【石崎町復興CFプロジェクト】

 

◆私たちの暮らすふるさと、石川県七尾市石崎町

　石川県七尾市石崎町は七尾市の西北に位置し、七尾湾に面した活気あふれる漁師町として古くから栄えてきました。

　

　石崎港

 

　石崎エビ、シャコ、ナマコなど漁師町ならではの特産品が町の名物で、観光客にも人気です。

　周辺には、和倉温泉を有し観光客が訪れ、年間を通して各地から人の往来が多く観光事業やスポーツ等の交流事業が盛んな地域でもあります。

　そして、なんといっても街の活力である『奉燈祭』はかけがえのない石崎町民の一大行事であります。

 

高台からの石崎町

 

地域の中心にある銭湯　弁天湯

 

石崎町メインストリート　

 

石崎奉燈祭

◆2024年1月1日、愛するふるさとの景色が一変…

　2024年1月1日16時10分、新しい年に期待を馳せた元旦、愛するふるさとの景色が一変しました。

　令和6年能登半島地震が発生。能登半島各地で甚大な被害をもたらし、七尾市も大きな被害を受けました。私達が暮らす石崎町のメインストリートである堂前広場を中心とした東西の通りは家屋被害をはじめ、道路の隆起、津波による被害など元あった地域の姿はそこにはもうありませんでした。

 

　

崩れ落ちた塀

 

被害を受けた奉燈が練り歩くメインストリート

 

町の宝である奉燈も

屋根や装飾が散乱し被害を受け

 

◆能登人と祭り〜石崎町の誇り　石崎奉燈祭〜

　能登の人にとって祭りは切っても切れないもの。祭りの為に能登に戻る。毎年夏〜秋にかけて熱い能登人の血潮を騒がす熱い『キリコ祭り』が各地で行われます。

　「キリコ（切籠）」とは、「切子灯籠（きりことうろう）」の略称で、石崎町では「ホートー（奉燈）」と呼ばれています。

　キリコは大きいものでは重さ２ｔ、高さ１５ｍにもなり神輿の通り道を照らす御神灯として担がれ、能登の祭りには欠かせないものとなっています。現在でも、おおよそ200近くのキリコ祭り伝承されており能登に暮らす人々の生活における心の支えでもあります。

　

能登町宇出津ーあばれ祭りのキリコー

▶石崎奉燈祭

石崎人にとって一年で最も大切な行事であり、生活の一部でもあるのが『石崎奉燈祭』です。

 

　もともと石崎八幡神社の納涼祭りで、京都祇園祭りの流れを汲むといわれる山車が繰り出されていました。しかし、度重なる大火で山車を焼失し中断を余儀なくされました。

　明治頃になり街に活気が戻り、能登の宇出津地区よりキリコを譲り受け、大漁や五穀豊穣の祈願とともに火を鎮める神事としたことから、「奉燈」を担ぐ灯籠神事として復活し、現在の形となりました。

 

　奉燈は高さ13ｍ、幅３ｍ、重さは２ｔあり、担ぐものとしては能登最大級です。ねじり鉢巻き、さらしに地下足袋姿の約１００人の海の男たちに担ぎ上げられ、「サッカサイ、サカサッサイ、イヤサカサー」と威勢のよい掛け声ともに漁師町を練り歩きます。

　

 

　中でも、西２区の大奉燈は、高さ13メートル58と石崎一の大奉燈であり、それを担ぎあげ乱舞する若衆の姿は、勇壮かつ華麗なものであります。

 

　奉燈の上には、花編み笠に色鮮やかな浴衣姿の「ピッピ吹き」によるお囃子がにぎやかに鳴り響き、その笛や太鼓、鉦の音に合わせて男衆が奉燈を狭い通りの軒をかすめるように勢いよく担ぎ回します。

 

　今回の地震で、町の宝である大切な奉燈や祭りの要となる八幡神社や堂前広場も大きな被害を受けました。

 

◆石崎町復興への歩み〜西２区青壮年会〜

 

▶西2区青壮年会の取組み

　石崎町の奉燈を継承する旧6町の中の1つである西2区。青壮年会は、地区の伝統である『奉燈祭』を始めとする行事運営やボランティア活動など様々な活動をしている団体です。近年では、県外の祭礼団体とも交流を行い、両地域における文化継承と交流人口の増加を促進させるための活動にも取り組んでいます。

