福島原発被災地に未だ残されている猫たちの保護・見守りを!

福島原発被災地に未だ残されている猫たちの保護・見守りを!

支援総額

2,130,000

目標金額 1,000,000円

支援者
274人
募集終了日
2020年7月19日

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2020年07月08日 12:32

幸せになった被災わんこ、それぞれのストーリー

 「かつらお動物見守り隊」T隊員です。

 

 千葉市在住で、東日本大震災前から地元で動物保護活動をしているほか、 震災後は福島の被災地にも定期的に通い、給餌や保護、T.N.R(不妊手術して放す)などを継続してやっています。

 現在、自宅には福島の猫を含めて10数匹保護、里親探しをしています。

 

 ところで、このクラウドファンディングの記事では、これまで保護猫の話が多かったのですが、私たちはもちろん犬も保護しています。

 

 ただ、私自身を含め、家庭環境や仕事上どうしても自宅での保護が不可能な隊員ばかりなので、そこは預かりさん頼みとなってしまいます。(医療費、その他飼育費は隊の資金から出しています。)

 

 頼みの綱となっているのが、震災直後からのボランティア仲間、東京都A市在住の、A夫妻です。

 

【葛尾村の「あめ」くん】

 2013年春に葛尾村で産まれた「あめくん」

 原発事故で双葉町から避難してきた住民の方が、避難の途中で葛尾村のM本さんのところに置いていったセッターの「チャッピー」が、M本さんの飼い犬「ロッキー」との間にもうけた6匹の子犬の一匹です。

 お他の兄弟がすくすく育つ中、あめくんはあまり大きくならず、少し遊ぶと疲れてしまい…、病院で見てもらうと「心臓に雑音がある」と言われてしまいました。

 

▲「どうしてボクだけほかの兄妹より体が小さいんだワン」

 

 それからは、2軒の預かりさん、数軒の動物病院を経て、A夫妻に預かってもらうと同時に、大学病院で検査を受けることができ、心臓と肝臓に先天性の欠陥があることがわかりました。

 

 このまま手術を受けないと心臓が肥大し、1歳になるかならないかで、苦しんで死んでしまう。でも、手術が成功する可能性は5分5分。大きな賭けでした。でも、私たちはあめくんの可能性に賭けました。

 

 そうして、6時間に及ぶ心臓手術を経て…、あめくんは健康な体と素敵な家族を手に入れました!!

 

▲「ボク、がんばったワン! みんなありがとなんだワン!」

 

 現在、東京から遠く離れた石川県の里親様の元で、先輩わんこと一緒に、元気に楽しく暮らしています。

 

 あめくんは私たちに諦めないことの大切さ、どんな命にも可能性があるということを教えてくれました。それは今でも私たちの原動力になっています。

 

▲「石川県ってところで暮らしているワン!」

 

【豆柴の「まめ」ちゃん】

 まめちゃんは2018年春、浪江町を放浪しているところを赤間さんに保護されました。誰かが遺棄しに来たと思われます。

 

▲どうみても、純血種です。「ワタシ、捨てられたんだワン」

 

 室内での生活に慣れるため、またもAさんに預かっていただきました。

 軟便やアレルギーといった問題があったもののすぐに里親さんが決まりました。

 浪江を放浪していた犬が、今は都内のセレブな街で幸せに暮らしています。 

 ただ、セレブな街なので、動物病院の医療費も高く、トライアル中は隊員がかかりつけの病院に連れて行くこともありました。(医療費、アレルギー食の費用はかつらお動物見守り隊の資金から出していただきました。)

 

▲「こんなに愛されて、こまっちゃうんだワン」

 

【ミニチュアピンシャー「ピー」ちゃん】

 ピーちゃんは、福島県の原発被災者の高齢者がペットショップで買って、被災者用の住宅で飼育していたようです。その方が亡くなり、息子さんが引き取ったようですが、子犬の時にちゃんとしたしつけや社会化の訓練ができていなかったせいか、「手に負えない」ということで、2018年春に赤間さんのシェルターに持ち込んだそうです。

 

▲赤間さんとピーちゃん。「赤間のおじちゃん、大好きなんだワン!」

 

 2018年7月7日、里親探しのため、私たち「かつらお動物見守り隊」でお預かりし、またしてもAさんにお世話をお願いすると…、次々と問題が出てきました。

 まず、自分の尻尾を噛んでします。それも傷ができるほど。断尾手術をしましたが、その手術跡も噛んでしまうため、3回くらい縫い直したと思います。尻尾が噛めないくらいに短くなると、前足を血が出るほど噛んでしまうため、エリザベスカラーを24時間装着しなければなりませんでした。

 

▲「Yねえちゃん、ボクのお洋服もいっぱい作ってくれたんだワン!」

 

 音にも敏感で、車の音、人の声に反応して激しく吠えてしまう…。興奮してしまうと、なかなか静まることができず、そばにいる人を噛んでしまう…。

 こんなんでは里親募集はできないと、頭を抱えてしまった私たちは、「ハナ動物病院」の太田先生とドッグトレーナーの田中さんに救いの手を求めました。

 

 いろいろな検査の結果、強度のアレルギーがあることがわかり、また興奮が冷めずらい脳の欠陥があるのではということで、投薬による治療を始めると同時に、認知機能を高めるための訓練をAさんが毎日行ってくれました。

