第3回シリア難民富山学校支援プロジェクト終了のご報告
第3回富山学校支援プロジェクト
日本製中古車椅子支援者の皆様へ
シリア難民富山学校のサリム・マゼンです。
皆様から多大なご支援をいただいた500台の日本製中古車椅子は、コロナウイルス感染拡大の影響で到着が大変遅れていましたが、去る10月10日ようやく無事にシリア難民キャンプに到着し、難民キャンプの必要な人たちに現地スタッフの手によって届けることができました。
今回のプロジェクトは、当初6月に船便で発送し、7月には現地の必要な人たちに届ける予定でしたが、コロナウイルス感染抑制のために出港が遅れ8月初旬となり、陸路でも多くの困難を乗り越えて現地に着いたのは10月10日になりました。
この間、ご支援くださった皆様にご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
数日前に、リターンの礼状と活動報告を発送させていただきました。
ここに改めて、皆様の温かいご支援とご理解に心より感謝申し上げます。
必要な人に車椅子を届ける現地スタッフ(写真1)
必要な人に車椅子を届ける現地スタッフ(写真2)
今回届けられた車椅子を受け取った少年
◆今回のプロジェクトでは、皆様からご支援いただいた資金で中古車椅子を300台、日本で調達させていただきました。当方の資金で調達した200台と合わせて500台をコンテナに満載して、船と陸路を経由してシリア難民キャンプの富山学校まで運びました。
◆プロジェクトページに載せた予算は下記のとおりでした。
1.中古車椅子500台購入費 150万円
2.コンテナ輸送費 50万円
3.事務費、リターン経費など 5万円
4.クラウドファウンディング手数料 11.9万円
合 計 216.9万円
実際には、2のコンテナ輸送費は、コロナウイルス感染の影響で保管費用などが生じて、予算をオーバーしました。また、3のリターン経費は皆様のご協力により少額に抑えることができました。感謝申し上げます。
大変略式ではありますが、これで会計報告とさせていただきます。
◆今回のプロジェクトは皆様からのご支援により成功裏に終えることができましたが、難民キャンプでの人々の厳しい生活は続いています。
次回のプロジェクトを計画しています。
皆様からの引き続きのご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
シリア難民富山学校
サリム・マゼン