『生命を預かる』ということ

いつも暖かい応援、サポート、そしてご支援をいただき ありがとうございます。

 

1月8日(水)

総支援額: 72万7000円

達成率: 55%
残り18日となりました。

 

年明けから伸び悩んでいますが、数字をのばせるように頑張ってゆきたいと思います。

 

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私が子供の頃、室内犬を飼っている人は少なく 「犬」といえば庭先に鎖で繋がれて犬小屋がおかれているのが普通の光景でした。

 

人間の食べ残しのご飯やお汁、昔のワンちゃん達はなんでも食べていて 暑い日も寒い日も元気に過ごしていたような気がします。

 

動物病院もまだ少なくて 病気をしても 怪我をしても「動物だから仕方がない」といわれていた時代でした。

 

犬、猫を取り巻く環境の変化を感じたのは 二十数年前に先住犬を迎えた時でした。「犬は屋内で飼育する」という考え方、犬や猫に与えてはいけない食べ物、病気の予防、ペット保険の普及、災害時の同伴避難のコンセプトの拡散、そして 動物医療のめざましい発展に伴い ワンちゃん、猫ちゃんの長寿化も進む時代を迎えました。

 

嬉しいことです。本当に嬉しいことなのです。

 

しかし、ここに理想と現実のギャップをみることが多々あります。

 

「うんちをするから嫌だ」 「噛むからダメだ」「吠えるから困る」「旅行にいけないから困る」…。という理由で飼育を放棄する人達。

 

犬も猫も他の動物達も生命ある生き物なのです。生きている限りご飯も食べ、排泄し、自分の気持ちを持っています。病気もするし歳もとります。ひとつひとつの個体に個性があり どれひとつとして同じ子なんていません。世間の理想やスタンダードに適合なんてしません。その子、その子に応じた飼い方、お世話の仕方をみつけてあげてあげることはできないでしょうか？

 

もっと悲しいのは 病気になっても治療をしない人がいること。「動物だから仕方ない。治療費にそれだけ払うんだったら、新しい犬買えるやん！」という言葉を時々耳にします。

 

うーん、何か違うなぁ…と思います。

この子達は「モノ」では無いんです。         「イキモノ」なんです。私達と同じ様に血がながれていて 心臓が動いているんです。

 

“壊れたから新しいものに取り替える”のではなく、壊れた部分をきちんと治して 末長く快適に暮らせるようにしてあげて欲しいのです。

 

治る病気の子、治らない病気の子。

短期間の投薬で治る子もいれば、一生薬を飲み続けなければならない子、高度な治療に進まなければならない子、手術をしなければならない子…。その子にどれだけの時間とお金を投資してあげられるかは 各ご家庭の事情によって異なると思います。しかし、 痛みや苦しみを少しでも和らげてあげることも その子に寄り添ってあげることも 飼い主さんにしかできないことだと思います。

 

動物達はおもちゃではありません。

生きていて 感情があり みんな 幸せに安心して暮らせることを望んでいます。

 

動物家族を迎えるということは 神様から生命を預かることです。縁あって出逢えた 小さな生命達がその生涯を精一杯生きてゆく事ができる様 大切に守ってあげてください。