3.11を忘れない。気仙沼市の新しいシンボル「祈りの帆」の建立へ

3.11を忘れない。気仙沼市の新しいシンボル「祈りの帆」の建立へ

寄付総額

29,820,000

目標金額 20,000,000円

寄付者
985人
募集終了日
2019年4月28日

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\御礼!90日間応援ありがとうございました!/

 

ーーーーー

 

2011年3月11日に発生した未曾有の大震災。

私たちの知る美しい郷土は一瞬にして姿を変え、生活は大きく一変しました。

 

あれから7年と10か月。世界中の多くの皆様の支えと、

市民の頑張りによって、なんとか戻りつつある日常。

 

犠牲となられた方を、千年に一度の災禍を、忘れない。

そして、世界中の皆様とともに苦難に立ち向かい、乗り越えたことを、忘れない。

 

気仙沼はその想いを未来に残すため、

「帆」を模したモニュメントの建立を目指しています。

 

アーチ、船、扉(ゲート)、灯台、合わせた手のひら、

色々な想いを形にしたそのモニュメントには、


The wind fills the sail with my all prayers.
祈りを込めて帆がいっぱいに風をはらむー

 

という想いが込められています。

 

幾度の震災を乗り越えて、海と生きる気仙沼市。

人の祈りの力で未来に進む帆船の出航の準備に、皆様のお力をお貸しください。

 

 

 

気仙沼市の復興祈念のシンボル「祈りの帆(セイル)」を

世界中の方々の想いを結集して創り上げたい!

 

皆さま、こんにちは。宮城県気仙沼市長の菅原茂です。東日本大震災の発災以来、世界中の皆さまからの物心両面にわたる多数のご支援に支えられ、心より感謝申し上げます。


現在、本市では東日本大震災により犠牲となられた方に対する追悼と鎮魂の場であるとともに、防災への想いを新たにする場、地域の再興を実感しつつ、未来永劫の安寧を祈る場として、復興祈念公園の整備を進めています。

 

このたび、この公園のシンボルであるモニュメント「祈りの帆(セイル)」の建立を目指し、気仙沼市民はもとより、これまで支えていただいた世界中の方々の想いを結集して創り上げたいと考え、整備費用に係る寄附を呼びかけることとしました。

 

皆様のあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

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復興祈念公園完成予定イメージ

 

 

市内人口の約2% 1,300名を超える方々が犠牲に。

気仙沼のまちを突如襲った東日本大震災。


本市では、1,246名もの方が犠牲となり、109名の方が関連死となりました。市内各地も壊滅的な被害を受け、当時、市民の多くは家族や家、仕事など、生活の最も大切な基盤を失いました。

 

あらゆるものを失い、あたりまえだった日常は突然姿を消しました。

 

そこで本市は、まず、市民の生活の再建を急務とし、住宅再建と産業の再生を当面の二大課題として全精力を傾注しました。苦境を乗り越えようとする市民一人ひとりの頑張りもあって、この8年の間に、この2つの最重要課題については一定の目途を立てることができるまでになりました。

 

8月のみなとまつりの様子。気仙沼の夏の風物詩でまちは活気に満ちあふれます。

 

気仙沼の漁港にも活気が戻り、「港町」としての姿を取り戻し始めてきました。

 

 

追悼者に手を合わせることができる場所を。

津波の災禍に襲われない復興祈念公園の実現に向けて


犠牲となられた方に手を合わせる場所については、国立の追悼施設が被災3県に1か所ずつ整備されることになり、宮城県では石巻市が選定されました。しかし、甚大な被害を受けた本市としても、「犠牲となられた方に手を合わせる場所」、「千年に一度という未曽有の災害を後世に伝えていく場所」、「まちの復興を喜び、未来の安寧を祈る場所」を求める声は市内外から多く寄せられました。何より、私自身もなくてはならないものと考えていましたので、整備の糸口を模索してきました。

