ゼロ・ヒガシダ

私は、1958年、広島で生まれた被爆者2世の彫刻家です。東京芸大の大学院を修了したのち、NYでアートの勉強をするため渡米しました。
2001年にNYにて同時多発テロに遭遇。以後私を含め、移民に対して「お前は敵か味方か」とした集団をだんだんと狭くしている雰囲気を感じました。こうした差別と偏見が戦争を招くのです。アーティストとは、時代の目撃者であり、その場で感じたこと、訴えたいことを作品で示すべきとあらためて確信し、それは子供の頃から身近にあった、被爆地ヒロシマからの平和へのメッセージとも重なりました。以降、個人の活動とは別に、「平和へのアプローチ展」として各地で美術展を開かせていただいており、多くの方々に平和への関心を高めていただいております。

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