支援総額
目標金額 5,000,000円
- 支援者
- 316人
- 募集終了日
- 2024年6月30日
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プロジェクト本文
◼️ネクストゴールへのチャレンジ
輪島塗 桂月堂の桂木 治です。
この度は、私たちのプロジェクトに大きなご支援と温かい励ましの言葉をいただき、深く感謝申し上げます。
皆さまにお力添えいただき、5月20日に目標金額500万円を達成することができました。
プロジェクト開始から、皆さまのご支援や温かい励ましのメッセージに、家族で癒され励まされてきました。
前を向いて活動を続けることができたのは、輪島塗を、そして桂月堂を大切に想ってくださる皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。
地震の日から、もうすぐ5ヶ月が経過します。
被災後は、店舗兼工房・倉庫の片づけを中心に進め、最近は公的支援の説明会や今後の復興に向けた話し合いに参加したり、再建に向け検討を進めています。
また、本プロジェクトのリターンの準備や発送、お客様からの注文への対応、催事への参加準備等、仕事があることに日々感謝しながら取り組んでおります。
しかしながら、私と家族は輪島の避難所での生活を続けており、店舗兼作業場の上下水道も改善には至っておりません。
また、輪島市内の風景も、地震当時と大きな変化がなく、痛々しいままです。上下水道復旧の目処が立たない地域も多くあり、倒壊建屋の解体もそれほど進んでいる印象はありません。
輪島で、震災前のように、職人同士が連携しながら輪島塗を製作していくには、長い時間と費用が必要となります。
◼️ネクストゴールの設定につきまして
復興への長い道のりのため、新たな目標金額700万円を設定させていただき、6月30日(日)まで受付をさせていただきます。
いただいたご支援は、まずは職人への工賃など、輪島塗の製作にかかる費用に充当し、輪島塗の製造サイクルが廃れることなく、未来に引き継がれるために使いたいと思います。
そして、新たに製作された輪島塗を皆さまに届ける商いを継続することで、輪島塗 桂月堂の店舗兼工房・倉庫の再建につなげていきます。
なお、ネクストゴールの金額を達成できなかった場合でも、ご支援いただいた資金と銀行からの借入にて、職人への発注並びに桂月堂の再建を行います。
復興の道のりは、まだまだ始まったばかりですが一歩一歩前に進んでいく所存です。
今後とも、輪島塗の復興と桂月堂の再建へ応援を賜れますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
輪島塗 桂月堂
桂木 治
▼自己紹介
石川県輪島市にて「 職人の店 輪島塗 桂月堂 」を営む 桂木 治と申します。このページをご覧いただきありがとうございます。桂月堂は、蒔絵師「桂月」を生業とする父が、50年以上前に始めた塗師屋(ぬしや;漆器の企画・製造・販売まで一貫して行なう漆器の工房)です。
私たち塗師屋の仕事は、お客様の要望を汲み、木地職人への発注から始まり、下地塗り、研ぎを繰り返しながら、中塗り、上塗りまで進め、蒔絵職人又は沈金職人の手で美しく絵付し、最後の呂色仕上げをした輪島塗を、お客様にお届けすることです。
私たちは、輪島塗を楽しんで使って頂けるように、お客様と向き合い、真摯に仕事をしてきました。
今から17年前の 2007年3月に能登半島を襲った地震で、店舗・工房兼家屋は半壊の被害を受けました。
そこから再建し、頑張ってまいりましたが、2020年からはコロナの影響で販路は縮小し、商売を継続出来るか不安な状況が続きました。
コロナが落ち着き、お客様のお顔を見ながら商品を紹介する機会が戻ってきて、頑張っていこうと気を引き締めたところでした。
2024年1月1日に発生した能登半島地震により、私共の生活は信じられない状況に一変しました。
工房にいた父は、大きな揺れに襲われました。目の前で、棚や冷蔵庫等が倒れ、商品や机の上の物が落ち、立っていることは出来ませんでした。
(父がいた工房)
母は、倒れてきた食器棚の下で、姉と共に地震の揺れがおさまるまで耐えていました。
(母と姉が下敷きになった食器棚(中央))
兄に助けだされた母たちは、着の身着のまま、高台に逃げました。
道路は、亀裂や隆起が見られ、ガラスや瓦礫、倒壊した家で、変わり果てていました。日が暮れていく中、高台で津波警報が止むのを待ちました。
