、登録有形文化財に登録されました!

 

 

 

旧百島東映劇場「日章館」

閉鎖されて老朽化も著しい1961年に建造された旧映画館を、

当時の雰囲気を活かしながら改修したアート施設。  

 

 

10周年記念イベント「ART CAMP IN MOMOSHIMA」

 

 

2020年から長引く新型コロナの影響で展覧会やツアーは中止となり来場者が激減。10周年を機にこの状況を打破しようと、今年の10月1日に初の野外イベントを企画していました。

 

ところが、イベント前に直撃した大型台風と新型コロナウイルス感染拡大により、やむなく延期に…。幸か不幸か生まれた時間。ならば、よりパワーアップした企画を、多くのみなさんにお届けしたい。

 

そこで今回は、2023年5月4日・5日の2日間で「ART CAMP IN MOMOSHIMA」開催を目指します!

会場は、旧百島中学校舎のグラウンドと島内4箇所の展示施設です。

 

アート・キャンプのキーワードは「祝祭」

 

東日本大震災、新型コロナウイルス、ロシアのウクライナ侵攻など、人類が直面する未知や困難に対して、共同体の維持装置としての「祭」を通した「感謝」「祈り」「慰霊」「儀式」などを中心に離島から世界を見つめます。

 

繁茂する自然と荒廃していく空き家、過疎や高齢化と反して増加するイノシシやタヌキなどの野生動物。このような地域におけるアート・キャンプは、自然と人間の共生に新たな繋がりをもたらし、社会、集団における価値や存在の受容と抑圧された状況を打開する芸術体験としてスタートします。

 

 開催概要 

 

日 時|2023 年5月4日(木)〜 2023年5月5日(金)

会 場|アートベース百島(722-0061 広島県尾道市百島町1440)

    日章館、乙1731-GOEMON HOUSE、旧支所

主 催|NPO法人ART BASE百島

詳細はオフィシャルサイト:https://artbasemomoshima.jp

 

 DAY 1 & DAY 2  

 

■アート作品展示(7月2日まで土日のみ予約制で継続公開予定)

両日とも日中は島内4箇所にある展示会場で自由にアート作品を鑑賞していただけます。

 

【常設展作家】柳幸典、榎忠、原口典之、岩崎貴宏、康夏奈

【特別展作家】池内美絵、八島良子 

 

 DAY 1 / 5月4日(木)

 

■〈百代の過客〉トークイベント「日本の死生観と芸術(仮題)」

2019年よりスタートした連続対話企画「百代の過客」。今回は、過疎化と高齢化が進む百島を舞台に日本の死生観と芸術についてお話いただきます。

【登壇者】ヴィヴィアン佐藤(非建築家/ 映画批評家 )、郷堀ヨゼフ(死生観研究の人類学者)、都築響一(写真家/編集者)

 

■百島神楽

夕方には百島の伝統芸能である百島神楽を上演。地域に残る文化に触れられます。

 

■現代アートの映像祭

日没後は、横幅10メートルの巨大スクリーンで現代アートの作品を上映!

【キュレーター】

ヴィヴィアン佐藤(非建築家/ 映画批評家)、広島市現代美術館、柳幸典(現代美術家/アートベースディレクター)

【上映予定作家】

諫山元貴、伊藤高志、加藤立、SWOON、都築響一、ひらのりょう、ブルース・コナー、ヨアンナ・ライコフスカ、コレクティフ_ファクト 

 

協力 | 広島市現代美術館

 

■宿泊

最大限に「百島」を楽しんで欲しいという思いから、テントレンタルをご用意寝袋やランプなどもついているので、基本は手ぶらで百島に来ればOK!5月の青々とした自然に包まれたグラウンドで、静かな夜の映像祭やキャンプファイヤー・・・きっと特別な時間を過ごしていただけるはずです。

 

協賛 | CAPTAIN STAG(掲載の承諾をいただいております)

 

 DAY 2 / 5月5日(金) 

 

■音楽ライブ

島民によるバンド「花&コージ」がオープニングをつとめ、豪華アーティストが登場します!

