大西輝尚(自助装置研究所LLP代表)

 都市化の進む現在では、常にウイルスや放射能の脅威があります。その際には在宅などで、遠隔仕事をしなければならないことがあります。また、高齢化した時や障害を持つ場合には、近くの仕事といえども、自分でしなければなりません。このような場合には、分身といえる配偶者や子供などが傍にいて欲しいと思います。そのためには、アバターと呼ばれる機械が準備された社会が必要です。このアバターを、作業介助服として完成する予定です。基本的には、部品を組み合わせて、誰でもDIYできるようにすることを目指しています。私は、この作業介助服を「テレプレイヤー」と名付けています。人類は、弓矢・牛犂・車・コンピューター・アバターという分身操舵機械の系譜をもつと考えられるので、自分の分身が、身近から遠方までの作業をこなすようになれば、自助率が向上します。このようなことを考えながら暮らしています。

  •  全て表示する≫