【プロジェクト終了ご報告】旧丹波屋旅館調査・報告書作成完了
【御礼】
この度は「北海道中頓別町・築100年の登録有形文化財「旧丹波屋旅館」を未来へ」と題しましたクラウドファンディングを実行しまして、期間中は毎日支援状況に一喜一憂する毎日でした。ですが、日本全国の多くの皆様より多くのご支援を頂戴し、最終的に目標金額350万円を大きく上回る403.5万円が集まる結果となりました。改めまして心より感謝申しあげるとともに、多くの皆様にこのプロジェクトに興味をもっていただいたこと、旧丹波屋旅館和館・洋館を知ってもらったこと、また中頓別町及び小頓別地区を知ってもらったことを嬉しく思っております。心温まるメッセージも頂戴しました。
本当にどうもありがとうございました。
【結果のご報告】
プロジェクトの目的でありました旧丹波屋旅館の建物既存調査は、下記の日程で3回実行しました。
・2023/11/22〜23 ※(株)北海道インテック様による
3D計測装置を用いた建物スキャン調査
・2023/12/19〜21 ※(株)コンステック様による
実測・照合調査、構造部材の確認(和館小屋裏)、劣化度調査、柱の傾斜測定
・2023/12/20 ※(株)北海道インテック様による
3D計測装置を用いた建物スキャン調査(補足調査)
・2024/3/7〜8 ※(株)コンステック様による
構造部材、壁仕様の確認(仕上解体復旧作業実施)、仕上解体箇所の劣化度調査
以上3回にわけ行った調査をもとに、(株)コンステック様に耐震診断と建物補強案の検討をお願いしまして報告書を作成し、皆様には「旧丹波屋旅館和館・洋館 建物調査・耐震診断 報告書概要」として結果をご報告させていただきました。想像はしておりましたが、一部建物の傾きも目に見えてわくる建物は本調査によって、やはり著しい耐震性の低さが露わとなった結果となりました。
【支援金の収支報告】
皆様からいただきましたご支援金は、下記の内訳にて使用させていただきました。
(金額は全て税込です)
・建物3D調査費 495,000円
・建物詳細調査費 1,903,000円
・調査諸経費 28,752円
・リターン諸費用・諸経費 195,132円
・その他諸経費・手数料 772,775円
合計 3,394,659円
残りのご支援金につきましては、今後の旧丹波屋旅館保存のために適切に使用させていただきます。
【リターンの発送状況につきまして】
お約束させていただきました各リターンにつきましては、2024年3月31日に全て送付を完了しております。もしリターンが届いていないという方がいらっしゃいましたら、お手数ですが、ご連絡いただけますようお願いいたします。
また、ご支援者様のお名前一覧につきましては、当NPO法人のホームページに掲載させていただいておりますので、ご確認いただけますと幸いです。
https://www.kyutanbaya.jp/top/
【旧丹波屋旅館和館・洋館の今後について】
READYFORサイトを利用したクラウドファンディングプロジェクト「北海道中頓別町・築100年の登録有形文化財「旧丹波屋旅館」を未来へ」は、調査報告書作成を終え、これで一区切りとなります。今回の調査結果データをもとに旧丹波屋旅館の保存活用を進めて参りますが、建物の劣化状況を鑑みると前途多難と言わざるを得ません。ですが調査により建物の現況がはっきりとわかり、今後の補強・改修案を検討していくためのデータを得る貴重な機会となりました。皆様のおかげで、新たなるスタートラインに立つことが出来ました。
皆様からいただきました「旧丹波屋旅館を復活させてほしい!」「旧丹波屋旅館に行ってみたい!」「旧丹波屋旅館の中に入ってみたい!」等のお声に応えるべく、今後もNPOメンバー一丸となって旧丹波屋旅館の保存活用に取り込んで参りますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。
今後の活動につきましては、当NPO法人のSNS(Facebook、Instagram、X)やホームページでご報告して参ります。また当NPO法人では、随時ご寄付や会員募集を受け付けておりますので、詳細につきましてはホームページをご覧ください。
以上、今後ともお力添えいただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
NPO法人旧丹波屋旅館保存活用プロジェクト 事務局長 杉山