中南秀将

2004年東京薬科大学薬学部を卒業後、同大学院薬学研究科修士課程・博士課程を経て、2009年に黄色ブドウ球菌の消毒薬耐性に関する研究で博士(薬学)の学位を取得。皮膚感染症との出会いは大学4年の卒論研究。皮膚科医から伝染性膿痂疹(とびひ)患者の検体をいただき、代表的な薬剤耐性菌であるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の研究に着手。学位取得後、同大学病原微生物学教室の助教となり、病院のMRSAと皮膚感染症などの市中のMRSAの違いについて研究する。2014年に同教室の講師となり、米国ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院にて1年間研究留学。帰国後、2018年から東京薬科大学病原微生物学教室の准教授となり、本邦において重症皮膚感染症の原因となるMRSA(強毒型MRSA)の急増を明らかにする。2021年に同大学臨床微生物学教室の教授に就任し、現在に至る。

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