ニホンミツバチ保護飼育のプロジェクト終了報告
こんにちは。
ニホンミツバチ保護飼育の運営資金協力をお願いしておりました佐々木です。
皆様のお陰さまで、プロジェクトは5月20日に成立終了いたしました。
多くの皆様にご理解とご支援をいただきました事に深く感謝いたします。
プロジェクト成立によりますご支援金におきましては、全額充填剤の購入及び備品の購入に宛てさせていただきます。
充填剤の使用場所は主に保護飼育巣箱の内部です。
ニホンミツバチ保護飼育巣箱の運用上懸案のうちの1つでありました巣箱内部でのスムシ、ダニ、アリ等の移動経路や隠れ場となる場所に石灰を主成分とした充填剤を施し、これによりニホンミツバチ達の繁栄を妨げる要因を1つ排除出来ます。
現在10ヶ所以上ありますニホンミツバチ保護飼育巣箱の日々のお世話及びデータ取り(記録)を行いながら、充填剤を主に施す胴箱へ週に数箱ずつ充填と乾燥の作業をやっている状況です。
ニホンミツバチは日本国の在来種のミツバチで、様々な理由により生息数が減少して来ていると推測されています。
外来種の西洋蜜蜂からのアカリンダニ感染による全国規模での日本蜜蜂の被害は記憶に新しく、これは現在進行形の事案でもあります。
更に各種農薬、殺虫剤、除草剤、側溝消毒剤などでも、保護飼育現場では目に見えて多数のニホンミツバチ達が死んでいってます。
これに大陸からの飛来汚染物質(PM2.5など)、
地球温暖化や現代生活の基盤であるエアコンその他の排熱放散による夏の高温化とその長期化など、
高温高熱にとても弱いニホンミツバチ達の巣にとって生存生息の脅かされる事態の悪化は確実に進んでしまっているようてす。
ただ、明るい材料もあります。
今年2020年6月28日の日曜日、朝7時のNHKニュースで、環境省が農薬の製造販売の審査の際、野生ハチ(ニホンミツバチ含む)へのリスク確認する方針固める、との報道がありました。
具体的には野生ハチへの影響を抑えるための基準値作りを実施されるようです。
農薬や殺虫剤、除草剤、側溝消毒剤による影響と思われる『蜂子捨て』(巣の中で体調崩したり死んだりしたサナギや幼虫を巣の外に捨てる行動)に日常的に悩まされ続けているニホンミツバチの保護飼育現場では、本当に念願の、待望の、切望していたニュースでした。
まだ実際には、この農薬の審査基準は制定も通達も、勿論実施もされてませんが、困難な中生きようとするニホンミツバチ達を痛めつけるばかりの現実の中、現状改善への希望の光だと思いました。
困難な見通しは、まだしばらくは続きそうですが、自分の手の届く範囲で誠実にニホンミツバチ達の為に保護飼育を続けていきます。
現在パソコンの調子悪くスマホからの入力で写真をいくつか掲示したかったのですが、問い合わせしました所スマホからは写真の貼付けは出来ないようで申し訳ありません。
プロジェクトページの新着情報の方に、保護飼育現場でないとなかなか見れないようなニホンミツバチ達の写真など多数貼らせていただいております。もし良かったらそちらを御覧いただければと思います。
このプロジェクトの実施中、readyfor担当者様の御教示を受けましてSNSを開始させていただきました。
ハチの事しかわからずスマホの操作すら覚束ない初老の自分に対し、辛抱強く丁寧にSNSを御教えいただいた事に大変感謝致します。
更にニホンミツバチ保護飼育のホームページも立ち上げる事が出来ました。
www.cerana.jp
↑↑ニホンミツバチ保護飼育のHPのアドレスです。
こちらのホームページからインスタグラムなどのSNSにも行けます。
末文になりますが、リターンの発送の方、7月中に順次全て発送すべく準備してます。よろしくお願いします。
皆様、本当にありがとうございました。
ニホンミツバチ保護飼育
佐々木 伸一