
- 支援総額
- 1,002,000円
- 目標金額
- 1,000,000円
- 支援者数
- 12人
- 残り日数
- 終了しました
このプロジェクトは
2017年2月3日(金)23:00 に成立しました。
プロジェクト概要
はじめまして、高橋眞木夫です。秋田の銘菓や特産品の製造から販売を行う「四季菜」を26年前に立ち上げ、仲間と特産品の開発を進めてきました。5年前からは、その素材から自分たちの手で作りたいとベリー類の栽培も始めました。
私たちは、自然にやさしく、人にやさしく、社会にやさしいことが一番と考えています。育てる人、加工する人、販売する人、食べる人が繋がれる直売所を少しずつ始めてきましたが、より充実させ、心温まる場所を作っていきたいと思いプロジェクトを立ち上げました。
自然の中で食べた忘れられない瑞々しい果実はありませんか?それを秋田の中心街でいち早くお届けできるようになります。そしてその声をもとに、全国の皆さんにもより美味しい物を届けられるようになると考えています。ぜひこだわりの果実を使ったデザートを食べていただければ幸いです。
極上ベリーヨーグルトムース
私は、酪農家の長男に生まれ、乳牛と共に育ってきました。朝早くから牛の餌やりや搾乳、瓶詰、配達それから学校へという生活が高校卒業するまで続きました。それから、好きな車関係の仕事に就こうと親の反対も振り切り上京、仕事に就きましたが、都会の喧騒の中で自分を見失いかけていました。
自然の中で育った私は、外から見た秋田をいつしか慈しみ思いふける毎日でした。そんな時、両親が病気となり、帰郷の決断をしました。戻ってみると、わずか5年離れただけでしたが、秋田は都市化し、兼業農家が増加、農業の衰退が感じられました。
そこで、秋田から何か発信したい、地域の食材を大切にし守り続けたいと、県の総合食品研究所に研究室を借り、専門家や農家のグループと地場産素材での特産品の開発を始めました。総菜や特産品となる和洋菓子を作るなかで、地域との関わりも大切にしていこうと、チャリティのケーキ作りなども行ってきました。

一方で5年前からは、素材となる果物を「まきお農園」を立ち上げ、自ら作り始めました。北国秋田は、4ヵ月雪景色になります。その厳しい環境が農業の衰退が進んだ原因でもありますが、気候と高齢化で耕作放棄地は増大するばかりでした。耕作放棄地の再生と、自分たちでより安心できるものを作りたいと、始めたのがベリー栽培でした。


寒い秋田の気候はベリー種の栽培に向いていました。もともと山間地に存在する果実を品種改良した種の研究開発を進めており、お米との相乗効果があることも分かりました。抗酸化作用の強いベリー種として特許も取得しています。
そして、自ら育てたベリーと以前からの特産品を使った和洋菓子の技術を生かし、以前よりも多くの商品が生まれています。
▼まきお農園の連携農家で生まれた商品の一例
苺(夏あかり)を使用したタルト。タルト生地は、秋田県産あきたこまち米粉と国産小麦粉を使用しています。
アーモンドクリームとぱりぱりのパイ生地で焼き上げたデカ盛アップルパイです。通常の2倍の秋田県産りんごを使用しています。
大切に育てた有機栽培ベリーと秋田県産あきたこまち米粉を使用したクッキーです。
そんな四季菜・まきお農園は中心街区から車で15分程度のところに位置します。豊かな自然はすぐそこですが、市街地に入ってしまうと、なかなかそれを体感することはできません。
そこで、市街地に、連携農家・ものづくり会社と消費者を繋ぐ場所を求め、小さな売り場を2年前にオープンさせました。しかし、現在の店舗は約9坪の小さな売り場で、決して満足のいく広さではありません。限られたスペースでの買い物は、品数も限定され、私たちが目指したいコミュニケーションがある買い物、秋田の魅力発信ができません。
美味しさを届け、食から健康を目指し、人とのふれあい、若人への次世代へ繋ぐ場所として直売所を新しくオープンさせたいと考えています。改装の費用の一部を皆さまが集まる場所として、一緒に作っていければと思っています。
●お客さんからの声
・まきお農園の商品は添加物などほとんど使用していないし、地場産品を使った安心して食べれるのでうれしい!
・何を食べても美味しいのは、有機栽培で農薬不使用だから、味が濃厚!
・売り場が広くなれば、車いすも入れるし安心して買い物ができる。
・県外から来ているので、観光案内や物産の紹介も欲しい、できる事なら視聴覚で確認できるのが望ましい
直売所:エリアなかいち商業施設内(秋田市中通り2丁目4-3)

秋田の中心街区には大手の流通小売業が多く存在しています。ただし、売り手と買い手でコミニケーションがあるわけではありません。中心街に心の触れ合いができる直売所を充実させ、人の輪をつくっていきたいと思っています。
私は現在67歳となり、孫が11人います。この子たちが大人になったときどうしてこんな自然環境になったのか、どうして歯止めがかからなかったのか、私たちは絶対後世に残したくはありません。
人は住まう土地の恵みを食べ、四季折々の食事をすることで、生きてきました。しかし、便利になり、どこでも世界の食品が手に入る世の中で、地域で採れたものを、食べるという考えは少なくなってきました。
自然界からの贈り物ものである食の大切さや、育む価値と楽しさを感じてもらい、これから先も日本の自然と農業を守りたいと思っています。直売所がその想いを伝える一歩となりますように、取り組んでいきます。ぜひ、そんな場所を作るのに力を貸してください。
