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成立

生命危機が迫る外傷患者を一人でも多く救う、研究・臨床の継続へ

生命危機が迫る外傷患者を一人でも多く救う、研究・臨床の継続へ

寄付総額

5,693,000

目標金額 5,000,000円

寄付者
188人
募集終了日
2020年6月8日
プロジェクトは成立しました!
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2021年08月06日 16:58

プロジェクト終了報告

Acute Care Surgeryを必要とする患者さんを一人でも多く救いたい、という思いからこのクラウドファンディングは始まりました。交通事故や労災など大きなけがをする人、緊急手術を必要とする患者さんがあとを絶ちません。こうした瀕死の患者さんを救命するためのAcute Care Surgeryの研究に569万円ものご支援をいただけたことに心から感謝申し上げます。お陰をもちましてこのご支援を研究に当てることができ、様々な成果を学会や論文として報告することができました。今回は、ご支援をいただきました資金により行われた研究の成果についてご報告いたします

 

研究成果

ハイブリッドERは外傷患者さんの輸血使用量を減少させる

Hybrid emergency rooms reduce the requirement of blood transfusion in patients with severe trauma (World J Emergency Surgery, 2021)

 

大量出血を生じた大きなけがの患者さんには迅速な治療が必要となります。近年開発されたハイブリッドER(救急室)というユニット(CTと手術を同時にできる治療室)の安全性と

臨床的な効果について検討を行いました。

通常のERで治療をされた患者さん1271名とハイブリッドERを使用した患者さん622名の2つのグループを比較検討しました。

結果:ハイブリッドERを使用することで来院からCT検査と手術開始までの時間は有意に短縮されることが判明し、同時にその安全性が確認されました。手術開始までの時間が短縮されることから、患者さんへ投与される輸血使用量が有意に減少することが分かりました。

研究の意義:これまで重症外傷患者さんに対して来院してすぐCT検査をすることは危険であるとされてきましたが、ハイブリッドERでの診療では、その危険性はなく安全であることが世界ではじめて証明されました。また患者さんを移動することなく手術が速やかに開始できることから、輸血使用量が減少するという臨床的効果があることが証明されました。ハイブリッドERを用いた治療は患者さんへのメリットがあることが示された研究結果でした。

 

外傷診療を担う医療者教育のためのシミュレーター開発

~蘇生的開胸術トレーニングシミュレーターの開発~

交通事故など大きなけがを負った患者さんは大量出血などで瀕死の状態となって搬送されることがあります。この場合、心停止を回避するなどの蘇生行為を行う際に、蘇生的開胸術という救命処置が行われます。この手技は一定のトレーニングを受けた医師でなければ正しく行うことができませんが、この救命のための手術処置手技を正しく行うためのトレーニング器機がこれまで存在しませんでした。そこでこうした優秀な外傷医を育てるため、蘇生的開胸術トレーニングシミュレーターの開発に着手しました。世界的に見ても本シミュレーターの開発は例がありません。心停止が発生した場合は迅速に胸部を開き開胸心マッサージという手技を行います。今回はまずこの手技をトレーニングするシミュレーターを開発しました。実際の心臓と同じ形状のモデルを使用し、適切な手技ができていたら血圧が維持されるようになっています。こうしたモデルの作成により全国の救急医や外科医の教育に活用されれば、救命される患者さんの増加につながるものと期待されます。今年の日本救急医学会にて学会発表の予定です。

 

 

ハイブリッドERでの外傷初期診療の新たな展開

第23回日本臨床救急医学会学術集会

ハイブリッドERを使用した外傷初期診療にどのような変化が生じるのかについて、岡助教が第23回日本臨床救急医学会学術集会のシンポジウムで発表しました。853名の外傷患者さんのうちハイブリッドERを使用した535例の解析により、従来のERで行われる超音波とX線検査と比較して、ハイブリッドERで行われるCTでの出血源検索の方が優位に時間を短縮することが明らかとなりました。ハイブリッドERにおけるCT検査は、外傷による出血源の検索を短時間で実施でき、止血術までの時間を短縮することが示されました。

 

