プロジェクト概要

シリア内戦から逃れイスタンブールへ移り住んだシリア難民たちの現実を伝えたい!

 

初めまして、WorldlLink代表の山中翔太郎と申します。WorldLinkではITを活用してシリア難民を支援するプロジェクトを行っていて、オンラインを通じてIT業務をシリア難民にアウトソーシングしたり、シリア難民によるオンラインアラビア語講座を開いたりして、シリア難民に雇用を提供するサービスを展開しています。 私は、ゴールデンウィークにイスタンブールを訪れ、50人近くのシリア難民と話してきました。イスタンブールに暮らすシリア難民が口を揃えて言うこと、それは「世界は私たちのことを知らない。支援が届かない」ということ。都市に暮らすシリア難民の窮状を如実に表すものでした。

 

難民キャンプとは異なる大都会イスタンブールに暮らし、国連からもトルコ政府からも支援を得られずにいるシリア都市避難民の現状を伝えるべく、現地に学生を派遣してシリア難民と生活を共にするプロジェクトを企画したのですが、そこで皆様のご支援をいただきたいのです!  

 

(イスタンブールの情景)

 

長期化する内戦、人口の1割が難民に

 

2013年7月5日時点で国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によって確認されたシリア難民の数は181万人を超えたとされ、200万人をすでに超えたとする推計もあります。シリアの総人口が2200万ほどであることを考えると、実に一割弱の国民が国外に難民としている逃げている計算になります。難民の数は勢いを増しており、試算では2013年末には300万人が難民になるとされています。

 

そんな状況下、トルコには41万人以上のシリア難民がいて年内に60万人に迫ると予想されています。

 

「難民キャンプの外=支援の外」

 

現在トルコにおいてキャンプに住むシリア難民は20万人前後で、残りの22万人強は都市部に住んでいるとされています。なぜ、難民キャンプに住まないのでしょうか?

 

(UNHCR資料:右下の数字はトルコ都市部に住むシリア難民を表す)

 

原因として、トルコにおける難民のキャパシティが急増する難民に追いついておらず、家族連れ、子ども、高齢者が優先的にキャンプに入れられて、溢れてしまう難民が大勢いることがあります。しかしながら、キャンプ内での生活が過酷であったり、雇用などの理由で自らの意思で都市に移ろうとする難民たちも決して少なくはありません。そして、一抹の不安を抱いて都市部に出てきた難民たちは、国連やトルコ政府から見えづらい存在となって支援の輪から外れてしまうのです。

 

イスタンブールで困窮するシリア難民

 

文字通り着の身着のまま都市部に出たシリア難民には多くの困難が立ち向かいます。まず、不動産が買えず路頭に迷う難民も少なくありません。シリア人というだけで家賃を倍にされることもしばしばで、運良く住む所が見つかっても広い部屋が確保できず、二間に4家族15人が住むのも珍しくないそうです。

仕事においても問題はあります。たとえ高学歴で英語が話せて何かしらの資格を持っていたとしても、その資格が認められず、トルコ語の壁もあって相応の仕事を得ることは絶望的です。仮に仕事を得られても、勤務時間は現地人の1.5倍働かせられて給料は半分から四分の一にされてしまうことがほとんどです。社会保障も、子どもに教育を受けされることもできないといいます。
 

シリア難民を絶望感から救いたい

 

そんな状況を聞いて、2013年2月最先端のICTビジネス・技術と緊急・人道支援を結び付けたいと思い、WorldLinkを設立しました。けれど、難民の人たちを支えるプロジェクトを立ち上げたのに、いま目の前にいる彼らに何もできない自分たちに悔しさを覚えました。世界に知られることもなく、その状況を変える術を持たない彼らの状況を何とかできないだろうか。こうしてWorldLinkのシリアメンバーと考え出したのが、このスタディツアーというプロジェクトでした。

 

(スタディツアーのイメージ)

 

学生主導のスタディツアー

 

「世界遺産イスタンブールでシリア難民支援スタディツアー」では、主催者の私ではなく学生自身が積極的にイスタンブールに住むWorldLinkのメンバーと連絡を取りながら以下のようなプログラムの計画をたてています。

