支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 30人
- 残り
- 40日
プロジェクト本文
自己紹介
ページをご覧いただき、ありがとうございます。社団法人treeAid 藤本陽子と申します。
私自身は、造園業を営んでいます。松を扱う職人ですが、高木伐採のクライマーでもあります。何が問題点なのかを的確に見て、樹木に誠実に向き会うことを大切にしています。
久米島の現状を見て、特殊伐採の専門家が必要な状況だと思い このプロジェクトを立ち上げました。
treeAidは、松枯れ対策の予算は、利潤を出す仕事ではない公益の仕事となり、会計を見える形にすることが必要と思い、法人設立しました。
プロジェクトを立ち上げたきっかけ
日本の一松守として、久米島の琉球松を守りたい一心で立ち上がりました。
久米島へ観光された方は目の当たりにしていると思いますが、かなり酷い状態です。松枯れは、マツ病材線虫病という、松の渋体内部の管類に線虫の増殖によって空洞が形成され、閉塞して枯れる線虫病で、この線虫を媒介するカミキリムシによって、被害が拡散します。
久米島で、最初の松枯れが発見されてから3年。他では類を見ない、恐ろしい程早いスピードで進行しています。気温が高い分、カミキリムシの活動期間も長いと考えられます。
久米島には、クメジマホタルなどの固有種が生息しており、殺虫剤散布が限られています。そのため、私がやろうとしていることは、松枯れの防除の線虫に感染したカミキリムシの拡散を抑えるための感染1年目の枯れ松の伐採作業です。
これまでも、この一年の間に、5回程久米島に訪れ、久米島町役場環境保全課、久米島の町議7名の議員の方々、沖縄県の松枯れ担当者とお話してまいりました。それぞれ 課題や問題点をまとめてきました。
大まかには、
久米島町側からは、
専門職がいない。従事できるだけの人がいない。予算が決められている。
沖縄県側からは、
久米島町のできる範囲の金額を出している。全国から専門家を呼ぶにしても、その渡航費などはどうするのか(税金からは出しにくい)
との回答をいただいております。
※私個人の今までの渡航費・旅費等は、全て自費で賄ってきています。
松枯れがここまで拡大してしまった原因は、
1. 初動の遅れ
久米島には林業組合がなく、木に関するプロがいないことから、このマツザイゼンチュウ病に関する知識がなく、危機感がなかったことが初動の遅れになったと思います。
2. 技術者不足
土木の延長線上の作業員が、チェンソー作業を請け負っている状態で、久米島の立地では、重機が入る平坦なところばかりではなく、斜面や山の中など普通の人では到底無理な伐採作業は放置されている状況があります。
3. 予算不足
町役場での回答は 感染木の把握すら追いついておらず、伐採技術者を呼ぶだけの予算もないのが現状です。
何年もかけて、県や国に交渉していけば予算は下りるかもしれませんが、現状をみるに、このままではもう2~3年のうちに、久米島の松は全滅してしまうとみています。何年も公的な助成を待っていられる時間はありません。早急に手をつけなければ、生態系も狂うでしょう。
県の担当者さんから、大学の先生方を呼んで指導してもらったことをお話しされていましたが、実労として動かなければ、被害を抑えることはできません。そのため、私が最後の砦だと思っています。
プロジェクトの内容
今回のプロジェクトでは、沖縄県久米島で広がるマツノザイゼンチュウ病による松枯れの拡大を止めることを目的に、感染木の伐採作業・燻蒸・焼却を進めるため、まず、その調査を実施いたします。調査と離島への渡航費などの旅費交通費・調査費用として、大切に活用させていただきます。
町役場では、危険木を優先しているとのことで、感染1年目の枯れ松を役所がどれだけ追えているのか今のところ不明です。なので、この調査から入らなくてはなりません。
|今後のスケジュールと、資金使途について
⚫︎資金使途
・調査費用 50~100万前後
・枯れ1年目の感染木の伐採作業費用 400万前後(1チーム)
クラウドファンディングでいただいたご支援金は、公式X上で、その用途と金額を公開します。
⚫︎今後のスケジュール
・枯れ1年目の感染木の特定と持ち主の特定。
町議の方との話の中で、島の全体の90%が町の敷地だと申されていたので、民間の敷地は10%。どのように進めていくのかは、町と今後協議次第です。
・今年の調査で1年目の感染木を把握できた場合、年明け 1~3月の間に伐採の実作業。
難易度の高い伐採作業はチーム作業になるので、4~5名で1つのチームをつくり、枯れ1年目の感染木の伐採作業を行います。
2チームあれば早く進められますが、調査を終えてみなければ、全体像は今のところ不明です。(数千万になる予想はしています)
それでも、早急に何とかしなくてはならないと思い、次に繋げたい一心です。県や国を動かすきっかけになればと思っています。
プロジェクトの展望・ビジョン
最初に、久米島には、森林組合なるものがないとお伝えしました。樹木に関するエキスパートがいないことが被害の拡大になっていると思います。調査が終わり、枯れ松伐採の実作業が進めば、島の人々と久米島ならではの森林組合の原型をつくっていくことができればと思っています。
