トイレットペーパーの恩返し

いつも沢山の励ましのメッセージ、拡散、サポート、そしてご支援をいただきありがとうございます。

 

総支援額: 74万3000円　

達成率: 57%

残り日数 12日となりました。

 

さて、今日は 少し不思議なお話をさせていただきたいと思います。

 

毎日 何気なく使用するトイレットペーパー。

 

皆様は トイレットペーパーやティッシュペーパーが一斉に日本中の店舗から消えたあの日のことを覚えておられるでしょうか？

 

たしか2020年の2月の末頃から3月にかけての出来事で もう5年も以前のことだと記憶しています。

 

私は当時、現在とは全く異なる仕事に従事しており、ある日の夜遅くに 空っぽになった商品棚の前に立ち尽くす ひとりの女性に出会いました。

 

いつも夜遅くまでお仕事をされていて やっと買い物に来れたのに トイレットペーパーが品切れで とてもとても困っておられるご様子でした。

 

日常生活に欠かせないトイレットペーパー。

どの店にも在庫がなくて 次の入荷は未定です。

この状況がいつまで続くのか みんなが不安な状態でした。

 

出勤時にまだ少しだけ在庫の残っていたトイレットペーパーを ひと袋だけ確保することができていた私は しばらくの葛藤の末、その方にお譲りすることに決めました。

 

なんということもない日常の光景で 私はその事をすっかり忘れていました。

 

5年の月日が流れて 今は全く異なる業種に従事しています。

 

ご一緒させていただくAさんという方とのお仕事が何故か とんとん拍子にうまく進む...ということが多々あります。

 

先日、偶然にAさんのご親戚の方とお顔を合わせることがありました。

 

その方は私を見て驚かれ 

「以前 〇〇におられた方ですよね？ ずっとお礼を言いたくてお探ししていました。私はあの日、トイレットペーパーを譲っていただいた者です。あの時は本当に助かりました。」と話されました。

 

本当に本当の偶然が重なっただけの話なのかもしれませんが 「やっとお礼が言えました」という言葉がありがたく 本当に心にしみました。

 

 この方が 何年もずっと温めてきてくださった『ありがとう』の気持ちが 私を良い方向へと導いてくれていた。まさにトイレットペーパーの恩返しだと 思わずにはいられません。

 

小さな親切、小さな思いやりは 必ず良い形となって戻ってきます。皆さまにも沢山の恩返しが届きますように。