▶︎▶︎▶︎アーティストは新着情報で公開予定!

 

■フード&ドリンク

備後地区(尾道、福山、三原)の飲食店が出店予定。地域のこだわりや季節の味覚が楽しめること間違いなし!

 

「ART CAMP IN MOMOSHIMA」は2日間をとおして

「アート」「音楽」「神楽」「キャンプ」「食」が楽しめるイベントになります。

 

 

アートをもっと身近にしたい !皆さんの支援でイベント入場無料を目指します。

 

 

 

この10年間、企画展やイベントには多くの方にお越しいただきました。

 

それと同時に「現代アートはよくわからない…」「難しい…」という意見や感想にも多く触れてきました。現代アートは「誰が見ても綺麗で美しい作品」だけではなく、理解が難しい作品も多くあります。

 

そうしたイメージが強い中で、美術館や芸術祭のチケットは安価とは言えず、実際に「無料だったら見てみたい」という声もよくいただきますしかし、運営には多額の費用がかかり、入場無料は難しいのが現実です

 

 

一方、海外では、企業や個人の協力により美術館への入場が無料になる例が少なくありません。

 

サンフランシスコ現代美術館では、地元アウトドアメーカーの寄付により、毎月第1木曜日が無料になっています。また同市では今月、個人の寄付により21箇所の美術館やギャラリーが2日間無料になるという事例がありました。これは、日々の市民活動の中に「アートに触れる機会=教養、文化の振興」であるという信条が強くあり、多くの人が子供を連れて美術館を訪れることにも表れています。

 

日本でも珍しい事例があります。2017年に岐阜県の企業が公立美術館に提案し、毎週金曜日を入場無料としたことで全体の来場者が大きく増加し、地域の文化振興に大きく貢献しました。開始から数年で協力企業は増加し、現在では水曜日も無料になっています。

中山道広重美術館スポンサー制度について

 

このように社会の未来を見据えた文化振興を目的に掲げ、市民活動を豊かにすることの重要性を感じています。私たちは、より多くの方にアートに触れていただくために、皆さんの支援でイベントを入場無料にすることを目標にクラウドファンディングへの参加を決めました。

 

 

 

アートセンターの10周年という節目に開催する「ART CAMP IN MOMOSHIMA」

 

多くの方が自由に、気軽に、アートに触れて、百島を楽しむ機会になればと思います。皆様、支援をどうかよろしくお願いいたします。 そして、移住先や旅行先などの選択肢の一つに「百島」が含まれますように。 

 

 【イベントチケット販売について】チケットは公式HPより、3月からお求めいただけます。

 

※新型コロナウイルスの流行や、自然災害などのやむを得ない理由で開催できない場合は、開催方法の変更、またはイベントを延期する場合がございます。

※万が一、イベントが中止、開催方法が変更になった場合でもご返金はいたしかねますので予めご了承ください。

※いただいたご支援金は入場無料にする原資となります。

※今回のクラウドファンディングは、All-in形式での挑戦となるため、万が一目標金額に到達しなかった場合でも、自己資金等で補填するなどして必ず実行いたします。

※ご支援後のキャンセルはできませんのでご注意ください。

 

 

リターン品についてご紹介

 

 

「百代の過客」 第1巻

2019年10月5日〜12月15日に尾道市・百島で開催した連続対話+企画展示「百代の過客」の全3回の対話内容をおよび企画展示風景を収録。都市部から離れた離島で開催した本展が「あいちトリエンナーレ2019」の問題を経て炎上し、電話やSNSによる批判、地域への対応に追われた一部始終を記録。

さらに、新型コロナウイルスの影響により中止された「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」の回顧録も編纂し、近年の地域振興としての芸術祭と表現の自由についての考察をまとめた執念の一冊。

 