 

その後、国からの後押しも得て、震災から4年が経過した平成27年度(2015年)より本格的に復興祈念公園の整備事業に着手することができました。そして、私は強くこだわったことがあります。

それは、「この公園が二度と津波の災禍に襲われてはならない」ということです。


三陸地方は津波常襲地帯であり、古くから津波の危険と隣り合わせにある地域です。どれだけ防災の備えを行っても、今後も津波災害の可能性はなくなりません。そうした土地柄の中、この公園には、犠牲となられた方のお名前を残し、千年に一度の記憶を伝える役目があります。

 

また、震災を契機として結ばれた絆を確かめ合う場所でもあります。そのため、私は「この場所」は、今回と同規模の津波が到来した際にも、「決して被災しない場所でなければならない」と考えたのです。

 

国からは津波浸水被害のあった低地を活用するよう勧められましたが、高台にこだわりました。そのことで、国の方々と意見をたがえ、被災した市町の中で、整備に時間を要することになりましたが、最終的には国をはじめ関係者のご理解のもと、本市の中で特に甚大な被害があった地区の近くで、津波を免れた高台である「陣山」を復興祈念公園の予定地にすることに落ち着きました。

 

整備予定地の「陣山」


整備予定地「陣山」からは第18共徳丸の打ち揚げに象徴されるような大津波や、津波火災等で壊滅的な被害を受けた鹿折地区・内湾地区・南気仙沼地区を眼下に望み、湾奥から湾口まで、さらには水平線をも一望することができます。そして、その見える一帯は震災の発災直後、しばらくの間メディアを通して未曾有の災害の象徴として取り上げられた場所でもあります。

 

津波火災も、打ち揚げられた大型漁船ももうありませんが、今でも記憶に残っていることと思います。つまり、「世界中の方々が目の当たりにした東日本大震災の記憶」の場所なのです。

 

震災から8年が経過し、世界中からのご支援のおかげで、瓦礫は撤去され、沈下した地盤は盛土かさ上げによって回復し、新しい道路が通り、町並みはより良く様変わりしようとしています。徐々にではありますが、被災した場所に、事業所や家屋が戻ってきています。震災直後の風景はもうありません。

 

■震災直後~忘れられない記憶(H23.5)~

 

■現在~復興していくまちなみ(H30.6)~

 

▶︎新着情報にて陣山から見える鹿折地区の移ろいについてご紹介しております。

 詳しくはこちらから:公園整備地から見えるまちの移ろいをご紹介!

 

 

気仙沼市らしい復興祈念に相応しい公園を求めて。

市民一体となって構想した1年と1ヶ月。


本市はこの陣山が「本市らしい復興祈念に相応しい場所」となるよう、各界の有識者、各地域・団体の代表者に参集してもらい、そこに行政も加わって、2017年11月に「復興祈念公園施設検討委員会」を立上げました。20名からなる委員会で、委員長を川島秀一前東北大学災害科学国際研究所教授にお願いし、真摯な検討を行いました。

 

復興祈念公園施設検討委員会の様子。平成29年1月~平成30年12月の間、
ほぼ毎月のように委員会を開催し、市民ととも気仙沼市らしい公園を求めて議論を重ねてきました。


委員会において検討の手法として取り入れた方法は、復興祈念に相応しい公園となるに必要なアイデアを広く応募する「復興祈念公園アイデアコンペ」です。犠牲となられた方への追悼施設ですので、何よりも遺族の想いに適うものであるべき施設ですが、本市のまちの復興にとって、「市外の方から寄せられた想いを抜きには語ることはできない」との想いから、本市に寄せる想いがあれば世界中の方からプロ・アマ問わず公園に関するアイデアを広く募ることを試みました。

 


その結果、予想の5倍を超える161作品もの応募がありました。年齢別で見れば10代~80代の方に、地域別でみれば、市内外、遠くは海外から幅広く寄せられました。

 