警報が止んでからは、近くの小学校の体育館で凍えるような寒さに耐え、余震に怯えながら過ごしました。
(非難する時に通った家のそばの道路)
その後は避難所生活が始まり、1.5次避難、2次避難を経て、両親は、現在3次避難中です。
私と家族は、現在も1次避難所である中学校の体育館で生活しており、子供達は避難所から学校へ通っています。
1次避難所にいた時に、86歳の誕生日を迎えた父は、「家族の命が助かったことはありがたい。年寄りで何も出来ないのが情けない。皆んなの世話になって、生き残って良かったのかなぁ」と、呟いていました。
現在も「輪島の家に帰りたい。店も、家も、墓も心配だ。でも、わがままは言えん。皆んなの世話になっとるから迷惑かけれん」と言いながら、慣れない土地での避難生活に順応しようと頑張っています。
私たちの店舗・工房兼家屋は、倒壊を免れました。しかし、瓦が落ち、複数箇所から雨漏りし、天井は剥がれています。また、屋根にブルーシートを張ってもらうまでの数週間、雨漏りし続けたため、畳や床だけでなく、商品や、家屋のタンスや洋服、思い出の品はびしょ濡れになりました。倒れた棚類及び襖や扉は歪み壊れて使えませんし、照明が落下している箇所も複数あります。
(倉庫の商品は落ちて、壁に立て掛けていた座卓の天板は倒れています)
(照明が落ちてますね。この作業場は、雨漏りで天井も床も商品の箱もびしょ濡れです)
(スチール棚は、歪んでいます)
(2021年に直した店内。落ちたものを少し拾ってから、慌てて写真を撮りました)
(別棟の蔵も、大黒柱が曲がってしまいました)
店舗兼工房は、倉庫や事務所も兼ねていたため、物が多く、崩れ落ちた商品で足の踏み場がない状況でした。輪島塗の作品や、作成途中の品物も被害を受けました。
蔵も大黒柱が傾き(倒壊しなかったことに感謝)、土台に亀裂が入り、このまま使い続けるには不安な状況です。
至る所に被害があり、地震発生後は、呆然とするしかありませんでした。しかし、片付けていくうちに、この強く美しい輪島塗を埋もれさせたくない。生きてるだけの生活から抜け出さなくてはいけない。と強く強く感じました。
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
このプロジェクトを立ち上げたのは、率直に申し上げると、私の力だけでは、店舗兼工房を再建して、新たな仕事を職人へ発注し、商売を再開することが難しいからです。
高齢の両親が元気なうちに、生涯職人でありたいと願う父に作品を作らせてあげたい。お客さまと話すのが大好きな母に、再開した店で接客をさせてあげたいからです。
輪島塗は、修理することができ、とても強く、次の世代に受け継ぐことが出来ます。
私たちは、輪島塗のように、立ち直り、職人として 次の世代へ繋げていくことが使命だと思っております。
輪島塗は、完成までには120以上の異なる工程を経てでき上がります。この工程は分業制なので、多くの職人が関わっています。
当店は、独立している職人に発注する形をとっています。だから当店が復興に向けて動き出すということは、そういった職人を支援することにもつながります。
輪島塗の伝統を途絶えさせないためにも、輪島塗を作り続けたい。輪島で踏ん張りたいと思っています。
***************
本クラウドファンディングはALL-IN形式で行われます。目標金額に満たない場合もクラウドファンディングは成立となり、集まった金額に応じて当初プロジェクトに沿った内容を実行いたします。目標金額を超えて集まった場合は別途活動報告などを通じて使途のご案内をいたします。刻々と変わる状況に鑑みて、ページ内記載のプロジェクト内容が変更、遅延する場合もございますが、支援金の返金は行われませんのでご理解のほどお願い致します。一方で、完全に中止となった場合は返金致します。
READYFOR事務局:本プロジェクトは被災地で実施する緊急災害支援活動の関連プロジェクトです。被災地、被災者の皆様の状況等が変化する可能性がございます。被災地の情報に関する公的機関の発信、報道等もご確認下さい。
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▼プロジェクトの内容
▪️目標金額 500万円
▪️資金使途
・店舗兼工房・倉庫の再建
・ご支援への返礼にあたる輪島塗の製造とお届け
・職人への仕事発注
▼プロジェクトの展望・ビジョン
前述の通り、まずは桂月堂を再建するために本プロジェクトを成功させたいです。