 

【渡航前の情報収集】
・シリアに関連する文献調査
・シリア専門家やジャーナリストへのインタビューや情報収集

 

【イスタンブールでの活動】
・シリア難民家庭にホームステイ
・在イスタンブール難民支援団体のヒアリング
・難民支援NGOでアクセサリー作成ボランティア
・難民の子ども向けの学校で日本文化教育を紹介
・難民の子ども向けの学校で受験支援ボランティア

 

(現地トルコ人により構成されるシリア難民支援NGOのInsan)

 

【帰国後の報告など】


・ジャーナリストや専門家への現地情報のフィードバック
・10月5日(土)6日(日)開催のグローバルフェスティバル2013参加

 

しかしながら、上記のようなプログラムの実行には様々な費用がかかり、資金的に厳しい状態です。

 

プロジェクトのもたらす3つのインパクト

 

1. シリア難民の雇用拡大
 イスタンブールでシリア難民が雇用の面で困難に直面していることは前述しましたが、実際に雇用の面においてどのような制約があるのかなどは未だ情報が不足している状態です。現地での情報収集を通じて、WorldLinkをはじめ多くの日本企業がオンライン雇用をシリア難民に提供する上で必要な知識が揃えば、困窮するシリア難民に雇用をより提供しやすくなります。

 

2. スタディツアー継続実施
 今回だけのスタディツアーでは現地でのコネクションや情報収集を効率的に行うのには十分とは言えません。継続的にツアーを実施することにより現地でガイドを依頼しているシリア難民にも継続的に雇用を与えることができます。そのサイクルを、今回を皮切りにノウハウを蓄積する上でも開始させることができます。

 

3. 都市避難民という問題を世界に発信
 本プロジェクトは渡航前の情報収集の段階から様々なシリア専門家の方やジャーナリストとコンタクトをとっており、難民キャンプだけではない都市避難民の問題を世界に発信する素地があります。

 

スポンサーへの引換券(リターン)

 

・WorldLink学生特派員による現地報告ルポ・写真、メール配信

・シリア女性避難民による刺繍の手工芸品販売を通じた雇用支援の団体、イブラ・ワ・ハイト提供のアクセサリー

 

 

「イブラ・ワ・ハイト」facebookページ

 

・オリーブとローレルからできたオーガニックな「アレッポ石鹸」

 

 

 

 

・20代のトルコ人、シリア人から構成されるイスタンブールのNGO Insan

 そこでチャリティ販売されているシリアのアクセサリー

(※アクセサリーの資金はシリアへの救急車購入代金に充てられます)

 

 

イスタンブールのNGO「Insan」facebookページ

 

 

・写真展開催などの活動を通じてシリアの今を伝える団体「シリアの情景」

 が撮影したポストカード

 

「シリアの情景」facebookページ

 

・WorldLink無料オンラインアラビア語・英会話レッスン(シリア避難民より)

 

 

 

参照リンク


◆朝日新聞WEBRONZA国際面「銀座で職を得た若きシリア難民」
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/special/2013051800002.html?iref=webronza

◆「志」のソーシャル・ビジネス・マガジン
オルタナ「シリア難民に銀座のIT企業が業務委託」
http://www.alterna.co.jp/11063

◆Yahooニュース「シリア難民に銀座のIT企業が業務委託」

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130523-00000301-alterna-soci

◆社会起業大学での講義「IT、SNSを活用した国際協力・難民支援」
http://socialvalue.jp/short/glb/index2.html

◆Website

http://worldlink2013.jimdo.com/

 

 

主催者

 

山中 翔大郎 WorldLink 代表

1986年生まれ、26歳。2011年一橋大学大学院社会学研究科修了後、米系金融機関勤務を経て、IT政策コンサルタントとしてコンサルティングファームに勤務。
学生時代にはマニラの女性移民支援NGO、国連広報センターでインターンシップとして勤務。
2013年2月、最先端のICTビジネス・技術と緊急・人道支援を結び付けたいと思いWorldLinkを設立し、代表を務める。


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