普段のできごと①

ここの鍵を開けるのは8時30分前後。その日はとても冷え込む雨でした。体温計はエラーが出るほど、手が冷たくかじかんでいました。

空腹なのか、寒さなのか、イライラした様子で、下級生への暴力がとまらないその子。殴りかかろうとした瞬間、その子を包むように捕まえ、たずねました。どうしたの？って。

「別に」とその子。

「あの子のこと殴らないでよ。殴られたら、痛いんだよ」というと

「なんで？？？なんで殴っちゃいけないの？あいつが間違ってるから、殴って教えてる」って。

殴られて当然だ、と。

その子も、誰かにそんな風にされているのかな…

その子も、殴られていたあの子も、
どうしたら穏やかに、自然体で過ごせるのかな…

私たちが見ているものは、ほんの一部にすぎません。みんなが暖かくて、お腹いっぱいになりますように。

皆様、応援いただきありがとうございます。