吉備津神社

吉備津神社は、岡山県北区吉備津に鎮座し、大吉備津彦命を主祭神としてお祀りする山陽道屈指のお社です。御本殿及び拝殿は国宝に、御竈殿や北随神門、南随神門は国指定重要文化財に、全長約360mに及ぶ廻廊は岡山県指定重要文化財にそれぞれ指定されています。
ご祭神は第七代孝霊天皇の皇子にあたり元のお名前は「イサセリヒコ命(以後:命)」と申し上げます。命は武勇の誉れ高いお方で、古事記にも第十第崇神期に四道将軍のひとりとして登場し、吉備国の総祖神としても広く崇敬されています。
命の温羅退治は、昔からこの地に伝わる神話で、あの桃太郎のお話しのもとになったとも云われています。吉備津神社には矢立神事や、鳴釜神事、吉備津彦命の凱旋を豪勢なお膳で祝ったといわれる春と秋の七十五膳据神事などが祭事として今に伝わっています。

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