愛知の登録文化財の魅力を伝える「あいちのたてもの」を制作したい

愛知の登録文化財の魅力を伝える「あいちのたてもの」を制作したい
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は12月10日(火)午後11:00までです。

支援総額

959,000

目標金額 1,500,000円

63%
支援者
101人
残り
26日
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は12月10日(火)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

▼自己紹介

 冊子「あいちのたてもの」シリーズ(以下「冊子」)は、愛知県内の文化財建造物の魅力を、美しい写真や平易な文章、そして理解を助ける イラストなどで紹介する本です。これまでに6冊の冊子を文化庁の補助金などを受けて、愛知県国登録有形文化財所有者の会(以下「愛知登文会」)で発行してきました。 

 book「あいちのたてもの」製作委員会は冊子の本文とイラストを担当した村瀬を委員長とし、冊子作成に関わった企画・編集者、カメラマン、デザイナー、文化財所有者、建築専門家を中心に立ち上げたもので、かねてより要望の高かった冊子を一冊の本にまとめるという企画に取り組むこととなりました。本の制作にあたっては、愛知登文会の了承と協力を得て準備をすすめており、賛同の声も多くいただいているところです。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 愛知登文会では愛知県内の登録有形文化財の魅力を紹介するため、テーマごとに17件程度の文化財を紹介する冊子を年に1冊制作しており、これまでに「ものづくり編」「まなびや編」「いのりのば編」「すまい編」「明治村編」「まちのシンボル編」の6冊を発行してきました。これまで発行したした冊子は以下からダウンロードすることができます。

   あいちのたてもの (愛知登文会WEBサイト)
 うち5冊は文化庁の補助金をもとに発行したものですが、「明治村編」は補助金の仕組みから補助金がいただけなかった2022年度にクラウドファンディングでの支援を得て発行しました。ご支援いただいた皆さまに改めてお礼申し上げます。
 今年度は補助金が減額されたことから新たなテーマによる冊子発行を断念し、愛知登文会の事業とは切り離し、再びクラウドファンディングで皆様の支援をいただきながら、文化庁補助金で作成した「ものづくり編」「まなびや編」「いのりのば編」「すまい編」「まちのシンボル編」の5冊を1冊の本としてとりまとめようとなった次第です。発行以降、新たに登録有形文化財となった建物もあり、新たな建物の紹介やそれに伴う写真とイラストを充実させることで、多くの人々に興味を持ってもらえるように再編集し、充実した書籍としていきたいと考えています。皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

 

▼プロジェクトの内容

 愛知県内の多様なタイプの文化財建造物の魅力がよくわかる本(A5サイズカラー270頁以上、無線綴じ製本)を制作するものです。 
 現時点のbook『あいちのたてもの』(仮)のページ構成は以下のとおりです。 

○建築史家五十嵐太郎※氏への特別インタビュー
○ものづくり編: 窯業/醸造/繊維/機械/鉄道・電信 

○まなびや編: 小・中学校/高校/大学/門柱  

○いのりのば編: 神社/寺院/教会 

○すまい編: 住む/活かす/開く  

○まちのシンボル編: 和風のシンボル/洋風のシンボル/新しいシンボル
 ※東北大学大学院教授。建築評論家、あいちトリエンナーレ2013芸術監督としても知られる。

 

 それぞれの建物については現状にあわせて加筆・修正を行うとともに、初期の冊子では盛り込まれていなかったイラストによる図解の追加などにより、より読みやすいものとしていく考えです。
 また、クラウドファンディングで目標を上回る支援金が集まった場合は、冊子発行以降に登録文化財となった建物などを追加したり、「明治村編」の抜粋記事も加えたいと考えています。 

 完成した本については、支援者や関係者に配布し、愛知県内の図書館に寄贈することで、多くの人々に見ていただけるようにしたいと考えています。その後、要望に応じて再版し、販売することも検討しています。

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 これらの取組の根幹には、愛知県内の文化財建造物の魅力を多くの人に知ってもらうという目的があります。同時にそれは、建物に愛着を持つ人々を増やすことを意味しており、ひいてはそれが今後の文化財建造物の保存や活用へと繋がっていくことを目標としています。 