アイデアコンペでは、机におさまりきらないほどの応募が寄せられました。

 

予想を大幅に超える応募数に委員会は悩みましたが、審査の結果、入賞作品として16作品を選考し、特に槻橋修氏(神戸大学大学院工学研究科准教授)の作品を「基本設計の核となる作品」に選びました。

 

 

 

コンセプトは、「追悼」「伝承」「再生」。

御遺族をはじめ、市内外の多くの方々に共感いただけるよう、コンペで寄せられた想いを一つでも多く取り入れるべく、「基本設計の核となる作品」を手掛けた槻橋修氏を監修者に迎え、コンペ入賞作品を融和させた設計を目指しました。

 

委員会では槻橋氏の作品をベースとし、他の入賞作品の優れたアイデアを取り入れていくという検討が行われ、2018年4月~12月の8か月間に及ぶ検討の末に完成しました。

 


 公園の中心部には犠牲者を悼み、震災の記憶を後世に伝えていく「追悼と伝承の広場」と日常的に憩える「再生の広場」を整備します。

 

 「追悼と伝承の広場」には、この公園のシンボルであるモニュメント「仮称・祈りの帆(セイル)」と犠牲者の名前を刻む「銘板」を、さらには銘板の周辺には市民の手で守り育てていく「市民参加花壇」を設置する計画です。

 

 また、園内各所には、震災の記憶や教訓を、時代を超えて普遍的に語りついでいけるよう、物語性を持たせた彫刻(伝承のオブジェ)を設置する計画です。


本公園は基本設計を完了し、現在実施設計を進めています。2019年度中に工事に着手し、2020年度秋の完成を見込んでいます。

 

 

皆様からいただいたご支援は、

復興祈念のシンボルの費用に活用させていただきます。

 

今回のプロジェクトで、皆さんからいただいたご支援は、復興祈念のシンボルとなる、モニュメント「祈りの帆(セイル)」と、犠牲者の名前を刻む「銘板」の建立費用に活用させていただきます。

 

本公園の全体的な整備は、復興交付金等を活用する計画ですが、これらのシンボルについては、想いの結晶で創り上げたいと考えています。

 

モニュメント「祈りの帆(セイル)」

 

 

帆の形をしていますが、見る角度によっては、「アーチ」のようであり、「船」のようであり、「扉(ゲート)」のようであり、「灯台」のようであり、「合わせた手のひら」のようでありと、いろいろな形に見えるデザインです。また、10mほどの高さがあり、海に向けて祈りを捧げるよう設計しています。これにより、遠くからでも目印となり、まさに「海と生きる」を掲げる本市に相応しい復興祈念のシンボルとなり得るものです。

 

銘板

 

 

犠牲者の名前を刻む銘板は、犠牲となられた方をしっかり追悼できるよう、その方の地域の方向に向けた設計としました。また、銘板の周りには市民の手で守り育てていく「市民参加花壇」を用意します。植栽活動を通じて、未来に渡り震災の記憶が色褪せることなく語り継いでいけることでしょう。

 

 

 

■支援金の使用使途

材料費 : 20,000,000円
施工費 : 30,000,000円 ※設置・運搬費含む
合 計 : 50,000,000円

※クラウドファンディングでお寄せいただいた支援金は、モニュメント・銘板の設置費用にかかる費用として充てさせていただく予定です。すでに準備段階から1,000万円以上の支援をお寄せいただいており、本クラウドファンディングで目指す目標金額は、2,000万円とさせていただいております。

 

 

千年に一度の苦難に立ち向かい、乗り越えた証を。

市民と多くの皆様の手で、創り上げたい。

 

すでに説明会にご参加いただいた市民の皆様からも、

「魅力的な公園だと思う。」

「復興のシンボル、鎮魂・慰霊としてお祈りしたい。」

「市内各地から集まってもらえる公園を願っております。」

「きっと素晴らしい公園ができるのだろうと期待しています。」

など、公園の整備・モニュメントの建立に関して多くの期待の声をいただいております。

 

