奈良市高畑町|土塀のある街並みを残し、文化事業の発信地にしたい
- 支援総額
- 3,494,000円
- 終了日
116%
はじめまして!奈良市高畑町の歴史建築「藤間家住宅」でアートスペースを運営する佐久間信悟です。高畑は歴史とアートに縁のある場所です。ここはかつて春日大社の神官が住む町として栄えていました。社家町と呼ばれ、土塀に囲まれた広い庭に、神木や小さなお社のある屋敷が何軒も立ち並んでいました。ずっと昔、鹿島神宮から白い鹿に乗りやってきた神さまの従者2人の子孫から社家が増えていったそうです。明治以降神官の数が減ると、美しい町並みに魅かれたアーティストが集まってきました。志賀直哉や入江泰吉をはじめ、画家、小説家、音楽家がサロンを開き交流します。しかし彼らも離散。趣のある土塀の景観も少しずつ近代的なものに変わっていきました。今日、この地に集まった私たちは高畑新世代です。今もこの静かな町の近辺にアトリエ、ギャラリー、美術館、移住してくるクリエイティブワーカーが多いのは、引力のような魅力のせいなのかもしれません。