 近年、建築を楽しむ人々が増えており、文化財建造物が観光資源として注目されています。大阪や京都、神戸、東京では建築公開イベントに多くの人々が参加しています。愛知県においては、博物館明治村という近代建築に特化した施設があるものの、それ以外については観光資源として注目されている建物が少ないのが現状です。

 その要因の1つとして、愛知県内にある文化財建造物の魅力が広く知れ渡っていないことがあげられます。私たちが制作する本は、これまでに出版・観光された建築書にはない、愛知県の文化財建造物の魅力を一般向けにわかりやすく紹介するもので、観光案内としても有効であり、また県内の多様な建物の魅力を伝える役割を果たすと考えられます。そのことによって、愛知の観光事業が抱える問題点を改善する一助となることが期待されます。

 

 なお、プロジェクトの将来の展開としては、「あいちのたてもの 明治村編(完全版)」の制作があげられます。冊子版では予算の制約から明治村にある64件の文化財のうち28件しか取り上げることができませんでした。掲載できなかったものの中にも魅力的な建物が多数あり、ぜひこれらも含め、明治村を何度も訪問したくなるような書籍が発行できればと考えています。


▼book「あいちのたてもの」制作への思い 

 この度は私たちのプロジェクトにご興味を持ってくださり、誠にありがとうございます。

改めまして、建築史家の村瀬良太と申します。

 

  「愛知の登録文化財の魅力を伝える『あいちのたてもの』を制作したい」は、これまで私たちが制作してきた冊子「あいちのたてもの」を一冊の本にしたいという思いから始められました。

 「あいちのたてもの」はこれまで、愛知県にある魅力的な建物をカテゴリーごとに分け、建設に至った物語やまちの歴史と共に、その魅力を紹介してきました。

 

 これらの建物を取材し、写真を撮り、文章やイラストを描くなかで、愛知県にはなんて良い建物がたくさんあるのだろうと改めて気付かされました。そして、こんな素敵な建物が知られないまま失われてしまう可能性もあることを慮ると、やるせない気持ちになります。

 

 これまで、その穴を少しでも埋められるように冊子を制作してきましたが、残念ながら今年はそれができなくなってしまいました。そこで、これを好機と捉えて、これまでの冊子をまとめようと考えました。

 幸い発刊元となる愛知登文会からも背中を押されて、プロジェクトを立ち上げることになりました。

 

 せっかく本にするであればより面白いものを作りたいと思っていたところ、「あいちトリエンナーレ2013」の芸術監督で、建築史のジャンルを常に広げられてきた五十嵐太郎氏にご協力いただけることになりました。また、今年制作したいと思っていた上下水道や発電所など近代の都市化を支えたインフラにまつわる建物についても、ネクストチャレンジが成功した時には紙面化したいと考えています。

 私たちは、これまで積み上げてきた約300ページにわたる冊子をより充実したかたちで本にし、愛知にはすごい建物がたくさんあるということを多くの人々に知ってもらいたいと思っています。

 

 そのような本の制作に、皆さまからのご支援とご協力を得られることができれば、これに勝る喜びはありません。

 どうか私たちに本を作るチャンスをいただけますよう、重ねてお願い申し上げます。

 

 

建築史家/あいちのたてもの博覧会実行委員長  村瀬良太

 

 

▼「あいちのたてもの」の制作にあたり

 愛知登文会の取り組みとしまして、県内の魅力ある歴史的建造物を所有者、建築関係者、行政関係者などのお力添えにより、テーマ別に5冊の冊子で紹介してきました。この取り組みは、文化財関係者のみならず広く一般の方への理解を深める意味でも、文化財の保存活用に向けても大変有意であったと自負しています。

 

 その素材を中心に過去の5冊を取りまとめてひとつの読み物「あいちのたてもの」として発刊することで、もう1歩踏み出すことが出来ればと考えています。このたび制作に向けまして、クラウドファンディングを開設しましたので、趣旨ご理解ご賛同の上、ご支援を切にお願い申し上げます。

 

 

副委員長 若山 宏(愛知登文会事務局長・中部電力MIRAI TOWER )

 

▼プロジェクト始動に際して

 小冊子「あいちのたてもの」シリーズは,いずれも60ページ前後のかわいらしい冊子。愛知県内外の図書館にも配架されているのですが,それを偶然目にして手にとってくださった方はどれほどいらっしゃるだろう…とふと思います。そう,60ページほどでは背幅がほんの数ミリで,図書館の本棚の中ではひっそりと埋もれてしまうのです。