 

▶富山×石川との祭りを通した交流事業

　2020年より、富山県にて祭りを若者たちで継承そして魅力発信を行う団体『越中祭青年会』と

交流事業を行ってきました！当時はコロナ禍で担い手不足やと今後の継承が危ぶまれる中、コロナ後の祭りでは共に手を取って祭りを守っていこうという言葉を合言葉に、昨年の祭りでは一緒に奉燈担ぎ、新しい継承へのカタチの一歩を踏み出しました。今回の地震の際にも、いち早く石崎町への物資の支援を行って頂き、祭りで繋がった富山との友情を再確認したと共に、感謝の気持ちでいっぱいでした。そして、富山、石川で共に復興へ歩みを踏み出し、祭りをやろう！と強い言葉を頂きました。

 

越中祭青年会との交流

 

富山にて奉登の担ぎ方体験会

 

▶復興への歩みと決意

 

　西2区では石崎町の中心である堂前付近に位置する町で『中町』とも呼ばれています。石崎の中心であるこの西2区から地域の復興を目指そうと、青壮年会一丸となって、今回のクラウドファンディング行うことになりました。

 

　先が見えない中でも、私達の心の中には必ず『奉燈祭』の存在があります。

　みんなでまた奉燈を担げる日を信じて復興への一歩を歩み出します。

　

 

※西2区青壮年会構成

・壮年会39人

・青年団18人

♢主な年間行事

 

２月　町会新年会

３月　若衆報恩講

４月　春祭り

６月　バレー大会

　　　青年団旅行

７月　奉燈祭り準備

　　　役員会

８月　奉燈祭

　　　奉燈祭慰労会

　　　盆踊り

９月　連合青年団慰労会

　　　レクリエーション大会

10月　秋祭り

　　　奉燈祭寄付のお返し配り

　　　恵比寿祭り

11月　卓球大会

12月　忘年会

 

 

◆資金の活用について

　今回、皆様から頂きましたご支援の方は、石崎町の地震被害の復興並びに奉燈の破損部分の修繕等に充てさせて頂きます。地域の活力である祭り開催へ向けての一歩として復興への道を全力で歩んで参ります。

 

◆最後に皆様へ

　この度は、本プロジェクト紹介を最後まで読んで頂きありがとうございます。私たちは震災を受け、ふるさとが変わる姿を見て悲しく、また悔しくて、どこに感情をぶつけてもいいのかわからず日々を過ごして来ました。それでも、やっぱりこの街が好きでこの街を愛し、どんなに辛くても心の中には祭りの存在があります。

　

 

『石崎奉燈祭』は、石崎町民にとって家族や仲間同様守るべき大切な文化であり、かけがえのない日常の一部でもあります。そんな日常を取り戻す

為に、西2区青壮年会一同前を向いて全力で取り組んで参りますので、温かいご支援お力添え何卒よろしくお願い致します。

 

石川県七尾市石崎町西２区青壮年会一同　

※プロジェクトページ内に使用している画像に

ついて、ご家族より掲載許諾取得済み

 

〜西２区青壮年会公式Instagramアカウント〜

▶活動報告等はこちらから↓↓

https://www.instagram.com/issaki.nakacho.houtou.smile?igsh=MWd6YXBxbmZjNmJlcg==

 

「本クラウドファンディングはALL-IN形式で行われます。目標金額に満たない場合もクラウドファンディングは成立となり、集まった金額に応じて当初プロジェクトに沿った内容を実行いたします。

 

目標金額を超えて集まった場合は別途活動報告などを通じて使途のご案内をいたします。

 

刻々と変わる状況に鑑みて、ページ内記載のプロジェクト内容が変更、遅延する場合もございますが、支援金の返金は行われませんのでご理解のほどお願い致します。一方で、完全に中止となった場合は返金致します。

 

READYFOR事務局：本プロジェクトは被災地で実施する緊急災害支援活動の関連プロジェクトです。被災地、被災者の皆様の状況等が変化する可能性がございます。被災地の情報に関する公的機関の発信、報道等もご確認下さい。」