長野県の被爆者に願いを聞き取り、未来につなげたい！

石井さんにお話を伺いました！
東京大空襲を世田谷の自宅で目撃し、その後19歳で広島の暁部隊に配属となったそうです。４ヵ月の訓練を終えた８月６日の朝、厚手の軍服を着て異動を待つなか、閃光があったそうです。
左顔面などにやけどを負い、翌日には負傷者の集まる国民学校で２ヵ月ほどの治療を受けたそうです。
その後、東京の実家に戻ったそうですが、家族は広島への原爆投下を知り「もうダメだと思っていた」と言っていたそうです。
結婚して子どもができたことで、被爆者だと周囲に話しもできるようになっていったとのことでした。

当時在住だった八王子の被爆者の会では、被爆60年の証言集作成にご尽力され、ご自身の体験も執筆されていました。証言集に書かれた体験を生で聞くことで、よりリアルに当時の様子が思い浮かびます。
「核兵器は廃絶しかない」静かで力強い石井さんの言葉に、私たちも思いを強めたところです。