沖縄県の本島でも 松枯れが広がっている状態なので、久米島の松枯れ対策が成功すれば、本島にも応用できるのではないかと考えています。
このプロジェクトの最終目標は、松枯れによって多量に失ってしまった琉球松たちの再生。
自分たちの島は 自分たちで守る。育種や琉球松の植林を地元の人たちの手によって行っていけるように。これは島の子どもたちの未来へと繋がっています。
そして松は、日本を代表する樹木です。久米島には、文化庁の史跡名勝天然記念物の五枝の松という美しい松があります。北海道の県木は、蝦夷松(エゾマツ)。そして沖縄県の県木は琉球松。日本の国土は、松に守られていると言っても過言ではありません。
今回クラウドファンディングを立ち上げたのは、早急に久米島の琉球松に対応するためだけでなく、より多くの人にこの現状を知っていただきたいのです。
国土の保全とは?環境保護とは?
私は、自然から生かされている国の在り方を、木々たちから問われていると感じました。
多くの方から支援をいただければ、地元の人々の勇気になり、県や国を動かす原動力になると思いました。私一人では 動かせなくても、全国の人々の関心が集まれば、声になれば、それは希望になります。そして、多くの人々の声が集まれば、動かないところを動かせると本気で思っています。
そして、クライマーと呼ばれるアーボリストの仕事をしている人たちへの呼びかけです。全国の松枯れ問題は、木を守るための仕事でもあると思うのです。私たちの持つ技術で、松たちを守ることができるのならば、これ程素晴らしい仕事はないのではないでしょうか?
このクラウドファンディングが成功するのか失敗するのか、多くの人が見ている中での挑戦は、私にとって、とても勇気のいることでした。
それでも美しい琉球松を守りたい。この国を守りたい。そんな気持ちが、私を動かしています。
松に関わるお仕事を生業として生かしてもらった事への恩返しと思い、矢面に立ちました。
日本の一松守として皆さんへのお願いです。ここを枯れ木の島にしたくありません。
どうぞよろしくお願いいたします。
※プロジェクト(調査)を実施するにあたり、土地の権利者より、許諾を得て掲載しています。
- プロジェクト実行責任者:
- 藤本陽子(社団法人treeAid)
- プロジェクト実施完了日:
- 2026年3月30日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
藤本陽子(社団法人treeAid)が、沖縄県久米島で広がるマツノザイゼンチュウ病による松枯れの拡大を止めることを目的に、感染木の伐採作業・燻蒸・焼却を進めるため、まず、その調査を実施いたします。いただいたご支援金については、調査と離島への渡航費などの旅費交通費・調査費用として、大切に活用させていただきます。
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プロフィール
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
3,000円+システム利用料
お気持ちコース
●感謝のメールをお送りいたします
- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年7月
10,000円+システム利用料
応援コース
●感謝のメールをお送りいたします。
●公式Xにて支援者様としてお名前掲載(希望者のみ)
- 支援者
- 17人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年7月
30,000円+システム利用料
全力応援コースA
●感謝のメールをお送りいたします。
●公式Xにて支援者様としてお名前掲載(希望者のみ)
- 支援者
- 5人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年7月
50,000円+システム利用料
【企業・団体様向け】全力応援コースA
●感謝のメールをお送りします
●公式Xにて支援者様・支援団体様としてお名前掲載(希望者のみ)
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年7月
100,000円+システム利用料
【企業・団体様向け】全力応援コースB
●感謝のメールをお送りします
●公式Xにて支援者様・支援団体様としてお名前掲載(希望者のみ)
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年7月
300,000円+システム利用料
【企業・団体様向け】全力応援コースz
●感謝のメールをお送りします
●公式Xにて支援者様・支援団体様としてお名前掲載(希望者のみ)
●進捗状況を現場にて説明いたします
※現地集合・現地解散となります。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年7月