 今回制作するbook「あいちのたてもの」は,270ページ以上の書籍となります。厚みも十分で,きっと図書館の本棚でも存在感を発揮してくれるはず。この本が今まで以上にたくさんの方の目に触れ,愛知県内の建物の魅力がより広く伝わっていくことを想像すると,はやる気持ちが抑えられません。


委員 脇田 佑希子(大ナゴヤノート. エディター)

 

▼book「あいちのたてもの」制作委員会

委員

委員長  村瀬 良太 (名古屋造形大学非常勤講師/あいちのたてもの博覧会実行委員会)

副委員長 若山 宏  (名古屋テレビ塔(株)(重要文化財名古屋テレビ塔所有)

副委員長 筧 清澄  (筧建築設計/国登録有形文化財筧家住宅所有者)

会計   石田 富男 ((株)都市研究所スペーシア)

監事   松田 尚流 (特定非営利活動法人橦木倶楽部)

委員   天野 啓介 ((株)スエヒロ産業(国登録有形文化財大野宿鳳来館(旧大野銀行)所有))

委員   川原田 淳 (トヨセット(株)/国登録有形文化財川原田家住宅所有者)

委員   尾関 立志 (尾関作十郎陶房/国登録有形文化財尾関家住宅所有者)

委員   川口 亜稀子(Liv設計工房)

委員   熊本 仁志 (あい撮りカメラ部)

委員   水野 晶彦 (あい撮りカメラ部)

委員   竹内 久生 (あい撮りカメラ部)

委員   尾崎 武寛 (尾崎武寛建築事務所)

委員   脇田 佑希子(大ナゴヤノート. エディター)

委員   石坂 喜和 (名古屋テレビ塔(株))

委員   墨 昌宏  ((有)エピスワード)

委員   杉田 義也 

委員   小出 一葉 

委員   日高 史帆 

 

顧問

 飯田 喜四郎 (名古屋大学名誉教授)

 五十嵐 太郎 (東北大学大学院工学研究科教授)

 

▼クラウドファンディング応援・呼びかけ人(敬称略)

 下會所 豊 (特定非営利活動法人あいちヘリテージ協議会 代表世話人)

 加藤 昌之(特定非営利活動法人なごや歴史まちづくりの会 理事長)
 松井 明子(特定非営利活動法人なごや歴史まちづくりの会 事務局長)

 原 眞佐実 ((公社)日本建築家協会 JIA文化財修復塾委員 登録建築家)

 村山 閑(たましん美術館(東京)学芸員)

 加藤 幹泰(大ナゴヤツアーズ 代表)

 大野 嵩明(特定非営利活動法人 大ナゴヤ・ユニバーシティー・ネットワーク 理事長)

 小栗 宏次(愛知県立大学 文化財調査活用総合研究所 所長・工学博士)

 栗本 真壱 (栗本設計所 代表 名城大学/大同大学/東海工業専門学校 非常勤講師)
 謡口 志保(一級建築士|ウタグチシホ建築アトリエ|名古屋渋ビル研究会)

 島田 尚幸(妖怪文化研究家・あいち妖怪保存会共同代表)

 倉方 俊輔(建築史家/大阪公立大学教授)
 後藤 治(工学院大学総合研究所教授)

 笠原 一人(建築史家/京都工芸繊維大学准教授/京都モダン建築祭実行委員長/神戸モダン建築祭実行委員)

 長坂 英生(名古屋タイムズアーカイブス委員会代表)
 山田 恭幹(樹林社)
 夏目 欣昇( 名古屋工業大学工学部社会工学科建築・デザイン分野 准教授 博士(工学))
 

▼応援メッセージ

よく愛知の人はうちには何もないと言うのですが、 あいちトリエンナーレ2013の芸術監督を担当したことで、全然そんなことはないことがわかりました。

複数の美大、芸大が存在することで、アート関係の人間の豊かなネットワークがあり、街なか会場のリサーチで、あちこちをまわったことで、すぐれた歴史的な建築に恵まれていることに気づきました。