地震発生後、日々の生活でいっぱいいっぱいで、クラウドファウンディングの立ち上げも遅くなりました。今さら始めても支援は集まらない、との声に悩みましたが「悩んでも仕方ない。とりあえずやってみる」と決心し、立ち上げてみました。
3月に鹿児島の百貨店の催事に参加しました。その時、多くのお客様が応援に来てくださり、泣きながら声をかけて下さりました。とても暖かい気持ちになると共に、たくさんの勇気を頂きました。
このプロジェクトを実行することも、多くの方々から応援や勇気を頂くことだと思っています。
再建に向けた課題は山積みですが、皆さまに商品をお届けする取り組みを通じて、解決の糸口を見つけて参ります。
皆さまの応援を励みに日々精進して参りますので、何卒ご支援の程よろしくお願いいたします。
桂木 治
- プロジェクト実行責任者:
- 桂木 治
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年6月30日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
能登半島地震で被害を受けた店舗兼工房作業を再建するために使わせていただきます。 また、皆さまへの商品お届けに向け、まずは商品の検品や最終化、職人への修理発注を行います。また、商売を継続するためにホームページでの販売の検討や、百貨店等での催事への参加等を行います。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトを実施する上でのリスクについて
- 現在、市内の工務店は非常に多忙な状況です。そのため、工務店の見積もりや打合せ時期が未定であり、店舗兼工房の再建時期については明言ができません。実のところ、店舗内の漏水修理もまだで、トイレも使えない状況です。
- リターンを実施する上でのリスクについて
- 避難で輪島を離れている職人がいたり、廃業した方がいたり、材料調達が出来なかったり、輪島塗を取り巻く状況は様々です。 そのため、新しい商品を一から発注し、作成するのは容易ではありません。 まずは、地震に負けなかった商品から皆様にお届けし、職人の方々の状況を確認しつつ新規発注を進めていきます。 新規発注の場合は、お届けまでに1年以上かかる可能性がありますが、楽しみにお待ち頂けますとありがたいです。
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 足りない資金については、生業支援制度の活用に加え、銀行からの借入を考えております。
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プロフィール
石川県輪島市新橋通在住「輪島塗 桂月堂」の2代目 桂木 治です。 桂月堂は 昭和50年1月1日創業で ちょうど震災の日が創業50年の記念日でした。創業以来、親方「桂月」を中心に職人一同 堅牢を旨とし、木地と漆に徹底的にこだわり、用と美を追求したモノ作りを行い、輪島塗を全国の方々にお渡ししてまいりました。
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リターン
3,000円+システム利用料
〈リターン不要な方向け〉お気持ち支援3000円コース
感謝のメールをお送りいたします。
- 申込数
- 53
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年12月
5,000円+システム利用料
〈リターン不要な方向け〉お気持ち支援5000円コース
感謝のメールをお送りいたします。
- 申込数
- 48
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年12月
3,000円+システム利用料
〈リターン不要な方向け〉お気持ち支援3000円コース
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- 48
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- 発送完了予定月
- 2024年12月
プロフィール
石川県輪島市新橋通在住「輪島塗 桂月堂」の2代目 桂木 治です。 桂月堂は 昭和50年1月1日創業で ちょうど震災の日が創業50年の記念日でした。創業以来、親方「桂月」を中心に職人一同 堅牢を旨とし、木地と漆に徹底的にこだわり、用と美を追求したモノ作りを行い、輪島塗を全国の方々にお渡ししてまいりました。