平手 隆之

1996年4月から一貫して保険会社に勤めていますが、既存の保険の仕組みに限界を感じてきました。本来保険で最も重要なのは、契約者・保険会社間の信頼関係であるはずなのに、必然的に生じてしまう「相互不信」。海外ではこの構造的な「相互不信」を克服すべく新しい形態での会社が、インシュアテック企業として次々と登場しています。日本でもおそらく多くの人がこの問題を解決すべく、すでにチャレンジしていると思います。(そうでなければとても残念です。)でも、多くの障壁に阻まれ、なかなか相互に信頼しあえる理想の仕組みの構築が実現できないのでしょう。自分もこれから多くの壁にぶつかると思います。でも、それを何とか克服して、「相互不信」が生じない保険的仕組みを創るのは、長くこの業界に身を置いてきた自分の使命ではないかと感じています。

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