前田太郎(慶應義塾大学特任助教)/Keio IAB

千葉大学理学部生物学科卒業 四年生の卒業研究の時にウミウシを研究している平野義明先生のラボに所属し、初めてウミウシと向き合う。千葉大学大学院自然科学研究科博士前期課程に進学し、盗葉緑体現象を示すウミウシ「嚢舌目」の進化系統解析を行う。博士後期課程では東京海洋大学の海洋科学技術研究科 博士後期課程に所属 丸山正先生(海洋研究開発機構プログラムディレクター兼任)の指導のもと、嚢舌目ウミウシチドリミドリガイの葉緑体源となっている藻類を解明し、野外環境での光合成と摂食への依存程度を解明した。博士号(海洋科学)取得後、大学共同利用法人「基礎生物学研究所」にてNIBBリサーチフェローとして就職。昆虫類の共生細菌のゲノム解読を行いながら、ウミウシの研究も進める。2020年に龍谷大学博士研究員。2021年から慶應義塾大学先端生命科学研究所 特任助教。

  •  全て表示する≫