
井上博文が1967年に帰国後、「羽衣」で文部省芸術祭奨励賞を受賞し、1968年に「井上博文によるバレエ小劇場」を開始。その後、井上博文バレエ団を結成しました。国内外の優れたダンサーや振付家を招き、舞踊と美術・衣裳の総合的な芸術性を重視した舞台制作に取り組んできました。クラシックバレエに加え、ネオ・クラシック・バレエ、日本舞踊、スペイン舞踊を取り入れた創作活動を展開。1983年に財団法人井上バレエ団、2011年に公益財団法人に改組されました。 1988年の井上博文急逝後も活発な公演活動を続け、世界的に著名な美術家ピーター・ファーマーによる舞台美術や、海外からのゲストダンサー招聘が特徴です。 2012年からは「アネックスシアター、次世代への架け橋」公演で、小作品の復活上演や若い作家への作品依頼に注力。また、デンマーク王立バレエ団との協力でブルノンヴィルスタイルの継承と普及にも努めています。