 

 その効果もあってか、だいぶ落ち着きが見られるようになり、先生からも別犬のようになったとお墨付きをいただきました。そうして赤間さんからお預かりして1年半、ようやく里親募集を開始したところ、ピーちゃんのすべてを受け入れてくれる里親様に出会うことができました。

 

▲「ボク、ずっとの家族が見つかったんだワン!」

 

 5月の連休にトライアルに出て2カ月、すっかりご家族になじんでいます。

 それでもまったく問題がないわけではありませんが、里親様もいろいろと工夫をしてくださっています。また、都心にお住まいということで、ハナ動物病院への通院、田中トレーナーの出張訓練も続けてくださり、まさにピーちゃんにとってはこれ以上ないくらいの理想的な里親様です。私たちも2年近くにおよぶ苦労がすべて吹き飛ぶ思いでした。

 

【都路わんこ】

 葛尾村の隣、田村市都路(みやこじ)地区も、原発被災地です。

 20㎞圏内の警戒区域に加え、30㎞圏内の住民も一時全域避難となりましたが、比較的放射線量が低かったので、早くから避難指示解除になり、多くの住民が戻っています。

 そこに住む高齢者が施設に入り、犬が3匹取り残されているということで、2015年初夏、当時「にゃんだーガード」のシェルター長をしていた、たけさんのところに連絡が入りました。

 

▲「ボクたち、親子なんだワン! お母ちゃん(左)と妹(真ん中)はいわき市ってところに一緒に行ったワン。ボクは二本松ってところに居るワン!」

 

 私たち「かつらお動物見守り隊」も、給餌のたびに散歩や小屋の掃除に一時期通っていました。最初は簡素な犬小屋に繋がれていた3匹でしたが、たけさんが立派な犬舎を作成してフリーにし、「かつらお動物見守り隊」の隊員が、3匹一緒に入れる犬小屋を作るなど、環境改善にも取り組みました。

 

▲犬小屋の屋根は上から開閉できる便利な形状。屋根に乗るのが大好きな3匹

 

 日々のお世話は少し離れた場所に住んでいる親戚の方が面倒みてくれてましたが、その方も高齢で、若くて元気な中型犬3匹の散歩はままなりません。

 人が大好きで、散歩が大好きな子たちなのに、ボランティアが行けるのはせいぜい1~2週間に1度。きっと一日千秋の思い出待っていたと思います。

 

 

 そうして1年余り、様々な人たちからの協力があり、3匹とも今は福島県内の里親さんの元で幸せに暮らしています。

 

 犬も猫も自分から幸せをつかみに行くことはできません。でも、関わった人間が真剣にその子が抱える問題に取り組み、導いてあげれば幸せになることはできます。

 

 私たちが保護犬にできるだけの治療やケアをしてあげられたのも、善意ある方々からの寄付があったからこそです。

 

 私たちは今後も一匹でも多くの犬猫を幸せにできるよう努力してまいります。どうぞ、応援よろしくお願いいたします。

 

 

 

リターン

1,000


alt

サンクスメール

ランチ1食分くらいならいいか、と思ってくださる方、よろしくお願いします。
サンクスメールをお送りします。

支援者
45人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

3,000


alt

サンクスメール

サンクスメールを送ります。リターンをお求めでない方、気軽に応援したいという方、よろしくお願いします。

支援者
67人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

5,000


alt

サンクスメール

サンクスメールを送ります。リターンをお求めでない方、よろしくお願いします。

支援者
52人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

10,000


ブロマイド1枚、チャリティグッズ1つ

ブロマイド1枚、チャリティグッズ1つ

猫たちのブロマイド1枚&チャリティグッズ(ポーチなど)1つを送ります。猫は福島の子たちです。チャリティグッズは支援者の方の手作りです。柄などはお任せください。
 

支援者
21人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

10,000


alt

サンクスメール

サンクスメールを送ります。リターン不要という方はこちらをいお選びください。

支援者
72人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

30,000


ブロマイド3枚&チャリティグッズ2つ

ブロマイド3枚&チャリティグッズ2つ

猫のブロマイド3枚&チャリティグッズ2つを送ります。猫は福島の子たちです。チャリティグッズは支援者の方の手作りです。柄などはお任せください。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

30,000


alt

サンクスメール

サンクスメールを送ります。リターン不要という方はこちらをお選びください。

支援者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

50,000


ブロマイド5枚&チャリティグッズ3つ

ブロマイド5枚&チャリティグッズ3つ

猫のブロマイド5枚&チャリティグッズ3つを送ります。猫は福島の子たちです。チャリティグッズは支援者の方の手作りです。柄などはお任せください。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

50,000


alt

サンクスメール

サンクスメールを送ります。リターン不要という方はこちらをお選びください。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

100,000


ブロマイド10枚&チャリティグッズ4つ

ブロマイド10枚&チャリティグッズ4つ

猫のブロマイド10枚&チャリティグッズ4つを送ります。猫は福島の子たちです。チャリティグッズは支援者の方の手作りです。柄などはお任せください。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

100,000


alt

サンクスメール

サンクスメールを送ります。リターン不要という方はこちらをお選びください。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

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