外傷に対するドクターカーの有効性

第48回日本救急医学会学術集会 

外傷に特化したドクターカーを活用することで外傷患者の予後改善因子になるかについて解析し、第48回日本救急医学会学術集会にて岡助教がパネルディスカッションで発表しました。消防の救急車で搬送された334例(救急車群)と外傷ドクターカーで搬送された157例(ドクターカー群)を比較検討しました。緊急手術を必要とする症例では、病着から手術開始までの時間は、救急車群で53分、ドクターカー群で40分と有意に手術開始までを短縮していました。また一般に救命困難と考えられる症例(TRISS Ps<0.5)におけるドクターカーの生存率向上効果も示されました。外傷ドクターカーを有効に活用することで、手術開始までの時間を短縮し生存率向上が期待される結果となりました。

 

 

外傷蘇生センター整備の意義は何か?

~外傷死は本当に減っているのか?~

第48回日本救急医学会

我が国の交通事故死は減少しているものの、本当に日本の外傷死自体は減少しているのか? 外傷診療レベルは向上しているのか? という疑問に対して、政府統計を活用した解析結果を、渡部教授が第48回日本救急医学会学術集会のパネルディスカッションで発表しました。2019年の不慮の事故死は41,238人で、2000年の39,484人より増加していました。交通事故死は減少しているものの、転落、転倒、溺水、自然災害死は1.56~3.13倍へと増加していることを発表しました。外傷死が減少に転じていない現状を報告し、我が国にも欧米諸国が保有しているような外傷センターの整備が必要であることについて考察を加えて発表しました。

 

 

NCDから見えた我が国の外傷手術の実態

第120回日本外科学会学術集会

我が国には手術症例のデータベースが学会により構築されています。これまで我が国の外傷外科手術の実態については明らかにされていませんでした。本邦の手術データベースであるNCD(National Clinical Database)を用いて、我が国の外傷外科手術の実態を調査し、下条助教が第120回日本外科学会学術集会のサージカルフォーラムで発表いたしました。我が国で最も多く実施されている外傷外科手術は腸間膜損傷手術でした。また臓器損傷で致死率の高いとされる肝損傷の死亡率は約13%であることが示されました。あわせて当科の肝損傷手術死亡症例がないことも報告し、この実態に即した教育の重要性を報告いたしました。

 

その他、多くの上級演題での発表や一般口演、ポスター発表を行いました。詳細は下記の学会発表の一覧をご覧下さい。

 

 

現在進行中の研究

上記の他に進行中の研究として以下のようなものが進められています。

 

1.日本の防ぎ得る外傷死は減少いているのか?

~日本外傷データバンクによる統計解析~

 

2.重症外傷患者の手術開始までの時間短縮は患者予後を改善するか?

~日本外傷データバンクによる統計解析~

 

3.トラウマ・バイパスは外傷患者の生命予後を改善するか?

 

4.ショック患者のモニタリング指標としてのstroke volume variation (SVV)の作用メカニズムの解明

 

5.外傷創傷治癒の促進因子の検討(動物実験)

 

6.外傷およびAcute Care Surgeryにおけるopen abdomen managementの臨床的効果

 

7.ICTを活用した遠隔過疎地域の医療支援システムの構築

 

8.Mixed reality(複合現実)を活用した外傷診療支援と外傷教育システムの構築

 

9.AIを活用した外傷診療支援システムの開発

 

10.外傷性気胸におけるトパーズの効果検証

などなど

 

【収支報告】

ご支援をいただきました資金は全額下記の通り使用をいたしました。

学会参加費用 500,000円

実験器機購入費 3,469,005円

英文校正・論文投稿費用 500,000円

管理経費 284,650円

クラウドファンディング手数料 939,345円

合計 5,693,000円

 

リターンでお約束しておりました、研究成果の報告書を後ほどお送りいたします。
 

この度は本当にありがとうございました。

 

ギフト

3,000


alt

①領収証発行およびお礼状の送付 ※1
②進捗報告の活動報告冊子(PDFデータを電子メールにて送付)