この本は、そうした建築を紹介してきた愛知登文会の活動をまとめることで、多くの人にその魅力を伝える本になるはずです。

五十嵐太郎(東北大学教授/bookあいちのたてもの製作委員会顧問)

 

 

book「あいちのたてもの」制作にあたり応援させていただきます。

愛知県には多くの国登録有形文化財建造物がありますが、まだまだ多くの方々がどのような建物が登録されているかの認識がない方が見えます。 

折角素晴らしい建物が身近に多くありますが、見学はどのような手続きが必要なのか、休みは何時なのかなど簡単な資料があればと思う方が見えると思います。 

book「あいちのたてもの」そのような資料ともなると思います。 

日本にはまだまだ多くの素晴らしい建物が、多くあります、皆さんの行動が少しでも素晴らしい建物の発掘につながる行動となると思います。 

今後もbook「あいちのたてもの」の活躍になることを願います。

下會所 豊(NPO法人あいちヘリテージ協議会 代表世話人) 

 

 

愛らしい小冊子「あいちのたてもの」シリーズは、最初に拝読して以来、続編の刊行を待ち焦がれる存在でした。およそ1年おきという刊行ペースですが、愛知県内に残る近代建築の見どころにとどまらず、造立の背景から保存に至る経緯まで行き届いた調査に加え、温かみのある手描きの挿画が彩を添えています。その制作背景を伺っていると、制作期間はむしろ短いといえるでしょう。

掲載された建物の多くは、今よりも多くの人手を必要とし、技術的な困難を抱えた時代のものであり、だからこそ細部に及ぶ関係者のこだわりが凝縮されているように思います。本書には、そんな建築に対する深い敬意と、後世に伝えていきたいという強い思いが感じられるのです。テーマ別に分かれていることによって見えてくる魅力もありますが、「あいちのたてもの」として1冊の書籍にまとめられれば、読み手の興味の幅も広がるでしょう。より多くの方の目に留まり、身の回りの建築に関心を持つ方がもっと増えるに違いないと、大いに期待しています。

村山閑(たましん美術館(東京)学芸員)  

 

 

「あいちのたてもの」シリーズが一冊にまとまる!ワクワクするプロジェクトがはじまりましたね。これまで愛知県内にいくつも文化財建造物があることは知っていましたが、なぜそこにあるのか、どこが素晴らしいのかなど建造物にまつわるストーリーは建物を眺めているだけでは見えていませんでした。

「あいちのたてもの」にはそれらの建物についてしっかりと取材がされている、そして何より制作チームの建物への愛情が感じられます。その感動を伝えたくて、わたしたち大ナゴヤツアーズでも委員長の村瀬さんにガイドを務めていただき、建築ツアーを開催しています。「あいちのたてもの」が一人でも多くの方に読んでもらえることを願っています。

加藤幹泰(大ナゴヤツアーズ 代表)  

 

 

村瀬さんと出会ったのは、2021年のこと。私が所属するNPO法人が運営に関わる「やっとかめ文化祭DOORS(主催:名古屋市ほか)※」の催しの一つ「まち歩きなごや(現 旅するなごや学)」のガイドを依頼したのがきっかけです。以降も、建築まち歩きをお願いしてます。

※「やっとかめ文化祭DOORS」とは、まちを舞台に、長い歴史の中で育まれてきた名古屋の文化や物語と出会える祭典です。

そんなご縁から交流を深め、私自身もいつの間にか建築を見ることが楽しくなり、2023年に発行された「あいちのたてもの 明治村編」を持って明治村を巡ったりもしました。冊子に書かれている解説を読み進めながら見ることで、建物を捉える視点は本当に多様であると実感し、より楽しむことができました。

歴史ある建造物は、まちの文化と個性を豊かに続かせるために不可欠な存在です。本を通じて、多くの方に深く文化的建築物の魅力が届けられる「あいちのたてもの」の制作を応援しています!