わたしたちは数え切れないほどのものを失いました。何年経っても、大切な人を失った悲しみは癒えることはありません。立ち止まらざるをえない状況の中で、世界中から差し伸べられた手に励まされ、一歩を踏み出すことができました。

 

そして、支援の手は新しい絆となって、市民の前を向く力となり、まちの復興を後押しする原動力となっています。

 

あの未曾有の災害から…、わたしたちのみで乗り切ることはできなかったでしょう。寄り添ってくれた世界中の方々の存在なくして、今日の気仙沼市の姿はありません。感謝の念は尽きません。

 

復興祈念公園の整備地でもある陣山は、わたしたちが前へ歩む姿をずっと見てくれていた場所。この公園は、大切な人を失いながらも、苦難に立ち向かい、多くの方と一緒に乗り越えた「世界と共有する証」となるものです。


この公園に世界中の方々に来てほしい。

そして、「ありがとう」と言いたい。
その時、皆さんには「応援して良かった 私たち」と思ってほしい。

 

そんな未来を作りたいと考えています。

 

皆様のあたたかいご支援を、よろしくお願いいたします。

 

 

復興祈念公園の寄附者銘板にご支援者様のお名前を刻みます。

 

今回、10,000円以上のご支援には、公園内に配置する寄附者銘板にお名前を刻みます。寄附者銘板は、追悼と伝承の広場の横に整備する休憩施設付近に配置します。ここからは気仙沼湾を一望することができます。


名前の刻銘は希望者に限り、大きさは金額に関わらず一定とします。

 

名前の刻銘については、2019年8月以降に、それぞれお礼のお手紙の送付と合わせて確認書を送付させていただきます。

 

 

 

 

ご寄附の前に必ずお読みください

 

本プロジェクトへの寄附は、気仙沼市への寄附扱いとなり、税制上の優遇措置の対象となります。控除を受けるためには、原則、寄附を行った翌年の所定の時期に確定申告を行っていただく必要があります。


※1 寄附をした方の給与収入や家族構成などに応じた控除額の上限がありますのでご注意ください(詳細は総務省HPを参照)。

 

※2 法人のご寄附の場合は、寄附金額の全額または一定の限度額まで損金に算入できます。(詳細は国税庁HPを参照)

 

委細につきましてはこちらの新着情報でもご紹介しております。

 

 

本プロジェクトのご支援について

 

本プロジェクトへのご支援は、Readyforのサイトを通じた「クレジットカード」、「銀行振込」でご支援が可能なほか、「専用の払込取扱票」でご支援をいただくことができます。

 

〇ご支援方法について

・クレジットカード/銀行振込でのご支援について

下記のマニュアルを参照ください。

 マニュアル:https://readyfor.jp/manuals/25

 

・専用の払込取扱票(ゆうちょ銀行)でのご支援について

2019年2月以降、気仙沼市役所および所定の機関・施設より配布しております、専用の払込取扱票からもご支援いただくことができます。

 

※払込取扱票は、2019年2月以降、気仙沼市役所および所定の機関・施設により配布しております。十分な数をご用意しておりますが、設置場所によっては、設置を終了している場合がございます。

 

 

本プロジェクトに関するお問い合わせ

 

気仙沼市総務部総務課 
気仙沼市八日町一丁目1番1号

0226-22-3401

somu@kesennuma.miyagi.jp

 

 

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プロフィール

皆さま、こんにちは。宮城県気仙沼市長の菅原茂です。東日本大震災の発災以来、世界中からの物心両面に渡る御支援に心より感謝申し上げます。私は、我が気仙沼市を「世界に羽ばたく産業のまち」「日本で一番住みたいまち」にすることを目指し、将来に希望の持てる『ふるさと気仙沼』を創ってまいりたいと考えておりますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。

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