プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

スイスの時計技師François-Paul Journeさんがつくった時計を見たことで

やりたいことをずっと模索していた私に一つの目標ができました。

 

それは、時計をつくれるようになること

 

数十年、数百年、誰かの手の上で時間を刻み続ける。そんな時計を作りあげたい。

 

 

ページをご覧いただきありがとうございます。慶應義塾大学4年の和田啓佑と申します。時計を作れるようになるため、1年前から自宅で時計の勉強をしています。


そしてこの度、ある目的のために、クラウドファンディングを立ち上げました。

 

それは、将来、時計学校をつくろうと考えている世界的に著名な時計師François-Paul Journe(フランソワ=ポール・ジュルヌ)さんのもとへ伺い、「あなたから時計づくりを学びたいです」という熱意をお伝えすることです。

 

しかし、本人とお会いできる保証はなく、お会いすること自体が、挑戦になります。

 

無謀だと思われるかもしれません。意味不明だと思われるかもしれません。

 

それでも「今」「直接」スイスに行って、お話しできないかチャレンジしたい。その気持ちが私を突き動かしています。どうか応援をお願いいたします。

 

時計づくりの実態と、私の想い

 

ジュルヌさんによれば、時計製作の状況は1990年代以降一変し、現在時計師が自ら部品を作り、組み立てるようなことは、わずかな人数を除いてどこもしてはいません。設計、パーツ製作、組み立てが、それぞれ分業化されてしまっているのです。

 

時計学校のカリキュラムも、設計と組み立てにコースが分かれており、すべて作れるようになるには、自ら学ぶか、ごく限られた独立時計師に弟子入りするしか方法がありません。

 

つまり、一人で一からつくる、ということはほとんど例がないのです。

 

ですが私は、時計をゼロからつくるプロセスのなかに、極めて価値の高い気づきや発見があると思います。時計を購入したり、集めたりすることよりも、この「つくるプロセス」に大きく心惹かれています。

 

だからこそ、17世紀からの流れを受け継ぐスイスという場所、その空気、その思考に触れたいのです。

 

あの感動と衝撃が忘れられず

 

時計をつくりたいと思ったのは、ジュルヌさんの本と出会ったのがきっかけでした。

 

大学の図書館で表紙カバーが外されている本があり、手にとりぱらぱらめくっていると、あるカラー写真が目に飛び込んできました。

 

ジュルヌさんの生み出した、Tourbillon Souverain(トゥールビヨン・スヴラン)。「君主」の名を冠した、銀色の機械式腕時計。

 

美しい。なんだこれは・・・

時計のことは何もわからないけど、言葉にできないような感動と衝撃がありました。

 

その後その本を貸りて、一日中読み続けました。「私も美しい時計をつくってみたい」という気持ちが湧き起こってきたのです。

 

大学時代、色々なことに手を出しては「何かが違うなあ」と感じたり、私の未熟ゆえに失敗ばかりしてきてましたが、この時「これだ、これがやりたい」本気で感じました。

 

それまで時計に全く興味がなかったわけではありません。

広い意味での最初の出会いは、幼少期のピアノの発表会で弾いた「大きな古時計」。祖父へ捧げた曲でした。結局、ピアノはすぐやめてしまったのですが、この曲だけは手が覚えています。

 

また、中学の入学祝いに両親から時計を買ってもらったり、成人の際にも、祖父の形見の機械式時計を父から譲り受けました。

 

残念ながら、祖父はすでに亡くなっていましたが、私はこのとき「歴史が繋がった」「時間を超えた」感動を覚えました。

 

この2つには愛着があり、現在も毎日交互につけ続けています。

 

こうしたことを振り返ると、ある意味、昔から無意識のなかに時計への興味があったのかもしれません。

 

時間を超えるといえば、神輿もそうでしょう。

 

時計をつくるにはどうしたらいいのか調べました。

 

すると、日本の修理専門学校や、スイスの時計学校に入学する、といった選択肢があることがわかりました。しかし正直、教育費などで両親に迷惑をかけてきていることもあり、現実的ではありませんでした。

 

そこで、自分で働いてお金を貯めつつ、まずは情報収集しながら独学ができないかやってみることにしました。まず就職する。並行して独学。お金が貯まって「いけそうだ」となれば、スイスや日本の時計学校を考えよう、と。

 

就職活動では「時計をつくりたい、その資金のために就職する」という思いがあり、それを満たせる企業を選びました

 

情報収集・分解組み立てしつつ基礎的な機構の勉強

 

まずは何もわからなかったため、時計関連の基礎的な勉強をはじめました​。

 