大野嵩明(NPO法人 大ナゴヤ・ユニバーシティー・ネットワーク 理事長) 

 

 

 「地域創生」に関心が寄せられる今日、地域に残る有形、無形の歴史や文化に関する情報を広く発信することが求められています。

今回、book「あいちのたてもの」が制作されることになりました。

愛知県に残る歴史的建造物が一つずつわかりやすく解説されることで、その理解や関心が深まり、さらにその活用が進むことを期待します。

 小栗宏次(愛知県立大学 文化財調査活用総合研究所 所長・工学博士)  

 

 

「あいちのたてもの」が書籍化に向けて進んでいるとのことで、とても楽しみにしています。2005年に発刊された「愛知県の近代化遺産」、2013年発刊の「あいち建築ガイド」に続き、「あいちのたてもの」は両書の中間に位置付けられるような内容になるのかと、勝手に想像しています。資料的な面だけでなく、読み物としても楽しめる内容になりそうです。

愛知県には多くの魅力的な街並みや建築物がありますが、中でも登録有形文化財は、普段見慣れた街の風景をポジティブに見せてくれます。時を刻んだタイムマシンのように、過去と現代を結び付け、当時建設に関わった人達と会話をするような感覚で、地域の魅力を考える機会にも繋がっていきます。その手掛かりとして、「あいちのたてもの」の書籍化が、未来に向けたメッセージとして多くの人に愛されることを願っています!

栗本真壱(栗本設計所 代表 名城大学/大同大学/東海工業専門学校 非常勤講師)  

 

 

建築史家 村瀬良太さんと初めてお会いした時、彼の言葉と表情からは、建築への沸き上がる好奇心と情熱を感じ取ることができました。そのような方が中心となって制作された「あいちのたてもの」は、丁寧なテキストと美しい水彩画で構成され、どのページを開いても驚きと学びに満ちています。私自身、新刊を拝見できるのが楽しみになっています。

book「あいちのたてもの」として新たに書籍化されることによって、この素晴らしい本がより広く、遠くの方の手元に届くことが可能になります。このプロジェクトを通して、建築ファンが増え、愛知県のまちへの関心が高まることは容易に想像でき、仕事やライフワークで建築に関わる身としてはそのことに大きな期待と喜びを感じます。

微力ながら、book「あいちのたてもの」の制作を応援しています。

謡口志保(一級建築士|ウタグチシホ建築アトリエ|名古屋渋ビル研究会)  

 

 

「建」という字がある。

元々は「真っ直ぐ(廴)に筆(聿)を立てて記す」様を表しているらしい。

現在でも、「建築」や「建国」として用いられる。これも、不安定な土壌、あるいは変化の多い社会だからこそ、地面に対し、時代に対し真っ直ぐさを求めてきた現れなのであろう。

建物には様々な想い、そして、人の営みの記憶が宿る。

住まい、学び、ものを作り、祈りを捧げる場所。

まちの、暮らしの象徴としての役を担ってきたものもあるだろう。

人と共に過ごし、時を重ねてきた建物は、たくさんの喜怒哀楽を受け止めてきた。

この本はまさに、真っ直ぐな眼差しで建物、そして人に向き合い、時代に対して真っ直ぐに立つ記念塔のような一冊である。

島田尚幸(妖怪文化研究家・あいち妖怪保存会共同代表)   

 

 

「あいちのたてもの」シリーズは大好き。やさしくて、画期的だからです。学んだり、祈ったり、物づくったり、人間のさまざまな活動に呼応して建物は生まれた。そんな事実に気づかせてくれます。したがって建物は人びとの奥底にあった思いまでも形にしているわけで、それを良く見てみませんかと、温かいイラストが呼びかけます。

今回、シリーズを一つの書籍にまとめると聞きました。すると、建物から総合的に人間が分かって、そんなことが可能な愛知の豊かさが誰の目にも明らかに。

意義深いプロジェクトです。成功させましょう。応援しています!

倉方俊輔(建築史家/大阪公立大学教授)  

 

 

「たてもの」は、造られる時にたくさんの「ヒト」や「モノ」や「おカネ」が関わります。それゆえ「たてもの」は、それが造られ、使われた時代の世相や文化や空気、関わった人の想いや創意工夫や苦悩などを伝えてくれます。

私たちは「たてもの」を通じてそれらを知ることで、時に、自分たちの暮らしや未来に役立てるヒントをもらうことができます。

「あいちのたてもの」は、そんな体験を誌上でできる素晴らしい冊子だと思います。応援しています!