※1 領収証は本クラウドファンディング成立後、2020年8~9月頃の発送予定

寄付者
54人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

10,000


alt

①領収証発行およびお礼状の送付 ※1
②進捗報告の活動報告冊子(冊子郵送)
③活動冊子にお名前掲載(希望者のみ)
④本学における研究成果報告会開催 ※2

※1 領収証は本クラウドファンディング成立後、2020年8~9月頃の発送予定
※2 研究成果報告会は2021年夏~秋頃を予定

寄付者
86人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

30,000


alt

①領収証発行およびお礼状の送付 ※1
②進捗報告の活動報告冊子(冊子郵送)
③活動冊子にお名前掲載(希望者のみ)
④本学における研究成果報告会開催 ※2
⑤報告会開催後にハイブリッドERおよびドクターカーの見学会を行います ※2

※1 領収証は本クラウドファンディング成立後、2020年8~9月頃の発送予定
※2 研究成果報告会は2021年夏~秋頃を予定

寄付者
24人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

50,000


alt

①領収証発行およびお礼状の送付 ※1
②進捗報告の活動報告冊子(冊子郵送)
③活動冊子にお名前掲載(希望者のみ)
④本学における研究成果報告会開催 ※2
⑤報告会開催後にハイブリッドERおよびドクターカーの見学会を行います ※2
⑥当医局HPに寄付者名掲載(個人のお名前のみ、法人名掲載不可) ※3

※1 領収証は本クラウドファンディング成立後、2020年8~9月頃の発送予定
※2 研究成果報告会は2021年夏~秋頃を予定
※3 掲載期間は1年間です

寄付者
13人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

100,000


alt

①領収証発行およびお礼状の送付 ※1
②進捗報告の活動報告冊子(冊子郵送)
③活動冊子にお名前掲載(希望者のみ)
④本学における研究成果報告会開催 ※2
⑤報告会開催後にハイブリッドERおよびドクターカーの見学会を行います ※2
⑥当医局HPに寄付者名掲載(★法人名も掲載可能) ※3

※1 領収証は本クラウドファンディング成立後、2020年8~9月頃の発送予定
※2 研究成果報告会は2021年夏~秋頃を予定
※3 掲載期間は1年間です

寄付者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

300,000


alt

①領収証発行およびお礼状の送付 ※1
②進捗報告の活動報告冊子(冊子郵送)
③活動冊子にお名前掲載(希望者のみ)
④本学における研究成果報告会開催 ※2
⑤報告会開催後にハイブリッドERおよびドクターカーの見学会を行います ※2
⑥当医局HPに寄付者名掲載(★法人名も掲載可能) ※3
⑦Acute Care Surgery講座研究室内に寄付者名掲載(小サイズ) ※3

※1 領収証は本クラウドファンディング成立後、2020年8~9月頃の発送予定
※2 研究成果報告会は2021年夏~秋頃を予定
※3 掲載期間は1年間です

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

500,000


alt

①領収証発行およびお礼状の送付 ※1
②進捗報告の活動報告冊子(冊子郵送)
③活動冊子にお名前掲載(希望者のみ)
④本学における研究成果報告会開催 ※2
⑤報告会開催後に研究室の見学会を行います ※2
⑥本学HPに寄付者名掲載(★法人名も掲載可能) ※3
⑦Acute Care Surgery講座研究室内に寄付者名掲載(中サイズ)
⑧ドクターカー(車外)に寄付者名掲載(中サイズ) ※3

※1 領収証は本クラウドファンディング成立後、2020年8~9月頃の発送予定
※2 研究成果報告会は2021年夏~秋頃を予定
※3 掲載期間は1年間です

寄付者
2人
在庫数
1
発送完了予定月
2021年8月

1,000,000


alt

①領収証発行およびお礼状の送付 ※1
②進捗報告の活動報告冊子(冊子郵送)
③活動冊子にお名前掲載(希望者のみ)
④本学における研究成果報告会開催 ※2
⑤報告会開催後にハイブリッドERおよびドクターカーの見学会を行います ※2
⑥当医局HPに寄付者名掲載(★法人名も掲載可能) ※3
⑦Acute Care Surgery講座研究室内に寄付者名掲載(大サイズ) ※3
⑧ドクターカー(車外)に寄付者名掲載(大サイズ) ※3

※1 領収証は本クラウドファンディング成立後、2020年8~9月頃の発送予定
※2 研究成果報告会は2021年夏~秋頃を予定
※3 掲載期間は1年間です

寄付者
1人
在庫数
1
発送完了予定月
2021年8月
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