■第一回対話「憲法と芸術」

志田陽子、島本脩二、Shing02、柳幸典

■第二回対話「芸術とプロパガンダ」

河本真理、辻田真佐憲、毛利嘉孝

■第三回対話「表現の不自由を越えて」

大浦信行、北原恵、小泉明郎

■企画展示 池内美絵、榎忠、大浦信行、小泉明郎、柳幸典 Matrix: 八島良子

■執筆 柳幸典「永遠に旅を続ける百代の過客として」小野環「ひろしまトリエンナーレとはなんだったのか」

■収録 企画展示風景、百代の過客タイムラインひろしまトリエンナーレ回顧録

 

 

Hiroshima Art Project 2007, 2008, 2009(全3冊)

ART BASE百島の前身団体「広島アートプロジェクト実行委員会」が開催した全3回の展覧会を収録したカタログ3点セットです。

 

■Hiroshima Art Project 2007 旧中工場アートプロジェクト

2007年に柳幸典が広島で総合ディレクターとして指揮を取った「旧中工場アートプロジェクト」の完全ドキュメンテーションカタログ。

 

■Hiroshima Art Project 2008 汽水域

2008年にベルリンと広島で開催した企画展(旧中2、CAMPベルリン-ヒロシマ)を収録したカタログ。

 

■Hiroshima Art Project 2009「いざ、船内探険! 吉宝丸」展

広島アートプロジェクトが2009年に開催した「いざ、船内探険! 吉宝丸(きっぽうまる)」展の展覧会カタログ。

 

 

「百風/百島Tシャツ」全3種(S, M, L XL)在庫がなくなり次第終了

アートベースがデザインした定期フェリー「百風」のTシャツと尾道市の市章が制定された際に作った旗を元にデザインされた百島Tシャツ(白/ベージュ)

 

 

登録有形文化財「旧支所」1日貸切宿泊

2022年10月に登録有形文化財になった旧尾道市役所百島支所庁舎「旧支所」を一日貸切で使用できます。2階の180畳の大広間でイベント開催なども可能。宿泊は最大10名まで。

公式サイト

 

 

「乙1731 - GOEMON HOUSE」1日貸切宿泊(4名まで)

柳幸典、榎忠、原口典之、歌川国貞の刺激的なアートと特大五右衛門風呂のある「安らげない宿」。特大五右衛門風呂の入浴、石川五右衛門の最後の晩餐をイメージした夕食と、天然酵母のパンの朝食がついています。アートベース百島の他3施設の観覧ツアーもあります。

公式サイト

 

プロジェクト実行責任者:
柳 幸典(ART BASE 百島)
プロジェクト実施完了日:
2023年5月5日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

ART BASE 百島が10周年記念イベントとして音楽も楽しめる映像祭を実施。 資金は会場設営費や、各参加アーティストへの謝礼金や交通費など使用します。

リスク&チャレンジ

プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
本クラウドファンディングでは、プロジェクト履行のために臨時出店施設開設届の届出が必要となります。現在、手続きを進めており、本プロジェクト実施である2023年5月4日までには届出の見込みが立っております。(2022年11月21日現在)
プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
差額は自己資金と助成金費用で対応します。イベントの内容を損なわないように可能な限りコストを削り対応します。

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リターン

3,000+システム利用料


【百島応援】3,000円コース

【百島応援】3,000円コース


・WEBにお名前掲載(ご希望の方のみ)
・お礼のメール

百島には行けないけどアートベース百島を応援したい方向け!
百島にたくさんの人が来てくださるようにイベントをより良いものにしたいです。ご支援お願いします!

申込数
17
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

5,000+システム利用料


【百島応援】5,000円コース

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・WEBにお名前掲載(ご希望の方のみ)
・お礼のメール

百島には行けないけどアートベース百島をもっと応援したい方向け!
百島にたくさんの人が来てくださるようにイベントをより良いものにしたいです。ご支援お願いします!

申込数
8
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

3,000+システム利用料


【百島応援】3,000円コース

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発送完了予定月
2023年3月

5,000+システム利用料


【百島応援】5,000円コース

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2023年3月
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