博物館明治村

 

 

 愛知は、近世に日本史の大舞台となった地域ですが、近代においても産業や工業の発展とともに、豪壮かつ繊細で多彩な建築文化が栄えました。時々愛知を訪れて、いろんな街を探索していますが、東京とも関西とも異なる個性を持つ建物ばかりです。その多彩な建物群を、村瀬良太さんが描いたイラストを中心に冊子にして来られました。 今回、それらをより充実した書籍として発刊するという企画を伺い、楽しみにしています。イラストならではの分かりやすさが魅力ですし、描き方を揃えて建物を並べることで、そのバリエーションの豊かさが分かるはずです。世界のどこにもない愛知だけの建築の魅力を伝える企画。心から応援しています。

笠原一人(建築史家/京都工芸繊維大学准教授/京都モダン建築祭実行委員長/神戸モダン建築祭実行委員)

 

 

 文化財は現物から我が国の歴史を学ぶことのできる貴重な「教科書」で、子どもの教材ともなります。ただ、末永く保存するためには一般市民の理解が不可欠です。本小冊子はその一助となるもので、期待しています。

長坂英生(名古屋タイムズアーカイブス委員会代表)

 

 

 

 村瀬さんは、とても研究熱心なかたです。また、絵も上手く、文章も書けます。建築にも文化財にも門外漢の私が推薦しても説得力がないと思いますが、いつも冊子が出るたびに感心しています。

山田恭幹(樹林社)

 

 

 

 

 

 愛知の建築を取り上げた書籍は多くない中で、「あいちたてもの博覧会」の過去の活動を集約した本書は、建築家と建築愛好者に待望されてきたものです。

 その内容には、名古屋高等工業学校(現名古屋工業大学)で教え、近代愛知の形成に貢献した鈴木禎次などの建築が紹介されています。彼らは建築作品を遺すだけでなく、鷹栖一英、丹羽英二など多くの優秀な建築家を育成しました。

 本書には、師弟の協力や成長の過程等が収録されており、往時の関係性を垣間見ることができます。その内容は、地元建築文化への理解を深め、後世へ共有・継承されるべき貴重な記録であり、ぜひ皆様にご覧いただきたいと考えます。

夏目 欣昇( 名古屋工業大学工学部社会工学科建築・デザイン分野 准教授 博士(工学))

 

 

プロジェクト実行責任者:
村瀬良太(book「あいちのたてもの」制作委員会)
プロジェクト実施完了日:
2025年9月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

愛知県内の国登録有形文化財などを紹介する書籍「あいちのたてもの」(270頁以上)を制作する。集まった資金は紙面とするためのデザイン制作費用、印刷費用、制作協力者への書籍発送費用等に充当する。 ○紙面デザイン制作費用:957,000円 ○書籍(1,000部)印刷費用:1,089,000円 ○クラファン手数料:231,000円 ○リターン発送料他:723,000円

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要資金と目標金額の差額は、公益財団法人森村豊明会の助成金150万円の助成(9/12決定)を充当します。

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プロフィール

book「あいちのたてもの」制作委員会名簿 委員長 村瀬良太 副委員長 若山宏/筧清澄 会計 石田富男 監事  松田尚流 委員 天野啓介/川原田淳/尾関立志/川口亜稀子/熊本仁志/水野晶彦/竹内久生/尾崎武寛/脇田佑希子/石坂喜和/墨昌宏/小出一葉/日高史帆 顧問 飯田喜四郎(名古屋大学名誉教授)    五十嵐太郎(東北大学大学院工学研究科教授

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リターン

2,000+システム利用料


お気軽応援コース

お気軽応援コース

感謝のメールをお送りするとともにお名前を書籍に掲載(希望者)いたします。

申込数
7
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年9月

5,000+システム利用料


「あいちのたてもの」入手コース

「あいちのたてもの」入手コース

お名前を書籍に掲載(希望者)するとともに、完成した書籍「あいちのたてもの」を送付します。

申込数
61
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年10月

10,000+システム利用料


純粋応援コース

純粋応援コース

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申込数
5
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年9月

10,000+システム利用料


「あいちのたてもの」入手&PRコース

「あいちのたてもの」入手&PRコース

お名前を書籍に掲載(希望者)するとともに、完成した書籍「あいちのたてもの」を1冊は支援いただいた方へ、もう1冊をご希望の方へ送付します。事前に送付先へ了承を得てください。寄贈受領していただけなかった場合には、私たちが選定した団体に寄贈します。

