中村 八千代(ユニカセ)

「貧困の連鎖」を断ち切るため、恵まれない環境下で育った青少年が新しい人生を築くことを目指すソーシャルビジネス「ユニカセ・レストラン」を2010年にフィリピン・マニラでオープンしました。路上生活、虐待や育児放棄などの過去を持つ青少年たちに、働くことで社会の一員となるきっかけを提供しています。
この10年、青少年たちは過去のトラウマを克服しながら地道な努力を重ね、徹底した衛生管理と健康を意識した料理を提供するレストランの先駆けともなり、2017年から現地の「ベストヘルシーレストラン賞」を毎年受賞するまで成長しました。
また、過去の生い立ちでなく自らの努力で明るい未来を創るロールモデルとして青少年たちが働く姿を今なお貧困の犠牲となっている子たちに見てもらうイベントを実施したり、貧困層の母親向けに食事で疾病予防する食育を継続し、次世代の子どもたちの心と体もサポートする地域密着支援を行っています。

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