まずは時計に触ってみよう、ということで、分解組み立てのために必要な最低限の工具を揃え、安価なムーブメントを取り寄せ、壊したりしながら構造を把握しました。

 

並行して、時計専門学校の体験講座に参加し、そこにおいてある道具や器具の操作などを覚えたり、時計の技術に関する洋書を取り寄せたり、古い時計の本を神保町で漁って読んでみたりしました。

 

そんなことをやっている中、偶然知り合った時計技術者の方が「もしよかったら、基本の手ほどきをしますよ」とご連絡くださいました。

 

そして大変ありがたいことに、複数回に渡って分解と組み立て、内部機構の洗浄と注油、時計の精度の調整方法の基礎など、様々なことを直接教えていただけたのです。このとき、時計修理とは何をすることなのか、ざっくりとではあるものの、全体像を知ることができました。

 

修理技術と時計をつくる技術はイコールではないのですが、全く知識がなかった私にとってはひとつの道筋が見えた気がしました。

 

また「日本の専門学校は修理のカリキュラム中心で、時計の製作については独学するほかない」ということも知ることができました。

 

その後、幸運にも別の時計技師の方と出会う機会にも恵まれ、スイスの事情や、仏語の時計関連書籍の情報など、様々な話を聞くことができました。

 

しかし話を聞くうち、本当に自分に時計がつくれるのだろうか、という不安も覚えるようになりました。

 

スイスの時計学校の生徒は、16歳といった年齢から勉強を始め、しかも時計に触れられる環境で育ってきています。

 

それに比べ、工学などの学問を学んだわけでもない自分が、今ゼロからスタートしてやっていけるのだろうか。

 

大学に通いながら悩む日々が続きました。

 

最初は最低限の道具を揃え、廉価なムーブメントを購入し、ひとまず分解組み立てをしました。


スイスの独立時計師の一言に背中を押されて

 

しかし、昨年、スイスの著名な独立時計師、アントワーヌ・プレジウソさんにイベントでお会いしたとき、「頑張って。応援するよ!いいかい、いい時計師の3つの条件を忘れないで。Passion, Patience, Persévérance(情熱、忍耐、粘り強さ)だ」とお話ししてくれました。

 

天才時計師なのに、「忍耐」にまつわる言葉がふたつもあるのだから、時計づくりとはよほどの精神力が必要なのだと感じました。

 

その言葉に背中を押され、私は決心しました。

 

やっぱり、ジュルヌさんに会いたい。思いを伝えたい。大学生活も残りわずか、きっと今行かなければ、一生後悔する。そう思いました。しかし、そのためのお金がありません。だからこそ、もし少しでも応援してくださる方がいるのなら、頑張りたい!そう思いクラウドファンディングに挑戦することを決めました。

 

なんの実績もない日本の若者に、お会いしてくれるのか。たくさん不安はあります。ですが、今行動したい、という思いが強いのです。

 

 

アントワーヌ・プレジウソさんに片言のフランス語で
話しかけ、ご助言と応援を頂いた際の写真


時計技師ジュルヌさんを訪問するため、スイスに渡ります

 

皆様から頂いたご支援で、2018年3月11日〜20日の1週間スイスに渡航します。

 

ジュルヌさんの会社に事前にアポイントを取れないか連絡し、お会いできないか試みます。

また、フランス語で書いた手紙も持参しお渡ししたいと考えています。

そのためだけに行きます。

 

現段階で、ご本人に会える保証は【ありません】。

 

アポが取れなかった場合、ご本人に会えるまでは(通報されないレベルで)粘り強く待ったり、ジュルヌさんの会社の方に交渉します。

 

それでもダメなら、会社の方にジュルヌさん宛ての手紙を「絶対に渡していただきたい」と託す、という泥臭い方法を考えています。

 

少なくとも、スイスに「何かしらの爪痕」を残して帰るつもりです。現地、そして自分の「情報の配列」を変えてきたいです。

 

<渡航スケジュール予定>

日時:2018年3月11日 ~ 3月20日(滞在は12日〜19日) 

場所:スイス ジュネーヴ

 

 

実は、私は海外に行ったことが一度もありません。旅行も含めてゼロです。頭のなかだけにあった「海の向こう」を一目見たいという気持ちもあります。

 

そこでの心境や私が学んだこと、感じたことを、メールやお手紙や動画、そして帰国後のプレゼンテーションで皆様にお伝えすることができればと考えております。

 

そして、そうした一連の体験すべてを糧に、今後の生活を送っていきたいと思います。どうか応援をよろしくお願いいたします。

 

<費用の内訳>

航空券(往復):74,000円

宿泊費:70,000円

交通費:12,000円

雑費:8,000円

Readyfor手数料(税込):36720円

 

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