申込数
5
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年10月

10,000+システム利用料


「あいちのたてもの」+明治村編 入手コース

「あいちのたてもの」+明治村編 入手コース

お名前を書籍に掲載(希望者)するとともに、完成した書籍「あいちのたてもの」と「あいちのたてもの 明治村編」を送付します。

申込数
18
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年10月

10,000+システム利用料


「あいちのたてもの」+あいたて博バンダナ

「あいちのたてもの」+あいたて博バンダナ

お名前を書籍に掲載(希望者)するとともに、完成した書籍「あいちのたてもの」とあいたて博バンダナを送付します。

申込数
0
在庫数
2
発送完了予定月
2025年9月

30,000+システム利用料


「あいちのたてもの」+あいたて博イラストA複製画 入手コース

「あいちのたてもの」+あいたて博イラストA複製画 入手コース

お名前を書籍に掲載(希望者)するとともに、完成した書籍「あいちのたてもの」と村瀬良太氏イラストあいたて博2016複製画(A4サイズ、額装)を送付します。

申込数
0
在庫数
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発送完了予定月
2025年9月

30,000+システム利用料


「あいちのたてもの」+あいたて博イラストB複製画 入手コース

「あいちのたてもの」+あいたて博イラストB複製画 入手コース

お名前を書籍に掲載(希望者)するとともに、完成した書籍「あいちのたてもの」と村瀬良太氏イラストあいたて博2021複製画(A4サイズ、額入)を送付します。

申込数
1
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年9月

30,000+システム利用料


「あいちのたてもの」+あいたて博イラストC複製画 入手コース

「あいちのたてもの」+あいたて博イラストC複製画 入手コース

お名前を書籍に掲載(希望者)するとともに、完成した書籍「あいちのたてもの」と村瀬良太氏イラストあいたて博2020複製画(A4サイズ、額入)を送付します。

申込数
1
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年9月

30,000+システム利用料


「あいちのたてもの」+あいたて博イラストD複製画 入手コース

「あいちのたてもの」+あいたて博イラストD複製画 入手コース

お名前を書籍に掲載(希望者)するとともに、完成した書籍「あいちのたてもの」と村瀬良太氏イラストあいたて博2022複製画(A4サイズ、額入)を送付します。

申込数
0
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年9月

50,000+システム利用料


広告協賛1/6頁コース

広告協賛1/6頁コース

書籍にカラー広告(56㎜×56㎜、1/6頁程度)を掲載するとともに、書籍1冊を送付します。広告はデータ提供をお願いします。

申込数
6
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年10月

100,000+システム利用料


大応援コース

大応援コース

感謝のメールをお送りするとともにお名前を書籍に掲載(希望者)いたします。

申込数
0
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年9月

150,000+システム利用料


建築史家村瀬良太氏によるじっくり堪能プライベート建築ツアー

建築史家村瀬良太氏によるじっくり堪能プライベート建築ツアー

名古屋テレビ塔、名古屋市市政資料館、名古屋陶磁器会館、昭和塾堂などを数々の名建築を案内してきた建築史家の村瀬良太氏があなたの希望する建物を1日かけてじっくりとご案内します。1組最大5名まで。現地集合・現地解散です。
開催日は令和7年12月~令和8年6月の間でご希望を踏まえ、調整します。
なお、希望する建物の見学について交渉を行いますが、これまで接点がなかったところについてはご希望に沿えない場合もあることをご了承ください。

申込数
0
在庫数
2
発送完了予定月
2026年6月

300,000+システム利用料


広告協賛1頁コース

広告協賛1頁コース

書籍に1頁全面を使ったカラー広告を掲載するとともに、書籍10冊を送付します。広告はデータ提供をお願いします。

申込数
0
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年10月

プロフィール

book「あいちのたてもの」制作委員会名簿 委員長 村瀬良太 副委員長 若山宏/筧清澄 会計 石田富男 監事  松田尚流 委員 天野啓介/川原田淳/尾関立志/川口亜稀子/熊本仁志/水野晶彦/竹内久生/尾崎武寛/脇田佑希子/石坂喜和/墨昌宏/小出一葉/日高史帆 顧問 飯田喜四郎(名古屋大学名誉教授)    五十嵐太郎(東北大学大学院工学研究科教授

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